ダメじゃん小出「黒く塗れ」Vol.10臨時便

2009年11月 23日 (土) 0:25
公演名「ダメじゃん小出 黒く塗れ」Vol.10 臨時便 新春18キップ」
観覧日 2010年1月22日(金)午後7時(終演9時)
会場 横浜にぎわい座小ホール野毛シャーレ

一階入り口に着いた時に、売り切れの貼り紙。外では当日券をあてにした知り合いが茫然自失座り込んでいる。なんだこれは、どういうことなのだと乱れた精神状態で受付したものだから、入り口で車掌に扮して改札をしている小出にびっくりする余裕もなかった。満員札止めというめでたい公演の始まりの鉄ちゃんには八種類いるという頭を聞いて、しまった、やはり自分の判断が甘かったと思ったのはあとの祭。このあと万里放題亭で火鍋を予約していたのだが、21時にするか20時半にするかずいぶん迷ったあげく、前回のことがあるから今回は早めに切り上げるのではないかと、20時半にしてしまった。乗り鉄、駅弁鉄、時刻表鉄、云々と鉄ちゃんの八種類の人種がいるなんてところから始まり、ひとつひとつ面白いわけだから、このペースで行くと、かなりゆっくりいきそうな気配。でも時刻表鉄のところで貨物時刻表を取り出したところでは大笑い。なぜ鉄道ネタが面白いのだろう。小出自身が自他共に認める鉄ちゃんであることがまずおかしい、地を話せばそれだけで十分に笑える、それを自分のことではなくこんな変な奴がいるんですよと言っているからおかしい、お前もだろうとつっこみたくなる。定番の相撲番付を鉄道ネタで軽くいなし、世界の車窓からのパロディーものをつないでいく。今日の最大の傑作は京急ネタだった。自分も京急沿線に住んでいるということもあるのだろうが、とにかくめちゃはまってしまった。しかも自分の京急電車での失敗談も取り入れられていたのでなおさらである。雑色、青物横丁、新馬場、YRP野比などの駅名をおちょくったネタ、特に新馬場の駅のホームがえらく長く、梅屋敷のホームが4両編成で目一杯などという、京急沿線に住んでいる人しか知らないネタには大笑いさせられた。さらには駅の到着メロディーにも爆笑。島倉千代子の人生いろいろを使っている駅があるんだね。いやいや大笑いだった。京急とタイアップしてなんかできるんじゃないだろうか。上大岡の新年の恒例イベント鉄道博じゃなくても、終電のあとの日ノ出町のホームなんかでやったりしたら面白いだろうな。それぞれ自分の乗る電車には愛着があるものである。
今日の公演でひとつだけ理解できなかったのは、サンキュー手塚の名作『改札口より愛をこめて』をやったこと。なぜこれをやったのだろう。パロディーにもなっていなかったような気がするし、トリュビーンにもなっていなかった、ちょっと首をかしげてしまった。
最後は去年見た公演で最も感心したと言ってもいい、寝台特急はやぶさ・ふじに乗ってお別れしたという実話を基にしたノンフィクション。ちゃんと時計を見ていたわけではないが、この話しが始まったのはおそらく8時半すぎ、前回はこの話だけで1時間やっていたので、今日はもしかしたら火鍋は無理かもと思ったのだが、案外早く門司まで行ったので、ちょっと安心した。前回は乗って、お別れしたばかりという臨場感があり、かなり感情がこもっていたが、今日はずいぶんと冷静に処理していた。このネタ来年やったらどうなるのだろう。それは見たい気がするし、ぜひやってもらいたい。前回は勢いでしゃっべっていたし、こっちもそれにのせられていたが、今日聞くと旬じゃないのに、なんか胸を打つものがある。これをこんどやったらどうなるのか、見てみたい。
関係はあまりないが、小出がつくったはやぶさ・富士の映像DVD売ればいいのにと思った。よく芸人が自分のDVDを公演後に投げ銭がわりに売っているのを見るが、そのDVDとはちがい、彼のさよならふじDVDにはまさしく愛がある。だから余計売りたくないのかもしれないが、どこかに寄付するとか、なんか洒落でもいいので、飲み会の資金にするとかそんな風にすればいいのに。なにも小出のことを知らないロシア人がこのDVDを見て、どんだけ笑って幸せな時間をおくったか。小出自身はわらってもらいたいとは思ってないと思うが、いい映像だと思う。
結局終わったのは9時すぎ。あわてて万里に行ったが、あやうくキャンセルのところだった。遅くなる時は電話してくださいと言われたが、シャーレは圏外だし、そんなの無理。でもなんとか火鍋は食えたので万歳であった。
鉄道ネタ、ほんとうに面白い。また今度はぜひ鉄道会社、特に京急と組んでやってもらいたいなあ。年に一回でもいいので定例化してもらいたい。

