MOMENT

October 15 [Wed], 2008, 23:40
 

連作短編集です。
相変わらず、主人公に個性がないです。
といっても、本多さんの作品の中ではってことだけど。

そして相変わらず、クサイ部分が多いけど、
あまり気になりませんでした

FACE
まさかどんでん返しがあるとは思いませんでした
きれいな話かと思いきや・・・。
でも正直、おじいさんのことを、こんなの偽善者のすることだ、
なんて思ってしまったひねくれ人間の私には、
非常に納得のいくひねり方でした
だから好きですね〜


WISH
ほろ苦い初恋の話かと思いきや・・・。
このどんでん返しは、あまり好きじゃないです
だって、1回会って好きになっただけの人に
フラれたからって、死ぬかちと無理が・・・。

でもラストには感動してしまいました


FIREFLY
これは普通でした。
寂しい話なのになんとなく優しい雰囲気があり、
良かったんだけど、内容は普通。


MOMENT
途中で飽きてきたけど、最後まで読んで良かったです。
あまり感動はしなかったけど、考えさせられる話でした
私は安楽死は賛成派なんですけど、主人公は反対派で。
考えは変わらないですけどね〜。
死ぬならやっぱ苦しまずに死にたいですし。
でも、その人を大切に思う人は少しでも長く生きて欲しいという
大切なら、苦しまずに死なせたいと思うもんじゃないのかな
私は、まだ大切な人を亡くしかけたことさえないので、
よくわかりませんが。難しいですね

でも、最後に主人公がこれまで興味なかった幼なじみの森野に
好意を持ち始めたのはどうかと思いました
なんか、終わらせ方どうしよ〜と悩んだ作者が、
悩んだ末に適当に締めちゃったように感じます。

真夜中の五分前

July 23 [Wed], 2008, 17:57
  

本多孝好はこれまでに3冊読んでいます。これで4冊目。
なんていうか・・・主人公に個性がないです
いや、個性はすごくあるんだけど、この作家さんの登場人物だと
思うと、またこういう人かぁ〜って感じ。

でも、私恋愛小説は嫌いだけど、この人のなら読めるな〜
無感情っていうか、なんていうか。くどい愛がないのかな
あっさりしてる感じ。
淡々としすぎてるんだけど、恋愛小説が苦手な私には逆にいいのかも。

side-Bはside-Aの続きみたいなもんです。
Bは読まなくても良かったかな、と思ってます
Aで完結してたら水穂のことがうやむやになってしまうので、
それはそれで不満なんだろうけど・・・笑

Bでは水穂のことを完結させているシーンに感動した
けど、それだけだったな
Aは適度に甘い恋愛小説って感じが良かったです
ホントにほんのり。
ただ、愛していたのかわからないと思う時点で、
愛していなかったと思うんだけどね〜
でも終わり方が好き

Bの一卵性の双子を見分けられなくなるとか、当人たち(双子)が
自分がどっちなのかわからなくなるとか、
そういうの正直うっとおしかった
双子は色々不思議なことが起こるとはよく言うけれど、
これはさすがにないだろ〜と思いました

でも、どうして双子の片方を好きなのか
という問いかけはおもしろかった
男の一卵性双生児の知り合いがいるけど、好きになったことはないし、
そういう対象として見たこともないから一度も考えたことないけど、
確かにどうしてだろう・・・と思った。
結局は確かな答えなんか書かれてはいないけど。

Aは気に入ったけどBは普通でした。
Aもすごくいいわけじゃないんだけど、なんとなく良かったです
ちょっと評価の難しい作品かもしれない

それにしても、主人公は仕事人間なのかと思いきや
あっさり辞めたり、何したいんだか最後まで不明な人でした。
でも、色んな人に「嫌い」と面と向かって言われていておもしろい。
「嫌い」面と向かって言えるような人ってどんな人だろう

Alone together

May 22 [Thu], 2008, 17:35
 

特殊な能力(作中の言葉では呪い)を持った柳瀬という男の話。

読みやすくて一気に読めるんだけど、
なんの話なのか、よくわからないです。
普通におもしろいんだけど。

他人の心とシンクロする(?)という特殊能力によって
人を救っていくのかと思いきや、あまり良い方向には
向かわなかったみたい
自分の汚い部分を受け入れることで前へ進める
というのはいいと思ったんですけどね〜

特殊な力を持ったことで悩んでいるようではあるけど、
文章がサラサラと淡々と流れていくので、
その苦悩も伝わってきません。
恋人がいなくても友達がいなくても、どうしようもなく
大丈夫だと普通に書かれてますしね
やせ我慢してる感じがあるわけでもなくて。

