dhaの最近の話題 

2008年06月06日(金) 11時23分

dhaとは、脳を活性化させるといわれるドコサヘキサエン酸のことで、特に青い魚に多く含まれているといわれています。dhaをサプリメントとして利用して、認知症を予防するとりくみが自治体ぐるみで取り組まれるなど、dhaをめぐる話題には事欠きません。dhaは、自治体の認知症の予防教室でもサプリメントとして、紹介されています。こうした認知症予防教室では、リズミカルな音楽にあわせて身体を動かす運動や1日に30分程度の昼寝とあわせて、dhaのサプリメント摂取を実施しているといいます。


dhaをサプリメントとして摂取してもらうことで、持久力や記憶力などの改善がみられたということです。アルツハイマー病の原因は不明とされていますが、脳内にタンパクの一種である「アミロイド」が異常に増加し、神経細胞を死滅させるという説が有力視されています。地域の健康調査でも、dhaの多い青魚摂取が多い人はこの発症率が低い、という結果があるため、青魚を積極的に食べることでdhaを多く摂りたいところですが、青魚アレルギーの人や魚嫌いの人も含めて、適量のdhaを毎日確実に摂るためには、サプリメントのかたちで摂ったほうがよいと判断されているようです。


dhaを毎日摂り、頭を使うことや身体を動かすことによって、神経細胞の間の新しいアクセス網が作られて、加齢による細胞減少を補完していくため、認知症の発症を遅らせる可能性があるといいます。ストレスを与えず、楽な気持ちで、運動したり、頭を使ったり、dhaを摂取することが大切で、自治体の主催する認知症予防教室にも国が支援するようになりました。認知症の原因がはっきりとわかっていないなかで、手探りの取り組みがすすんでいます。手探りとはいえ、dhaの摂取は着実な効果を挙げ、認知症の発症を遅らせることが地域から証明されています。


dhaをアミロイドがたまり始める40歳過ぎ頃から摂取することによって、認知症を予防することができるのではないかと、早期の対応が急がれています。ただし、地域調査などで確実な改善傾向が確認されているにも関わらず、そのメカニズムが解明されていない点が挙げられます。また、総コレステロール値が高くても、dhaの摂取が多いと、動脈硬化になりにくく、心筋梗塞の発生が抑えられるとみられています。


dhaを体内で合成できない病気の場合に認知障害が起こりやすいという事実が確認されており、自治体の認知症の栄養実習では動脈硬化を防ぐdhaの摂取が基本メニューとなるなど、具体的な取り組みに実を結んでいます。現在では、認知症とdhaについての疫学調査が国内外で積み重ねられており、運動、頭の使い方なども含めて重要なカギを握るようになっています。

dhaの製品の変化 

2008年06月05日(木) 11時22分

dhaの製品は、多様になりました。最近では、dha独特の臭みをとる脱臭加工の技術もすすんで、臭みを心配することがなくなりました。また、脱臭加工していないメーカーでも、カプセルを工夫して、dhaの臭みが外に出ないようにしています。dha製品の作り方や他の成分との配合の組み合わせも様々です。ある製品は、マグロの眼窩油から抽出精製したdhaを主成分に、EPA、βカロチンなどを配合しています。dhaを抽出する部位として、貴重なマグロ眼窩脂肪細胞が有力となっており、イチョウ葉エキス、ビタミンEなどを含んだdha製品もあります。


dhaの製品を選ぶ決め手として高濃度で精製できているかという点があります。dhaのサプリメントを製造している各メーカーでは、いずれも高濃度のdhaをつくりだすようにしていますが、100%のdhaをつくっているメーカーは数少ないといいます。dha製品の成分表示を見ても、dhaを含む魚油の量を示している製品とdhaだけの量を示している製品があります。できれば、dhaの配合量を正確に表示してあるメーカーの製品を選びたいものです。


