KKP#006『TRIUMPH』

2010年03月06日(土) 22時30分
KKP第6弾にして最新作は、

『TRIUMPH』です。





「トライアンフ」と読みます。

最初は「トランプ」かと思いました。



今回は、また新しい試みが為されております。

それは、

奇術師・MAGICIAN YUSHIの起用、であります。


奇術師。つまり、手品師です。

なーんとなく、見覚えのある感じです。

有名な方なのでしょうね。






出演者は、4名。


主人公「カフカ」は、コバケン。

魔法使いの「ウィザード・トライアンフ」は、YUSHI 。

魔法使いの執事は、犬飼若浩。

魔法使いのメイドは、森谷ふみ。


犬飼さんも森谷さんも、KKPでは4度目の登場。

#001『good day house』では兄妹役でしたし。コンビ感がありますね。


今回は、わたくしの好きな久ヶ沢さんが出ておりません。

残念。









さて、ストーリーは、


可もなく不可もない、空っぽの青年カフカ。

カフカは、ある日、謎の男によって近所の不思議な屋敷につれてこられた。

そこでカフカは謎の男=魔法使いの執事とメイドから、あと3日で「消える」運命にある自分たちの主人に代わって、新たな魔法使いになってほしいと頼まれる。


カフカは、魔法使いになれるのか?

トライアンフは、消えてしまうのか?

そもそも、どうしてトライアンフは消えなくてはならないのか?



・・・という感じです。


奇術師YUSHIが起用されていることからも推測できる通り、

舞台では、さまざまな奇術=魔法が披露されます。



もともとコバケンが手品好きで、マジシャンの経験もあるらしいということは、ファンならばご存知の通り。


マジック・ショーの時間がなかなか長いので、ストーリー的には、ちょっと物足りない気がしなくもないですが。

しかし、質は高いですね。


当然、「笑い」はふんだんに盛りこまれておりますし。

今までの作品で、1番「いい話」かもしれない。

感動できます。


何をしてもうまくいかない「空っぽ」の青年が、

もうすぐ消えてしまう魔法使いのあとを継ぐために、魔法の練習をする。

・・・というストーリー自体が、すでに感動をはらんでいますよね。



面白かったです。素直に。





さて。

統括しますと。


どの作品も、素晴らしく面白いのですが、

もしもこれから、KKPを観てみよう!というかたがいましたら、

#002『Sweet7』

#003『Paper Runner』

あたりから観ることを、オススメいたします。


あとはもう、ハズレなしです。



KKP。いつか、生で舞台を観てみたいものです。







『TRIUMPH』の動画はまだアップされていないので、

トリック・スター、コバケンの本領が発揮されている「芸」をソロ公演の動画から。

すごいです。すごい芸です。





小林賢太郎ソロ公演『○〜maru〜』より
『Paddle』

KKP#005『TAKEOFF〜ライト三兄弟〜』

2010年03月03日(水) 22時17分
KKPの第5弾は、

『TAKEOFF〜ライト三兄弟〜』





今回は、3人きりの、舞台です。


飛行機マニアの「シノダ」が、コバケン。

自転車で自分探しの旅をする青年「アビル」が、オレンヂ。

気のいい大工の「オリベ」が、久ヶ沢徹。



ストーリーは、


自転車で日本一周の旅をしている青年アビルは、

寝床としてビルの屋上を利用しようとするが、

引退するジャンボジェットの最後のフライトを見ていた飛行機マニアのシノダと、

飛行機が欲しいと言う息子の為に原寸大の模型を作ろうと測量に来ていた大工オリベに出会う。


その後、オリベの世話になったアビルは、大学の解体現場の仕事を手伝うことに。

そこで2人は、ライト兄弟の幻の飛行機かもしれない設計図を発見する。


かれらは渋るシノダを説得し、ライト三兄弟を名乗り、自分達だけの飛行機、ライトフライヤーの制作に着手することに。

果たしてライトフライヤーは完成するのか?


