お題-青春- 『魔法の言葉』 

2005年08月29日(月) 23時58分
坂道を駆け上りながら


貴方が教えてくれた言葉を思い出す






元気になる、魔法の言葉だと


耳元で囁いた







『            』







バーカ、と呟いて


坂道をまた、駆け上る









明日も、こうやって生きていこう

お題-青春- 『一等賞』 

2005年08月29日(月) 23時52分



誰かが、映画の中で叫んだ


『オレは、この星の一等賞になりたい』







私は


貴方の前で小さく言った







『私は、貴方の一等賞になりたい』

お題-青春- 『伝わる熱』 

2005年08月29日(月) 23時39分







貴方と話すときの私の熱は

間違いなく上がっているでしょう




だって、ホラね




貴方の声が遠くなって


貴方の顔が霞んでいって




貴方の事が好きすぎて


意識が遠く




飛んでいっちゃった











目を覚ましたら



そこは保健室のベッドの上



貴方は



熱があるね、と言って



私のおでこに手をのせ笑う









この熱は伝わっても







もっともっと伝わって欲しい熱は





永遠に伝わらない










このまま、この熱の熱さに



飲み込まれてもいい








貴方が側にいてくれるなら

お題-青春- 『下駄箱ポルカ』 

2005年08月29日(月) 23時18分


下駄箱を開けて



パサリ、と落ちた封筒一つ



何事かと思い



封を開けば



つらつら綴られた愛の言葉よ




嗚呼!神様!





どうやら私は、恋文とやらを受け取ってしまったようなのです









此れをお書きになった殿方は


一体どんなお人なのでしょう?






見たこともない、けれど私を想って下さるお方の


とめどない期待と想像が


私の心を軽やかに躍らせるのです





嗚呼!下駄箱ポルカ






こんなに浮かれた私を



貴方は今も、何処かで御覧になっていらっしゃるの?





セーラー服のスカートが


やけに軽快に揺れております








見たこともない貴方と


足取り軽く踊りましょう






嗚呼、愛と青春の下駄箱ポルカ

お題-青春- 『三人乗り』 

2005年08月29日(月) 22時56分





いつまでも


トモダチでいられると思ってた


幼い日々




私と、彼と、彼女で


小さな自転車に


三人乗り


まるで、何処かの国の雑技団




電柱にぶつかって


コケて


ヒザを擦りむいても



いつでも大笑い









けれど、いつの間にか


幼い日々は過ぎ去って




私たちは大人になってしまった




彼と彼女は二人乗りで


私の横を過ぎていく








悔しいわけじゃなくて



少し、寂しい










三人乗りの頃の私たちが



笑いながら



視界のはずれに消えていった

お題-青春- 

2005年08月29日(月) 22時35分
青春お題

*配布元
・oo MHz
・http://oomhz.nobody.jp/
・管理人*絹さま





01 三人乗り
02 下駄箱ポルカ
03 伝わる熱
04 一等賞
05 魔法の呪文
06 日向ぼっこ
07 レモン味
08 恋泥棒
09 ドロップキック
10 マッハ5

OZ 

2005年08月20日(土) 4時59分
あの虹を越えたら
魔法使いがいて
何でも欲しいものを与えてくれる。

彼は信じていた。

けれど
虹はいつか消えて
真実は露になる。



そして、彼は知る。
永遠の儚さを。











OZ -Over The Rainbow-








深海人魚 

2005年07月31日(日) 23時34分














暗い暗い、海の底。
人間の王子様に恋をした
愚かな人魚。



『嗚呼、人間になってあの方のお側に居たい』




妖しく微笑む魔女に渡されたのは
禁断の魔法のクスリ。



魔女が囁いた条件は2つ。




『3日のうちに、想い人と結ばれなければお前は一生私の玩具だよ』

『もしも結ばれなかったら、海に帰ってくる前にこの剣で…』







人魚はゴクリとクスリを飲み干す。



『ああああ……!!!!』



焼けるような足の痛みにもがく人魚。




気を失った人魚を、陸へ連れて行くのは天使か悪魔か。






さぁ、二度とは戻れない道を行きなさい。
あの人の心を奪いなさい。
其処にしか、お前の生きる世界はないのだから。
もう、何も無いまま此処には戻れない。
お前は汚れてしまったのさ。








気付けばそこは、白い砂が広がる海岸だった。
初めて浴びる太陽の眩しさに目を細め
恐る恐る自分の足を見る。
在ったのは、スラリと伸びた二本の足。
愛しむ様にそれを撫で、微笑む人魚。



『これで、全て揃ったわ。後はあの人の心だけ』




物語のまま王子様は現れ
人魚に問い掛けた。





『大丈夫ですか?』










想い続けた愛しい貴方。
汚れたのは全てあなたの為。
その声で名前を呼んで。
その腕で私を抱いて。










ええ、と振り返る人魚の笑顔は一気に凍てつく。
王子様の隣に居たのは

柔らかく微笑む美しいお姫様。








そして物語は狂い始める。

短歌-煙草- 

2005年07月31日(日) 21時36分






煙草の火 慣れない苦さ 目に染みて 煙の向こう 揺らめく貴方



短歌-図書室- 

2005年07月28日(木) 20時40分





図書室で 勉強しても 上の空 後ろの席に 君がいるから