芸歴書

2016年05月 23日 (月) 10:46
このところずっと寝姿しか見たことがなかったライオン君が今日は起きていたので、思わずシャッター。最近このオートバイのところがお気に入りの様子。
午前中に雑用をやっつけて、午後は夏に来るメンバーの芸歴書の翻訳。ひとりの芸歴書に両親について書いている芸人さんがいて(芸歴書なので必要なし)、父のことは覚えていないという記述にびっくり。いままで見てきた芸歴書で一番衝撃的なものかもしれない。
渋谷の中央図書館で予約していた本を借り出し。30度を越す真夏日ということだが、確かに暑い。
18時退社。今日は休肝日にして、しかも22時すぎには就寝。

乱舞の中世

2016年05月 22日 (日) 19:32
書名 「乱舞の中世 白拍子・乱拍子・猿楽」
著者 沖本幸子 出版社 吉川弘文館 出版年 2016

中世の芸能を平安のメロディーの時代からリズムの時代に変わったという視点で切り取ったユニークな芸能書。面白かった。雅楽や能がどうしても中世芸能の中心になってしまうが、乱世の時代に乱拍子や乱舞というリズムによってのせられた芸能に貴族も皇族も武士も僧侶も熱狂していたという視点が新鮮であった。「シカラムータ」の変拍子がそれまでの流れをまったく変えるのと同じように、拍子が芸能史を分断していったなんて痛快ではないか。

真美さんの出版祝い

2016年05月 21日 (土) 5:51
南部市場に寄って見る。毎週第一・三土曜日は水産市らしい。結構賑わっている。ここに寄ったためちょっと遅くなったが、浜空の鎮魂碑のお掃除のお手伝い。4月・5月はいろいろあったので久しぶり。浜空のことを書きたいということで取材が目的だったのだが、いまやずっと掃除をしている人と一服しながら話すのが楽しみになった。このあたりの自然についてはめちゃ詳しい。
昼飯は食べずに西葛西のインドレストランへ。今日は山田真美さんの10年ぶりの出版祝いの集い。真美さんの会らしくいろんな人が集まった。今回の本の編集をしていたのは以前清流出版にした方。前にお会いしたことがあるが、向こうは覚えていないようだった。ボツになった本だからなあ・・・
西葛西はインド人がたくさん集まっている町らしい。真美さんとの対談が載っている「アートタイムス」2号インド魔術特集を来場したみなさんにプレゼント。余っていてもしかたがないので・・・
大仏供眼式典でも演奏されたというインドから伝わった雅楽の笛の演奏が聞けたのはラッキーだった。久々に美味しいインド料理が食べられた。

はぐれ鳥

2016年05月 20日 (金) 12:58
一羽だけ残っていたキンクロさんが気になり、船溜まりまで行ってみる。昨日は見れなかったが、今日は確かに一羽だけのキンクロさんを発見。どうしたんだろう。みんなと一緒に旅立てられなかったなにか理由があったのだろうか。このまま残るのだろうか?またしばらく気になるなあ・・・
推薦状を送っていた芸人さんからもう少しアクトのことを褒めてくれというダメだし。グリーンカードをとるとなるといろいろ大変だ。昨日電話が来て頼まれていた件で何人かの芸人さんのスケジュールを確認。
大宮で「石巻学」2号のための聞き書きの取材。1時間半ほど話しを聞く。いい話しが聞けたのではないだろうか。

文化の日

2016年05月 19日 (木) 5:44
今日はお休みをもらって横浜で展示会と映画を見てくる。
展示会は神奈川歴史博物館でやっていた横浜正金がつくっていた紙幣の展示会。以前桑野塾で鈴木さんがソ連や白衛軍が使用していた紙幣が日本でつくられていたという話しを思い出し、なにか面白いものが見えると思ったのだが、空振りに終わる。コインや紙幣マニアはたまらないだろうが・・・・ただ哈爾浜支店でつくられていた紙幣を見て、これをもしかしたらバイコフや長谷川濬も使っていたのかと感慨を新たにしたりはできたが・・・
中央図書館に寄ってちょっと調べもの。ランチは久々に三幸苑でタンメンセット。あのこわいおばさんはあのまま。ジャック&ベティで「花、香る歌」を見る。朝鮮王朝末期初めて女性としてパンソリを唄うことになった実在の人物をモデルにした映画。映画の内容自体はさほど面白いとは思わなかったが、パンソリを唄うシーンや端午祭のシーンを見ながら、最近読んだ白拍子の本で書かれていたリズムのことを思い出し、韓国の芸能にとってリズム・拍子が重要な意味をもっていたことをあらためて知る。雅楽はメロディアスだが日本にもパンソリのような拍子で唄われた芸能があったのではないだろうか。
家に戻ってずっと前に借りていた「マッドマックス怒りのロード」を見る。早稲田の授業のレポートで、この映画をテーマにサーカス学的に論じた学生がいたので気になっていた映画だった。確かにサーカス的な見せ方が結構あった。それにしてもまさにノンストップでアクションが展開される、とんでもない世紀末バイオレンス映画であった。いろいろカードにとったり、調べなくてはならないこともあったのだが、今日はこれで終わり。