てな感じです。



久ヶ沢徹さんは、#002『Sweet7』から4連続の登場ですね。

役どころは、つねに「おかしな言動の筋肉バカ」

素敵です。






そして、コバケンがキモカッコイイですねぇ。

ちょっとレトロなスーツ姿に、

いつもより長い髪と、黒ぶちメガネ。

「飛行機マニア」という設定だけあってキモレベル高し、なのですが、

うん、キモカッコイイ。






今回は、たった3人の舞台でありますが、

もちろん、質は落ちません。


ただ、一連のシリーズのなかでは、やはり「通好みな作品」になりますかね。


コバケンファンには、たまらない一作だと思われます。





『TAKEOFF〜ライト三兄弟』
冒頭部





あ、動画を探していて発覚したのですが、

作中には、舞台転換やエンディングなどで、『HAE』という曲がたびたびかかるのです。


その曲が、なんと中村達也の『LOSALIOS』の曲だったのです!

なんたるちや。

まさか、こんなところでリンクするとはー。


さすが、音楽を重んじるコバケンです。







『HAE』
LOSALIOS




KKP#004『LENS』

2010年03月02日(火) 23時10分
まずはおわびから。

前回の日記のタイトルが、KKP#001!『Sweet7』となっておりましたが、

#001ではなく、#002でした。

申し訳ありません。訂正しておきます。



まぁこの失敗をきっかけに、#001から順番に紹介していくのではなく、とびとびにやっていこうかなと思いました。

最新作の『TRIUMPH』まで、全6作品を紹介するのも大変ですし。

何より、意外に動画がアップされていないのですよね!

動画のある3作品だけ、ピックアップしようかと思います。



で、今回は、#004の『LENS』







4作目にして、ついにコバケンが主演です。

そして、これまで主演であったラーメンズの相方・ギリジンこと片桐仁さんは、この作品以降登場しません。

ラーメンズとの差別化をはかったのでしょうか。

その間、ギリジンは別の舞台に出ていたりします。

『パコと魔法の絵本』の原作である、『ガマ王子vsザリガニ魔人』など、ですね。



さて、『LENS』ですが。

これは、ちょっと異色の作品です。

何が異色かというと、

これは、以前に発売された椎名林檎の映像作品『百色眼鏡』を原案に作られたものなのですね。

ご存知でしょうか、『百色眼鏡』

椎名林檎の3rdアルバム『加爾基 精液 栗ノ花』の世界観を映像として表現した短編キネマ。

と、wikiには書いてありました。







キャストは、4名。

探偵役の「天城茎太郎」が、コバケン。

舞台女優「葛城楓」が、小雪。

刑事「駒形連司」が、大森南朋。

そして、「謎の女」が、椎名林檎。


刑事・駒方の依頼で、舞台女優・楓の身辺を探る、探偵・天城。

そこに現れる、謎の女。

はたして、謎の女と楓の関係は?


大正末期を舞台とした、言ってみれば江戸川乱歩風味の、美しく幻想的な映像作品です。



そんな美しい作品を原案に、

笑いが主体の舞台を作りあげてしまうのですから、

なかなか大胆な発想です。



『LENS』に登場するのは、探偵・天城役のコバケンと、刑事・駒方役の大森南朋。

あとは、おなじみのレギュラー・メンバー。


筋肉バカの巡査「春日」は、

『Sweet7』で筋肉パティシエ「アライ」を演じた、久ヶ沢徹。


図書館の司書「犬飼」は、

同じく真面目パティシエ「モウリ」を演じた、犬飼若浩。


人力車の車夫「駿菊」は、

ライバル店の黒きパティシエ「サメジマ」を演じた、西田征史。



ストーリーは、


大正時代末期、

幽霊が出ると噂される帝都東京の本邦帝都図書館で起こった、奇妙な書籍盗難事件。

図書館職員と所轄署巡査、本庁から派遣された警部と人力車の車夫、そして推理作家志望の書生が、謎解きを始めていく。

果たして犯人は誰なのか。

そして、そのトリックは?


