あなたは近視?遠視? 

May 19 [Sat], 2007, 21:22
あなたは近視?遠視?

遠視は超・眼がいい人なのか?

遠くの物を見る事が得意と思われがちな遠視。しかし遠視は本来、遠くも近くもボヤケてしまう、いわばどこにもピントのあわない眼。ピントをあわせる能力の乏しい事が原因。遠くが見えるのは、その人が無意識に、遠くを見るための調節機能を無理やりはたらかせているから。従って、眼鏡なしでは非常に眼が疲れやすく、仕事をすると肩が凝ったり頭が痛いという「眼精疲労」になりやすい眼。遠視も近視同様に、主に2つの原因によって、症状の違いが現われる。

屈折性遠視

水晶体の前で「第一のレンズ」の役割をする角膜のカーブがゆるい事などによって、入ってきた光を屈折させるパワーが弱いため、焦点が網膜より後ろで結ばれてしまう。その結果、焦点のあわない光が網膜に届き、ボヤケて見える。

軸性遠視

眼に入る光の屈折率が正常であったとしても、眼の長さ(眼軸)が短い事でも遠視となる。眼軸が短いと、網膜は本来あるべき所より手前になってしまい、その結果、やはり焦点は後ろで結ばれてしまう。

遠視眼鏡の構造

屈折性にしろ軸性にしろボヤケて見えるのは、網膜の後ろで焦点があってしまっているから。ならば凸レンズの力により、屈折力をちょっとおぎなってあげればハッキリと見えるというのが遠視眼鏡の構造。

近視の原因は遺伝なのか?姿勢の悪さなのか?

近視になる原因について、遺伝のせい、いや姿勢を悪くして近くでばかり見たせいなど色々と言われる。他に食生活や、外傷、他の病気による誘因なども考えられているが、厳密に言うと、原因はハッキリとは解っていない。確かに遺伝と姿勢は考えられている原因の主な2つ。そして同じ近視でも、主な原因が遺伝なのか姿勢なのかで、症状による違いがある。

屈折性近視

眼は、入ってきた光がレンズ役の水晶体で屈折し、網膜の上に焦点があった時、ハッキリと見える。しかし水晶体が厚すぎ、光を屈折させるパワーが強すぎると、焦点が網膜より手前で結ばれてしまう。その結果、網膜には拡散した光が届き、ボヤケて見える。これは主に、近くばかり見ているため水晶体が常に厚くなっている人、眼を使いすぎる人がなりやすい症状。

軸性近視

水晶体での光の屈折が正常であったとしても、眼の長さ(眼軸)が長い事でも近視になる。眼軸が長いと、網膜が本来あるべき所より奥にあり、その結果、やはり手前で焦点が結ばれてしまう。これは主に、遺伝が原因と考えられている。

近視眼鏡の構造

屈折性にしろ軸性にしろボヤケて見えるのは、網膜の前で焦点があってしまっているから。ならば凹レンズの力によって、眼に入る前の光を、ちょっと拡散させてあげれば、網膜に焦点が届きハッキリ見えるというのが近視眼鏡の構造。

あなたは乱視?老眼? 

May 19 [Sat], 2007, 21:20
あなたは乱視?老眼?

近視のひとは老眼になりにくいのか

よく「近視の人は老眼にならないが、遠視の人はなりやすい」と言うが、それはホント?老眼とは、レンズ役の水晶体をスムーズに厚くする事が難しくなる症状の事。近視は屈折性の場合、水晶体が普段から厚くなっている事が多く、近くの物を見るのは得意な眼。従って、近視の人は老眼になっても、ある程度近い距離であれば眼鏡をかけなくても見る事ができる。

しかし、もともと近視だった人が歳をとって、近眼用の眼鏡をはずして新聞を読んだりするが、これは、近視用に調整した眼鏡が「なくても見える」のではなく、「かけると見えにくい」ため。老眼が進んでいるからこそ、はずさなければ見えない。つまり近視の人も老視になる。一方、遠視の人は本来、遠くも近くも見る能力の低い眼なので、早く「見えにくく」なりやすい。

若い人が近くを見る時

眼は近くを見る時、毛様体の動きによりレンズ役の水晶体を厚くしてピントをあわせている。若い時には筋肉も柔軟で、自在に毛様体筋を動かせる。水晶体そのものにも弾力があるので厚さを変えやすく、ピントはスムーズにあう。

老眼で近くを見る時
毛様体筋が、衰え水晶体にも弾力がなくなる。水晶体は、自らの弾力があるからこそレンズを厚くする事が出来るものなので、その弾力が失われると、スムーズなピントあわせが出来なくなる。焦点は網膜より後ろに結ばれてしまう。

老眼鏡の構造
本や新聞を読むなど、近くを見る場合、凸レンズの力によって、眼に入る前の光を、ちょっと集中させてあげれば、網膜に焦点があいハッキリ見えるというのが老眼鏡の構造。

何が乱れていると乱視なのか?