おしゃべりなレストラン

2010年01月 22日 (金) 11:15
公演名 「おしゃべりなレストラン」
観覧日時 2009年12月15日午後7時開演(終演9時40分)
会場  青山円形劇場
出演 高泉淳子、山本光洋、本多愛也、(ゲスト)マギー

おそらくこの芝居を見に来た人の8割以上の人は、この不思議な芝居で何役も演じる高泉淳子を
見に来ていたのではないだろうか。毎年暮れに円形劇場のプロデュースで15年近くも続いている
レストランを舞台にしたショート芝居を音楽にのせながらというなかなか洒落た構成になっている。
そこで女優高泉淳子が、さまざまな女に扮し、演じる。あくまでもフォーカスは高泉に当てられている。
が自分にとっては山本光洋がどう演ずるのかが一番の関心事。マイミストの光洋と本多愛也は、
このレストランのギャルソンという役柄。ほとんど舞台にでずっぱりといってよい。本多はともかく、
山本光洋は台詞をしゃべり、マイムも見せ、チャーリー山本を演じ、さらにはお得意のおじいちゃんに
扮して高泉の相手までするなど、まさに大活躍のステージになっている。脇役であることはまちがいない
のだが、山本光洋は十分に自分のもてるものを発揮するいいチャンスをもらったといえる。
まずギャルソン姿がかっこいい、これは本多愛也も同じ。そういえば山本は、二回目の「カバレットチッタ」
で神山一朗とふたりでギャルソンの格好してマイムとマジックを演じていたが、この格好実にさまになっている。
それに声がいい。もともと落研出身なので、しゃべりは上手、チャーリー山本のネタは、マイムの動きもそうだが、
あの語りが面白さを引き出している。メニューの中の長い名前の品目を(多分即興で)言わされたりして、
ちょっとあせったりしたところもあったが、それはきっちり台詞が言えるということを知った上での仕掛けであろう。
役者としての可能性を大いに見せてくれたといえるのではないか。
この芝居を見に来た人のほとんどは高泉淳子ファンか、演劇ファンであろう、おそらく山本光洋のことを
知っている人はあまりいなかったのではないだろうか。そうした人たちに山本光洋はどう映ったのであろうか、
知りたいものである。ただ、ひいき目でいうのではなく、彼の存在感は大きかったと思う。
思えば2009年の山本光洋は、自分のステージよりは、いわいる他流試合に出演することが多かった。
見た人の話だと、この前にやったイヨネスコの『椅子』も面白かったらしい。
こうした経験が今後のソロライブにどう生かされていくのか楽しみだし、またどんどん他流試合のなかで、
存在感をしめして欲しいとも思う。
ということでごちそうさまでした。

ダウン

2010年01月 21日 (木) 11:43
さすがに二日続けて痛飲はダメだよ。完璧に使いものにならない身体になっている。
13時から昼下がりの打ち合わせがあるので、今日はそこに直行することに。次回の打ち合わせもあるのだが、先日ヤクーツクで見たクラウン7人組のショーのDVDを観覧することになっている。打ち合わせは誰一人ネタができていないということで、実に手早く終わってしまう。三雲君が持ってきたPCを使って、映像を見る。
プロジェクターで大きく見せたかったがしかたがないかなあ。
15時すぎに終了。せっかく集まるのだがらこうした会にするのも今後面白いかも。ただ今日の自分はここまでで終わり。まっすぐ帰ることにする。横浜中央図書館に寄って、「本の雑誌」のバックナンバーを見る。編集長の浜本さんが、編集後記で長谷川濬の『木靴をはいて』のことを紹介していた。古本屋で長谷川伸の本を探す。セットで四万円。うーんちょっとなあ。
家に帰ってトゥイチーにメール。
ここで今日は終わり。当然酒を抜き、早めに就寝。

