瞽女うた

2017年06月 28日 (水) 5:33
書名 「瞽女うた」
著者 ジェラルド・グローマー  出版社 岩波書店(岩波新書) 出版年 2014

新書という限られた字数のなかで、瞽女という芸能の社会的背景からその唄の分析、さらには明治期に入ってからの衰退の過程まで、専門書並の情報と分析が込められているのに感心した。瞽女というと雪降る中一軒一軒家を訪ねていくという風景がすぐ浮かんでくる、孤独な旅芸人ということなのだが、著者は瞽女のさまざまな権益を守るための組合のような組織があったこと、江戸時代の倹約奨励のなかで芸能ごとが禁止されていくなか、瞽女が身体障害者ということからその生活保障のようなことが行政からなされていたこと、それに比べて明治期に入ってからこうした芸能者の切り捨てが行われていたということなど、興味深い指摘のなかから、瞽女の芸能をある意味育んでいた江戸という時代の奥行きを感じもした。本書はそうした芸能を成り立たせる社会的背景だけでなく、それを受容する民衆の感性の変化、さらには芸能の常である、それにあわせる瞽女唄の変遷という本質的なところまで迫っていく。丁寧な文献案内など新書らしく案内書としての機能も十分果たしてある。

腰が・・・・

2017年06月 27日 (火) 5:26
朝ストレッチ中に腰が少し重く感じる。2月のぎっくりがあるので、もちろん走るのはやめ。このところ重いものを担ぐ機会が多かったのでそのせいなのかもしれない。今週一杯は走るのも重いものを担ぐのもやめておいた方がいいだろう。屏風ヶ浦で電車がストップ。押上で信号点検とのこと。ほぼ1時間遅れて出社。
今月中に出す予定になっていた原稿を完成させ、メールで送信。いよいよ残るのはあとひとつ。
提案するための映像を再度チェック。意見をエージェントに送付。こちらの方もなかなか決まらない。とにかくひとつひとつやっていくしかない。
それと絶対に疲労している。身体をいたわらないと・・・
ということで今日は休肝日。

下北余話

2017年06月 26日 (月) 15:48
軽く冨岡公園まで走る。浜空碑のところはこの前の風と雨でまた落ち葉で一杯になってしまった。週末掃除をせんといかんだろうな。
昨日の講演会での出来事を中村喜和先生にお知らせしたいということで、メールを出すと、かなり興奮気味のメールが来る。やはりすごいことだったのだと思う。
仕事の件でもう3週間ぐらいずっといらいら状態が続いているのだが、この状態がいつ終わるかはまったく予断を許さない。とにかく地道にやっていくしかない。それとあらゆる可能性に対して考えていかないとということになるのかな。
帰宅してから注文があった「我にナジェージダあり」の発送準備。こっちもまだ採算ベースまではきていない。とにかくじっくりやるしかないということだ。

下北紀行2佐井の朝

2017年06月 25日 (日) 13:56
多賀丸の碑を見ておいた方がいいだろうと思い立ち軽く走りながら、碑のところへ。イカ釣り船があるのは佐井らしい。去年のイカはまったくの不漁だったとのこと。今年はどうなのだろうと地元の人が心配していた。漁は来月ぐらいからはじまるとのこと。記念碑のところにいたら一人で遊んでいた少年が寄ってくる。むつ市内に住んでいて、週末はおじいさんとおばあさんがいる佐井に遊びにくるらしい。小学生3年とのことだったが実にしっかりした少年で、ここの神社のお祭についてしっかり説明してくれた。ではということで神社に行くことにしたら、しばらくぶりだから自分も行くということで一緒いに行くことに。この間もずっとお祭のことを話してくれた。子どもがこうして地元で開催されるお祭について一生懸命に語るのはなんて素敵なことなのだろうと思う。あんまり楽しそうに話すからそのにぎわいぶりが目に浮かんでくるようだった。おかげで素敵な朝をすごさせてもらった。
9時半に民宿を出て、一路講演会が開かれる大畑へ。途中本州最北端の大間で記念撮影。
12時半から講演会。今日はせっかく下北に来たので若宮丸の話しではなく、前半は慶祥丸と善六の話し、後半は多賀丸からメッセージということで、レクシコンの辞書の話しと菅江真澄が採集したロシア盆唄について話した。この唄の節回しを知りたいものだと言ったら、一斉にこれは佐井の盆唄だという声があがり、下北地方の民謡を集めている方がいらっしゃり、この盆唄の節でロシア盆唄を唄ってくれた。うれしかった。ずっと気になっていたことだったのだ。
唄ってくれた女性に講演後にあらためて唄ってもらい録音した。レクシコンの辞書はいまでも地元の漁師たちはつかっていますよと教えてくれた人もいた。なかなか波瀾に満ちた展開となったいい講演会になった。大湊線は日曜ということでまったく汽車がなく、野辺地近くから来てくれた方の車に便乗して、野辺地まで送ってもらう。車中も唄の話しでもちきりになる。
野辺地ですぐに電車が来て八戸へ。昼を食べていなかったので軽くビールを飲んで食事。18時過ぎのはやてで一路東京へ。持ってきたワイファイは仙台近くまで圏外。見ようと思ったDVDも見れず、結局水族館劇場の北九州公演の前半だけを見る。22時過ぎに帰宅。さすがに疲れたな・・・

