びゃくむーく 

2008年05月13日(火) 12時59分
湿気にやられた生暖かい空気がすうと口に入り喉を通り肺に入って来て、息が苦しくなり気持ちが悪くて、必死になってまた息を吸えばまたそれが肺に溜まり、の、くりかえしだった。
夏は好きではない。
だからといって他の季節がが好きかと言われても好きだとは言えない。
でもとりあえず、この生暖かい気体を作りだしている太陽が季節が世界が好きにはなれず、苛々と今ここにいることを嫌いにさせるのだ。

なのに隣にいる相手はあまりに涼しげで、なんとなくまた苛々が募る。
ずるい、というのは少し滑稽だけど。

暑さにも負けないとみればどうやら弱点は無いらしい。否、ないことはないのだろうが、この弱点の見付け難さといえば、さながらホロメスの叙事詩「イリアス」の主要人物、海の女神テティスの子アキレス並だと言えるだろう。
僕は彼のトロイア王子パリスになれるかつまりは彼を射止めることができるのか、否、もう無理だろう。
僕が彼を殺すには、愛しみに勝る明らかな憎しみが、足りない。
ちなみにアキレスといえば論証、またはゼノスの逆説であるが、少しばかり関係ない話になるけど主張をしたい。
ゼノンの師パルメニデスが説いた存在者は不在、不動、不滅であり一切の変化を仮象だと言っており、それに続きに続いた可哀相な弟子ゼノンも必死にその仮象という存在を生涯説き続けた。
でもそれは結局はただの皮肉な話で、結局ゼノンもパルメニデスも、死んだものは死んだのだ。もう世界にはいないし、もし輪廻していても目覚めた世界はがらりと変化してかわっていただろう。
それは仮象でなく、絶対の事実だった。

でも、そんな中わかっていくせにどんな生き物でも夢を見ているのは否めない現実であって、僕だってここまでこんな風に皮肉を語ってきたが、実は一番そうであったらいいのにと望んでしまっているのは自分かもしれない。
想いたくなくたって、となりで愉しそうに団扇で風鈴を扇ぐ相手が愛しくてたまらないのは、何にも変えられない真実だから。



「貴方が仮象だったらいいのに」

小さくぽつりと空気に浮かぶように呟けば、相手はアメジストのような天然石の色みを帯びた綺麗な瞳を少しだけ丸くして、こちらを振り向いた。
外を見つめていたくせにずっと意識はこっちだったらしい。さらりと返事を返す。

「仮象?」
「人の作り出したお世辞にも優美とは言えぬ幻覚、不動不滅の代物です」

小首を傾げた相手にさらりと説明すれば、さらにわからないと言った様子で首の傾げを深めた。
言っただけです苦笑いを漏らしてから高い位置にある窓枠に座っている相手の浴衣の裾を軽く、邪魔にならない程度に掴む。
次いで実際は怠いだけだったが、まるで甘えるように段上の相手の身体に寄り掛かり擦り寄れば、相手の掌がこちらの髪でくるくると遊び出した。
ちらりと上を見上げたところでぴたりと目が合えば、彼はどこか寂しそうに薄く微笑み、こちらにの身体を上から緩く抱きしめ、小さな声で言った。

「僕は、嫌だなあ」

何か気にする様子でもなく思ったことを言ったらしいその綺麗な声は、ただ耳にすんなりと入ってきた。
嫌にそれが気持ち良くて、先程拒否していた呼吸に使われるぬめったい空気なのを忘れて、思い切り息を吸ってしまった。
生暖かい気温に包まれつつ、冷たい相手の掌に身を任せる。
あまりに優し過ぎて、少し戸惑った。

「ここにいる骸クンは、本物だもん。偽物だったら悲しいし…怒るよ」
「でも、想像通りに隣にいてくれる」
「偽物の笑顔を見てるより、泣いたり怒ったりした君といたい」
「本物は、いつかいなくなります」

相手の一本だった意識が一瞬、ゆらりと揺らめいた。
気のせいではなかったと思う。
それなのに彼は笑った。
その笑顔を羨ましいとは思わなかった。
恨めしいと、思ったけれど。

「死ぬときは、一緒だから」



次がれたそれは、決め付けた台詞だった。
約束、と差し出された指に小指を絡めれば、ふざけたような口調で結婚行進曲を歌われた。そのままふざけないでくださいと露骨に嫌そうに眉をしかめれば、ふざけてないよと苦笑いを返される。
そんなこと言われて、僕はなんて返せばいいと彼は言うのだろうか。
でも、返事は待っていなかったようで、床への畳へと身体を下ろせばこちらに改めただ抱き着き、耳に口付けてきた。



メロドラマを下さい。
通俗的なそれで構わないから、
(透明の血液誘うような)(艶美な)(煌めき葩めくメロディアスを僕に)(僕に下さい)




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08'5/13
title「涙混じりのメロディア」




びゃくむく、白骸、! 

