肝臓病ってどんなものがある? 

July 20 [Fri], 2007, 10:57
肝臓病ってどんなものがある?

一言で「肝臓病」と言っても、その種類はたくさんある。それを原因で分類すると、「ウィルス性」「薬剤性」「アルコール性」「自己免疫性」「先天性」などに分けられる。また、肝臓の状態、つまり病名で分類すると、「肝炎」「肝硬変」「脂肪肝」などが主なものだ。

その中でも代表的な肝臓病の原因は「ウィルス性」と「アルコール性」である。
《主な肝臓の病気》
ウィルス性の肝障害って? 急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝がんなど
アルコール性の肝障害って? 脂肪肝、肝炎、肝繊維症、肝硬変、肝がんなど


急性肝炎の原因の「ウィルス」とは?

慢性肝炎が通常6ヵ月以上肝炎が続いている状態をいうのに対し、急性肝炎とはこれまで正常に機能していた肝臓に突然肝炎が起こり、たくさんの肝細胞が破壊される病気。その主な原因は肝炎ウィルスだ。

日本で一番多い肝炎はB型やC型。これは、過去にたくさんの感染者が出たためなのだ。しかし、現在ではこれらの肝炎ウィルスの感染をなくす努力がされており、新しい感染はほとんど見られなくなっている。

《肝炎ウィルスにはこんなものがある!》

ウィルスの種類 感染経路 慢性化
食べものや飲料水から なし
血液や体液 子供では高率、大人ではまれ
血液や体液 70%が慢性化
血液や体液 あり
食べものや飲料水から なし
血液や体液 あり
血液や体液 あり

急性肝炎になると発熱や吐気、だるさ、など風邪に似た初期症状が出て、3〜4日すると濃い色の尿、皮膚や目の黄疸などの症状が見られる。
急性肝炎でコワイのは劇症肝炎や慢性肝炎になること。劇症肝炎になる確率は急性肝炎の1%程度だが、一度劇症化すると死亡率は70%以上もあるのでかなり危険である。

生活習慣と密接な関係のある肝臓病

日本で現在、病院にかかっている肝臓病で最も多いのは、肝炎ウィルスによる肝炎や肝硬変、肝がんなどだが、もうひとつ重要な肝臓病がある。それが、前述のアルコール性の肝障害だ。

お酒をたくさん飲む人はちょっと心当たりがあるかもしれないが、軽いものでは脂肪肝やアルコール性肝繊維症、重症ではアルコール性肝炎やアルコール性肝硬変などがある。日本では、アルコール性肝障害は軽症も含めると人口の約2%強、300万人ほどいるといわれ、そのうち5万人ほどが肝硬変だと推定されている。

一般的に、飲酒の量と飲酒期間に比例して肝臓病の症状が進行しているのだ。

熱中症に注意 

July 20 [Fri], 2007, 10:51
熱中症に注意

ゴルフのプロでさえ、プレー中に熱中症に罹ってしまうとは、熱中症、恐るべし。
あっという間に症状が進んでしまうところがこわい。
予防をしっかり行っておきましょう。

1)砂漠で脱水症状になった人から聞いた話

飲み水の研究のために世界各国を歩いておられる、ある教授に伺った話話ですが、
砂漠に赴いたとき、まさに熱中症になり、水を早く補給しようとしたものの、コップ一杯を飲むのがやっとだったそうです。それ以上飲もうとしても体が受け付けず、吐き出してしまったとのこと。

汗をかきすぎると大量のミネラルも失われている状態なので、水がスムーズに体内に入っていかないらしい。

汗をかき過ぎているときは、水と一緒にミネラル分も補給することが大切です。

疲労と潤い分が失われた状態を中医学では、「気陰両虚」といいます。血液もドロドロした状態です。
気陰両虚のチェックスポーツドリンクに補気補陰作用のある漢方薬を混ぜて飲むのも、いいですね。

2)熱中症と脳梗塞、心筋梗塞

炎天下だけでなく、室内でも温度が30度を超えると汗をかき続けているうちに熱中症に陥ることがあります。
お年寄りは、温度に鈍感になっていることが多いので、冷房を嫌うあまり、気が付いたら熱中症になってしまうことも少なくありません。
汗をかきすぎる入浴中も要注意です。

ここで怖いのが、血液ドロドロ状態から引き起こされる、脳梗塞や心筋梗塞です。
心臓、肝臓、腎臓にも障害をおこすことがあり、命の危険を伴います。
1年を比べると、厳冬期と猛暑の時期が脳梗塞と心筋梗塞の発症率が高いのです。


