「THE 4TH KIND」 

January 03 [Sun], 2010, 0:19


2010年、1発目の映画。
他に見たいのはあったんだけど、上映時間の関係上これしかなかったのでやむ得ず。。



予告(you tube)で流れる男性が絶叫するショッキングな映像。
実際の記録映像だと謳っているんだけど、これ"フィクション"なんだよね。。
詳細を知らなかったので、ネットであらすじ程度は知っておこうと調べてたらネタバレしてしまって。。
「ブレアウィッチ」がそうだったようにリアリティーが肝であろう映画だけに興醒めだった。
展開自体もフックが弱く興味の持続が続かない。
開始20分程ですでに「あ〜、コレやっちゃったな。。」って感じで座席でダレてしまった。



唯一褒めるとすれば、本編(再現映像)に実際の記録映像(といわれているもの)を並列して見せる手法。
「ブレアウィッチ」以降作られた同様のフェイク・ドキュメントの中では新しい切り口だなと思った。

第三者の目撃や証拠VTRがあるにも関わらず、主人公の主張に一切聞く耳を持たず容疑をかける保安官の姿勢には首を傾げずにはいられなかった。
あと、何より心理学者の顔が超不気味!!
メイキャップのせいもあるだろうけど、よくまぁあんな顔の怖い人探して来たもんだなと。。


※ 評価 ★★★☆☆☆☆☆☆☆ 3点(10点満点)


[THE 4TH KIND]
http://wwws.warnerbros.co.jp/the4thkind/

「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」 

December 14 [Mon], 2009, 22:23


上野の森美術館まで「聖地チベット展」に行って参りました!!
大陸の仏像をこうやってまとめて見るのは今回が初めてかも。

  

やり過ぎ感溢れるおびただしい数の手、モンスターのようなルックス。
ヒンズーの影響が色濃く残っているせいか異形さが際立っていて、その他ポージング・持物など日本の仏像とはかなり趣が違い見るものどれもが新鮮!!
興奮しまくりでしたw
木像が多い日本に比べ金属製のものばかりで、ピッカピカに黄金に輝いてて眩しかったですw

  

白眉はやはりポスターにも採用されているカーラチャクラ父母仏立像
男女の仏が交わる仏像で、下から覗くと結合部までバッチリなディテールの懲りよう!!
これまでにも如意輪聖観音など艶めかしい仏像は見て来たけど、こちらのはより露骨な感じ。
それぞれが実践・智慧を象徴しており、一体化する事で悟りの世界に到達できるという。
なんともユニークな仏像ですw
他の展示もそうなんですが、日本に比べセクシャルな雰囲気が強い傾向がありますね。

  

仏像以外の展示品もなかなか興味深くて、僧侶の頭蓋骨で作られた法具、粘土に遺灰を混ぜて仏にかたどった奉納物なんてものもあって怪しく漂う呪術的な臭い。
そこかしこにドクロの装飾が目立ちました。
また、仏画に相当するタンカや教典に綴られた梵字のデザイン性の高さも目を見張るものがあって、非常に優れたものが多かったです。

  

チベットなんて一生行かないかも知れないので、見れて良かったなとw
仏像に興味はなくとも楽しめると思うのでこの機会にどうぞ!!


[聖地チベット展]
http://www.seichi-tibet.jp/

「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」 

November 04 [Wed], 2009, 8:38


世界中で盛り上がってる今、これはリアルタイムで体験しとくべきだなという事で新宿バルト9まで行って参りました!!
2週間の限定公開という事で、混雑を避けて今回は敢えてレイトショーで(上京して初めてかも)。
とはいえ、深夜にも関わらず会場は意外にもお客さんが多くて(結局半分くらい客席が埋まってた)大ヒットの噂を実感。
これが昼間だったらもっとすごい事になってるんだろうなぁ。



初っ端のアッパー・チューン「Wanna Be Startin' Somethin'」でもう画面に釘付け!!
心臓にボコボコ響くうねるようなベースラインがカッコイイ〜。
まず、びっくりさせられたのがマイケルのパフォーマンス!!
体調不良説がささやかれていた近年、ミュージック・アワードに出演してもダンスはおろか歌さえまともに歌わずにいた(高額チケットで話題になった日本のファン感謝イベントでもそうでした)ので、もうライブなんて無理なんだろうと思ってました。
しかし、映像に映る彼は50歳という年齢とブランクを全く感じさせないキレのある動きで、これまでの報道は一体何だったんだろう!?といった感じ。
ほんともう鳥肌モノで、改めて彼の凄さを思い知らされました。



