歴史に名を残そうとする者

June 22 [Tue], 2010, 20:47
ここは地球連邦政府のある一室。
上手く反射し、もう一つの太陽を常時携帯している老翁が一人と青年一人。


ディード:
貴方は多国籍治安維持部隊を率いて、地球連邦の傘下に事実上は存在していますが、それは真実ですが?
貴方は本当のところは宇宙連邦を傘下に置いている宇宙最大の治安維持部隊ですよね?宇宙連邦最高司令官さん?


確信をついたように見えるディードの顔。
何のぐらつきの無いオリビエリの顔。
実に憎い。


オリビエリ:
何故だ?
何処にそんな証拠が?
君は何時、確信づいた?
確かにそうだとも。
だからどうした?


ディード:
で、ラグランジュ3の監視カメラ破壊の真犯人はそちらの視覚ですよね?
シルフィアだっけな?


オリビエリ:
あぁ、シルフィアだとも。
だからどうした?


ディード:
お前だからどうした?しか言えねぇのかよ!!
バーカ!!


オリビエリ:
やれやれ、幼稚園生はおやつでも食べてな。


ディード:
こんなはずではない!!
話を戻そう。
何故、シルフィアに破壊の指示した?


オリビエリ:
歴史に名を残し、自らその歴史を語るのだよ。
分かるかい?我が生涯の幕閉じには相応しい。
多国籍治安維持部隊を作った理由がそれだ。
治安維持など形だけだよ。
組織の半分をそちらに回せばいい。
それを行うことでこちらの信頼は保てる。


勝ち誇った顔のオリビエリとは裏腹に怒りの表情を見せるディード。
だが、笑みを多少ながら見せてみた。
何故なら録音をしている。
これは地球連邦参謀本部には筒抜けだ。
彼らに勝利は人の命のように脆く、儚く消えうせた。


ディード:
これは地球連邦参謀本部に筒抜けだ。
ジ・エンド、アンドレ・オリビエリ。


オリビエリ:
ほう、よく出来たな。
よく聞け。
歴史は我々を無実だと証明するだろう。
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