February 18 [Sat], 2006, 0:07
フランスに行ってきました。
こんな歳になって
初めての海外旅行でした。
ひとりです。
エアチケットをとり
ネットでホテルを探して予約。
こんなに馬鹿正直に
素直に
感じたままを
全部文字にするのは
今までの自分では考えられないのですけど
旅を終えて
そんなこともしてみたい気持ちになりました
とてもまっすぐです、いま。
日にちで追うのではなく
全日程をふりかえって
まとめてみました。
今おもうこと
今かきとどめたいこと。
だからこれは
誰でもなく
自分のための更新のようなものです。
7つにも
なっちゃったから
もしよろしければ
お暇なときに読んでね、シルブプレ。
追記:
フランスにいくにあたり
たくさんの人にアドバイスをいただきました。
どうもありがとうございました。
無事帰国しました!よ!
Merci !
February 18 [Sat], 2006, 0:06
思い立ってからは早かった
ひとりででも
今いくべきだって
初海外に
一人旅
フランスへ
英語も話せない
フランス語なんてさっぱりわからない
飛行機の乗り方も分からないのに
乗り継ぎもしなきゃならない
でもなんとかなるだろうなんて
自分の選択がかかえるハードルの数は
意外に多くて
そりゃ、みんな心配するよなぁ。
ま、だけど正直言って
それは帰って来てから気づいた事。
中途半端に知識があるより
ゼロのほうが思い切れるのかもしれない。
とにかく!
私はあれこれ行きたいところの調べものをして
いざ!よし!いってきます!
そんな具合で出かけたのだけど。
関空へのバスに滑り込みセーフ
座席についてバスが出たとたん
まだ暗いいつもの街が急にセンチメンタルに見えて来て
すごい不安の波が襲って来た。
「ほんとに行くの?大丈夫なの私?今ならまだ引き返せる!」なんて。
子供の頃
ほんとは怖いくせに
ハシャイでジェットコースターの列に並び
順番待ちをしてたときみたいな。
そんな気持ちだった。
複雑な胸のざわめき。
頭の中では
ずっと「おおはた雄一/Rambling」
怖くって泣きそうになった
今回の旅行でいちばん怖かったのはこの時
でも
無事搭乗手続きをしたことで
不安ゼロへ!
いきなり頭の中は
「ANATAKIKOU/幻想港町」
飛行機の中は全てがキラめいて見えたのです。
February 18 [Sat], 2006, 0:05
Je ne comprends rien
「さっぱりわからん」
ソウルで乗り継いでシャルルドゴール空港に到着
まずは空港から出れない!
モンパルナス駅に行くエールフランスバスが
どこから出てるのかが分からない!
見つけても
今度はチケット売り場が分からない!
フランス人に尋ねるということを初体験。
初・エクスキューズモー、ムーシュ?
汗かきましたが
これで度胸がついて
パリ市内でホテルを探すのに役立ちました。
ちなみにバスのチケットは乗る時に運転手さんから買うのでした。
バスを降りて次の
Je ne comprends rien
「さっぱりわからん」
ホテルの場所がわからず
寒い夜のモンパルナスで
地図を片手にウロウロ
聞いてはウロウロ
聞いてはウロウロ
スーツケースゴロゴロ
ウロウロゴロゴロ
ほんとはメトロに乗れば1駅だから良かったんだけど
エールフランスバスの停留所から歩ける距離だから選んだホテルだし
意地になって歩いたんです。
やっとホテルの前のPasteur大通りに出たとき
なんと目抜き通りの先に
ライトアップされたエッフェル塔が!
毎時刻ちょうどにはキラキラ点滅するのだけど
それにあたったのですよ。
エッフェル塔がウェルカムって言ってた!
感動の大波に乗ってホテル到着
ネットで予約した、まずまず安いホテル
とりあえず個室でシャワーがあればと思って選んだし
最悪コート着たまま寝ればいいやと思っていた。
だけど!
小さなホテルなのでフロントも親切だったし
予想外に素敵な部屋!
ドアをあけるとミントの香り!
「空調設備のある部屋もあります」だったのに
あたたかい!
エアコンらしきものは見当たらないけど、我が家よりあたたかい(笑)!
シャワーも清潔!
お湯も出る!
ベッドも広いー!
わー!きゃー!
朝目覚めて窓からの眺めに
また
わー!きゃー!
爽やかな気分!
