「輪るピングドラム」に超絶がっかりした、どうでもいい理由について

February 11 [Sat], 2012, 22:47

途中で、ゆりさんの過去が話された回で私が想像した「輪るピングドラム」の内容は
こんな感じでした。

<似非小説>
世界に少女がいた。
数多くの人間が蠢く中、少女はただ一つの存在としてその世界に、起立していた。
少女は知っていた。
一つの同情すべき悪徳のために世界が滅亡の危機に瀕している事に。
だから、彼女は世界を乗り換えさせる事にした。
手続きは電車を乗り換えるようにお気楽に、代償は亡くなってしなう世界への憐みとして少々多めに。
彼女にとって、彼女の力を使う事で生まれる犠牲は彼女だけに降り注ぐと信じていた。
けれど、そこに一つの誤算があった。
世界を乗り換えてしまう事で犠牲となる存在がもう一つあった。
それが、本来ただただ幸福に生きていけたはずのもう一人の少女の命。
世界を乗り換える際に、少女は気付いた。
このまま世界が変わってしまうと、彼女の命が消え去る事に。
けれど、彼女の命の消滅無くして、世界を救う事は出来ない事に。
世界と一人の少女。
そのどちらを選ぶまでもなく少女は世界を選ぼうとしたが、心の僅かに残っていたもう一人の少女への感情ゆえか、世界は完全に乗り換えられず、不安定な姿でけれど昨日と変わらぬ今日のまま存在していた。
こうなってはもはや、少女にはどうすることも出来なかった。
消えゆく彼女には、その事態をどうしようにも、伸ばす手も叫ぶ声も失われていた。
それでは、これから、この不完全な世界はどうなってしまうのだろうか?
「それを決めるのは、私の仕事ではないわね」
自分ですら聞こえぬ声でそう嘯いた少女は、纏っていた自己満足の感傷ごと、その世界から消え去った。

犠牲者となりゆく少女と彼女の兄弟を、その世界に残して。


</似非小説>


みたいな感じだったんです〜。
つまり、桃果が世界のためにと乗り換えてみたら桃果だけじゃなく陽毬まで犠牲になってしまった。
残された者たちは、陽毬を生かして世界を見捨てるか、世界を救って陽毬を殺すかの選択だけが残された、って話なんだと思ったんです〜。
裏では一人で世界を救おうとした傲慢な少女の物語、ってな風に。
そんで、最後は陽毬は死んでしまって、晶馬も陽毬と共に永遠の眠りについて、残ったリンゴちゃんと冠葉は傷をなめ合うためだけに一緒に生きていく事にした、みたいな。
結果的には、双子がその兄弟(同性)愛っぷりを見せつけただけで、私がとても憤慨しただけでしたが。
どうせ犠牲になるのなら、男女セットにして欲しかった。

結局、誰もかれもが誰かのために行動していて、前提である「自分のため」の部分がスコーンと抜けていた作品だったなぁ・・・、と。
前半が結構乗れた作品だっただけに、なんだこのがっかり感は・・・と終わって二月近くたってもまだまだ恨み言を言っております。
  • URL:http://yaplog.jp/devil-clock/archive/1596
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