ジャクソン5時代からこれまでのヒット曲が目白押しで、盛り上がること必至!!
やっぱり大音量の映画館はいいですね。
「ファイナル・カーテン、これが最後だ」と発言してた通りキャリアを総括する内容のライブで、最も好きな曲の一つ「Human Nature」が流れた時にはその美しいメロディーに心酔。
「Why , Why 〜」というフレーズが、まるで思いがけずこの世を去る事になったマイケルの悲痛な叫びに聞こえてあの瞬間はかなりジ〜ンと来ました。



時には彼が厳しくダメ出しする場面もありましたが、ステージで歌うマイケルを客席側で見ているダンサー達がファン同然に盛り上がってたりと(最も間近で彼のパフォーマンスが見れるんだからそりゃそうでしょう!!)スタッフ一同幸せそうで、とてもアットホームないい雰囲気でリハーサルが進行していたのが垣間見れます。
何よりマイケル本人がリラックスしてて、とても楽しそうにしてる姿が印象的でしたね。
女性コーラスとのスウィートなムードで魅せるバラード「I Just Can't Stop Loving You」では、周囲の冷やかしもあってリハーサルにも関わらず思わず熱が入ってしまい、歌い終えた後照れくさそうに言い訳する場面は微笑ましい光景でしたw



あくまでリハーサル映像なので本番のライブの模様は想像するしかないですが、大掛かりな演出がなされておりさぞかし凄いものになってたんだろうなと実現しなかったのが残念でなりません。
思い半ばでこの世を去ったマイケルの無念さは計り知れないものがあります。
本人にとっては不本意でしょうが、この映像を通じて彼の最後のパフォーマンスを見届ける事がせめてもの供養になるんじゃないでしょうか。
エンドロール時に、「彼はもうこの世にはいないんだ」というなんとも言えない寂しさに襲われました。



上映中(後)に会場から拍手が起きたりと普段の映画館とは違った雰囲気で、彼を讃える暖かい空気に満ちているというんでしょうか。
こういった事は初めての体験でした。
混雑を避けたと言いましたが、これは逆になるべく多くの人がいる状態で見た方がライブっぽくてより楽しいと思います。
海外だとおそらく会場は大騒ぎなんでしょうねw
確かにあんなパフォーマンスを見せられたら、じっとしてられないのは当然かなと。
外国人の多そうな六本木までもう一回位見に行こうかななんて思ってマスw
大ヒットを受けて公開期間が延長されるそうなんで、まだ見てない方はぜひ!!


※ 評価 ★★★★★★★★☆☆ 8点(10点満点)



[マイケル・ジャクソン THIS IS IT]
http://www.sonypictures.jp/movies/michaeljacksonthisisit/

「トランスフォーマー/リベンジ」 

October 12 [Mon], 2009, 11:27


今夏見逃した「トランスフォーマー/リベンジ」が再上映(しかもIMAXで!!)という事で、川崎まで行って参りました。
IMAX版の見れる映画館は日本でわずか3館だけらしく、噂の超大型スクリーンとは一体どんなものなのか非常に楽しみでした。



料金は2000円と通常よりちょい高め。
入場して早速スクリーンを確認してみると、確かに大きいけど想像してた程ではない感じ。。
まぁ、こんなものかと席に着いたんですが、いざ上映が始まってみるとその違いは歴然!
映画の世界に入り込んだような臨場感とはこの事かと。
視界が全てスクリーンで覆われて、これまで味わった事のない感覚でした。
普段最後列に座る事が多いんですが、今回はスタッフの方の勧めでど真ん中の列だったので余計にその差を感じましたね。



物語の方はド派手なバトル・シーンの連続で、IMAXにはもってこいの内容!
スクリーンのサイズ感がまさに実物のトランスフォーマーを見上げてるような感じで良かったです。
ガチャガチャと変身するシーンは何度見ても飽きないですねw
よくもまぁあんな複雑な動きのCGを作れるもんだなぁと、そのクオリティーの高さに脱帽。
エンドロールを見るとCGスタッフの数がやはりハンパじゃなかったですね。
個人的には超巨大トランスフォーマーデバステーターの合体シーンに上がりましたw