Je ne comprends rien
「さっぱりわからん」だらけで
毎日くたくたになって帰ってきたけど
ひとばんで回復したのは
この部屋が快適だったからかも。
February 18 [Sat], 2006, 0:04
映画「リンダリンダリンダ」を見たときに
蒼い気持ちって万国共通なんだな、なんて思ったけど
何かを見て感じる事も
人の様子から感じる事も
ある程度みんな一緒なんだな。
パリの人はとても親切で
色々尋ねると、おじいさんでも片言の英語を駆使して教えてくれたり。
わたしが重いスーツケースを押していたら
同い年くらいの女子が手伝おうか?みたいに話しかけてくれたり。
表情や雰囲気で伝わる、言葉にしなくても伝わるサインがいっぱいある。
そのサインを勝手に拾って手を差し伸べてくれる、暖かさを肌で感じました。
それから
日本語圏でも英語圏でもないところに行って
マークの意味をすごく感じた。
たとえば空港のこのマーク
関空に居る時には
ただの可愛いイラストくらいに思っていたけど
シャルルドゴール空港にも同じようなマークがあって
そこに委ねられた情報がとても貴重で
言葉がわからなくても
左は「到着」右は「出発」だと、ハッキリわかる。
搭乗手続きや、出国手続きは右側のイラストのところに行けば良い。
すごいよね。
サインなんだね。
すごい。
こんなこと感じた事なかった。
かわいいだけじゃなくて機能性にも優れているんだね。
ちなみにこちらは非常口マーク。
なんか違うよね。
非常事態な感じがしない。
ちょっと楽しそうやん?
February 18 [Sat], 2006, 0:03

mignon!
「かわいい!」
パリは全てがきれいで可愛くて
なかなか写真を撮ろうという気持ちが起きなかった。
日本に居ると
カメラを向ける先には必ず特別なものがあって
パリではいつもなら素敵と思いそうな対象物が
全く特別な存在じゃないのです。
古い建物も
近代建築も
最近できたであろう建物も
ポスターも
看板も
石畳も
標識も
信号も
男の子も
女の子も
おじさんも
おばさんも
ぜんぶ素敵。
なんてったって
ポストが黄色に青のロゴなんだから。
なんだこれ。
mignon!
でもね
うわーっと盛り上がる感じではなく
とても居心地がよかった。
好きな家具を集めた部屋にいるかんじ。
やってることも日本にいるときと同じで
ずーっと散歩。
行きたいところにメトロで行き
そのまわりをぶらぶら。
気になった路地にはズンズン入る。
気づけばぜんぜんどこにいるのか分からない。
でも平気。
だってどこにいたって
結局はどこにいるのか分からないのだもの。
そう、自分で決めたルール。
絶対にガイドブックを持って出ないってこと。
行きたい美術館などを前の晩にガイドブックで決めて
最寄り駅と住所をノートにメモする。
あとは地図を片手に出かける。
その日に良く見て気になった単語は
夜、海外旅行会話本の裏についている簡単な単語集で調べる。
あぁ、これが言えたらって思った文章も
ノートにメモする。
日記を書いて、その日に使ったメトロチケットや
ミュゼのチケット、スーパーのレシート類も一緒に
封筒にいれて次の日の朝、大阪の自分宛に投函。
(ちょうど帰国したら1通目がポストに入ってた!)
すごく積極的な迷子です。
何度もフランス人に呼び止められて
道を尋ねられた(のだと思う)けど
実際まさにその瞬間わたしが迷子なわけで!
歩いた!歩いた!