誰もいない池

2016年05月 18日 (水) 6:21
つつじが散ると今度はアジサイの季節がやってきた。いつのまにかにアジサイの花も咲き始めていた。今日も長浜公園の池まで走る。渡り鳥たちは去ってしまい、誰もいない池にはウミウがのんびり羽根を広げていた。船溜まりの池もひっそり、昨日いたキンクロさんも姿は見えず。これから秋口までこんな感じなんだろうな。
以前リトルで働いていたロシア人アーティストからアメリカでグリーンカードをとるために推薦状が欲しいとうメール。最近はこういう問い合わせが結構ある。昨日メールを出していたトゥイチーから返事。ロシアの経済不況はかなり深刻なようだ。人がまったく入っていないという。ジワジワとエンタテイメントの世界にまで不況の嵐がやってきたといことなのだろう。
13時澤田さんの事務所へ。今日は一日事務所と言っていたが次から次へとお客さんがやってくる。相変わらずである。
16時前に会社に戻り推薦状をメールしておく。今日は両国で気功。身体が軽くなるのがよくわかる。

血糖値また下がる

2016年05月 16日 (月) 12:27
新聞を読んでいたらユーロビジョンの今年の優勝者がウクライナ人で、タタール人系の歌手ジャマラ。ロシアを批判するような歌でロシアで問題になっているという記事に出会う。早速ユーチューブで映像を探す。英語なのでよく歌詞の内容までは聞けなかったが、かっこいいお姉さんであることは間違いない。
https://www.youtube.com/watch?v=oxS6eKEOdLQ
やっといろいろな意味で落ち着いてきて、やりかけのことなどに取り組めるようになった。トゥイチーにも久しぶりにメールを出す。「石巻学」もそろそろ手をつけないといけない。
糖尿の検診。先月の結果はHb1の数値がさらにまた下がり6・4、週二回の休肝日はかなり効いているようだ。もしかして3回にすると糖尿病が治ってしまうかもしれない。ただそれは現実的ではないと思うが・・・・