ラスボスのザ・フォールンがあっさりやられたりとストーリー的に物足りなさはあるものの、この迫力の映像だけで十分満足な作品。
でも、3時間このテンションだとさすがに後半はちょっと疲れました。。



あと、ヒロインのミーガン・フォックスが無駄にエロいのは何なんでしょう?
子供も見に行くだろうに大丈夫なのかなぁ。
ラストに軽くキス・シーンがある程度で特に濃厚なカラミのシーンがある訳じゃないんですが、佇まいがプレイメイトっぽくてフェロモン出まくりでしたw
アンジェリーナ・ジョリーとよく比較されるようですが、エキゾチックな顔立ちといいマッチョな雰囲気といい確かによく似てます。
あのエンディングだとまた続編がありそうですね。



初体験のIMAXでしたが、その迫力もさることながら映像が非常にクリアでキレイだったのが印象的でした。
一度体験すると普通の映画館では物足りなくなってしまいそうな気がします。
料金がやや高めなのも納得。
ただ、スクリーンがデカイ分、字幕を追うのに目の動きも大きくなるので負担に感じました(普段後ろの列に座る理由の一つがコレ)。
これは通常の映画館で前の方で見る場合にも言える事でしょうが、映像に集中したい場合は吹き替え版の方がいいのかも。
字幕なしで英語が理解出来るのが一番いいんですけどね。



12月には「タイタニック」以来実に12年ぶり(!!)の新作となるジェームズ・キャメロン監督の「アバター」が公開されるという事で(またこの映像がとんでもない!!)、今度は3Dでの上映を初体験しにまた足を運ぼうと思ってます。


※ 評価 ★★★★★★★★☆☆ 8点(10点満点)



[IMAX]
http://109cinemas.net/imax/

[トランスフォーマー/リベンジ]
http://www.tf-revenge.jp/

「しんぼる」 

October 04 [Sun], 2009, 9:54


松っちゃん監督2作目。
前作は見終わった後、「映画を舐めてんのか!!」と怒りの感情がこみ上げて来た程だったので、今回はあまり期待せずに臨んだ。
結論から言うと、映画館でわざわざ見るまでもない作品でした。。
最低だと思った「大日本人」の方がまだましな気さえして来た。。

物語はメキシコを舞台にした中年プロレスラーと白い部屋に閉じ込められた松っちゃん扮する男の話が交互に語られる。
冒頭のメキシコのパートを見て、「今回はちゃんと映画っぽい作りになってるなぁ」と一瞬期待したんだけど、松っちゃんのパートを見ると結局コントな感じ。。
かつて「VISUALBUM」に収録されてたヤクザが男をリンチするネタ(ぶん殴ると体内からビデオカセットやらいろんなモノが出てくるアレ)を発展させたような話で、 それなりに笑える瞬間はあったけど、あの展開が90分続くのは正直しんどかった。。
映画的な物語の進展がないまま延々同じようなネタを見せられても飽きてくるんですよね。



松っちゃんとプロレスラーの2つの世界が最後どういう風に絡むのかずっと気になってたんだけど、延々引っ張っといてオチがアレでしょ!?
前フリが長すぎ!!
その「エェ〜〜ッ!!」ってガッカリ感も含め予想を裏切るという意味では狙い通りなのかもしれないけど、その下らなさに今回もバカにされたような感覚になった。
後半の宗教的な展開(長髪&ヒゲがlike麻原!!笑)の飛躍ぶりにはちょっと戸惑ったけど、世界中のあらゆる出来事はあんな小汚いおっさんの行動によって引き起こされているんだというシュールな発想はいかにも松っちゃんらしいセンスだなと。



前作の流れを踏まえ、「これは映画じゃなくコントなんだ」とワンランク下げたスタンスで見てたけど、それでも微妙な評価と言わざるを得ない。。
仮にコントだとしても90分もかけてやる内容じゃない。
松っちゃんからすれば、映画はテレビに比べ規制も少なく予算も遥かに高額で、現時点では自分のイメージを忠実に映像化出来る格好の表現媒体なのかも知れない。
けど、コントがやりたいのであれば先にも述べたような理由から映画という形式は向いてない気がするなぁ。
「VISUALBUM」のような形で作品をリリースするのがベストだと思う。