通りの名前のプレートから地図をひくと
必ず何駅も離れたところだった。
場所を確認したら進路をだいたい決めてまたウロウロ。
必ず思った通りには歩けない。道路がまっすぐじゃないのです。
迷子への道、まっしぐら。
でも平気〜。
パンを買って食べながら
一日中歩いてました。
February 18 [Sat], 2006, 0:02
世界遺産モンサンミッシェル修道院は
今回の旅を思い立ったいちばんの目的の地
どうしてもここに今いきたくて
私は初めての海外旅行に
唐突に旅立ったのです
ひとりで
モンサンミッシェルは
潮が満ちると島に渡る道が途切れてしまうので(今はそんなことないですが)
なかなか辿り着けず、たくさんの巡礼者が海に沈んでしまったという修道院です。
そういうところです。
その地形を利用して、長い歴史の中では監獄として使われていた時代もあって
囚人がまわして荷物を運んだ滑車も残っています。
早起きして暗いうちにパリを発ったので
午前中には到着
静まり返る修道院の中
響き渡る自分の足音
胸の鼓動
階段を登る事で上がる息づかい
それらに耳をすますほど
神聖で荘厳な空気。
押しつぶされそうだった。
涙がじんわり滲んだ。
パリからのバスツアーで
日本人の群れが正午くらいにやってきて
15時くらいに帰って行った。
嵐の去った後のようだった。
あの人達は高いお金を払って何を感じたのだろう。
いや、いろんな楽しみ方があってよいと思いますが。
パリから日帰り旅行。
本当に素晴らしかったです。
パリでチケットを予約しにいくところから
いっぱい大変だったけど
それもよかったと思います。
思ってたとおりの時刻のTGVとバスが往復窓側で
ちゃんと買えたもん。あたし頑張った!
■モンサンミッシェル公式サイト
http://www.ot-montsaintmichel.com
February 18 [Sat], 2006, 0:01
ポンピドューセンターの中にある国立近代美術館は
企画展もふくめてとても刺激的でした。
真剣に見過ぎて、すんごい疲れた。
ブランクーシのアトリエも行けてよかった。
ピカソ美術館も。
すごいなぁって思うのは
子供がいっぱいいて、しかもみんな全然退屈そうじゃなくて
お父さんやお母さんとあれこれ言いながらちゃんと見てる!
そして、パレ・ド・トーキョーがすごかった!
なんかわかんないけど
フランスの人達のゲージツがバクハツしてる!
強烈でした。
アートが身近なのだなぁ
作品との距離が近い
美術館で写真とっていいし
例えばピカソの有名な絵と自分との間に
線をひかれなかったら
そりゃぁ何かの勢いで
自分のゲージツがバクハツすることもあるのかもよ。
そうそうパレ・ド・トーキョーには
偶然同じタイミングでパリに行っていた
digmeout cafeのパティシエのヒデ君と行きました。
昨日夜中テレビみた?なんて、どこにいても同じ話。
会っていきなり「なんでやねん」in Paris
これにはズッコケました。
February 18 [Sat], 2006, 0:00
買った物といえば
お土産とミュゼでパンフレット
安いって聞いていたので
いちおうセントジェームスには行ったのだけど(笑)
ユーロが強いので買えなかった。
自分へのお土産は
蚤の市で買った
1ユーロ(140円くらい)のピンバッチと
50サンチーム(1ユーロの半分)の
ぬいぐるみくらい。
仏語新聞で包んで
安物なのを誤魔化したつもり
だけどね
きれいごとのように聞こえるかもしれないけど
自分の経験したすべてのことが
何よりの自分へのお土産だって
本気で思える。
こんなこと思うなんて予想もしていなかった。
言葉がわからないうえに
ルールもわからないから
カフェのギャルソンやスーパーのレジ係に
馬鹿にされる。
でも、まず日本にいては出会えない
へこまない自分がいた。
(確実に馬鹿にされてるのが分かる場合と
この人笑顔で私の事バカにすること言ってんのかも
なんて深読みしてる場合があったけど)
そして
コリアのパスポートを持ちつつ
韓国語がさっぱりわからない自分
なのに
乗り継ぎのソウルで
なぜか韓国の人達が
急に家族みたいに思えた自分
(往路に感じたので、いわゆる
アジアの匂いに懐かしさを…の類いではない)
パリで出会った広瀬さんという
パリ在住17年の日本人男性の
「僕は日本人だけど、もう日本に馴染めない
だからといって、決してフランス人ではない」
という言葉に
「あぁ、私はきっと今、来るべきして単身パリに来たのだ」
なんて、見えない誰かの手の導きを感じる自分
イサムノグチや、自分の事を考えた。
いわゆる自分探しと言ってしまうと
とても薄っぺらい耳障りでイヤなんだけど。
広瀬さんの言葉を噛み締めてます。
「世の中にしてあげたいこと、人々に与えたいことは、全て自分から始まるもの」
確かにその通りだと思う。
でもきっと本当にこの文を自分のものとして消化するのには
もっと年月がかかるのでしょう。
わかるってこんなレベルの「わかる」じゃないはず。
とても実りある旅
地に足のついた旅だった。
行ってよかった!
また絶対いこう。
単純に、行きたかったのに行けなかったところも
たくさんあるしね!