3)ゴルフで必ず足がつる(漢方症例)

しょっちゅうゴルフに行くという60代前後の男性
しかし必ずといっていいほど足がつる、その痛さといったら???なんとかいい漢方薬はないものか、とのご要望でした。

スポーツドリンクは必ず持っていくというので、「麦味参顆粒」という気陰両虚を改善する処方をこれに混ぜ、プレー中こまめに補給するようお願いしました。そして出かける前と寝る前には、これと「芍薬甘草湯」を服用。

あれから一度もこむら返りを起こすことはなく、大喜び。
今も夏バテ対策に毎日、「麦味参顆粒」を飲んでいるとのこと。


4)室内スポーツで熱中症

先日、暑い日に室内で熱中症に陥ったという男性の話を聞きました。
夏休みの子供たちと一緒に剣道をしに出かけた先で、張り切っていたら突然、めまいと胸苦しさに襲われて、結局、病院で点滴を受けたそうです。
皆さんも、体を動かす前から水分の準備は万全にしましょう。

一方で、冷房に当たりっぱなしの人もいますね。
こちらも養生が必要です。
熱中症と冷房病

忘年会を乗り切るために 

July 20 [Fri], 2007, 10:39
忘年会を乗り切るために

師走に入り、これから楽しい忘年会が目白押し。
えっ?もうどっぷり漬かって、すでにお疲れですか?
この時期は、忘年会、クリスマス、そしてお正月と暴飲暴食が続きがち。
度を過ぎると、二日酔いでお腹をこわすわ、風邪も引くわで後のツケが大変です。 ここは、漢方の智恵で快適に乗り切ってくださいね。

●薬味や箸休めの料理を見逃すな●

身体がこなせる量を超えて暴飲暴食をすると、それらが体内に停滞して、 体内の流れが悪くなり、吐気やめまい、むくみ、頭痛などを招きます。
 
どんな種類の料理でも、薬味や箸休めのちょっとしたメニューがあります。
それらは以外にも消化を助けたり、利尿効果があったりなど優れた作用を持っているものが多く、これらをちゃんと食べると身体がスッキリします。
昔からの知恵は侮れないものです。

●寿司や生ものメニューでは●
生姜(しょうが)がたっぷり出されます。
生姜は、生ものの殺菌効果だけでなく、胃腸を温めて消化をスムーズにしてくれます。
生ものは身体を冷やし易いので、生姜をたっぷり食べましょう。

日本人のお酒の飲み方は、お酒自体のアルコール度が低い上に、水などで割って飲むことが多いので、飲むほどに身体が冷やされて、最後は青白い顔になり、帰りに寒風に吹かれたりすると即風邪を引いてしまうという「寒い二日酔い」パターンが多いようです。
生姜やトウガラシ、ニンニクなど身体を温めてくれる薬味が出されたら、適量を食べておきましょう。

 《おすし屋さんにお願い》
冬場は、突き出しに、小量でいいですから、生姜をタップリのせた揚げだし豆腐とか、トウガラシのピリッと利いた煮しめなどをつくってくれると嬉しいな。
木枯らしに吹かれてお店にたどり着いたとき、ほっと、身も心もあったまって、もっと美味しくお寿司やお酒を楽しむことができると思うんです。
どうかおすし屋さん、お願いします。m(__)m

●こってり焼肉メニューでは●

焼肉や今人気の辛さが魅力の韓国料理では、野菜サラダや、かぶ、大根、白菜などの浅漬けがうれしいところです。
これらは脂っこいものの消化を助けてくれ、辛さで火照った胃腸をさましてくれます。肉ばかり争って食べないで、しっかりこれらをお腹に入れておきましょう。
中国茶の類も、利尿効果があってからだがさっぱりします。

韓国料理では、梨のジュースがみられますが、中国の二日酔いの薬膳では「蓮梨汁」といって、梨と蓮根のジュースをつくるそうです。
喉が渇いて身体が火照り、イライラする感じでどうにも身の置き所がないといった「熱い二日酔い」におすすめ。今は梨が手に入りにくいので、蓮根だけでも使ってみると良いでしょう。

ただし、「あちら」のお酒はアルコール度が50度以上というのがザラで、 水割りなどしないそうですから、二日酔いというと相当からだが火照っている状態なのでしょうね。
身体が冷え切って青白い顔をしているときはあまり必要ないかも???