dhaの製品の減量となる部位も、マグロ眼窩脂肪細胞やマグロの頭部など様々にわかれます。魚油のなかのdhaの含有量を競う傾向がありますが、残念ながら45%以上、70%以上などといったレベルで高濃度をうたっているdha製品もあるようです。dhaの1日の必要量は、300ミリグラムから750ミリグラムといわれますが、正確に一粒のカプセルに含まれているdha含有量を示すことができない製品もあるので、比較してみて、正確なものを選びたいものです。


dhaと組みあわせて配合する成分も、様々です。サケ、イクラなどに多く含まれるというアスタキサンチンとEPAを含んだdha製品もあります。EPAと大豆から抽出した植物ステロールを配合したdha製品もあります。EPAと胡麻からとったセサミンを含むdha製品もあります。このようなdhaとの組み合わせのよい成分についても、具体的な知識を得ておくことが大切でしょう。単に認知症予防という側面だけに絞らずに、中性脂肪対策や動脈硬化防止対策としても摂取することができるでしょう。


dhaを高濃度で含む健康食品の他に、一般の加工食品のなかに、dhaを添加した製品もあります。このようなdha製品も利用してみたいものですが、加工食品ではどうしても味つけされたものになっているため、塩分など心配な点もあります。dhaを多く摂りたいばかりにdha添加の加工食品を摂りすぎると、別の問題が生じそうです。できれば、高濃度のdhaを主成分とする健康食品というかたちでdhaを摂取したほうがよさそうです。

dhaと認知症 

2008年06月04日(水) 11時21分

dhaは、認知症予防に関心が高まっています。dhaが、アルツハイマーの原因となる特殊なたんぱく質を分解し、脳内沈着を抑える効果があることは、数年前に突き止められ、dhaが認知症やアルツハイマーに対する有力な予防・改善物質として期待されるようになりました。アルツハイマーの原因となる特殊なたんぱく質は、「アミロイドβたんぱく」と呼ばれ、脳に大量に沈着すると神経細胞が死滅するといったトラブルを引き起こすといわれます。この状態を放置すれば脳の組織が侵食されてアルツハイマーが進行するため、dhaによって、脳内でAβたんぱくを分解し、沈着を防ぐことが必要となっています。


dhaを投与するラットのグループと投与しないグループとにわけて、空間認知機能と脳内のAβたんぱく量を調べたもので、dhaを与えたほうのラットは空間認知機能が向上し、脳内のAβたんぱく量約30%減少したということです。dhaを試験管にいれて、Aβたんぱくと反応させると、dhaがAβたんぱくを分解し、凝集を防ぐといいます。認知症やアルツハイマー患者の海馬のdha量は同年齢の高齢者に比べて顕著に低下していることも判明しています。アルツハイマーや認知症には、治療法がほとんどなく、手探りで予防指導などがすすめられていますが、なかでもdhaは、副作用がなく、安心して摂ることができるため、認知症の予防に効果が期待されるものと考えられています。


dhaは、高齢者の脳を活性化する働きがあるといわれるアラキドン酸と一緒に摂るなどして、さらに脳の働きを盛んにできるものと考えられています。dhaを摂取することが、脳に認知機能を高めることにつながるものと期待されており、dhaの摂取が認知症、アルツハイマー病の新しい治療法の一部となるだろうと多くの専門家が見解を示しています。dhaと大豆や卵黄に多く含まれるコリンなどを混合して摂取すると、シナプス後ニューロンの突起棘の密度が大きく増加することもわかっています。


dhaは、脳の細胞膜のリン脂質の必須成分であり、脳の認知的な働きと深い関わりがあるものと考えられています。血液中または脳でのdha量が低くなると、各種の認知的障害が引き起こされる可能性があるといわれています。dhaが動物のシナプス構造に深く関わっているということが推定されており、dhaを与えたラット脳の海馬の突起棘の数が3割以上増加したという報告もあります。


dhaを、母乳に含まれるウリジンとともに投与すると、ニューロンの細胞膜の合成が促されるという結果も明らかになっています。認知症は、85歳までに4人に1人が発症するといわれる疾病で、脳や神経との関わりが深いため、認知症の予防に効果のあるdhaの摂取は避けて通れない対策となっています。

