発信 

August 30 [Mon], 2010, 17:56
親指が迷う
パネルを撫でるだけの
無駄な時間が過ぎて


選ぶ記号を
繋ぐ言葉を

紡がれる意思に変えたら


何も失わずに
届けば良いのに


期限切れの手紙は
今も出せないまま

結末のない物語の
ほんの一ページを
切り取っただけ




親指が惑う
無数の小さな衝撃で
生まれる波動


些細な嘘や
優しさの意味

約束で繋がれてる訳じゃない


何も失わずに
掴めたら良いのに


期待に鍵を掛けて
知らない振りをした

寄りかかる事に
戸惑いながら
その手を解けない






12:12 

August 22 [Sun], 2010, 12:12
光が角度を変えて
忘れていた傷跡を無邪気に照らすから

日差しに逆行するように
爪の先から冷たさが侵食してゆくの


感覚が消えたら
私のものじゃなくなってしまう
それだけが怖くて
体温を確かめていた


全て嘘なら
幸せかもしれないね



ほんの一振りで世界は壊れる
君の肯定で世界は造れる
目が覚めて
夢だと理解できたなら
私は笑える
きっと笑える





私の指先をすり抜けて
彼の尻尾は遠くに消えた

差し出した手も重力には逆らえなくて
ベッドの隅で
私は週末を待ってる


この部屋では
スイッチを切れば風は止むの

こぼれた涙は条件反射
命令に従ったまで


全て嘘なら
幸せになれたかもね


ほんの一振りで私は壊れる
君の否定で私は出来てる
夢が醒めて
現実を信じられたなら
私は笑える
きっと笑える



傷ひとつ無い 

February 25 [Thu], 2010, 21:45
些細な真実が
二人の世界を変えて
夢見心地な夢が覚めただけ


悲しいけれど
サヨナラなんだね


あなたに書いた手紙
出せなかった後悔も
滲んでいた言葉も
色褪せてしまうのだ
きっと



散る事のなかった花びらは
いつまでも
綺麗なまま
砕かれなかった言葉は
いつまでも
綺麗な幻想



そう思いこませて
せめて
可哀想なわたしの為




乾いた記憶を
呼び起こすには
たくさんの水が必要

だけども
雨は降らないでしょう


溶けて解けて
掛かっていた魔法も
跡形も無くなった



夢だったのだから
泣く事などないのです
空を見上げて
言い聞かせた
慰めてくれるのは私
最初から最後まで私しか
居ない



感化 

February 25 [Thu], 2010, 21:41

ただ嵌めこんでいくの
音に
無意味な言葉を無関係に
羅列して

それが楽しいから
音楽と呼ぶの


間違って押したボタンが
可笑しな言語を話すから
それがまた御愛敬


さっきまで
聴こえていた音なんて
とうに覚えていなくて
さっきまで
考えていた事なんて
微塵も残っていなくて
さっきまで
居た筈のあなたは
見えなくなっていたから


そんな気持ちを言葉に
使用しようって私用

そんな訳で今から行くわ
出来れば速いビートに
乗せたいななんて


3minutes 

November 26 [Thu], 2009, 4:25
前髪留めて、疾走準備
最短距離は混雑中

ヘッドフォンから流れる音は
ストリートシンガーに邪魔されて

和洋折衷なリズム
直訳したら
オカシなフレーズ
口ずさんだら
蹴っ飛ばして


競わせようったってダメ
思い通りにさせてあげない


予測不能な拍数で

三分間を無限ループ



不協和音が脳内濡らす
もっと誘って 前衛的に

発した台詞が
目の前でほどけるの


“愛無き”なんて
ポスターの彼は嘘ばっかり

摩擦熱が生んだ感情
大いに結構
勘違いしたまま進もう
標識は無視で



お迎えはマダ?
恥をかかせないで


無駄な改行は嫌い
あたしはあたしを見てない背中が好き




ラストオーダーでお願い

全部
全部

三分後にはなかった事にして




NAMELESS 

June 20 [Sat], 2009, 4:28
風が少しずつ冷たくなっていくね
こうやって寂しさは知らぬ間に
心の隙間に居座って
ふと気付いた時には愛着すら感じているんだ


いつだって
空っぽのスペースを埋めるのは
目に見えない“何か”なのさ


名前を付けて貰えるのは
現存する物質だけじゃないらしい

じゃぁこの感情に
どの様な呼び名を付けようか?



急に訪れた秋に
枯葉は哀しみを纏い
落ち行くのを待つばかり

季節の定理に沿っているだけのこと

なのにただ、
ただ単純に
切なさが込み上げるのです


空は広がるというけれど
何処へ向かっているの?
“空は一繋ぎ。この空の下、つながっているんだよ”

ならば今も
僕達は一緒だと云えるの?