下北紀行1半島半周

2017年06月 24日 (土) 12:58
いくつになっても母は母。早くでるということで筋子入りのおにぎりをつくってくれた。6時半前に家を出る。仙台駅では1時間ぐらい時間があったので、おにぎりの朝飯。はやては超満員。立ち客も。八戸までは1時間半足らず。大人の休日倶楽部の割引利用の人で駅も電車も混み合っている。青い森鉄道と大湊線をつかい終点の大湊に着いたのは11時半ぐらいだった。駅では佐藤ミドリさんはじめ出迎えの人たちが待ち構えていた。今日は川内、牛滝、佐井と回るというかなりハードなスケジュールになっている。三台の車でまずは中川五郎次の故郷川内村へ向かう。ここの立派なまちの駅でお弁当を食べてから、冨岡さんの家を訪ねる。ここで五郎次の川内時代についてのお話をさまざまな資料を見せてもらいながらお伺いする。吉村昭さんも「北天の星」を書かれた時に冨岡さんのところに来たとのこと。川内庁舎の2階にある五郎次展示コーナーを役所が休みだったのにもかかわらず特別に見せてもらう。ここから牛滝に向かう。牛滝は慶祥丸が出帆した港。海沿いの道はなく、山道を登っておりてしながら向かう。牛滝の港をまず見物してから坂井さんの家を訪ねる。かつてここはヒバの積み出しで大いに賑わったという。3千人の人が伐採し、運んで、さらには製材して積み出したという。それにしても坂井さんの家は宝の山だ。江戸時代のヒバ木材の商い、明治以降はラッコとかやっていたらしい。この家の蔵を調べるといろんなことがわかるんじゃないかな。北前交易や北方との交易のこともわかるような気がする。
最後の目的地佐井に向かう。ここも同じように山を登って下ってということになる。途中仏が浦を見る。こんなところを菅江真澄は歩いたのかなと思う。
佐井で10年ぶりに渋田さんと再会。真澄が10日逗留したときに泊まった部屋で貴重な資料を見せてもらう。あらためて写真撮影。渋田さんのことばは本格的な下北ことば。津太夫と左平と合流した慶祥丸乗組員と会話したときはこんな感じだったのだろうかと思ったりも・・・・
このあとは渋田さんにも入ってもらい今日の下北ツアーの参加者で泊まる民宿で食事会。うにが絶品だった。それ以外にもほややほたてにイカ、海の幸を満喫させてもらった。朝も早くかなりハードなスケジュールだったので、部屋に戻り100メートル決勝を見てそのままばったり。

家の手伝い

2017年06月 23日 (金) 12:50
七北田川沿いを走る。鳩たちが訓練飛行中。いつもながら統率がとれた飛行には感心させられる。
今日は特に予定なし。洗濯・洗い物とお手伝いの一日。おふくろが免許証を返上したので買い物に行ってやる。ヨークベニマルまで往復バス。またしても今日もすき焼きとのこと。今月一杯の締め切りの原稿が二本あるので、でかい方のパソコンをもってきたのだが、今回の忘れ物はマウス。結構大変だった。なんとか一本は見えてきたような気がする。明後日の講演のための資料つくり。こっちもなんとかなりそうな気がしてきた。
すき焼きつくりが段々板についてきたような気がする。
明日は早いので早めに就寝。

仙台へ

2017年06月 22日 (木) 15:05
ベイサイドを走る。普段見かけないでかい船が係留していた。昨日の風で浜空碑のところはまた落ち葉が・・・今週は無理だが、来週また掃除せんといかな。
今回は3泊4日なのだが、資料をいろいろ詰め込むうちにまたでかい荷物ができてしまう。大きい荷物になったので各駅で横浜まで。ウズベクの荷物の件をまた打ち合わせしながら、インボイスを作成。図書館に本を返却したあと、例によって予約リクエスト。久しぶりに区民会館近くのうどん屋でカレーうどんを食べる。絶品である。これもトゥイチーにたべさしてやりたいものだ。
2時半会社を出て、東京駅へ。今日から大人の休日倶楽部の乗り放題がはじまるので、はやては指定満席とのこと。車内ではなにもできず、また惰眠をむさぼる。17時ステンドグラス前で取材の記者と落ち合い、メトロポリタンへ。「我にナジェージダあり」を記事にしてもらうことになった。写真を撮ってもらう。
取材後またステンドグラス前に戻り、高校時代の友人たちと落ち合い、いつもいく飲み屋へ。小学校からの同級生がずっと入院していたのだが、退院したあと先週ぐらいにみんなでお見舞いに行ってくれたらしい。元気だと聞いて安心する。二軒目は最近よく行く駅の地下の地酒バー。昼は空いているが、夜はなかなか入っている。
22時帰宅。