dhaと心筋梗塞・脳卒中 

2008年06月03日(火) 11時20分

dhaは、日本人の死因のなかで大きなパーセンテージを占める心筋梗塞や脳卒中の予防にも効果があります。dhaは、EPAとともに、コレステロールや中性脂肪を抑える働きがあります。さらに、dhaはEPAとともに心臓や血管など循環器や脳への働きも期待されています。dhaとEPAについての様々な研究成果が報告されています。34歳から59歳までのdhaやEPAをよく含む中年女性では、脳卒中の危険率が低下するというのです。さらに、週に5回以上dhaとEPAを多く含む魚を食べれば、心筋梗塞や狭心症などの冠動脈性疾患による死因を30%減らすことができるというデータもあることから、dhaとEPAは冠動脈性疾患による死亡を減らすことが期待されています。


dhaは、血液の粘度を下げて流動性を高め、血小板が凝集して血栓ができるのを防ぎ、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを防ぐなどの働きがあるといわれています。これらの作用によりdhaには、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、脳卒中、高血圧といった病気の予防、改善効果にも期待がかけられています。dhaには血液の流れをサラサラにして、血栓の発生などによる病気を防ぐ効果があるのです。魚を中心にした食事のメニューを食べて、dhaをサプリメントのかたちで摂取していれば脳卒中や心筋梗塞などの血栓などによる病気のリスクを低減することができるのです。


dhaは、コレステロールなどが血管内での沈着することを防ぎ、余分な悪玉コレステロールを対外に追い出して、善玉コレステロールを増やす役割もあるといわれています。


dhaを食品のかたちで摂ろうと多くの人が努力していると思いますが、dhaを500ミリグラムから1000ミリグラム摂取しようとすると、サンマなら1匹、イワシなら2匹も食べなければなりません。また、dhaは、酸化しやすい特性をもつため、ビタミンCなどの抗酸化とともに摂る必要もあります。食事でdhaを摂るのは一苦労といわざるを得ません。


dhaを食品から摂る努力は必要ですが、それと同時にdhaのサプリメントを上手に利用するとよいかもしれません。例えば、ふだんの食事から300ミリグラムのdhaを摂り、サプリメントというかたちで、200ミリグラムほどのdhaを補給してはどうでしょうか。これで、不整脈から心筋梗塞への進行が心配される人や、様々な要因で脳卒中になりやすい人も未然に防止することができるかもしれません。

dhaの知られざる力 

2008年06月02日(月) 11時18分

dhaは、ガン発生の原因といわれるプロスタグランジンEという生理活性物質の増加を抑制する働きがあるともいわれています。dhaの抗ガン作用については必ずしも詳細な研究が行なわれているとは限りませんが、dhaと唐辛子の辛味成分カプサイシンを合成すると、子宮ガン、皮膚ガン、血液のガンである白血病に対して、カプサイシン単独の場合の2倍から3倍にも匹敵する抗ガン性のある物質を作ることができるといわれています。


dhaとカプサイシンを合成させた溶液を、急性白血病のガン細胞を入れたシャーレに加えてみると、24時間後に6割、48時間後にはすべてのガン細胞が死滅したといいます。子宮ガンと皮膚ガンの細胞にdhaとカプサイシンの合成物質を加えても、48時間後に大部分のガン細胞が死滅したということです。dhaと同じなかまの脂肪酸でもオメガ6系の不飽和脂肪酸はガン細胞の増殖を促進してしまうのに対して、dhaやEPAはなどのオメガ3系不飽和脂肪酸はガン細胞の増殖を抑制する効果があるというのです。