●肝臓を癒す●
「もやし」は、結構いろいろな料理の材料として登場します。
実は、もやしは良質の植物性たんぱく質が含まれていて、お酒で疲れた肝臓を癒してくれます。「レバニラもやし炒め」など肝臓にバッチリ。

「大豆」は利尿作用もあるので、二日酔いのむくみ防止に役立ってくれます。韓国料理に使われる大豆もやしはいいですね。
肝臓といったら忘れてはならないのが、牡蠣(かき)。土手鍋なら肝臓にもいいし、ミネラル豊富でストレスの解消にもいいかも。

そして仕上げは「しじみ」でしょう。温か〜い「しじみの味噌汁」を飲めば、きっとあしたは元気になれるにちがいない。

●飲む前に飲む●
CMでよく聞くセリフですが、漢方薬を飲んで胃腸のウォーミングアップをしておくと、後が楽です。

 冷え性タイプで腹痛を起こし易い人は「安中散」
 普段から胃腸がくたびれ易い人は「香砂六君子湯」
 ちょっと風邪ひきそうかなという体調の人は「勝湿顆粒」
 脂っこいものや辛いものをガツガツいくタイプは 「温胆湯」や、「平胃散」+「黄連解毒湯」 そして「焦三仙」

●次の日に●
 やっぱり二日酔いだ〜というときに

「半夏白ジュツ天麻湯」(はんげびゃくじゅつてんまとう) ぐるぐるめまいがして頭が張って重く締め付けられるような痛み、ムカムカ、吐く、食べたくない、だるいなどの状態に 「温胆湯」+「黄連解毒湯」 上の症状で、口が苦く、イライラして身の置き所が無い感じ、熱感がある状態に 「半夏瀉心湯」(はんげしゃしんとう) 胃はつかえやはきけがして治まらず、腸のほうは冷えて下痢や軟らかい便 またはすっきり便が出ないという状態に

「五苓散」(ごれいさん) 冷たいものを暴飲暴食して、むくみがひどくおしっこの出も悪い。喉が渇  くが水を飲むととたんに吐きたくなるという状態に 勝湿顆粒」」(しょうしつかりゅう) むかむか、吐気、下痢気味でむくみもある、寒気の少しあって、ちょっと風邪ひいちゃったかなという状態に  酒は「少飲為佳」といって、少し飲めば身体によく、けっして二日酔いするほど飲んではいけないのです。
特に若年者のお酒は依存症にもなりやすく脳にも悪影響があるそうなので、注意しましょう。

中高年では当然、肝臓の解毒力、身体の回復力に時間がかかるので、おいしい料理をメインにゆっくりと楽しんでください。
 
そして、きれいさっぱり今年の垢を落とし、気持ちよく新年を迎えましょう。
どうか、来年は平和でありますように。

秋太りの真相 

July 20 [Fri], 2007, 10:25
秋太りの真相

『天高く馬肥ゆる秋』とはよく言ったもので、「夏が終わったら太ってきた」という訴えを立て続けにいただくこの頃。
「どうして!」「体のどこかが悪いの?」「漢方薬何か飲んだほうがいい?」、はたまた「この漢方薬、飲んでると太る?」
考察してみました。

秋太りの真相

夏は暑いというだけでエネルギーを消費する。なんせじっとしていても汗をかくくらい代謝がいいのだ。だからダイエットも成功しやすい。

ところが涼しくなったこの頃。
運動して自ら体温を上げなければ汗をかくことはない。おそらく夏に比べてエネルギー消費量は減っていると思われる。

ならば夏と同じ量食べてれば、少し『余り』がでる、ということになる。

しかし、夏バテも解消して食欲は出てくる。
旬の食べ物も美味しいものばかり。季節限定なんていうスウィーツもあったりして、今食べなきゃどうするって感じだ。

だから少々太って当たり前。
「天高く」なったら「馬肥ゆる」って、ことわざがあるくらいだから、昔から太りやすいシーズンだってことです。

イライラ太りの特徴

太った〜と、イライラしたり落ち込んだりしてはなりません。
黄帝内経(こうていだいけい)という中国古代の養生法を示した本に、秋の過し方が書かれています。

『秋三月此謂容平』
意味は、「秋の三ヶ月は実を結ぶ時期。気分を平らかにし、欲張りすぎてイライラしないこと」

1年を通してみると、秋は蓄えのシーズンに入ります。秋の実りを体に取り込むのはよいことです。少しぐらい太ってもよいのです。そして心穏やかに過す。
せっかく気分のいい季節ですから、戸外で運動してエネルギーを消費し、そして秋の『気』を体に取り込み、気持ちを平らか過しましょう。