乱視は主に角膜のゆがみによって生じる。本来は丸いはずの角膜だが、乱視では上下左右の比率が変わってしまい、縦方向と横方向で焦点のあう所が違っている。正常な眼でも通常、上下から圧力が加わっているので、縦方向は屈折力が強く、焦点は手前で結ばれる近視ぎみに、横方向はカーブが弱く奥で焦点が結ばれる遠視ぎみになりがち。つまりヒトは誰でも乱視になる要素を持っている。

それを予知してか、縦方向に屈折力が強く出る場合、人間の脳の中には、それを修正するプログラムが備わっている。しかし極度にひどくなってしまった場合、または横方向に屈折力が強く出る場合などには、眼鏡で矯正する。縦・横の眼鏡レンズの厚みを変え、ゆがみにあった修正をする。また、角膜ではなく、水晶体のゆがみや、眼の表面に凸凹があるための乱視もあるが、これらは珍しいタイプ。

近視を防ぐにはどうすればよいのでしょうか? 

May 19 [Sat], 2007, 21:16
近視を防ぐにはどうすればよいのでしょうか?

「環境要因」による近視の進行は、日常の生活習慣を見直すことで防ぐことが可能です。

(1)「正しい姿勢」と「適度な明るさ」で勉強や読書をしましょう。

背筋をきちんと伸ばし、目と本は30cm以上離して読みましょう。

「姿勢をよくするように」とは日常ごくあたりまえのように言われていることですが、姿勢が悪かったり、寝ころんでテレビや読書をするのは、近視が進んだり、左右での視力差がでたりしやすくなると言われています。
姿勢が悪いと目と本の距離が近くなりすぎたり、左右で目と本の距離に差がでたりするためです。
急に近視が進んだとき、姿勢をよくするだけで改善するすることも少なくありません。

また、暗いところやバスや電車の中で本を読むのも負担がかかりやすくなり、あまりよくありません。


照明は300ルクス以上の明るさが必要です。

部屋の照明以外に白熱電球なら40〜60W、蛍光灯なら15〜20Wの追加照明があるとそのぐらいの明るさを確保できます。

蛍光灯は、ちらつきのないインバータ型が推奨されます。蛍光灯には昼光色と電球色のものがありますが、電球色の場合はやや暗く感じることが多く、昼光色もしくは昼光色+電球色のミックスがよいでしょう。


(2)適度に目を休めて運動もしましょう。

長時間、毛様体筋を緊張させたままにすることはあまりよくありません。
肩こりなどと同じで一定の姿勢でじっとしていると筋肉が固くなるように、近業作業などで長時間じっと見つめると毛様体筋が緊張したままになり、それを繰り返すと近視が進行しやすくなってしまいます。

勉強や読書を1時間ぐらいしたら、10分間くらい目を休ませることも必要です。
テレビやパソコンの画面は40分以上見続けないようにし、適度に目を休めましょう。
携帯型ゲーム機は一日30〜60分以内にしましょう。ただし、たとえ一日30分以内であったとしても毎日おこなうとかなりの負担になります。する日としない日を決めて負担をかけすぎないようにしてください。
携帯電話でのメールも画面が小さいため、10分以上続けると目の負担は少なくありません。最近、メールのよりとりを頻繁にすることで近視が進む例が増えています。

パソコンやデスクワークなどの近業作業のときは、作業中にときどき遠くを見たり、意識的にパチパチまばたきしたり、目を上下左右にぐるぐる動かしたりしてみてください。目の疲れもでにくくなります。休憩時には、目をとじて休めたり、蒸しタオル等で温めて血行を良くするのも効果的です。

