モスクワ郊外の夕べ編 4 ニクーリンサーカス

2009年08月 23日 (日) 15:24
今日は特に予定のない日ということで、ゆっくり起きる。天気は相変わらず。天気予報では22度とか言っているが、20度はいっていないであろう。メールだけはチェックしておくが、ゴミメールがほとんど。昨日ビデオからパソコンへ映像をコピーできなかったので、ネットを接続しなが解説書を見てやってみるが出来ず。そんなことをやっているうちにお昼がやってくる。今日は自分が持ってきたそばをつくることに。そば好きのフェルーザがそばで作り方を学習したいというので、助手となる。たかがざるそばをつくるだけなのだが、偉そうにして教えてやる。トゥイチーもこれは美味いと喜び。一番喜んでいたのはフェルーザであった。今晩のニクーリンサーカスのチケットが手配できたという連絡が入る。それまでまた例によって世界陸上の女子マラソンをテレビ観戦。尾崎がスペシャルドリンクを取り損ねて、コーチが手渡ししたとき、テレビの解説者がこんなことがあっていいのか、スポーツ選手はあくまでも自分でとらないといけないと半ば絶叫。西田さんもこれはまずいんじゃないのと首を傾げる。そのあとテレビ解説者は、いま電話で確認したが、これは反則であるという。尾崎と中国選手のデットヒートもそっちの方が気になってしまった。
マラソンが終わって、モスクワ市内に向けて車で出発。今回初めてモスクワ中心に出ることになる。表参道ヒルズのような商業施設がたくさん出来ている。経済危機の影響はあるはずなのだが、いきなりダウンということはないのかもしれない。18時すぎにサーカス場に到着。まだ時間があるのでサーカス場隣接のコーヒーショップでお茶を飲む。まもなくAが現れ、チケットを手配してくれ人もやってきて、入場。セルゲイも来ることになっていたが、彼は遅れるので自分で入るとのこと。日曜の夜なのだがかなりの人。ほほ満席ではなかったろうか。去年のプログラムにはがっかりしたが、今日のプログラムはとても良かったと思う。西田さんもセルゲイもみんな満足。セルゲイは明日朝7時の飛行機でカザンに行くというので、今回はこれでお別れ、あとは日本でということになる。20分ほどで家に戻り、今日はウズベキスタン風ピローグの夕食。昨日買った生ビールの量り売りとウォッカでいい調子で飲む。24時すぎまで飲んで就寝。