単に表現の場を求めてという理由だけでなく、日本で頂点を極めた松っちゃんが次なる野望として本気で世界と勝負するために映画というジャンルに手を出したのであれば、 これまでのTVの延長のような作風ではなく、それなりに映画的な表現方法や内容でないと映画ファンの反感を買うだけだと思う。
お客さんは時間を作ってわざわざ会場まで足を運んでお金まで払って見に来てるんだから。
また、言い回しのおもしろさなんかは世界では通じない訳で、そこら辺改める必要があると思う。
「笑いは発想だ」とかつて著書で書いていたけど、発想で勝負するなら松っちゃん本人は無理に出なくてもいいんじゃないかなぁ(当初出演するつもりはなかったけど、会社側の許可が出なかったって話もありますが)。
どうしても日本人を起用しなければならないのなら、自分は板尾さんを強くプッシュしたい!!
一切セリフはなくともあの何とも言えない存在感は海外の人も感じ取れると思うし、面白そうなのが出来る気がします。


※ 評価 ★★★★☆☆☆☆☆☆ 4点(10点満点)

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」 

July 17 [Fri], 2009, 12:18


冒頭から新キャラ、マリの登場でテンション↑!!
いよいよTVシリーズとは異なる新たなストーリーが始まるのかと思うと何とも言えない興奮を覚えた。
ガンタンクのような仮設5号機のメカニカルなデザインに惚れ惚れ!!
でも、あっという間に大破してしまったので、もうちょっと見たかったなぁというのが正直な所。
根っからの戦闘好きで、驚きの裏モード”ビースト”を駆使するなどかなり危険人物な香りの彼女。
エヴァに乗る目的は一体何なのか?謎めいた部分が多いだけに要注目のキャラだ。



アスカリョウジなどお馴染みの役者が出揃って一層賑やかさが増した今作。
戦闘シーン満載で見ごたえ十分!!
今回特に敵キャラである使徒のデザインが斬新で、アスカが戦ったあの振り子時計のような使徒は不気味さが際立っててかなり気持悪かった。



TVシリーズとの大きな変更点は、3号機のテストパイロットがトウジからアスカになり、リョウジが持ち帰るアダムネブカドネザルの鍵になってる所。
シンジ、レイ、アスカ三者間の恋愛色が濃くなってて、レイの性格が随分明るくなってるのが印象的だった。
アスカもそれほど嫌味なキャラじゃなくなってましたね。
あと、今回はやたらサービス・カットが目立ってた気がして、特にエロを期待して見てる訳ではないので「こんなの好きでしょ?」っていう制作サイドのいかにも明らさまに狙った感じに若干拒否反応を覚えた。
とはいえ、そういうシーンがあると「おっ!!」とつい反応してしまうのも正直な所でその辺りジレンマでしたw



物語は一気にクライマックスへと駆け足で進んで行った感があって、慌しくてちょっと置いてかれそうだった。
各々の心の闇の部分の描写が希薄になってるのは映画という尺の関係上やむを得ないんだろうけど、その分TVシリーズに比べ深みが失われてるような気がしました。
これは登場人物の多さにも原因があると思う。
目新しさという点でマリの登場は嬉しいんだけど、強気な性格はアスカとかぶるし正直必要だったのかな?と疑問が残る。
トウジが現時点では完全に端役になってしまってるもの。
こうして見比べてみると”序”の方は大人しい印象だけど、物語としてはまとまってたように思います。



みるみるたくましくなって行くシンジの姿に目頭が熱くなった。
初号機が神の領域に達するなどその展開の凄まじさに呆然!!
いよいよカヲルの出番も増えるだろうし、今後マリがどういう風に物語に絡んで行くのかも非常に気になる所。
予告ではまさかの8号機の登場とあって続編がとても待ち遠しい!!
また数年待たされるかと思うと歯痒いですね。
と同時に「次で終わっちゃうのか」という寂しさもあって複雑な心境。
内容が濃かったので、おさらいしにもう一度足を運ぼうかなと思ってます。


※ 評価 ★★★★★★★★★☆ 9点(10点満点)


[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破]
http://www.evangelion.co.jp/