ハヤシライスミーティング

2010年01月 20日 (水) 12:48
家を出る時、庭でバタバタ鳥の羽根音が聞こえてきた。なにかと思って見に行ったらラブラブの椋鳥の愛の交歓であった。確かに鳥とは言っても、空とか木の上ではできないもんね。郵便局で漂流民の会の当座預金から下ろす。何ヶ月か前切れてどなりまくったのだが、窓口の人の顔に明らかに緊張の表情が。覚えていたんだろうな。えらく段取りよく対応してもらう。
11時半横浜市役所へ。今日は林市長とのランチミーティング。軽く打ち合わせをやってから、2階の秘書室へ。林市長となってから初めてのランチミーティングということで、マスコミが多数押しかける。官僚出身ではない、プラティカルな感じがする市長さんだ、かなりフランクな感じで、主に開港博について踏み込んだ話をしてくれた。ただハヤシライスのルーがちょっと少な過ぎ。ご飯が余っちゃった。13時から何だったの開港博のメンバーの記者会見があったのだが、これはパスさせてもらって、会社へ。
ウクライナ大統領選は決戦投票にはなったものの、2004年オレンジ革命のシンボルとなったユーシェンコは10%を大きく割った投票率。ヤヌコビッチ、ティモネンコといったロシア依存派が残った。いったいあの熱狂は何だったのだろう。ユーシェンコ勝利直後キエフへ行った時、芸人のほとんどはユーシェンコ勝利を喜んでいた。ひとりだけミミクリーチの演出家の奥さんだけが、反ユーシェンコで、自分たちの敗北をテーブル叩きながら、大泣きしながら悔しがっていた。彼女はいま鼻高々であろう。それにしてもあれは何だったのだろう。
池袋の中華屋へ。近くの古本屋をまた見学。ほんとうに安くていい本が沢山ある。一冊購入。ただ安いだけでなく、いい本にはそれなりの値段がついているから感心する。亡くなった恩師水野忠夫の「マヤコフスキイノート」が1000円とかだったら悲しいと思ったのだが、3600円というまっとうな値段、ウスペンスキイの「イコンの記号学」は6500円であった。
四川の火鍋も美味しかったが、特別メニューの犬の肉が美味しかったな。白酒を結構飲んだ。

コルテオのメンバーと焼きとり屋で

2010年01月 20日 (水) 11:19
昨日の白酒が完璧残っている。長女が契約するマンションの下見に行くも、内装工事に入ったお兄さんがカギを部屋の中におきっぱで、車のところに荷物を取りにきたもんだら、オートロックで入れず。解除する方法もなく、とにかく誰かが出た時に入るしかないということで中を見るのは諦める。彼女の職場の高校をついでに見学してから、出社。
メルマガの配信をする。このところモスクワのサーカス団の対応がいまいち遅いので、結構イライラしている。間に入っているナターシャに愚痴メールを出したら、すぐに返事。別に彼女が悪いわけじゃないのに、悪いことをした。久しぶりに韓国のチュルタギのユーさんらメール。11月にちょっとお願いことのメールをしたのだが、ずっと返事がなくて心配していたのだが、昨日あのメールを見たらしい。なにかあったのだろう。
今日はコルテオのメンバーと一杯やることになっている。19時半すぎマークスシティーで待ち合わせ、焼鳥屋に行く。ジャグラーのエジックは、散髪しているため後で参加。みんな今週末で終わりということもあるし、明日休みということもあるし、かなりリラックスして飲んでいた。白酒で頭に凝りのようなものが残っているのに、いったん飲み始めたらすっきりしてきて、ガンガンいってしまう。サッポロの赤ラベルを飲んでいたのだが、メンバーはかなり気に入っていた。仙台でまたぜひ会おうということで別れるが、京急の終電には間にあわず。品川から東海道で横浜まで出て、京急の最終に乗れるはずだったのが、一歩及ばず。結局新杉田からタクシーで帰宅。