ただ、幻覚が見えるほど病んでいるようなので、
そう理解しろってことですかね・・・
自分で病んでいることに気付かないことが、
相当病んでいる事だって。
でも、自分が知らないことを幻覚が喋っちゃダメだろ

読んでてどうなるのか続きが気になったし、
おもしろいんだけど読後にモヤモヤが残りました
もっとちゃんとテーマを決めて書いて欲しいです。

ちなみに、短編で感じた文章のくどさはだいぶマシ
セリフとかはやっぱりキザというか、
自分に酔っちゃってる感じがありましたけどね

FINE DAYS

December 10 [Mon], 2007, 23:47
 

この作家はMISSINGに続き2作目


FINE DAYS
意味がよくわかりませんでした。
おもしろくなかった。セリフとか変だし
こんな高校生やだ。こんな喋りかたじゃモテないの当然(笑


イエスタデイズ
小説ではよくある話です。
現在は死の床についている親の過去を見てくるという。
でも、お涙ちょうだい的なストーリーでなかったのが
おもしろかったかどうかは別だけど。
セリフがキザじゃなければ・・・。


眠りのための暖かな場所
これは結構おもしろかったです
ラストにさしかかる辺りで現実離れしちゃったのが残念
あとやっぱセリフが変


シェード
買って損だったなぁ・・・
なんて考えがぶっ飛んだ話
これ、すっごくすっごくいい
終わり方も、ありがちなのにすっごくいい
読了したら売ろうと思ってたけど、この作品のために取っておくことにしました
早く続きが読みたくて読みたくてしょうがなかった
を感じました


シェード以外は・・・キザ読み苦しい(?)です。
はっきり言って☆が4つなのは最後のシェードが良かったからです


地の文でならちょっとくらいキザったらしくてもいいんだけど、
会話があまりにも不自然なのがとても気になりました
MISSINGは良かったんだけど、思い出すとセリフや文体は特に変わらないかな
同じような印象を受けたし。ストーリーや人物描写も似たのがあったり。

なのに評価が違うのは、やっぱり2作目だとこの文章はくどいのかも
多分こっちを先に読んでいたら、MISSINGもキザとかくどいという
印象を持ったかもしれません
でもシェードがあったから、また他の作品も読んでみようと思いました


自分の美学を追求する作家さんなのかも。
人間の脆さというか弱さを書くのはうまいなぁと思いました

MISSING

November 14 [Wed], 2007, 15:30
 

聞いたことある名前だし、表紙に惹かれて買ってみました
なんか最近短編が多いな〜私。



眠りの海
少年がどういう人物なのか、最初のほうでわかっちゃいました
伏線もわかりやすいし、タイトル見たら・・・ねぇ
両親が死ぬ原因となった子供だってことまではわかんなかったけど。
でもそれだからってガッカリすることもなく、最後まで楽しめました

元教師が教え子との交際の末、自殺・・・でも失敗・・・て内容です。


祈灯
これも途中でオチがわかっちゃったなぁ・・・
でも今までに読んだことのない感じでおもしろかったです

妹が死に、それを受け入れられず自分が妹になってしまった・・・
って感じの内容です。


蝉の証
悪くはないんだけど、この本の中で一番のめりこめませんでした
おばあちゃんのセリフとか沁みるのはあったんだけど
ストーリーとしてはいまいち


瑠璃
1番好きかな
でも1番感想書きにくいや(笑
大人になることへの葛藤なのかなぁ
他人と違う自分を求めすぎた
よくわかんないけど、好きです


彼の棲む場所
これは表面じゃわからない人間の恐ろしい内面を書きたかったのかなぁ
こんな人がいるなんて信じられない
でもサトウ君みたいな人はもっと信じられない
でもおもしろかった



全体的に文章がきれい透き通ってるというか。
ちょっとわかりにくい表現や、キザな表現が結構あります
私は気にならないもののほうが多かったですが。
他の作品も読んでみたいです
プロフィール
  • ニックネーム:みぃ
  • 性別:女性
  • 趣味:
    ・読書
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読書大好きです
最近本の好みが変わり、ミステリよりも文章を読んでいて楽しくなるものを好むようになりました。
文体重視というとちょっと違うような気もしますが、それに近い感じです(笑

画像隣の「」は一応評価です。
2009/4/7から今まで5段階評価だったのを6段階に変えました。

2009/6/16また変更
基本5段階評価で、「+」は半分の意味です。


好きな本を酷評していたりしたらすみませんです

ネタバレすることがあります。
未読の方は気をつけてください!!


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