(3)遠くを眺めるのも効果があります。屋外へでて運動もしましょう。

雲や遠くの景色や星空などをボッー眺めたりすることは近業作業で緊張した毛様体筋を弛緩させ、近視を進みにくくします。室内に閉じこもってばかりいないで屋外へでることだけでも効果があります。

運動や散歩などをして体を動かすと、緊張した固くなった毛様体筋や目を動かす外眼筋にも良い影響があります。 運動は近業作業でのストレスを心身共にリラックスさせる効果があります。

(4)規則正しい生活と栄養バランスの良い食事。

夜更かしはよくありません。
特に成長期のお子さんの場合は、早寝早起きして、きっちり朝食をとるようにさせるだけでも、近視の進行を防ぐのに効果的とされています。

睡眠不足や不規則な生活は、体や目の疲れもとれにくくなりますし、ホルモンバランスも崩れがちです。
夜更かしすると屋外や日中明るいところでの生活時間が短くなり、テレビ視聴や暗いところや狭い空間での生活時間が長くなってしまい、近視化を助長しやすい環境になりがちです。

また、栄養バランスの良い食事も大切です。目に良いとされる健康食品も数多くありますが、特定の栄養素に固執せず、まんべんなく栄養バランスの良い食事を心がけ、規則正しく摂取することが大切です。

どのくらいになれば眼鏡が必要ですか? 

May 19 [Sat], 2007, 21:11
どのくらいになれば眼鏡が必要ですか?

◆眼鏡はかけたりはずしたりしない方が良いのですか?

眼鏡を常に装用するか、必要なときのみかけるかは、その人それぞれの度数(近視・乱視・遠視の程度、左右差)や生活環境によって違います。

一般に軽度の近視では、もともとのピントが手元にあるわけですから、遠くを見るときのみ眼鏡を装用した方がよいと言われています。中等度以上の近視で手元も遠くもぼやけやすい方、遠視の方、強い乱視のある方はあまりかけはずしせずに常用した方が良いでしょう。

40才以上になると調節力の低下(老眼)で、遠方と近方を一つの度数でカバーすることが難しくなってきます。軽度の近視であれば「手元ははずして見る。遠くを見るときだけ眼鏡をかける」ということで対処できますが、その他の場合は遠方用と近方用(手元用)に2つ以上の眼鏡度数を使い分ける必要があります。

お子様の場合、軽度の近視であれば、授業中など遠くを見るときのみかけさせて、家で勉強や読書するときなど手元を続けて見るときは眼鏡をはずす方が良いと言われています。

「教室の一番後ろから黒板の字を見るのには0.7以上の視力」、「一番前からでも0.3以上の視力が必要」です。また、「普通自動車運転免許書も0.7以上の視力」が必要です。

学童・学生の場合は 

●裸眼視力0.7以上
一般的にはまだ眼鏡なしでも大丈夫ですが、必要に応じて眼鏡を使用します。
 
●裸眼視力が0.7未満〜0.3以上
席を前の方にしてもらう必要あり。席が後ろの場合は必要に応じて眼鏡が必要。
 
●裸眼視力0.3以未満
眼鏡が必要

近視が進むことを恐れて眼鏡をかけさせたがらない方も多いですが、見にくそうに目を細めてばかりいると、よけいな調節力を働かせて近視化を助長させやすいので、そういった場合は適切な眼鏡装用が必要です。

眼科での眼鏡処方は、目の検査をしてから装用練習をおこない問題がないことを確認して眼鏡処方箋を交付します。処方箋をもとに眼鏡店で作成していただきますが、眼鏡店は特に指定しておりませんので、処方箋どおり作成していただけるところであれば、どこで作成していただいても結構です。

子供の場合、成長にともなって顔の大きさも度数も変化するため、1〜2年ごとに眼鏡枠もレンズも交換しなければならない場合も少なくありません。そのため高価な眼鏡枠は必要なく、壊れにくく安全な物がよいでしょう。眼鏡レンズは軽い物をおすすめします。

◆眼鏡とコンタクトレンズはどちらがいいの?