「国宝 阿修羅展」 

June 10 [Wed], 2009, 3:09


本来ならばゴールデン・ウィーク明けの落ち着いた頃に見に行く予定だった阿修羅展
思いがけず仕事が忙しくなってしまい伸び伸びになってた所、最終日前日というギリギリのタイミングでようやく見に行く事が出来ました。

実はこの数日前に一度会場に足を運んでるんだけど、数百メートルにも及ぶ行列で入場制限がかかっており、2時間待ちだというのでその日は断念。
始まってすでに2ヶ月も経つというのに未だこんな状態だとは完全に想定外でした。
報道によると来場者は80万人を突破し、東京国立博物館においてモナ・リザ展(150万人)、ツタンカーメン展(129万人)に次ぐ歴代3位の動員記録との事。
同博物館の日本美術の展覧会としては史上最多だそう。
余程プロモーションがうまく行ってるんだろうか。すごい人気です。

朝一だとまだ比較的空いてるという事だったので、出直した当日は開場の30分前に現場に到着。
しかし、その時点でもすでに100メートル程の行列が出来てました。
巷では最近仏像ブームだという噂を聞いてたけど、実際そうなんだろうなと初めて実感。
今回は早めに行ったおかげで、並んで30分程で入場出来ました。



会場に入ると展示の前はやや混雑してる状態。
この調子だと時間がズレる程さらなる人だかりで見づらくなりそうだったので、大して興味もない前半の出土品などはスルーし、すぐさま八部衆の展示ゾーンへと直行。
この八部衆っていうのが、蛇や獅子などを身にまとっててそれぞれ特徴があってユニークなんですよね。
中でも迦楼羅の出来は素晴らしかったw
「14歳」チキン・ジョージに似ててちょっと不気味な感じなんだけど、人間っぽさもあって不思議な仏像だなぁとしばらく見入ってました。

 

そして、いよいよメインの阿修羅像
傾斜のある通路をくぐるとその姿が見えて来たんだけど、一目見ただけで他の仏像と比べ圧倒的に存在感が違ってて、みんなが惚れ込むのも納得の出来栄え。
実は昨年の3度目の京都・奈良旅行で興福寺を訪れた際に一度対面してるんだけど、そこではガラスケースに入った状態の味気ない展示の仕方でした。
今回はちゃんとライトアップされてて、一層神秘的に見えましたね。
合掌した手を含む6本の腕の配置・バランスが抜群に良い。
その凛々しい姿を360°ぐるっと大勢の人々が囲んでる光景もかなり異様でしたw
まるでステージに立つボーカルを前にファンが総立ちになってるライブ会場のような雰囲気。
横に付いてる顔を別の角度から見るとまた印象が違って見えて、貴重な体験でした。



最後のゾーンでは康慶作の四天王が展示してあったんですが、これがまた良く出来てました。
台座を含めると3メートル程の見上げるようなかなりの大きさで、ボディーも肉厚で重量感たっぷり。
荒々しいデザインといいサイズ感といい、今まで見て来た四天王の中では一番いい出来だったんじゃないかな。
これまでの四天王は自分の身長と同じ位のサイズが多かったですが、やはり仏の世界を守る役割なのでこれ位大きい方がいいですね。
まるで実物がそこにいるかのようなとてもリアルな迫力がありました。

といった内容だった今回の阿修羅展。
なかなかいい仏像が揃ってて見に行った甲斐がありました。
ただ、博物館にはもうちょっとゆっくり見れる環境を整えてほしかったなと。
特に阿修羅の展示ゾーンは360°見れるのはいいんですが、人の流れが滞ってしまう状態だったので進路を工夫した方が良かったように思います。
せっかく見に行ってるのにスタッフの人に煽られるような感じでしたからね。

あと、残念だったのが今回も八部衆が全員揃ってる所を見れなかった事。
2体が4月中旬までの公開だったらしく、また次回へ持ち越しとなりました。
八部衆が全員横一列に配置されてる光景っていうのを一度見てみたいですね。