モスクワ郊外の夕べ編 3 休養をかねて

2009年08月 22日 (土) 15:20
なんとなく寝床でセルゲイがもぞもぞしているのに目が覚める。今日も3回トイレに起きた。なんとなく起きて、昨日出来なかったストレッチをしていると、セルゲイもストレッチをはじめる。彼もこれが毎日の習慣らしい。
メールをチェックしていると、サハのイワンからメール。写真がたくさん添付してある。何故かヤクート馬とかお姉ちゃんとか、意味不明の写真ばかり。一緒に見ていたセルゲイも大笑い、背景幕のデザインを送れと言ったのに、その素材を送ってきたわけだ。すぐにセルゲイがイワンに電話、デザインだよと念を押す。これで少しはわかってくれたかな、セルゲイも。イワンと自分のいままでのやりとりを・・・
決めかねていたのだがいまサンクトでやっているカスチュークの番組を見るために今晩サンクトに行くことにする。セルゲイも一緒に行くことになった。その旨を外国部のマリーナに連絡。では切符を買いに行こうと、トゥイチーとセルゲイの3人で、近くのカサーに向かう。10人ぐらい並んでいた。30分ぐらいしてもなかなかはかどらない。そのうち窓口付近でいい争い。誰が先に来ていたかということらしい。なんでも12時から昼食休憩に入るらしい。12時窓口のカーテンが閉められ、業務終了。トゥイチーが親切そうなおばさんに順番をとっておいてもらうように頼んで、いったん家に戻る。そしてまた13時ちょっと前に行くと、もう窓口が開いているから早く行きなさいと、さっき並んでいたおばさんに言われる。なんと行きの切符はあるのだが、帰りの切符は日曜の分は全部売り切れとのこと。ということでサンクト行きは諦める。今日の予定はこれでなくなったので、家の近くの生ビール量り売りの店でビールとサキイカを買う。そのうちにトゥイチーの携帯に、古い友人のAから電話、いま近くにいるという。ピックアップして家へ。昼飯はプロフ。ビールとウォッカを飲みながら、プロフを食べる。ちょっと食い過ぎかも。セルゲイといったん別れる。自分とAはトゥイチーの案内で近くのアルハンゲリスク庭園へ。途中金持ちたちが住んでいるという軽井沢のようなところを通る。ここにとんでもない広さのお城があった。3キロぐらい塀に囲まれて、ガードマンが見張り、遠くに館が見える。トゥイチーは誰が住んでいるのか何人もの人に聞いたけど誰も知らないという。20年もモスクワに住んでいるAの話では、このあたりはまったく何もなかったところで、驚くべき変貌であるという。
アルハンゲリスク庭園はエカテリーナ二世がモスクワに来たときのお城なのだが、なかなかいいところであった。サンクトの夏の宮殿のような建物がたち、なによりも広い庭園が気持ちいい。今日は土曜日ということもあり、たくさんの新婚さんが集まって、あちこちで「ゴーリカ」の声が聞こえる。かなり腹一杯になっていたのでちょうどいい食後の運動になった。でもまだ腹一杯。18時すぎに戻る。さすがに今日はもう夕食はいらないということになった。昨日撮影した映像をパソコンにコピーしようと悪戦苦闘するが出来ず。そのうちに世界陸上が始まるので、そのままテレビに釘付け。日本では早朝の放送なのでぜったい見れないのだが、今日やった全種目を見ることができる。男子棒高跳びのオージーが何回も飛んでいる他の選手をよそ目にわずか一回の跳躍で金メダル。女子ハンマー投げで世界記録を出した喜びにコーチのところに足を捻挫、そのあと一投もできずとか、一投ごとに記録を伸ばし、世界記録にあと一歩というところまで近づいたドイツの17歳の女の子の素晴らしい笑顔、日本があと一歩というところまでせまった男子400メートルリレーなどなど、久しぶりに陸上を堪能した。競技の終了と共に、床へつく。

モスクワ郊外の夕べ編 2 試演会

2009年08月 21日 (金) 15:17
夜中何度もトイレに起きる。別に寒いというわけではないのだが。8時すぎに目が覚める。簡単な朝飯、簡単な方がありがたい。10時半道具、食料を積んで試演会の会場に向けて出発。11時半すぎクラスノゴールスキイの市民会館のようなところへ到着。なんかここの風景見たことがあるような気がしてきた。デジャブーであろうか。すでに会場では共演する2組のマジシャンが待っていた。撮影準備に入る。12時すぎに試演会スタート。これは来春にプレゼンしている創作作品。いままでいろいろメールで打ち合わせしてきたけど、とにかく実際に途中経過の作品を見て、そこで第二段階に入らないといけないということで、今回の出張と相成ったわけで、今回の出張の一番の目的となる。こちらが予想していたより、すでに作品になっている。さすがである。いい奴と組んだとあらためて思う。ロビーで撮影もかねて、打ち合わせ。ロビーにテーブルだしているうちに思い出した。ここは間違いなく来たことがあり、このロビーでビデオを撮影した。あれは7〜8年前のこと。福井博覧会のために呼んだ民族アンサンブルの演奏風景を撮影し、ここのロビーで打ち合わせというか酒盛りをしたのだ。今日は酒盛りなんて下品なことはせず、ジュースやお茶を飲みながらダメだし。いい打ち合わせになった。いい作品が作れる確かな手応え。1時間ほど打ち合わせしたあと、トゥイチーの家に戻る。16時すぎサハサーカス総裁のセルゲイが来訪。今回の出張のもうひとつの大きな目的は、秋リトルで公演するサハサーカスの総裁セルゲイと最終的な打ち合わせをモスクワですることである。まずは9カ月ぶりの再会を喜ぶ。メールでいろいろやりとりしていたことの確認と、スケジュール、プログラムの内容を最終的にチェック、打ち合わせ。
トゥイチーとセルゲイは旧知の仲ということもあって、和気あいあいとしたもの。さっそく晩飯。セルゲイが持ってきたウォッカを飲みながら食事。今日はラグマン。
遅くなったのでセルゲイは宿舎に戻らず、ここに一緒に寝ることに。彼も眠そうだったが、放映中の世界陸上の男子高跳びの決勝を最後まで付き合わせて、消灯。