ヤプログメンテ中

2010年01月 19日 (火) 14:33
日曜からブログがメンテ中ということで、ずっと閲覧ができないので、当然のごとくアクセスが大幅に少なくなる。18時ぐらいに完了予定だったが、結局終わらなかったみたい。しかたがないスね。
メルマガを完成させ、第一稿をみんなにチェックしてもらう。今年は攻めていかないといけない年、企画の売り込み。
モスクワに長いメールを送っていて、その返事を待っていたのだがなかなか来ないので、現地時間朝9時すぎに電話、メールが届いていなかったことがわかる。こういうこともあるんだね。1時間後に詳細な返事が来る。さすがである。
20時すぎに帰宅、明日の市長とのランチミーティングについて至急連絡というメールを22時前に見る。すぐに連絡。
1時すぎに就寝。

浅草21世紀2010

2010年01月 16日 (土) 23:41
公演名 「浅草21世紀2010賀笑−寅年・浅草・空騒ぎ」
出演  浅草21世紀 市橋千太郎、柳家松太郎、はたけんじ、チャンス青木、フリーパー、P6

浅草21世紀の座長橋達也さんの本を読んで、喜劇を浅草でやっている劇団が、定期的に公演しているということを知り、正直言ってちょっと覗いてやろうかなとい気持ちで見に来た。澤田さんが相談役とポスターにはでかでかと書いてあるので、澤田さん経由だったら招待券も可能だったと思ったのだが、この公演は自腹を切りたかった。でもそんな期待していなかった。ところがなのである、面白かった。
前半はコント、漫談、切り絵(これってすごかった)、歌とおどりが続く。切り絵が凄かった。個人的なことだが、フリーパーの大上こうじは、高校からの同級生で親友の酒見にそっくりだったこともあって、自分的には結構受けていた。休憩のあとお待ちかね、喜劇のはじまりはじまり。これが目当てだったのだが、意外に面白かった。新年の演目なのにいきなり葬儀屋の話しなのだが、後半の葬式のところは非常にテンポもあって笑えた。座長の橋さんのアドリブがうまいぐあいはまっていたが、この劇団は橋に頼っていない、若い人材が多いのが逞しい。実は本音をいうと、浅草の喜劇の伝統を守っている、そんなのを見てくれというのかなと思っていたのだが、いやいやそうじゃない、この劇団は生もの、生き物、まぎれもなく生きた芸能なのである。だから色気がある。
イケメン君、そして美女ぞろいの若い団員さんが多い、舞台セット替えの時に、この団員さんたちが歌と踊りを披露してくれたが、なかなか立派。吉本でもなく、M1でもR1でもない、ましてやTVでもない、彼らがなぜ喜劇を目指しているのか猛烈に気になってきた。
フィナーレ前のおののこみちの歌が良かった、彼女の最初の大黒舞もたいしたものであった。
これ結構はまるような気がした。