母の旅路

2016年05月 16日 (月) 6:42
この前は大雨のあとに行った野鳥の池、鳥たちがいなかったのは雨のせいなのではないかということもあり、長浜公園まで走る。やはり見事に渡り鳥たちの姿はなく、池は静まり返っている。燕が飛び交うだけ。ただ帰りに船溜まりの池を通ったときに、なぜか一羽だけいるキンクロさんを目撃。どうしたのだろう。気になる。また見に来ないと・・・
デラシネ通信号外を配信。
午前中ミーティング。夏に来るサーカスから写真が送られてきたのをダウンロード。まあまあ使えるのがきたのではないか。そろそろ査証申請をしないといけないのでそのための必要書類を確認、不足分を要求。
サーカス学研究会メンバーのひとりから教えてもらった映画「母の旅路」を見に渋谷シネヴェーネへ。三益愛子主演のサーカス映画というかサーカスが出てくる映画を見る。空中ブランコのシーンがいくつか見られる。どこかのサーカス団でロケしたというよりは、サーカス団のセットをつくったのだろう。空中ブランコのネットが実に緩く張られているのと幅が狭いのにびっくり。あれじゃ落ちちゃうな。空中ブランコのスターだった母、夫は富豪の実業家出身だったが、恋人にふられ、自棄自暴になり、家を出て、満洲に渡りそこでサーカスと出会い、病気だったところ救ってもらい、そのままサーカスにいつく。ふたりの間には中学3年になる娘がひとり。興行の途中父の命日に久しぶりに墓参りをする父には娘も同行した。ここでかつて自分を振った女性が自分の父親のあとを継ぎ、父の会社の社長をしていたことを知る。高校へ進みたいという娘のこともあり、しかもかつての恋人から社長の座を引き継いでもらいたいと言われ、サーカス団を去る決意を妻に告げる。一生サーカスで生きると言ってきかなかった母だが、娘の将来のことを考え、サーカスを去り社長夫人となって東京で暮らすようになる。のびのびと高校生活を楽しむ娘、そして社長業に精を出す夫だったが、サーカス暮らしが身についている母には息苦しい日が続く。娘の学校の父兄参観日に行って、一悶着をおこした母のため、せっかくの誕生日にも誘った友人たちがこれなくなる。そんなことが重なり母は家を出て、サーカスに戻る。ここまで見ていて、早くサーカスに戻ればいいのにとずっと思う自分がいた。そんな母親を追ってサーカスにやってくる娘。別な男と出来たと嘘を言って追い返す母。泣く泣く家に戻る娘。ある日巡業先で娘が合唱コンクールでテレビに出ることを知る。テレビがある食堂を捜し当て、娘の晴れ姿を見て泣き崩れる母。ある日友人たちと旅行に出た娘は偶然街角でサーカスのポスターを見る。サーカス場で空中ブランコの目隠し飛行に挑む母の姿を見て、思わず「お母さん」と声をかける。まさかここで娘の声を聞くとは思わなかった母は気が散ったのか落下、ネットではずんだあと地面に落ちる。楽屋に運ばれる母。そしてそれを見て楽屋に駆けつける娘。かつてブランコを飛んでいた娘は母に代わり目隠し飛行にいどみ成功、万雷の拍手を浴びる。意識を取り戻し娘が飛ぶのを見た母は娘にビンタを張る。お前が立派に高校を卒業して、大人になったらまた訪ねてきなという母に抱きつく娘。最後はトラックで次の公演地に向かう母の手をじっと握り別れを告げる娘。走り去るトラック、それに手を振る娘。
母子ものの決定版のような映画だった。場内ではすすり泣きする声も聞こえた。かなり年配の人だと思う。
キャッチャー(中台)のブランコの幅が短いのに対して、フライヤー用のブランコの幅が結構広かった。1958年の映画だった。結局サーカスでしか生きるしかない母だけが、娘から遠のいて生きざるを得ないという設定が、この当時のサーカスの位置を示しているのかもしれない。
帰りは久々に神座ではくさいたっぷりのラーメンを食べる。客の8割は外人さんだった。

この世のような夢

2016年05月 15日 (日) 16:19
作品名「この世のような夢」
作・演出 桃山邑   出演 水族館劇場
会場 東日寺境内特設会場 観覧日 2016年3月13日

三重県の芸濃町まで水族館劇場を見に行ってきた。三軒茶屋の神社で初めて水族館を見てから、これはまさに自分の世界、早く次の作品がみたいと思い続けていたのだがら、三重でやっていようが、そんなことは苦にならず、やって来た(うまい具合に仕事の用事ができたということもあったのだが・・・)。
この芸濃町というところ、昔の宿場町だったような感じだったが、裕福な町だったのではないだろうか?三軒茶屋の神社のときはほとんどのお客さんが水族館劇場ファンだったと思うが、今回のお客さんのほとんどは町の住民たち。辻のあちこちからみんなが集まってくる、この感じがとても良かった。村芝居のような雰囲気がおのずと漂ってくる。水族館劇場らしくていいんではないか。
前芝居はそんな広くないところに建てられた荒れ果てた芝居小屋の跡地のような雰囲気のところで演じられる。三軒茶屋のときとはずいぶん役者さんも変わったようだ。若い人が増えたのかな・・・圧巻は綱渡りならぬ、竹渡り。距離は短いといってもたいしたもんである。町のお客さんたちもあまり違和感を感じていないようだった。本物のかもが出てきたり、火ふきもあれば、竹渡りもあるんだから、役者さんが言っていることの意味なんか、たいして重要ではない。
今回もきっちりとした装置が半ばオープンな状態で仕立てられている。芸濃町でやるということで三重県出身の江戸川乱歩と昔つくられた人口池の話しを核にもってきた。パノラマ奇譚と竜神池と、桃山ワールドにはふさわしい設定である。そしてここに黒い翁の大黒天やら、岡田嘉子のなれのはてのような女優、メイエルホリドが演じたピエロを思い起こさせる道化、傀儡の血をひく少女、池を守る土佐源氏など、まさに自分の世界と近いところにある桃山ワールドのエッセンスが放り込まれたカオスの世界がそこにあった。なによりも感心したのは池に沈む馬が龍になるという神話をとりいれていたこと、前半最後、この龍が出現するところはまさに圧巻であった。水族館劇場のもつ見世物的快感をぞんぶんに見せつけてくれた舞台ではあったが、正直物足りなかった。このカオスの物語がいよいよこれからはじまるのかなというところで、幕となった。崩しもあり、飛行機も飛ぶという見せ場としては申し分はないエンディングではあったが、やはりここから物語ははじまるのではないかという気がした。もしかしたら来週の公演ではそのあたりがまた変わっていくのかもしれないが・・・・
芸濃町のみなさんも喜んでいたのではないだろうか?なかなかこうした村芝居のような雰囲気で芝居が見れるなんてことはそんなに経験できることではない。ぜひまたといわずに定期的にやってもらいたい。