2008年05月11日(日) 19時09分
音も色もない世界。



「つめた、い…」

布団で隠すことさえ面倒なのか絹一枚纏わぬ裸体のままシーツに埋まった格好で、ぽつりと彼は呟いた。
陶器のように滑らかな真っ白な肌に散りばめらたいくつもの赤い花と微かな青痣が、妙に目に付く。
そこに痕を付けたのが自分だと思うと嫌な愛しさが溢れてしまい、次がれた言葉を聞かなかったことにしてするりとまた優しくそこをもう一度撫でれば、その指先に、ひくりと喉を震わせた。
焦れったそうに腰をよじるそれが艶かしくて、ぞくりとした背筋を自重。
それなのに次ぐようにこちらを見つめて瞳を薄め睫毛を伏せる表情があまりに綺麗で、触れていることを一瞬躊躇い、つい手を引こうとさえしてしまった。

この子は、いつも変な気持ちにさせる。
無性に傷付けたいというか、めちゃくちゃにしてボロ衣になるくらいに自分の痕を付けてやりたくなることもあるのに、とにかく愛しくて抱きしめたくなったりとか、こんな風に触れるのさえ躊躇われるような気になったりとか。

そして何があっても、彼は抵抗しない。
はじめては流石に悲鳴をあげて否定したが、その日からは、ただ、終わった後には、いつもいつも優しく微笑むのだ。

どんなに傷付けた後であろうと、まるで愛しい飼い犬を抱きしめるかのように優しくこちらの頭を抱いて、まるで小さな子供を撫でて宥めるかのように、まるで構ってほしいからと悪戯をした言うことの聞かない子供が怒られたくないと怯えているのを、怒らないからと優しく、優しく、包み込むように抱きしめ撫で、



大丈夫ですよ、と。



それが欲しくて、もっと抱きしめて欲しくて、その優しい指先がその優しい声がその優しい相手の全てが欲しくて、何度も何度も傷付ける。
まだ相手は自分のここにいてくれるのだと、怖くなり確かめる。
さながら頭の使えない子供、頭の使えない犬のあがきのようだと、わかっている。
わかっていても、駄目なのだ。



「白蘭…?」

不意に、下から問い掛けられた声。
ついびくりと身体を強張らせて瞳を丸くし、相手を見つめる。
眉を垂らして心配そうにこちらを見つめる相手からは、こちらを陥れようとした邪気は垣間見もしない。
つまり、もしかしたらこちらを騙してる可能性だって、消えてはいない。
でも、そんなのもう、関係無かった。

「、すき」

横に倒れて緩く相手を抱きしめる。
ごめんねと小さく呟けば、相手は切なそうにこちらに掌と腕を回してきた。
その指先も体温も、やはり僕には優し過ぎる気がした。
そして蠱惑的な甘声で彼はまた言うのだ。




Even if you are a liar,
I might keep loving you.

It doesn't separate.
My lovely black cat that loves and is lovely.

(ねえ、僕はもう)
(大丈夫なんかじゃないよ)





 










(´ρ`)日記http://mblg.tv/kingyo02/

ぼかろ04 

2008年04月19日(土) 19時48分
小説はやぷろぐさんにしてみた(´ρ`)
みかんみかーん







(しんぞうが、こわれちゃう)

上に押し乗って掛かってくる相手の頭を優しく撫でて、もう切れてしまった理性をもう少し押さえるために無理矢理苦笑いを漏らし相手を落ち着けようとする。
なのにそそるように撫でられれば幸せそうに喉をそらして子猫みたいにひくんと身体を小さく跳ねさせるのが、可愛い。
そのままこちらに相手を引き倒した。
強く抱きしめて、逃げられないように抱きしめて、唇をもう一度合わせようと、

「たっだいまー!」



その時に部屋に響いた、ばたーんという激しく扉が開かれた音。
楽しそうで嬉しそうな琥珀と焦げ茶色のグラデーションで構成されている綺麗な瞳、それと類似した綺麗な髪を靡かせてにっこりと笑んだ、

マスター。

「いやぁ、なんだか仕事の電話だと思ったら呼び出されただけでさ…もう終わっちゃった!ラッキー、あはははは」

わざとらしくけらけらと笑っているマスターは、こちらに気付いているくせに何も無いかのようにへらりとした表情でご丁寧に説明をしてくださる。
でも、このあまりに高すぎるテンションを見てみればわかるが多分、いや確実にわざとなのはまるわかりである。
そんなことを思っているこちらをやはり気にもしない様子で、満面の笑みを面に構えたままベッドと少し離れた場所に胡座でしゃがみ込み、あまりに相手に似合わないようなやさしい優しい声音で、呟く。