モスクワ郊外の夕べ編 1 出発

2009年08月 20日 (木) 15:14
朝飯は、泉屋のいなり寿司。フライトインフォメーションをチェック。20キロのスーツケースを引きずって冨岡の駅まで。汗だくになる。電車も混んでいる。しかたがない。8時20分のリムジンでYCAT出発。10時前に成田着。西田さんが来るのを少し待って、チェックイン。ガラガラというわけではなさそうだ。コーヒーを飲んで、免税店でお土産の酒、確かアエロフロートではドリンクサービスにビールが出なかったような気がしたので、缶ビールを購入。定刻通りに乗りこむ。案の定ビールは出なかった。持ってきた長谷川海太郎の『踊る地平線』を読む。モスクワ時間17時30分シェルメチボ空港着。なんと入国手続から15分ほどで出国。トゥイチーと、今年の春リトルに来ていたストラップのコーリャが出迎えに来ていた。あまり早く出てきたのでびっくりしていた。いろいろルスツのメンバーから依頼された品やお金を渡すことになっているのだが、なかなか現れない。とにもかくにもあまりにも我々が早く出てきたからに他ならない。ワーリャの弟、マリーナ、マヤのお姉さんなどがやっと現れる。それぞれに頼まれた品やお金を渡す。予想されたことだが、渡してくれと預かり物。それに今日誕生日ということで自分への贈り物。皆に送られてトゥイチーの車に乗って、彼の家まで。肌寒いのにびっくり。なんでも今年の夏はずっとこんな感じらしい。通常だと30分ぐらいで着くらしいのだが、とんでもない渋滞に巻き込まれる。にっちもさっちもいかない、歩いた方が早いぐらいとトゥイチーが言っていたが、まさにそんな感じ。途中回り道をしたが、それも渋滞、結局、3時間かかって到着。こっちよりも運転していたトゥイチーが疲れたはず。ずっと待っていた奥さんのズフラーの手料理とビールで再会を祝う。トゥイチーは早々と明日見せてくれる作品について詳しく説明。モスクワ時間23時すぎに(日本時間朝5時)就寝。

悪い仲間 マカールの夢

2009年08月 20日 (木) 0:23
書名 「悪い仲間 マカールの夢」
著者 コロレンコ 訳者 中村融   出版社 岩波書店(岩波文庫)   出版年 2007

内村剛介のロングインタビューの中で、コロレンコのことが出ていて、気になった。ひとつは彼自身がヤクートで囚人生活をおくっていたこと、内村がとりあげた「鷹の島脱獄囚」の舞台がサハリンであったこと、これが決めてとなり購入。この短編集には三つの作品が収録されている。チェーホフとは違う、なんていうんだろうロシア的もものの原点というか、底辺で生きる民衆の情念のようなものが、ほとばしる。「鷹の島脱獄囚」の囚人たちが、なぜこれまで自由を求めるのか、その根っこのようなものがここに描かれている。バルテバスのロシア映画『シャーマン』と通じる自由への渇望、とにかく自由への本質的な欲望にうちのめされる。「マカールの夢」、「悪い仲間」でえぐり取られる根源的な貧困、何故そんな目にあわなくてはいけないのかというのではなく、貧困の極限、それを受け入れる、受け入れなければならないのではなく、受け入れる人々の強さと危うさ、それを見事に書く。自由への渇望、貧困を受け入れる、きっと長谷川濬が大好きだった作家ではなかったか。読んでほんとうに良かった。もう一冊『盲音楽師』という翻訳があるのでこれも注文した。
満足度 ★★★★

