「1950年のバックトス」北村薫

2010年10月20日(水) 18時17分
「1950年のバックトス」北村薫

1995年から2007年までに書かれた、
23編の短編集。










いやいや、さすが!

初めは、ちょっとホラー的な、、
なんか薄ら暗い雰囲気が続いて、
ちょっと古い文体調のもあったりして、
ラストらへんは、
いつもの感じでうならされちまった。

いくつか好きなの、、
と選んで感想書こうと思って読み返したら、
んーいくつかは選べない。
どれも、印象に残ってる。

でも、ひとつになら絞れる。


「ほたてステーキと鰻」

娘が大学に行きひとりになった牧子。
ひとりの寂しさと亡き親友を想う日々。


さらっと書かれる日常のエピソードに、
しっかりとした軸があって、無駄なものがないくらい、
いろんなことが自然に合わさっていく。

そこに挟まれる、グッとくる言葉。
イチバン好きなのは、
”人としての値打ち”のくだり、、、
こういうことをこういうふうに書かれたら、たまらん



桜庭さんの解説もいいな
そろそろ桜庭さんも読まないと!!



★★★☆☆ 501

今は、「名残り火」藤原伊織。


「紙魚家崩壊 九つの謎」北村薫

2010年05月06日(木) 19時57分
「紙魚家崩壊 九つの謎」北村薫

溶けていく/紙魚家崩壊/死と密室
/白い朝/サイコロ、コロコロ
/おにぎり、ぎりぎり/蝶/俺の席
新釈おとぎばなし

9編の短編集
ちょっと続きモノもアリ




なぜか読んでなかったコレ。

感想としては、、
北村さんの”ミステリー”に対する想いとか、
遊びゴコロ・楽しさは伝わってくるような気がするんだけど、
連作じゃないだけに、
ちょっと散漫な気がしてしまったかな〜
ミステリーマニアには、楽しい部分とかあったりするのかも?

いずれにしても、
オレが勝手に北村さんに求めている感じじゃなかったので、
残念だったなーーと勝手な感想。

読んでから時間経ってるのもあるけど、
これだ!
って印象に残ってるモノはないかな〜

記憶力ないなー
オレの脳は、主に何に使われてるんだろう(笑)



★★☆☆☆ 468

今は、「暗いところで待ち合わせ」乙一、
「1985年の奇跡」五十嵐貴久 を読み終わり、
「あのとき始まったことのすべて」中村航。

「ニッポン硬貨の謎」北村薫

2009年05月29日(金) 18時02分
「ニッポン硬貨の謎」北村薫

かの、エラリー・クイーンが
日本に来日した際にある事件に出会う。

クイーンの未発表原稿の翻訳という形で
北村さんが語るクイーン論と、
”五十円玉二十枚の謎”。


エラリー・クイーン生誕100年記念出版



いやー北村さんは、スゴイ。
それに尽きるな。

中盤までの小町さんが語るクイーン論。
あまりクイーンを読んでないから感動も薄いけれども、
なんだかその掘り下げ方が、んーなんともステキだった!
今更ながら、クイーン読みたいな〜と思った。

事件は、連続幼児殺人事件。
思わぬ形で関わることになった、クイーンが犯人に近づいてく。
そして、、
とその解決は、なんとも、なんともだけど。。。。(笑)
なんか、クイーンだからこそって雰囲気があって、
なんか、納得した。

そして、それに絡める”五十円玉二十枚の謎”。
若竹さんが掲げたこの謎まで、
ウマク料理するあたりすごいな〜〜
話の流れには乗ってるし、うむうむ。
元本も読んでみたくなったな!

さすが、北村さん。
他のも読まないとな〜〜
あと、再読もしたいなーーー



★★★★☆ 415

今は、「初恋温泉」吉田修一 を読み終わり、
「エンド・ゲーム」恩田陸。

「水に眠る」北村薫

2008年11月13日(木) 19時43分
「水に眠る」北村薫

恋愛小説/水に眠る/植物採集
くらげ/かとりせんこうはなび
矢が三つ/はるか/弟
ものがたり/かすかに痛い

いろんなタイプの10編の短編集。

と、11人の”贅沢な解説”アリ。




んーよかったな〜
北村さんらしい、穏やかな流れで10編。
ちょっと読み返してしまうような、
どういうことだったんだ?って感じのものもある。
そうかと思うと、
水がめくれる話とか、蚊と蝿が、人がくらげ、、、なんて、
ちょっと不思議な設定があるものもある。

印象に残ってるのは、
って、割りとどれも覚えてるなー
読み終わった後、
タイトルを観てどれだけ思い出せるかが、
オレにとっての、イイ短編のバロメーター。

あえて、あげるなら、

「くらげ」
 妻を亡くした男は、洗面器をかぶる無邪気な娘から、
 軽い気持ちで、ある製品の企画をだすのだが。。。

 妻を亡くした男の状況と
 自分が創った”自分の製品がつくりだす”社会。。
 切ない。
 
「ものがたり」
 妻の妹が受験のため家に滞在していたが、
 ほとんど顔を合わせていなかった。
 最終日、妻が出かけたあと妹が語った”ものがたり”は。。

 なかなかまどろっこしい話だけども、  
 なんだか、その隠し方とラストと、、なんかよかったな。


北村さん、他のも読まないとな〜
 


★★★☆☆ 374

今は、「フライ,ダディ,フライ」金城一紀 を読み終わり、
「凍」沢木耕太郎。

「野球の国のアリス」北村薫

2008年09月19日(金) 16時39分
「野球の国のアリス」北村薫

野球好きな少女アリスは、
チームのエースピッチャー!
ある日、
以前に取材を受けた新聞記者の宇佐木さん
が忙しそうに街を駆けていく。
事件かと好奇心に駆られたアリスは
後をつけて行くと。。。

講談社ミステリーランド



ひさびさの北村さん。
が、文字も大きくルビがたくさん。。
知らなかったんだけど、どうやら
ミステリーランドとはどうやら少年少女向けの側面もあるぽい。

そうだからか、「鏡の国のアリス」ぽく、
アリスは鏡の中に入って、、、という展開。
野球と、アリスの立場と、
微笑ましい友情があったりと、
まさに、少年少女にむけた物語になってたりする。
読者に語りかけるあたり、
北村さんの”先生”っぽさ出てるよな。

オレ的には、ちょっと軽すぎ。
だけど、まあこういうものだからと思うと。。。
北村さんの長編モノだから期待したんだけどな。
他に出てる、
「1950年のバックトス」「玻璃の天」
「ニッポン硬貨の謎」「紙魚家〜」
やら読もうかなー
オモシロイのかな〜?
他の方の感想でも見にいこう!



★★★☆☆ 356

今は、「銀河のワールドカップ」川端裕人 を読み終わり、
「蒲公英草紙」恩田陸。


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