変わる?地方議会:議員同士、議場で議論/福島市議会/10.04.22朝日

May 07 [Fri], 2010, 18:53
変わる?地方議会:議員同士、議場で議論/福島市議会/10.04.22朝日

 ●福島市議会/条例制定巡り/活発に45分間

 21日の福島市議会で条例制定のあり方を巡り、議員が互いの意見を議場でぶつけあう事態が約45分間続いた。きっかけは、市の原案に対し、一部の市議が修正案を出したことだった。地方議会では議員間の意見調整を水面下で進めるのが今までの慣例。自分の考えを公の場で述べ合うことはまだ少ないが、議員間の活発な討論の場をどう築くかは、各地の議会改革で論点の一つになっている。(中川透)

 21日開かれたのは市の総合計画の基本構想のあり方を話し合う特別委員会。2011年度以降の計画を作る際に前提となる考えで、市民と協力した街づくり、子育て支援、産業振興など、市がめざす大きな方向性を記している。

 特別委は20日もあったが、同日は議員が構想の内容を質問し、市執行部が答弁する今まで通りのやりとりが大半だった。地方議会の本会議や委員会では、こうした質疑応答が繰り返されるのが通常。ただ、同日夕に5人の議員が修正案を出し、変化が起きた。

 修正案は基本構想を着実に進めるために、「自治基本条例=キーワード=の制定をめざす」との文言を入れる内容。21日午前の特別委は、条例制定のあり方について議員が持論をぶつけあった。

 「まず議会が議論を重ねてから提案すべきだ」「市民の意見を十分聞かずに進めるのは問題だ」「基本構想に入れると、当局に作らせることになる。議会側から作った方がよい」など、ほかの議員から修正案に数々の疑問が出た。

 答弁したのは提案者5人の1人、早川哲郎市議で、「議員自らが作るべきだとの意見には賛成。ただ、構想に入れても制定を行政に丸投げするわけではない」と答えた。修正案は賛成少数で否決されたが、議論の応酬は約45分間続き、提案者も入れて計7人の議員が考えを述べ合った。

 地方議会ではこれまで、本会議や委員会で議員間の討議はほとんどなかった。意見調整は住民の目が届きにくい全員協議会や議会の会派間の交渉の場などで進められ、議会内の合意形成の過程が見えづらい一因となっていた。

 このため、議員間の活発な議論は各地で進む議会改革のテーマの一つだ。県内でほかの市に先駆けて議会基本条例を定めた会津若松市議会でも、「議員相互間の自由な討議」を議会運営の中心にすべきだと条例でうたっている。

 ◇キーワード
 自治基本条例 まちづくりへの市民参加や行政の透明性確保などについて、自治体の基本方針を定めた条例。市民、行政、議会の役割や責務にさかのぼって定めており、地方分権の時代に合った自治体運営を進めるために作る。住民投票や内部通報などの制度に触れている条例もある。
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001004220002
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