元祖テレビ屋ゲバゲバ哲学 

2009年08月 19日 (水) 23:43
書名 元祖テレビ屋ゲバゲバ哲学 
著者 井原高忠 取材・構成 恩田泰子 
出版社 愛育社 出版年 2009

去年澤田隆治さんと『論座』で対談させてもらったとき、井原さんの名前はよく出てきた。その時誰なのだろうと調べたら、日テレのバラエティー番組を次々に作っていた辣腕ディレクター、なかでも『ゲバゲバ90分』『11PM』は伝説的番組として知られる。どんな人なのだろうと興味はあったが、いいタイミングでこの本が出た。澤田さんは、この人には勝てないと思ったと言っていた意味がわかったような気がした。本人は否定するかもしれないが、天才肌、生まれつき持っている天性のセンスがあったのだと思う。そのセンスをどう発揮するかというのは、本人の感覚、そして努力、やる気にかかっていると思うのだが、それを遺憾なくやり遂げたのが、この人なのだろう。クリエイターとしての才能を発揮させるだけでなく、きちんとした信念を持っているところが、秋元康とかいまどきのテレビ人間とは違うところだろう。
もう一点、非常に惹かれたのは、井原がバラエティーショーに魅力を感じテレビだけでなく、コルドンブルーでずっとバラエティーショーを作っていたことである。これだけのバラエティーショーに対する哲学をもち、たくさんの経験をもっている人だけに、どんな舞台をつくったのか興味がある。
カバレットシリーズをやりはじめたとき、演出をどうするのか、誰がいいのかという話を梅津さんとか、巻上さんとしたことがある。日本でいまこの手のバラエティーショーを演出している中村龍史ということになるのかなあ。センスをまったく感じなかったけど。井原がどんな舞台をつくったのか見たかった。
この本では井原本人へのインタビューだけでなく、井上ひさし、伊東四朗、藤村俊二など縁の深い人のインタビューも収められているのだが、秀抜だっのが萩元欽一のインタビュー記事である。これほど井原という男の本質、人間像を語りつくしたインタビューはないのではないだろうか。萩元がいかに井原ということに惚れ、畏敬し、畏れていたのかが熱く語られている。
テレビマン必読の本であろう。
満足度 ★★★


裏の手

2009年08月 19日 (水) 23:26
10時に赤坂プリンスホテル。光洋ちゃんとヤマちゃんと落ち合い、クリスタルルームで仕込み中の澤田さんとところへ。懐かしいよな、15〜6年前になるんかな、ワレンチンサーカスの日本デビュー公演をここでやった、あの時は一夜限りの公演だったが、いろいろあった。現場は搬入がはじまったところ、澤田さんにふたりを紹介、まもなくヤン・ファンがやって来てのでふたりのお見合い。可笑しかったのは自分の顔を見て、これがこのまえ澤田が言っていたクラウンか、顔がクラウンだよねと言っていたこと、違うって・・・でもなかなか気さくな奴のようだ。澤田さんの冒険はまだ続いている。これもまた大きな仕事になる。ここを借りて手打ちの興業をうつというから凄い。公演は金曜から3日間。すぐに会社に戻る。11時から打合せ。スケジュールの確認が主。ルスツサーカスの入りがぐんぐん伸びているという。素晴らしいことである。セルゲイに電話、モスクワに21日から入るという。しばらくしてイワンからすごい内容のメールが入る。ウラジオ−境港のフェリーで来日するという。こんなフェリーあるの、嘘だろうと思ってネットで調べたら、なんとこれがある。今年の6月から就航しているらしい。ウラジオから境港まで2泊三日、2万5千円、でもこれじゃ間に合わない。あわててセルゲイに電話、他の方法を探してくれと頼む、そうか時間がかかるのかと諦め、他の方法を探すようにイワンに言うとのこと。しかしこんな方法があったとは、いま飛行機がえらい高いから、これでウラジオへ行くというのも手かも。しかしこんなのを探すとは、イワンもなかなかやる。
18時に退社、帰りスーパーでモスクワから頼まれた納豆と、お土産で持っていくそばのためのそばつゆなどを購入。久しぶりに携帯にイシャムから電話、ごきげんうかがいだった。仕事がないみたい。
帰宅して荷物のパッキング、なんだかんだとやはり20キロ以上の荷物になった。しかたないよなあ。