小学生以下の場合、取り扱いと衛生面から、特殊な場合をのぞいてコンタクトレンズはあまりお勧めしていません。眼鏡の方が目に負担が少なく安全です。ただし、左右差が極端に強い場合や角膜乱視がかなり強い場合など、眼鏡よりコンタクトレンズの方が良好な視力を得るためにのぞましい場合もあります。
コンタクトレンズは昔に比べて改良が重ねられて目に対する負担が少なくなり、連続装用のできるものも増えてきましたが、角膜の透明性を保つ角膜内皮細胞などへの影響を考えると、はずして目を休めることも必要です。したがってコンタクトレンズを作る場合でも、眼鏡を持っておいて併用した方がよいでしょう。
コンタンクトレンズにはハードレンズ、ソフトレンズ、使い捨てソフトレンズなど各種ありますが、目の状態や使用する環境などによって合う、合わないがあり、個々に応じた選択が必要です。

近視の治療について その2<いわゆる民間療法について> 

May 19 [Sat], 2007, 21:07
近視の治療について その2<いわゆる民間療法について>


(1)望遠訓練・器械による回復トレーニング方法など

 強制的に近くから遠方を見させたり眼筋を動かしたりして毛様体筋を積極的に働かせることで調節緊張をとる目的で行われます。

 雑誌や新聞などでも各種の器機や視力回復訓練センターなどが広告されていますが、一部に誇大広告を展開して高額の機器を購入させる業者がいたりしたこともあり、悪いイメージを持つ眼科医も少なくありません。特殊な器機を用いなくとも、自宅でできる簡単なトレーニングで同等の効果が得られるとされています。たとえば「遠くと近くを交互に繰り返し見る」「目を上下左右に交互に動かす」「遠くの景色をぼんやり眺める」といったことを一日数回、数分間おこなうのもよいでしょう。

(2)超音波治療器・低周波治療器

 超音波や低周波などを発生する機器を使って目の筋肉をほぐそうとするものです。医療用具製造承認を受けている低数帯域超音波治療器(眼科用)は、眼精疲労や調節緊張を緩和したり、血流を改善したりする効果が学会報告されています。しかし、一方で多くの眼科専門医がマッサージ器による「近視回復の効果」を疑問視していることも事実です。

 肩こりや腰痛の治療などに使う振動マッサージ器や低周波治療器を誤って目に連続使用した場合、虹彩炎や白内障を併発したケースや、網膜剥離を誘発しやすくなる危険性が指摘されていますので、間違った使用をしないように注意しましょう。

 医療用具(眼科用)として承認を受けている製品は一般のマッサージ器と違って微弱な低数帯域超音波を使用しており動物実験などでの安全性は証明されていますが、使用される場合には定期的に診察を受けられた方がよろしいでしょう。

(3)アイマスク、視力回復マスク

 小さな穴のあいたマスクや眼鏡をかける方法です。カメラの絞りと同じ原理で、小さな穴から覗くと、像は暗くなるがピントの合う範囲(=被写界深度)が大きく広がるので、多少の近視や乱視があってもピントがはっきりしてくっきり見えます。それにより、調節力をほとんど使う必要がなくなるというわけです。ただし、かなり薄暗くなるので使い方をよく考えないと、かえって目に負担がかかって悪化するケースもあります。

(4)健康食品 

 目に良い健康食品として、ブリーベリーに代表されるアントシアニン配糖体を含む食品、魚介類などDHA、EPA、IPAといった不飽和脂肪酸を多く含有する食品、各種のビタミン剤、緑黄色野菜に多く含まれるルテイン・ゼアキサンチン・カロチンといったカロチノイドなどがよく知られています。

・ アントシアニン配糖体は網膜機能、特に暗所での視機能改善の効果や微小毛細血管の血流改善効果が知られています。

・ DHAは脳細胞を構成する成分の一つで、動物実験でDHA摂取量を押さえた場合に記憶学習能力が低下することや、DHAに脳血栓予防効果があることなどが知られています。

・ 各種のビタミンはそれぞれ目の機能を保つのに不可欠ですが、中でもビタミンB群は眼精疲労の回復効果や視神経保護作用があることが知られています。

・ ルテイン・ゼアキサンチンは網膜の酸化的障害を防ぐ効果があり、加齢性黄斑変性などのリスクを軽減することが知られています。

これらはいずれも目にとって良いことはいうまでもありませんが、「近視の回復効果」はあまり期待できないにもかかわらず「目に良い=近視回復にも効果」と短絡的に宣伝文句に用いられているケースが多いことが指摘されています。特定の健康食品に固執して栄養バランスを崩すことのないように「規則正しい食習慣」を身につけることも大切です。