dhaは、ガンを進行させるプロスタグランジンE2という生理活性物質の働きを弱めるといいます。プロスタグランジンE2はリノール酸から合成され、dhaは、プロスタグランジンE2が体内で増えるのを抑える働きがあります。これまで、dhaがガンの予防や治療の効果を高めることがわかっています。dhaは、ガン細胞の増殖速度を遅くしたり転移を抑制ししたりするといわれています。dhaがガン細胞に細胞死を引き起こすことなどが多くのガン細胞で示されています。


dhaにはこの他、アレルギーを抑える作用があるといわれています。dhaは、青い魚から摂れるもので、青魚のアレルギーと関係がありそうですが、意外にもアレルギー症状やアトピー性皮膚炎の予防に役立つというのです。dhaについて、皮膚との関係については、具体的に知られていません。ところが、dhaは、アレルギーの原因となる物質が身体のなかに入ってきた時に、免疫細胞からアレルギーの直接的原因となる化学物質が生成されるのを抑止する働きがあることがわかったのです。


dhaは、炎症性の疾病の改善に効果があるといわれ、喘息やリウマチなどの炎症性疾病になりにくいのではないかと考えられています。アトピー性皮膚炎の改善についても、dhaをアトピー性皮膚炎の患者に継続して摂取してもらったところ、30日後から90%に近い人に改善の効果があったという研究報告が発表されています。dhaが様々な疾病の改善に効果が期待できることがわかるにつれて、ひとつの疾患や認知症だけでなく、複数の生活習慣病に悩む人にとって有効なものとなりつつあります。

dhaの商品とのつきあい方 

2008年06月01日(日) 11時15分

dhaは、一日に500ミリグラムから1000ミリグラムを摂ればよいということになっています。dhaをたくさん摂ろうとしても、dhaを多く含む魚が手に入りにくい季節もあります。新鮮な魚であればよいのですが、塩分が心配な魚を大量に摂るわけにもいきません。そこで一日に食事を通じてdhaを少なくとも300ミリグラム摂取するようにして、200ミリグラムをdhaのサプリメントで摂るようにしてはどうでしょうか。


dhaを一日に1000ミリグラム摂りたいのであれば、食事を通じて、600ミリグラム、dhaのサプリメントで400ミリグラムを摂るようにするとよいでしょう。サンマ一尾程度を食べて、4粒程度のdhaのサプリメントを摂れば、毎日意識してdhaを多く含む魚を摂るのがよいのですが、1000ミリグラムのdhaを摂ることができるでしょう。塩魚や干し魚などは、アレルゲンとなるヒスタミンが増えているので、多く摂るわけにはいきません。そのため、dhaのサプリメントは欠かせないのです。


dhaは、生の魚から多く摂りたいのですが、マグロのような大型魚は食物連鎖で海水中の水銀が身の部分に多く含まれており、妊産婦はとくにたくさん食べるわけにはいかないといわれています。魚料理をたくさん食べることで塩分を摂りすぎたり、栄養の偏りが生まれたりする心配もあります。このようなことを避けるためには、dhaを意識的に摂ろうとする場合、通常の食事で摂る魚の分量を超えない範囲にとどめて、足りない分はdhaのサプリメントで摂るようにするとよいでしょう。


dhaの製品を見ると、EPAなどとの組み合わせの配合製品が多く見られます。dhaとEPAはとても相性がよく動脈硬化の防止や血液をサラサラにするなどの相乗効果があるといわれています。dhaとEPAがお互いにそれぞれの健康効果を補完しあい、それぞれの特性を引き出して、単独で摂取するよりも多方面で健康効果が期待できるようになるのです。dhaは、認知症との関係で語られることが多いのですが、EPAなどを配合したdha製品は、中高年が特にかかりやすい疾病の改善や予防が期待できるのです。


dhaの製品にタミンEのような抗酸化作用のある成分を含んであるサプリメントをすすめる人が多いようです。それはdhaが時間の経過によって酸化して効力を落とすからです。dhaを摂る時にそのようなビタミン剤などを一緒に飲むのもよいかもしれません。しかし、できれば、そうした成分を僅かでも配合しているdha製品のほうが効果的であるようです。