再会

2009年08月 18日 (火) 11:53
世の中まだお盆休みモードらしい。モスクワ行きのスケジュールを作成しておく。やる前にやらないといけないことをいくつか整理、持っていくものの準備。いまレニングラード舞台サーカスで来日中のクラウンのユーリイから電話、今日会えないかという。一応14時にホテルに行くことにする。沖縄、新潟とカンボジアサーカスについていた西田さんと大野さんがメンバーを成田から送り、出社。カンボジアも長いツアーだった。お疲れさまである。
14時池袋へ、ホテルを探すのにちょっと手間取ったが、なんとかたどりつく。ユーリイとゴーシャと近くの四川料理屋に行って、遅い昼食。彼らが見てきたゼットとボリショイサーカスの話題で盛り上がる。なんでも来週は愛知県で公演するので、リトルのメンバーが見に来てくれるというのを楽しみにしていたようだった。16時すぎに別れる。
今日は奥さんが用事があるので、飯の支度をしなくてはならないので、早めに帰宅。19時帰宅、奥さんが支度と言ってもほとんど温めるだけなので簡単なもの。下の娘はそうとう良くはなっているようだが、まず少しずつリハビリをということだろう。上の娘も帰ってきたので3人で食事。昨日隣からもらった梅酒を飲む。

一週間ぶりに出社

2009年08月 17日 (月) 11:38
やっと夏らしい日差しが戻ってきたというか、やってきたというか、夏らしい日になった。夏休みを終えて一週間ぶりに出社。千駄ヶ谷のこのあたりは、なんか静か、まだ明後日ぐらいまで休みのところが多いようだ。そういえば電車も空いていた。主に木曜からのモスクワ出張の準備。ルスツのメンバーからもらっていたDVDを鑑賞、いくつかいい番組をピックアップ。
今日は気功の日、途中秋葉原のヨドバシに寄って、出張で持っていく電化製品を購入してから治療を受ける。
21時過ぎ帰宅。

三河手筒花火

2009年08月 16日 (日) 17:03
公演名 三河手筒花火 (「ダンス白州2009 火の節より)
会場  白州・赤土広場
公演日 2009年8月15日午後7時開演(8時終演)
出演  三河新城煙火愛好会 

久しぶりに訪ねた白州、今年から少しスタイルを変えて四季にわけてさまざまなダンス、芸能を紹介するという。白州に行くようになってから10年以上経つが、アートキャンプがある夏しか行ったことがなかった。白州は夏だけでなく、四季折々きっといろんな姿があるのだろうと思う。それを味わいつつさまざまな芸能に会えるというのはとても魅惑的な企画だと思う。そしてその夏編は「火の節」ということで、それにぴったりくる三河手筒花火をやるというから、これはもう見に行くしかない、ということでかなり強行スケジュールだったのだが、見に行ったわけだが、行って良かったとつくづく思う。闇空に打ち上げられた火柱の残像、火の粉を浴びながら一心に筒を抱えている演者の立ち姿の凛々しさが、まだ目の裏に焼きついている。こんな凄い芸能がまだ残っているんだという感動、そしてそれを飄々と演じる人たちの心意気に本当に胸を打たれた。小さな筒に火薬をつめたものから最後は3人が一緒になって行うものまで25発、とにかく解説していた田中冺さんが、「笑うしかないですよね」と言っていたが、まさにその通り、圧倒されすぎて、あとは口あんぐり笑うしかないのである。新城では神社の森の中で演じられるそうだ。冺さんの話しだと、今年は若い女性が手筒に挑戦していたという。それを見ている人たちからがんばれとかいう声もかかるという。いわば大人になるためのひとつの儀式にもなっているという、そんな芸能が残っている、日本も捨てたもんじゃない。たぶん一生忘れることはないだろう。これだけを見るために白州へ来て本当に良かった。
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石巻若宮丸漂流民の会 東京例会
深川散策―江戸における仙台発見

5月27日(日) 清澄白河
中野日出夫さんの解説で深川富岡八幡宮で発見された石巻の海上安全祈願奉納碑を見学します。


第13回桑野塾

6月9日(土) @早稲田
インド大魔術と現代ロシア音楽の最先端!

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