そして帰り際、会場前を見ると行列はさらに伸びてすごい事になってました。
これだけ人が入るならさらに展示期間延長してもいいんじゃないかなぁ。


[国宝 阿修羅展]
http://www.asahi.com/ashura/

「WATCHMEN」 

April 23 [Thu], 2009, 9:22


公開前から非常に楽しみにしてた映画「WATCHMEN」を鑑賞。
監督の過去作「300」や原作本もチェックし予習はバッチリ!!
しかし、興行ランキングを見てみるととてもヒットしてるとは言い難く、この映画に対する注目度に世間とのズレを感じました。。



原作を読んだ方ならおわかりでしょうが、「あっ、これはあのコマの場面だ!!」といった風に物語の絵が忠実に再現されてるのでそこにまず感動!!
ロールシャッハの覆面のパターンがウネウネ動く様子なんか堪らなかったですねw 
「よくぞここまでやってくれました!!」と言いたい。
原作を実写化した場合によくあるイメージとの食い違いによるガッカリ感はなかったです。
最近で言えば「ドラゴンボール」がそうですが予告を見る限り、原作とは全く別モノですからね。
各登場人物の回想シーンを交えつつ、ヒーロー狩りの犯人は誰なのかと物語は進行していくんだけど、数あるエピソードをほぼ網羅しており、そこをうまくまとめ上げた手腕は見事だなぁと思いました。



映像的にはほんと文句なしなんですが、果たして映画全体としての出来はどうだったかと言われると正直微妙な感じ。。
「スパイダーマン」「スーパーマン」などアクション中心の一連のヒーロー物と違い、彼らの人間的な部分に焦点を当てた物語なので、どうしても地味な展開になってしまうんですよね。
暗く重苦しい時間帯がしばらく続くので、もどかしい気分でした。
そもそも映画向きの話ではなかったのかなぁ。
そんな中、アクション・シーンになるとパッと画面が映えるので、やっぱりヒーローはこういう派手に戦ってる姿が魅力的だし一番見たい所だよなぁと再認識。
メリハリを付けるためか、映画版では暴力描写がだいぶ過激になってましたね。



また、暴動が起きた理由、キーン条約が制定されるに至った背景など物語の中でヒーローが置かれている状況が原作を読んでない人にはわかりにくい気がしました(特にオープニングの映像は読んでる人といない人で感慨が全然違うと思います)。
この原作っていうのが政治・歴史・科学・芸術などあらゆる要素を含んだかつてない情報量なので(詳しくはコチラ→「原作コミック解説」)、それを全部説明して行くのは当然不可能だし、やむを得ない部分もあるんでしょうが。
最終戦争が迫っているという終末観も映画版では薄く感じたし、オジマンディアスがただの悪役にしか見えず、本来のキャラとちょっとニュアンスが違ってたように思います。



冷戦下の緊張状態にある物語の状況は、汲み取ってやれば現在の北朝鮮やテロの脅威の事を示していると言えるだろうけど、監督はそういった社会的メッセージ云々より、とにかくこの漫画が大好きで自分の手で映像化したかったんだろうなという気がしました。
2時間43分、正直長かった。。 
雰囲気的に「ダークナイト」に似てますが、面白さでいうとあっちの方が上かな。
とはいえ、かつてテリー・ギリアムも断念したというこの漫画の実写化を実現させた功績は称えたいと思います。


※ 評価 ★★★★★★★☆☆☆ 7点(10点満点)


[WATCHMEN公式サイト]
http://www.watchmenmovie.co.uk/intl/jp/


[WATCHMEN原作コミック解説サイト]
http://planetcomicsjp-watch-the-watchmen.blogspot.com/

「平泉〜みちのくの浄土〜」展 

April 17 [Fri], 2009, 4:03


続いては平泉展

会場は世田谷美術館と近所だったので、最近ゲットしたチャリンコで向かう。
天気も良かったので気持ち良かったw

このイベントでの注目は中尊寺金色堂の仏像。
3つある祭壇の内の一つが11体の仏像ごと丸々運ばれて来ており、お寺の外で公開されるのは今回が初めてという事で行って来ました。
東北地方なんてまず行く機会がないので、こういう気軽に足を運べるイベントの開催はほんと有難いです。



会場に入るといきなりメインの金色堂の仏像が展示してあってちょっとビックリ。
三井寺展黄不動の時もそうだったけど、この構成はどうなんだろう。。
メインは最後に持って来たほうが盛り上がっていいと思うんだけどなぁ。