永田町から浅草へ

2010年01月 16日 (土) 23:09
昨日あんまり気分良かったので、家に帰りまた結構飲んでしまった。ということで目が覚めたのが9時すぎ。下の娘がセンター試験に出かけるところだった。いよいよ彼女の受験シーズンが始まるわけだ。奥さんは丹沢の麓でのバイトに出かけたあと。上の娘もでかけ、最後に遅い朝飯を食べてから、家を出る。渋谷のヤマダ電器でこの前失くしてしまったポータブルDVDプレイヤーのAC電源アダプターを受け取りに行く。8500円で買ったプレイヤーだから1000円ぐらいかと思ったら大間違い、3700円だって。でもしかたがない。半蔵門線で中田町へ。先週と同じように国会図書館裏のビルの前が厳重な警備。小沢がらみなのかな。
先週に引き続き、満洲の新聞のマイクロの閲覧と、長谷川濬が晩年に書いた小説をコピー。今日は食堂で、新・国会丼を食べる。先週食べた国会丼は、牛丼とカレー丼のコラボ、このコラボがネーミングのポイントなのだろう。たぶん衆議院と参議院?、新・国会丼は親子丼とカツ丼のコラボ。これはいまいちだった。国会丼の方がグットである。予定していたことを終え、3時すぎに図書館を出て、浅草へ。浅草結構人一杯、このところ土日はずっとこんな感じ。いいことである。自分の今日の目的地は木馬亭。だんだんここが自分のなかで馴染んできている。特に入り口で根岸のおばあちゃんが座っているのをみるだけで、なぜかほっとしてしまう。
初めて見る浅草21世紀。そんな期待などしていなかったのだが、なかなかどうして面白かった。これもしかしたらまた来るかも。マックスでも2時間と踏んでいたのだが、あっという間に時間はたち、時計をみたら6時50分(始まったのは4時5分)たっぷり2時間40分もやっていたのだ。あっという間だった。
奥さんにこれから浅草をでるというメールを入れると、今日は魚屋さんがこなかったという残念なメールが帰ってくる。8時半すぎに帰宅。

やっと実現したデート

2010年01月 15日 (金) 22:52
朝メールをチェックしていたら、我々の師匠というか、自分にとってはサーカスの道に引き込んでくれた大恩人ンスラフスキイお父さんの書いた論文が全部読めるサイトがあることを教えてくれた。二年前に亡くなっていた。95、6才で、こんなことがくるのはもちろん覚悟はしていたのだが、もう少し早く知りたかった。サンクトにいる娘さんは自分のメルアドも知っているから万が一のときには連絡がくると思ったのだが。アルマトゥイにいる時に、スラフスキイお父さんに電話したのが最後だった。スラフスキイお父さんが書いたラザレンコと出会わなければ、こんなサーカスの世界に首を突っ込むことはなかったろう。ありがとう。
桃太郎の構成のことでいろいろアイディアを整理している。トゥイチーにも連絡はしているのだが、まだ返事がない。メルマガの準備。来週には出したい。
17時半会社を出て、神保町のいつも打合せで使う喫茶店でいつも本の装丁をしてくれている西山さんと、西山さんとよく仕事をしているフリーの編集者高崎さんと落ち合う。この三人でデートすることをずっと楽しみにしていたのだが、やっと実現した。場所をランチョンに移し、閉店まで高崎さんと西山さんが最近一緒にした虫明亜呂無の「仮面の女と愛の輪廻」の話しや映画の話しなどなとまあ、ほんとうに盛り上がったこと、盛り上がったこと。本と映画という肴があれば、カキフライもめちゃめちゃ美味かったけど、これだけ美味い酒が飲めるんだね。めちゃめちゃ楽しい初デートであった。

ニクーリンサーカス

2010年01月 15日 (金) 12:03
公演名 「ニクーリンサーカス」
観覧日 2010年1月14日午後7時開演(終演8時55分)途中休憩あり
会場 JCBホール