そんな綺麗事で
慰められる程コドモじゃ
なくなってしまったんだね


だからって
痛い真実を直視するのは
怖いから

「痛みを知らないコドモ」よりも
「傷付いたオトナもどき」の方が
よっぽど厄介だ


この胸に居座る空虚にさえ握手を求めてしまうのさ



空席を作るのは嫌なんだ
ダミーでもかまわない


お願い出ていかないで

笑われたっていいよ

こんな要望
正直な本能


もう温い慰めでもいいから



お願い。



MeltDown 

June 15 [Mon], 2009, 3:47
カウントダウン
残された時間はあとどれくらい?
ひたすら落ちる砂時計
秒針は見えない


充電切れのケータイ
誰の声も届かない

ここにあるのは一つ
たった一つの鼓動だよ


高速を走る車達
無機質な光の粒のよう
残像が消えるその前に
向こう側まで連れ去ってよ



砂が落ちきるまで
許されていたいの
抱きしめた空虚が胸で泣いてる
闇に墜ちきるまえ
最後の瞳に映った
矛盾だらけの自分を嘲(わら)うよ





サーチライトが捜すその先は
僕ではない

的外れな滑稽さを誰もが求めてる


蛍光灯の光
痛いくらいで丁度いい
直視出来ない強さ
燃え盛るような氷点下


刺さるようなクラクション、
刹那、
いつか聴いた君の悲鳴のよう
蘇る記憶に酔いそう
そう、何もかも吐き出したい



砂が落ちきるまで
手を握っていたいの
繋いだそばから零れ落ちてく
闇に墜ちきるまえ
ラスト,(コンマ)xx秒の君の表情(かお)に
全てを悟って僕は行くんだ


見知らぬ言葉
初めての光景に
懐かしい感覚おぼえる
不思議だね
泣きそうになるの


君を抱いて
心地良い侵食、責めない

僕を抱いて
嘘なんて知らない、知らない



目の前で閉まる自動ドア
僕を感知しないセンサー
見えなくなる
視界の先まで
“確かめたいことがあるんだ”


砂が落ちきるまで
手を握って欲しいの
繋いだそばから零れ落ちても
闇に墜ちきるまえ
ラスト,(コンマ)xx秒の君の表情(かお)に
全てを悟って僕は行くんだ



another words ЁЯI
(music by 鏡音リン@炉心融解)

LOVELESS 

June 15 [Mon], 2009, 3:17

積み上げては崩して
組み立てては解かす

子どもの様に無邪気に
繰り返して


残酷な純粋さに
惹かれてしまったなら
責めることさえ
意味を持たない



壊れてしまう必然を
受け入れられるのは
罪悪感などとうに忘れた
汚れた胸で


愛と呪いを同じ唇で紡ぐ
美しき思想も
吐き出されれば只の記号

きらびやかな装飾品を
剥ぎ取れば
痛々しい本能



引き寄せたり突き放したり
嘘を足したり
情を引いたり
本音で割ったりしながら


最後がゼロになるように
言い訳がましくコントロール

痛みで自分を慰めて
防御だけは上手くなる


虚勢だって
張り続ければ体の一部
偽善者だって
自覚してるの

CATch me if U can 

April 22 [Wed], 2009, 4:11
キミの前でしか
こんな声で鳴かないし
キミの前以外で
こんな顔は見せないよ


そりゃボクだってね、
色んな顔を持ってるから

普段は気まぐれだとかドライなやつだって
思われてるかも知れないけど?

そんなトコが掴めなくていいネ、とか言われちゃうから
役得だよねなんて思ってる所がこれまた計算高くてイメージ通りでしょ


どっかのマヌケな忠犬さんとは違うからね
信用なんてされなくても
淋しくなんかないもんね

繋がれるよりは百倍マシさ
なんてったって羽が生えてる


軽い振りは自己防衛でも
甘えてるのは半分本音
半分演技、半分サービス

素直なようで天の邪鬼
捨て身だけど受け身は取れるよ
着脱自由なキャットモード



それなのにキミは
いつでも軽くあしらうだけ
プライドなんて
とっくにズタズタ


それでも
瞬時に出せる尖った牙や
柔らかに隠した鋭い爪は


最後までキミには使わないと誓おう




search for error 

March 05 [Thu], 2009, 3:45

こんなにも心細いのは

知らないベッドに寝ているからなのだろうか

やけに自分の鼓動が気になって

まるで独りきりだって主張するように
なにかを打ち消すように
鳴っているようで


悲しい?
苦しい?


打ち寄せる感情は
どのカテゴリーにも入らない
不思議な夜



ショウケースの中に入っている
けして触れないものを
あきらめの瞳で
眺めている
そんな気持ち



きっと

目が覚めたら
どこかの海の上


知らないベッドで
知らない朝を迎えるの




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