愉快!痛快!アラスカ暮らし

2016年05月 15日 (日) 14:12
書名 「愉快!痛快!アラスカ暮らし オーロラ舞う原野のログキャビン生活」
著者 河内牧栄  出版社 誠文堂新光社 出版年 2016

アラスカのフエアバンクスで奥さんと息子さんと暮らす著者からメールが来たのは何年前のことだろう。石巻若宮丸漂流民たちがアラスカの近くアリューシャン列島に上陸して、およそ1年そこで原住民とともに生き、さらにそのあとシベリアを横断して、世界一周までして日本に戻ってきたことに、壮大なロマンを感じたようだ。春と秋に里帰りのため来日するときに会ってすぐに、意気投合。その後もなんどか会っている。漂流民の会にも入ってもらい、アリューシャン列島の島を訪ねたときの紀行文も会報に寄稿してもらった。自分よりは一世代以上後輩になるのだが、旅好き、酒好き、寅さん好きということで親しくおつきあいさせてもらっている。去年はオーロラの写真集を出したが、今度はアラスカ暮らしのエッセイ集を出すことになった。これが抜群に面白い。あっという間に読み終えてしまった。まず大笑いさせられたのがなぜアラスカにすむようなったかという話。若いころは寅さんと同じで恋をしてはふられ、その度に北を目指して旅を続けていた彼が、決定的な失恋をして北を目指そうと思ったら国内はどこも行くところがなくなり(どんだけ失恋したのか?)アラスカに行ってしまう。そこで2週間カヌーを漕ぎながら旅をするなかアラスカにほれ込み、ここで暮らすことになるのだが、この最初のアラスカの旅ではアラスカでは必需品のクマ退治スプレーを2本もなくしてしまうというドジ話に思わず大笑い。危機に面してもそこであまり真剣に考え込まないで、それを乗り越えてしまうところに彼の持ち前の楽観主義がある。そしてここで綴られているアラスカ暮らしも、電気もなければ水道もないというとても信じられないような環境の中で、仕方がないと諦めたところから始める、そこに彼の楽天主義がある、これがなければ、そして奥さんや息子さんの力がなければとてもじゃないけれどやっていけないだろう。
生きる喜びを身体で感じる、そんな爽快感が全編貫かれている。
もうひとつ興味深かったのはアラスカの原住民たちの鯨猟に参加したときのレポート。年に二回あるというこの鯨とりに参加するなかで、イヌイットたちの独特の解体方法をレポートしてくれているが、これはかなり貴重な体験だといえよう。この鯨の発酵した肉の作り方も紹介しているが、この他にもアラスカ流のワイルドな食生活のレポートもなかなか興味深かった。あんまり食べたいとはおもわなかったけれど・・・・
アラスカ−フランク安田−若宮丸漂流民−そしてオーロラと、アラスカを暮らす中で、著者は確実になにかキーワドを発見している、それをガイドを続け、原住民の人たちやアラスカを旅する人たちと交流を続けるなかで、どう結びつけていくのか、とても楽しみである。


クマのイチオシ
石巻学プロジェクト、発進!

「石巻学」Vol.1 創刊号

12月26日創刊!
あれから5年――
多彩な表情をもつ石巻エリアの過去・現在・未来をつなぐ地域誌が、今、出帆します!


今度の桑野塾はガガーリンと「異化」!
第38回 桑野塾

ガガーリンの表象
――2つの映画作品を通して

●報告者:佐藤千登勢

シクロフスキー(のため?)
「異化」再考

●報告者:八木君人

2016年5月28日(土)
@早稲田大学 16号館8階820号室


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