イライラすると気の流れが停滞し、胸脇部や腹が張ってつかえる症状が現れやすくなります。そんな体調が、ますます太ったように感じるものです。

【イライラ太りの特徴】

体重の増減が激しい 朝と夜でもかなり体重差がある
おなかが張ったような太り方
むくんでいる感じがする
ストレスが食欲になる
生理前に太りやすい
気分屋 、長続きしない性格、思い込みが激しい
生理前に痛み不快感が多い
お酒、タバコ、コーヒーでまぎらす

痩せ願望でストレス増大

とは言うものの、「太った=イライラ」の人が多い。
ここで、健康的にちょうどよい身長と体重のバランスを再確認しておきましょう。

美容体重(kg)=身長(m)×身長(m)×20
健康体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22

この計算結果に、
「えーっ、ヤダ〜」という反応をする人が多い。特に若い女性。
(そんなに痩せていったいどうしたいんだ、とこっちは聞きたい)
つまりぜんぜん肥満でもないのに、太っちゃったと悩みに悩んで、イライラして、慢性的なストレス症候群に陥っている。
そして様々な不快症状を発生させて、私は自律神経失調症ですっていう人もいれば、摂食障害になる人も少なくない。

現実を正しく把握することがスタートです。上記の数字が太り過ぎだと思うのは、偏見です。

熱中症と冷房病 

July 20 [Fri], 2007, 10:21
熱中症と冷房病

1)熱中症とは? 

ズバリ「暑いところにいて倒れること」(?)
では、暑さによっていったい体の中では何がおこるのか?

急激な発汗による脱水から血液が濃縮され、体内のあちこちに アンバランスな状態が発生します。
* 血液中の電解質バランスの崩れ
* 血圧低下
* 体温中枢の制御が崩れる

症状としては
* 口が渇く、尿量が減る、胸苦しい、高熱、脈が乱れる、息切れ、体に力が入らない、無力感
* 意識を失う、けいれん
* 心不全などの臓器不全から命の危険性

●熱中症の予防法●

* まずは、十分な睡眠と食事
体が疲れていては、何が起こっても抵抗できない。

* 外出前に水分を取る
極薄い食塩水やスポーツ飲料など
これに漢方薬の「麦味参」を加えると、体内水分が潤ってむやみにのどが渇かなくて良い。
 
* ゆったり、ふわっとした服装
汗が飛びやすくこもった体温が逃げ易い。
今年は、中近東ファッションが一番いいかも。

* 帽子、日傘で直射日光を避ける。  
 
●食事&漢方●

夏に旬を迎える野菜は「瓜類」これがしっかり体液を潤し、よけいな熱を冷ましてくれる働きがあります。
冬瓜(とうがん)西瓜(すいか)胡瓜(きゅうり)など そして梅干
おすすめ漢方:麦味参 清暑益気湯 西洋人参など

2)冷房病とは?(夏に太る人も要チェック!)

一方、暑いと思って冷たい食べ物や飲み物をとったものの、冷房で長時間冷やされてしまうと、毛穴は閉じて水分は体外に発散されず、どっしりと体内に溜まってしまいます。
冷えすぎることで血流は悪化、胃腸も機能が低下し、体全体の新陳代謝が悪くなってしまうのです。

●冷房病の症状●

足のだるさ、下半身のむくみ 体が重い、動きたくない 水太り、下半身太りまたはビール腹 食欲不振
下痢、腹痛、いわゆる夏風邪

●養生&漢方薬●

* やっぱり、十分な睡眠&食事
* 腰湯 たまには湯船で体の心から血行促進
* 睡眠前に足のマッサージ&シップ
* ウォーキングや散歩などで足を動かす。ただし今は早朝か夕方に
* 冷房の中ではひざ掛けやスカーフを用意して。
* 冷房の中では冷たいものを食べ過ぎない。
* ネギ、ニラ、しょうが、ニンニクなどピリッと辛味のあるスパイ スを料理に活用。
* ダイエットで茶を飲んでいる人は、体温以上の温度で。

* おすすめ漢方:六君子湯 補中益気湯 平胃散 勝湿顆粒など
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