「ほら、続けて」
「マスター、さいていです…」

つい漏れた言葉に、また軽い跳ねるような笑いをするマスター。

「なんでだよー…いいだろ?」
「良くねえ」

ついタメ口。

「これが本物の百合だな」
「俺は受じゃないですから!」
「は、ははは!お前可愛いねえ…」
「かわいくなんてない…っ」
「俺の可愛い可愛いカイトとレンがいちゃいちゃしてるなんて、最高じゃん。マスタームラムラしちゃーう!」
「な、ば、も…っ、マスターなんてだいきらいですっ!」

全く嫌なくらい口の回る男である。
それに順応できる自分も相当嫌なやつだと思うのに、マスターは楽しそうに笑うばかりで、騒がしいと思った時点でお兄ちゃんを思い出し、がばりと顔を見る。

「…、めーちゃ……」

寝ていた。

「…兄ちゃん…」
「ん、…う、ぁ……」

妙に甘えたな声を出して寝相なのかこちらに絡まってくるお兄ちゃん。
しょうがないから抱きしめ返してあげよう(というか抱きしめたいだけだけど)とするのに、マスターからの視線が痛くて一度離した手さえ差し延べられない。

「ほら、レン」
「マスターは黙っててください」
「俺もレンとらぶらぶしたいなあ…三人でにゃんにゃんしようか」
「うるさいです」
「レンも兄ちゃん可愛くてムラムラ?」
「うるさいです」
「俺のかっこよさにムラムラ?」
「っ、ナルシストは、嫌いです!」

顔面が熱くて耳まで熱くて、あまりにずくずくと神経がおかしくなりそうだったから、ああ俺今顔赤いやと妙に冷静に感じた。
カイト兄ちゃんがはやく起きてくれないと、楽しくなっちゃったマスターの日々の標的が、俺になっちゃう…!

そんな俺のことなんか知らず寝ているお兄ちゃん。
にやにやと笑んでいる楽しそうにやらしいマスター。
隣で聞き耳立ててる意地悪なお姉ちゃん二人に何も考えてないリン。

「もうやだ………」
「にゃんにゃんする?」
「二人でにゃんにゃんしましょうか」

マスターが出掛けたのさえマスターに遊ばれていたとやっと気付いた俺は、流されて生きるのが楽だと学んだ。



(でもお兄ちゃんはだけ渡しません!)
 

移転(´ω`) 

2008年04月19日(土) 14時13分
移転しましたい(´ρ`)

でもリアタイ←エムブ
たまに更新←やぷろぐさん

かな(´ρ`)!

移転2 

2008年04月19日(土) 14時07分
移転しました

いややぷろぐもあぷるけどなぜかエムブがリアタイ(´ρ`)友達に作ってもらった(´ρ`)機械音痴だから…←

移転(´ω`) 

2008年04月19日(土) 14時01分
Brog

表示されない気もする(´ρ`)

みくむくめく 

2008年04月19日(土) 7時48分
かがみねさんちのむくろくん(´ρ`)!
 
みくも可愛いけどむくもよろしく(^ω^)てきなかんじで初音ムクもかわいいけど鏡音ムクがいるよ(´ρ`)!はあはあかわいゆすなあ

骸の可愛さについて小一時間誰か話そう(´ρ`)

わーい(´ρ`) 

2008年04月18日(金) 20時27分
もらったあ(´ρ`)! 


かわゆ…

ひいい 

2008年04月17日(木) 17時41分
痩せすぎうし(´ρ`)
 

メールいまからかえすかも!

おひさしぶり 

2008年04月16日(水) 17時20分
メール返します返さないでごめんなさいでした。
 
いっぱい悩んでみた。
すきなことはやりたいけど、自分なりにがんばることにした。
ありがとうあひちゃん。いっぱい、ありがとう。



(´ρ`)早速だが←

私の友達はやはり変人わっさわっさ。
どうにかしたい
けどえっちゃんは可愛いです。
ウハウハ(´ρ`)

文にならない(´ω`)
あああつかれたんだうろたんだー(^ω^)
寝ます(^ω^)

落ち着いたらまたラスブラ語る(やめて(´ω`))
こうこく
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める、ようじあったら!

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誕生日は3月31日おひつじ座ッ
おーがたで細かいことが苦手んふふ、だからおねえさんやおにいさんタイプがてら好みはるっかねえさま…!!ポジション交換してう千秋たん!
ちなみにお茶と蜜柑で育った学生だぜっ
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小野大輔、神谷浩史、遊佐浩二、鈴村健一、緑川光、森川智之、羽多野渉、鳥海浩輔、小西克幸、近藤隆、三木眞一郎、福山潤、平川大輔、平川大輔、保志総一朗、飯田利信、朴ろ美、茅原実里、杉田智和、櫻井孝宏、石田etc…
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あいこもれみおもばんぷもらどもすき

っていうか雑食過ぎてお金がないっ!←
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雑食ですから

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寂しくてもすぐに電話します
てか電話させます
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おねえさまもおにいさまもすきです
結局ざっしょくじゃねえか
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白蘭様好きすぎて基本発狂してます。
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まーろまっしゅまろまろまろ〜ん☆
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