今年もニクーリンサーカスがJCBホールにやって来た。昨年はコルテオと競うように伝説のサーカスニクーリンということで、日本ではほとんど知られていないニクーリンの名前を全面に出したパブリシティーをしていたが、今年はボスターもイラストにして、キャッチコピーも子どもと一緒に見に行こうということで、ファミリー向けを強調、従来の東京ドーム冬のサーカス路線に戻リ、入場料もずいぶんとリーズナブルにしていたが、観覧した日はガラガラ、20%も入っていなかったのではないか。このJCBホールは、海外のサーカス常設館と同じぐらいの規模をもち、サーカスを見る上では最高の場所なので、なんとかここでのサーカスをレギュラー化してもらいたいので、集客もがんばってもらいたい。
さて内容だが、去年よりは良くなっている。ひとつひとつの番組に力があるものばかり並んでいるし、動物もクマに、犬に、フェレットとバライティーに富んでいた。問題は演出、去年と同じ演出家なのかなあ。モスクワで去年8月見たニクーリンサーカスのショーは素晴らしかったし、演出も良かった。それにくらべると、かなり劣っている。まずオープニングがぜんぜんダメ。これから楽しいことが始まるという期待感をまったくそそらない出だし、もっと賑やかに始めるべきだろう。地味なストラップでなんとなく始まってしまった。ワクワク感のかけらさえ感じられない。以下番組をひとつずつ。
犬のサーカス 
年もとったし、太りもしているが、プロステツォフのこのプードル犬のショーはさすがである。プードルが綺麗だし、特にプードルが後方宙返りしてからは、息もつかさず見せていく。ただオープニングが地味に始まっているから、この楽しさがもうひとつ伝わらない。演出家の責任である。
ジャグラー
以前ワレンチンサーカスで来ていたピエロのジャグリング。ピエロの衣装で、大きな白い輪を操り、ハシゴの上に乗って演技するその姿は幻想的なのだが、前はもっとすごいことをやっていたような気がするのは気のせいだろうか。輪を7本使ってやっていたような気がするのだが・・・だからなんかあっさり終わったような気になってしまった。
縄とびアクト
トリの芸シーソーアクロバットのセカンドアクトなのだが、これだけ大勢いると迫力がある、これをオープニングにもってくるべきだったのでは・・・
バランスアクト
ニクーリンサーカスはピンの芸人さんが多いのだが、そのなかでもこのバランスアクトは見事であった。コントーション的な柔軟さを旋回する台の上で演じるのだが、そのオリジナリティと演じる男性の美しさに感銘した。
熊のサーカス
これは去年も出演した熊さんたち。両手を内向けにして下げている姿がとても微笑ましい。
空中ブランコ
二部はフライングから。夏のボリショイにもでていたアリシェールグループ。体育館よりここの空間が圧倒的に見栄えがする。このグループは回転技をふたりのキャッチャーをつってよりダイナミックに見せているのがいいし、横だけでなく縦の広がりがある。それに旋回系もあるので見ごたえがあった。狂言回しに出てくる少年はこのグループのリーダーのアリシェールの息子。
フェレットのサーカス
去年モスクワで見て大笑いしたフェレット君たち。おそらくフェレットの特性を生かしているだけなのだろうが、その動きのおかしさがなによりもこの芸を際立たしている。調教師のいうことをしっかり聞いて演じているように見えてくる。ただ歩くだけでは7〜8分の芸はもたない、このフェレットたちは飽かさずに、見事に観客の心を手玉にとってしまっている。大好きな芸。
アンチポード
かなり大胆で演技するにはあまりにもデコレイトされたコスチュームを着ているのだが、見事な足さばきをみせてくれた。これもピン芸なのだが、たいしたものであった。芸の組立もいいし、最後の大技はスリリングであった。
シーソーアクロバット
このぐらいの会場で、シーソーを使った大跳躍を見ると迫力がちがう。しかも11人の大人数で演じるから圧倒される。いまこうした集団芸は中国以外ではなかなか見れないのだが、やはりこういうアクトがトリで入っていると締まる。

去年のダサイダンスの挿入よりは、ダンサーが芸のあたまにうまく入ってきて、絡み方がずいぶんスマートにはなっているのだが、やはり演出が弱い。子どもを狂言廻しに使うのも悪くはないが、子どもをつかうとどうしても頭の部分が弱くなってしまう。
演目のひとつひとつはみないいのだから、あとは演出によっていかようにもなるのではないだろうか。クラウンは悪くはないと思うが、去年8月モクスワのニクーリンサーカスで見たクラウンがあまりにも良かったから、ちょっと見劣りがしてしまった。
クマのイチオシ
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深川散策―江戸における仙台発見

5月27日(日) 清澄白河
中野日出夫さんの解説で深川富岡八幡宮で発見された石巻の海上安全祈願奉納碑を見学します。


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