自分は何のためにプログラムをしているのか

October 01 [Fri], 2010, 1:10
たいていの人は、同じ作業の繰り返しや、同じ作業では無かったとしても、誰にも認められない日々が続けば、徐々に明日への活力が低下していくだろう。私がその顕著な例だ。

突然だが高校3年生の時、私が進路に悩んでいた。そもそも趣味も無かったし、これといって将来の目標が無かったからだ。一応生徒会長のような役職をやらせてもらっていたが、私の学校はとてもじゃないが生徒の事を信用出来るような学校じゃなかったため、私がいくら学校の改善に努めようとしたところで、まさにのれんの腕押しだった。それも目標の欠如に一役買っていた気もする。
私がいい加減、生徒会長の仕事にやりがいを感じられず、不真面目な学校生活を送りつつ(生徒会長失格である)、一応進路に悩んでいると、小学生からの友人である A が私に言った。

「俺は、専門学校のゲームクリエータ専攻科に行こうと思ってるんだけど、お前も来ないか?」

私が今の専門学校に進学した理由は、まさに彼のこんな言葉によって決定されたのだった(流れに任せるにもほどがある)。だがこの言葉は、私にの人生の転機になったことは間違いない。それが良い方向に向かったかどうかは別として。

少なくとも、時間を巻き戻したいほど後悔してはいない。私の怠惰な毎日にひとつ、プログラミングという趣味が出来たからだ(学校で学んでいる事が趣味というのは、私としては良い事だと思っている)。
他にやる事が無かったのが幸いしてか、私はメキメキとプログラムの腕を上げた。少なくとも、同じ学校の人たちと比べれば。プログラミングの授業があれば私は質問を受け付ける係になっているし(約2名ほど困った人もいるが)、とある先生からの評価も高い(君なら出来るよ。などとありがたいお言葉をいただく)し、その評価に負けず私は良いものを作り上げてきたと自負している。

だが、他に趣味が無いということが私の学校生活を順風満帆にはしなかった。クラスメート達が趣味について語り合う中、私はプログラミングの技術についての話をしたがった。私は、自分にとって面白いプログラミングを、きっと周りの人たちも面白いと思っていると思い込んでいたのだ。だがクラスメート達はどうやら、プログラミングの勉強を第一にここに入学したわけでは無かったらしい。
彼らは、ただ堂々とgeek(オタク)な話が出来る仲間が欲しかった。というのが第一の理由だったようで、その話が出来ない私はいつの間にか、授業でコピペをし続けるクラスメート達との会話の機会が減っていった。

私は、恐れずに彼らと話をして、彼らの趣味を知り、自らその話題を話せるようになるべきだったのだ。だが当時の私の頭には「専門学校に来てるんだから、みんなやる気があるはずだ」という固定概念がこびりついてしまっていた。そして今となっては、早急に関係を戻すことはもはや手遅れだ。徐々に周りに染み込んでいくしかないだろう。

この様な人間関係の失敗の中で、だが私は独りでもプログラミングの勉強をし続けた。いつか彼らがプログラムに興味を持った時に、授業に周回遅れにされている彼らを追いつかせるために。というと恩着せがましいかもしれないが、本当に一年前の私は心からその為だけに勉強を続けてきた。


しかし、そんな私の考えは、現実というものの厳しさを教えられ、考え直しを余儀なくされる事となった。どうやら彼らは、本気で卒業するまで今のままの生活を続け、プログラムを学ぶ気が一切ないようだった。入学から一年以上経っているにも関わらず、いまだにHello Worldすら作れない人に対して「君、このままじゃ危ないよ。」と言った時に、彼らの内の一人が言った。

「適当に分かったようなこと言ってれば、どこか就職出来るでしょ。就職すればこっちのものだ。」

私は打ちひしがれた。就職しさえすれば一生安泰なんて、今の時代ではどこの業界でも通用しない夢物語というのが、私の思い描いていた、今の現実だ。だが彼らの現実は、平成生まれにも関わらず、どうやら昭和らしい。いや、もしかしたら私の現実が間違っているのかもしれない。そんなのはどちらでもいい。だが私は、彼らを授業に追いつかせるという目標を失った。

そこからの私は、まさにナマケモノ状態だった。毎日のようにプログラミングの技術を求め行っていた本屋に行かなくなり、ネットではひたすら某笑顔動画サイトを観る事しかしなくなった。
どうやら私はいつの間にか知識を漁ることの繰り返しに飽きていたらしい。そこでモチベーションを保つために、クラスメート達に教えるという遠い夢をみて、なんとか勉強を続けていられたらしい。だが、クラスメート達に凄いと思われたいという目標(きっと心の奥ではこう考えていたことだろう)が無くなり、知識の発掘という8割は無駄に終わる作業にも飽き(つまり趣味ではなくなってしまったということ)、私は今、何のために学校に行っているのかがわからなくなってきた。

毎日のように、面白くもない片道1時間30分以上を通い、学校では周りがゲーム、美少女、アニメの話題で大盛り上がり。私は愛想笑いを浮かべる事しかできない(話題になっていたものについて一つ、知識を得れば、その話題は既に「遅れている」のだ)。独学のしすぎで、既に出来る事しかやらない授業(それでも課題なので、それを作らないわけにはいかない)。


もし君がgeekな事に興味は無いが、プログラムの勉強を行う為に進学したいと考えている高校生なら、どうかこんな健気な馬鹿にならないように、クラスメート達の趣味に同調出来るような話術を学んでいてくれ。はたまた、軽いノリで言った言葉が、その後一切口をきかないような関係にさせてしまうかもしれないので、そこも気をつけていてくれ。
今まではある意味子供だったため、喧嘩したところで数日以内には仲直りしていたことも多かっただろうが、どうやら高校を卒業した後、人は一気に大人に(陰気に)なるらしい。おっと、これはまた極端な意見過ぎたかもしれない。


私の今の目標は、誰かと(クラスメートとは限らない)一緒にチーム制作をして、完成まで持っていくことだ。その時に恥ずかしくないくらいの技術を持つために勉強をしている。まあ、その「誰か」が私のもとに来るまでに何年かかることになるかは分からないが・・・


さて、
明確な目標が無い人間は、すぐに堕落してしまう。
長々と支離滅裂な事を書きはしたが、結果言いたいのはこれだけの事だ。私に文章力が無いせいで、上のような短い、誰もが分かっている教訓を伝えるだけで、こんなに長い時間をとらせてしまうことになったが、だが上の教訓を忘れないでいてほしい。そして常に、明確な目標を立てていてくれ。
P R
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