雨風強く

2017年06月 21日 (水) 12:50
5時に起きて例によってもじょもじょやってから走ろうと思ったら雨が降り始める。今日は走るのはやめておく。いろいろやらないことがあるので、ちょうどいいかもしれない。まずはデラシネの号外をつくって配信。今月は残り1週間ほどなのだが、原稿を2本、講演をひとつやらないといけない。前半の山だな。
雨もそうだが風が強い。ウズベクの荷物のインボイスつくりのために業者さんと打ち合わせ。今回は積み込み現場を見ているので状況がよく把握できるので質問がきてもわりとすぐに答えられる。ロシア語の書類と英語の書類を照合しながらインボイスの訂正をしたところで今日は終わり。
気功の先生に無呼吸性症候群重症と診断されたという話しをしたら、それを緩和するような処置までしてもらった。今日はバックミュージックはザ・バンド。いつもだと熟睡してしまうのだが、今日はばっちり。
明日からの旅準備をしてから就寝。

帰国

2017年06月 20日 (火) 5:36
4時目を覚ます。軽くシャワーをあび、コーヒーを飲む。5時10分チェックアウト、立ち寄ってくれた宿舎に行くバスに乗る。すでにメンバーは全員下に降りていた。マラトが降りてきたところで、全員がハッピバースディ。今日は71歳の誕生日である。さてこの誕生日男この日の主役となった。みんな陽気なのは久しぶりに故郷に帰れるからなのだろう。バスの中で寝ることもなく、歌などくちずさんでいた。
7時前に空港に到着したところで、マラトが青くなっている。日本で買ったばかりの小さなアコーディオンと光るジャグリングクラブを入れたバックがないという。どうやら宿舎に忘れたらしい。せっかくの誕生日なのにナージャには怒鳴られ、本人もしょぼんとしている。新しいレプリーズのための道具ということで高いお金をだしたナージャがかんかんになるのはしかたがない。ただこの年になってもまだ新しいネタをつくろうとするその気持ちはたいしたもんである、永遠のガキ、マラトらしい。誕生日プレゼントを忘れていたので、マラトにプレゼント代わりに送ってやるからとなぐさめるととたんに元気になっていた。心配していたチェックインも順調。ナージャ以外はエクセスも発生せず、みんなで記念撮影、そしてお別れ。珍しく別れがいとおしいものになった。女性陣とはこれも珍しいことなのだが抱き合って別れを惜しむ。憎めない連中だった。ほんとうにごくろうさん、そしてありがとう。
帰りはグリーン席ポイントが今月失効してしまうので、それを利用、ばっちり仕事をしようとわざわざこだまにする。しかしテーブルは狭く、コンセントもなくパソコンをつかっての仕事はほとんどできず。40分経ったところでバッテリーが切れて仕事はそこまで。あとは小田原まで寝ていた。こんなもんである。
14時すぎに帰宅。今月以内に書かなくてはいけない原稿が2本、今週末には下北で講演会もある。その準備に集中。なんとか乗り切らないと・・・・

撤収

2017年06月 19日 (月) 17:27
今日は暑くなるという予報通り朝から日差しがきつい。ちょっとだけ走る。朝一番のバスにナージャ以外全員集合。アンバールは今日の撤収作業にかなり危機感を抱いているようだ。ルスツもスペースワールドでもかなり時間がかかったこと、今回は明日帰国で今日4時にトラックが来るということで時間がないという認識なのだろう。なぜそんなち時間がかかるか、作業を見ていたらよくわかった。荷物を計量しながら箱に詰め込んでいるのだ。これが200sのメージャで量りながら、足らなくなると箱の上にいろいろものを載せていく。まるで子どもの頃やった八百屋さんごっこだ。これじゃ時間がかかるわけだ。ただかなり集中してやったということもあり、3時前にはすっかり準備完了。余裕であった。この間楽しかったのはマヒーラたち若いお姉ちゃんたちといろいろ話せたこと。勢いで酒も入っていないのに一緒に踊ってしまった。
4時にトラックが到着。男組が力をあわせて荷物を積み込む、作業終了。4時半のバスに乗れた。
ホテルに戻って「石巻学」の原稿をまとめる。切りがいいところで夕食。今日はおとなしくデニーズ。結構人が入っているのにびっくり。でも確か前に入ったときもそこそこ混んでいたことを思い出す。
部屋に戻って持ってきたDVD「月の瞳」を見る。明日は4時半起き。23時前に就寝。
クマのイチオシ
今度の桑野塾は、ロシアのモダニズム音楽とバレエ!
第44回桑野塾

ロシア・モダニズム音楽におけるジャポニスム〜ストラヴィンスキーとルリエーの和歌歌曲を例に〜

●報告者:高橋 健一郎
バレエ《魔法の鏡》と1900年代ロシア帝室劇場における変化
●報告者:平野 恵美子

2017年6月17日(土)
@早稲田大学16号館820号室

★詳細は桑野塾Webサイトで!


エッセイを書きました!

『かまくら春秋』5月号「ぼんぼり祭と娘の結婚」というエッセイを書いています。
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もしも読みたいという方がいらっしゃったら、メールをください。PDFでコピーしたものをお送りします。


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