・・・という、ミステリ仕立ての舞台となっております。


が、もちろん主体は「笑い」

ふんだんに笑えます。


キザったらしい刑事・駒方がイイ味だしてますね。

西田さんは、やっぱりノースリーブ。

パティシエ役でも、マンガ編集者役でも、巡査役でも、大工役でも、

つねに筋肉を誇示する、西田氏。

イカシます。





KKPシリーズに興味をもたれた場合、

まずは、ギリジンが主演の#001〜003から手をつけたほうが吉ですが、

それをクリアしたら、ぜひコバケンが主演の#004〜006にも踏みこんでいただきたいです。


ちょっと雰囲気は変わってきますが、

どちらの作風も、自分は好きです。





KKP#004『LENS』
〜プロローグ〜



あまり笑いはありません。

が、本編は、大笑いです。



そして、百色眼鏡!




『短篇キネマ 百色眼鏡』

いま観てもやっぱり美しいです。

しかし、疲れているときに観ると、眠くなりがちです。

あぁむにゃむにゃと。

KKP#002『Sweet7』

2010年03月01日(月) 23時10分
KKP#006『TRIUMPH』DVD発売を記念して。

KKPシリーズのレビューを書いてみようかと思います。


KKPとは、なんぞや?

KKPとは、

ラーメンズの小林賢太郎氏がプロデュースする、

笑いあり涙ありの演劇プロジェクトであります。


コバヤシ・ケンタロウ・プロデュースの略なのですね。

もしくは、コバヤシ・ケンタロウ・プロジェクト。


では、さっそく。



今回紹介するのは、

KKP#002『Sweet7』





これは、自分が初めてラーメンズを映像で観た、記念すべき作品でございます。



それまで、ラーメンズなんて名前しか知らなかったのに、

この作品が、あまりに面白かったので、

ラーメンズのDVDボックスセットを即買いしてしまいました。


それぐらい、面白かったです。



ストーリーは、


商店街の端っこにある「洋菓子の七日堂」

そこには、おかしなパティシエばかりが集まっている。


ケーキ以外の物なら何でも作れる、木工とハンズが大好きな「ジャクズレ」

普通のケーキしか作れない「モウリ」

ケーキの作れない筋肉バカ「アライ」

二代目オーナーの「ヒロミ」


彼らは経営不振を打開するべく、七日間店を休業し、リニューアルオープンを計る。


そこにやってきた、新人パティシエ「セコム」

その母親「ヘキル」

街一番のケーキ屋「ル・パティシエ・サメジマ」のオーナー「サメジマ」

謎の男「ムロオカ」


おかしな人々がまきおこす、

おかしなおかしな七日間。


「七日堂」は、経営の危機から脱することができるのか?


・・・てな感じです。

主人公「ジャクズレ」が、ラーメンズの片桐仁さんで、

プロデューサーのコバケンは、牛乳屋さんとして、始めと終わりにしか出演しません。


そして、個人的に大好きな、筋肉バカの「アライ」役、久ヶ沢徹さん。

こののちのKKPシリーズの常連俳優さんなのですが、

毎回「筋肉バカ役」で、ハマってます。




本当に、面白い作品です。

大爆笑です。



KKPシリーズの共通の作風は、

ふんだんに盛り込まれた、笑いと、

たまに漂うオシャレ感と、

そして、ひとつまみの感動。

そんなところでしょうか。



初めて観た作品ということもあって、

1番好き、かもしれない作品です。


興味をもたれたかたは、

是非この『Sweet7』からチャレンジしていただきたいです!


「演劇」というのは、特殊な世界なので、

最初は、はいりづらいかもしれませんが、

なれてしまえば、なんてことはありません。



心底、面白いです。





KKP#001『Sweet7』
「ゴミ出しジャンケン」



左から、

「アライ」「ジャクズレ」「モウリ」「サメジマ」です。


プロフィール
  • ニックネーム:かおる@ひぐるま
  • 性別:男性
  • 血液型:B型
  • 現住所:千葉県
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ひぐるまというチームでベースを弾いています。
大槻ケンヂ氏を偏愛しています。筋肉少女帯、特撮、電車、アンダーグラウンドサーチライ、何でもござれ。

好きな作家:京極夏彦、栗本薫、有栖川有栖、D[die]、江戸川乱歩、夢野久作、etc...

好きなお笑い:ラーメンズ、ダウンタウン。
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