実物は50cm位のとてもかわいらしいサイズで想像と全然違ってました。
中央に阿弥陀如来、手前には2体の菩薩があって、その周りを増長天持国天・6体の地蔵が囲むというあまり見た事のない配置。
こうやってずらっと並んでるとすごくオーラを感じるというか、守ってくれてる気がします。
実際の金色堂ではこの祭壇が3つ並んでる訳で、さぞかし豪華でしょうね。



いつもこういうイベントに来ても興味の対象は仏像なので、仏画なんかはざっと眺める程度でほぼスルーなんだけど、今回はこれがなかなか充実してていい物が多かったです。
上の画像はその内の一つ阿弥陀浄土曼荼羅図
シンメトリーの構図が非常にバランス良くてしばらく見入ってしまいました。



こちらは紺紙金銀字一切経
紺色の紙にお経が金と銀の字で書かれていていかにも高貴な感じ。
配色が抜群に良くてセンスあるなぁと思った。
今回のイベントのイメージ・カラーとしてポスターでもこの紺と金が採用されてますね。
仏様が説法してる絵なんかも描かれてました。



そして最後は金光明最勝王経金字宝塔曼茶羅図
近づいてよく見てみるとこの塔は全て字で描かれていて、これ一つで一巻のお経として完成してるんだそうだ。
よくまぁこんな緻密な作業をやったもんだなと。
これが10セットあるというんだから全部揃った時の様子はかなりのものだと思う。

関心を持つまで気付かなかったけど、こういった仏像の展示って割と頻繁に行われてるんですよね。
次はいよいよお待ちかね阿修羅展!!
会場で限定発売される海洋堂制作の阿修羅像フィギュア初日の午前中に初回入荷分が完売
数日後、再入荷するもこれまた即完売だって!! すごい反響!!
様子見も兼ねて先日フィギュアを予約しに行ったら、会場前はすごい行列が出来てました。
この感じだとしばらくは混んでそうなので、落ち着いた頃に行ってじっくり見たいと思います。


[平泉〜みちのくの浄土〜]
http://hiraizumi-tokyo.com/index.html

「国宝 三井寺展」 

April 13 [Mon], 2009, 19:36


ここ最近、立て続けに仏像を見る機会があったのでその内容を。

まずは三井寺展
会場のサントリー美術館は六本木の東京ミッドタウンの建物内にあって初めて行ったんだけど、普通単独の建物を想像するので「こんなフロアの一角に美術館が!?」とちょっと不思議な感覚だった。



今回の目的は黄不動を見るため。
不動明王と言えば通常ブルーのボディなんだけど、これはその名の通り金色をしているレアなもの。
日本三大不動の一つだそうで、この機会を逃してはいけないと足を運びました。



実物は約170cm程の自分の身長とほぼ変わらない大きさで(台座まで入れると185cm位)、どっしりとした肉厚の体付きはいかにも強そう。
こういうイベントだと仏像を間近に見られる点がいいですね。
お寺だと遠くに祭ってあってディテールがよくわからなかったりするんで。
全体のバランスが良く、整った顔をしてていい仏像でしたw



その他にも仏像はあったんだけど、今回に関しては正直黄不動以外にこれと言って収穫はなかったです。。
強いて挙げるなら初めて見た訶梨帝母(鬼子母神)吉祥天くらいかなぁ。
割とおとなしい部類のデザインなのでちょっと物足りなかった。
個人的には明王とかの荒々しくて異形の姿をしたものが好みです。



見終わった後、帰りに施設内から撮影した写真。
ガラス窓に切り取られた風景が、額縁に飾られたシュールな絵画に見えたのでつい。
そびえ立つ高層ビルと木や芝生など緑の自然のコントラストがコラージュっぽい。
やけに騒がしいなぁと思ったら真下ではレギュラーがイベントでネタやってましたw


[国宝 三井寺展]
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/09vol01/index.html
プロフィール
  • ニックネーム:ヤマムラコウジ
  • 現住所:東京都
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映画 / 音楽 / 演劇 / アニメ / 漫画 / アート / 格闘技 / お笑い / サッカー / 仏像 / ★STARMAN所属(http://last-starman.com/) ★HipHop、R&B、Soulなどブラック・ミュージックをこよなく愛するグラフィック・デザイナー&美メロ愛好家
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