熊沢の長嶺

July 04 [Mon], 2016, 18:10
技術の低い歯科医に当たってしまうと、せっかく埋入したインプラントが安定しなかったり外れたりする場合もあります。もちろんベテラン歯科医がオペしてもそういったことは起こりえますが、その確率の差は歴然です。万が一の場合に備えて保証制度があるのないのかは前もって確認しておいた方がいいでしょう。
インプラント治療のメリットはデメリットを凌駕します。自由診療のために費用がかさんでも、治療完了までの期間が2年を超えても、外科手術の必要性があっても、受けてみる価値があります。入れ歯やブリッジはなくした歯を外見だけでしか補ってはくれませんが、インプラントは噛むという歯の機能自体を取り戻すことができます。
インプラントにすることで、美味しい食事が味わえます。味は言うまでもなく、食材の食感や温度まで再び感じられるようになります。固くても平気で噛めますので、食べられなかったものも食べられるようになります。インプラントでは噛む力は入れ歯の4倍もあります。
インプラントは保険が効かないので、高額な治療費が必要です。でもだからといって、値段を基準にしてインプラントを選ぶようなマネは決してしないでください。実際の請求額と表示金額に違いがあったり、そもそも品質に大きな問題を抱えている場合もあります。インプラントを選ぶポイントは、第一に信頼できる歯科医かどうかをチェックすることです。
インプラントは1本からでも手術可能ですが、実際は数本の手術となるケースが多いです。高齢者がインプラントを希望する場合が多く、埋入しなければならないインプラントが1本ではないケースの方が圧倒的に多いからです。また、多くの歯が抜けている状態のことを多数歯欠損と言い、この場合にはall-on-4といった特別な方法が用いられます。
allon-4とは、多数歯欠損の方に行われるインプラント手術の最先端の技術です。従来の方法ではインプラント1本に対して歯も1本でしたが、all-on-4では4:16となります。片顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。インプラントの埋入本数によって、all-on-6などと呼ばれることもあります。
近年では歯医者さんでもインフォームドコンセントを徹底しているところが増えてきました。特にインプラントなどの治療費が高額になる自由診療を行っている歯科医院に多い傾向があります。外科手術というリスクと高い費用、すぐには終わらない長い治療期間を考えれば、患者側からしてみれば当然のことのようにも思えます。
インプラントの治療期間が長くなる理由としては、埋入したインプラントと顎の骨が結合するのを待つ必要があるからです。サイナスリフトなどの骨造成を行う場合は更に時間が必要となります。長い場合には治療期間が3年に渡ることもあるようですが、インプラント治療完了後には生活の質が一変します。
インプラントは失った歯を取り戻すための治療ですが、同じような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が使えますので安く済みますが、それ以上にデメリットの大きさが目立つことも事実です。どちらにも共通しているのは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、見た目だけだと歯は全部揃っているように見えます。ですがそれはあくまでも見せかけだけで、噛むという歯の本来の機能があるかと言えば、残念ながらそんなことはありません。外見だけを気にするのか、もしくは噛むという歯の機能を気にするのかは希望だけでは判断できないかもしれません。
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