綾瀬とmaria4 

May 02 [Mon], 2005, 4:19
「今日も天気がいいわねぇ」
青い髪をなびかせ、紫色の聖職者の服を着たmariaは頭にウサ耳を付け、フェイヨンの街を歩いていた。
あれから2週間後、見事プリーストに転職したmariaはコンロンを後にし、一緒にコンロンへ旅立ったルルと別れると早速アルデバランへと向かった。しかし綾瀬の姿はどこにもなく、mariaは時計塔の前で人々に聞き込みをした。すると綾瀬は臨港に参加する為にプロンテラへ移住したらしい。聞き込みを終え、プロンテラの「星屑寮」へ久々に戻ると、そこには綾瀬の姿があった。2週間ぶりにはちあわした2人は驚きと喜びを隠せなかった。

「僕、ウィザードに転職なんで転職試験受けてきます」

4日前、綾瀬はそう言って試験会場のゲフェンへと旅立った。私は綾瀬と4日後に新しく開拓したフェイヨンのたまり場で会う事を約束し、別れた。
(綾瀬、ちゃんと場所わかるのか?)
フェイヨンのたまり場というのはmariaが所属する「漆黒†魔法騎士団」のたまり場である。フェイヨンの奥地にある厨房の後ろにある倉庫と思われる部屋がそうだ。mariaはその部屋の床に座り、綾瀬の到着を待った。手には転職祝いを持って…。

mariaが転職した時、綾瀬がmariaに渡したのは「小鬼霊」と呼ばれるピクミンによく似た人形である。mariaが前から気に入っていた人形だったので、mariaが思わず綾瀬に抱き付いたのは「星屑寮」では有名な話である。
「もしかして迷ったんじゃ…」
あまりにも到着が遅い為、mariaはそわそわしながらユリナの到着を待った。
「mariaさーん、遅くなりましたー」
「遅いわよ、綾瀬」

綾瀬とmaria3 

May 02 [Mon], 2005, 4:13
優との会話の後、mariaは綾瀬に連絡を入れ、明後日アルデバランで会う事を約束した。綾瀬も明後日にmariaに会う事を約束し、篭っていた時計塔から出る事にした。
次の日、mariaは優から頼んでいた赤い塗料を受け取り、金色の髪を赤く染めた。

「久しぶり、元気?」
「髪形が変わっていたので誰か一瞬わかりませんでしたよ」
アルデバランの水路の近くでmariaと綾瀬は1ヶ月ぶりに再会した。

――その時の綾瀬は、髪も私の2倍ぐらいになっていて、マントの焦げ跡もたくさん増えていた。手や腕には火傷の跡もあったし、ウィザードハットもあちこちがほつれていた。きっとこの1ヶ月、ぼんやりした性格のくせに一生懸命狩りをしたんだろう。前よりは少し強くみえた。

――髪形は変わってもmariaさんはmariaさんだった。アークワンドは前よりも欠けていて、看護帽にいたっては真っ黒に汚れていた。プリーストへの転職が近くなったのかな?mariaさんから強い魔力を感じました。あの厳しいけど優しい目も健在ですね。

「今日はどんな御用でここへ?」
綾瀬は目の前にいるmariaに問い掛けた。
「実は――」
mariaは綾瀬にプリーストに転職する為にコンロンへ行く事を告げた。綾瀬は目を丸くして話を聞いていた。
「では、電話もできないんですね…」
しゅんとした声で綾瀬は呟いた。
「ごめんね、綾瀬」
「僕にとって、mariaさんの電話は支えであり、憧れでもあったのに…」
「…え!?」
綾瀬の言葉にmariaは驚きを隠せなかった。
「mariaさんは、僕にいろいろと教えてくれました。狩場を変えた時は、その狩場の効率のよい狩り方を教えてくれたり、ポーションを送ってくれたり、僕の話を聞いてくれたりしてくれました」
綾瀬は火傷だらけの手を治療しているmariaに向かって言った。
「電話の最後にはいつも"頑張って"と言ってくれました。それが僕にとって一番の支えでした」
mariaは綾瀬の話を聞きながら火傷だらけのユリナ手をきゅっと握った。
「mariaさんがプリーストになるまでは支えなしで頑張ります!!」
左手で拳を作り、綾瀬はガッツポーズをmariaに向けた。
「だからmariaさん、頑張って下さいね!!帰ってきたら、また電話下さいね」
「……ありがとね、綾瀬」
握り締めた火傷だらけの手に自分の顔をくっつけ、顔を赤くする綾瀬を尻目にmriaはニッコリと笑った。

綾瀬とmaria2 

May 02 [Mon], 2005, 4:04
「髪切ったんだね、maria」
「まぁね。この時期安いから」
プロンテラの飲食店でmariaとmariaの友人の相葉 優は昼食をとりながら会話をしていた。相葉 優はダンサーだ。普段はビキニのような衣裳を着ているが、視線が気になる優はいつもその上からロングコートを羽織っていた。mariaの髪は以前よりも少し短くなり、揃っていた前髪も左右に分けていた。
「優よりましよ、あんた何回髪の色変えるつもり?最初は金だったのに赤になって、しばらくしたら青になってるし」
グラスに唇をあてながらmariaは優に言った。
「今は茶色で納まってるけどね。大丈夫、大丈夫もう変えないわよ」
皿に盛られたサラダの中からフォークでプチトマトを刺し、優はそれを口に運んだ。
「私も髪の色変えようかしら…」
フォークで上手く巻き取ったパスタを口に運びながら、ボソッとmariaは呟いた。
「なら、何色がいい?「月読寮」のショコに頼んでハーブ分けてもらったら、私が作ってあげるよ」
フォークでmariaを指しながら笑顔で優は言った。
「じゃあ…赤色にしようかな…」
顔を下に向けながらmariaは呟いた。
「ははーん、例の綾瀬君と同じ髪の色だなぁ〜」
「なっ…!!そんなつもりじゃないわよ!!」
「ははっ、むきになってるあたりあやしぃなぁ〜」
mariaをからかう様に優はケラケラ笑いながら言った。
「綾瀬君とはどうなのよ〜」
「どうって…、ただ暇な時にお互い電話してるだけよ。あれ以来会ってないわよ」
パスタを口に頬張り、mariaは言った。
「電話だけ?」
「そう、電話だけ。アルデバランって遠いのよ」
「な〜んだ、つまんない」
フォークを机に置き、皿にのった小さなサイズのピザを手でとり、優は噛り付いた。
「そうそう、優」
「何?」
フォークを机に置き、mariaは優に問い掛けた。
「私、プリに転職が近くなってきたの。だからルルと一緒にコンロンに2週間ほど行くつもりなの」
「え!?そうなの!!」
優は食べかけのピザを皿に一度置いた。
「それで、狩場が狩場だから…電話もできないのよ」
「コンロンだものねぇ、まぁ2週間だし頑張ってきなよ。お土産あれば買ってきてよね」
優は笑顔でmariaに言った。
「綾瀬君には言ったの?」
「え!?」
優の発言にmariaは驚いた。
「2週間だし…、別にいいんじゃないかなぁ〜って」
「何言ってんのよ、この間あんなに嬉しそうに電話の事言ってたくせにさ」

綾瀬とmaria 

May 02 [Mon], 2005, 3:50
「こんなところで何してるの…」
私の目の前でボロボロになっているマジシャンに私は尋ねた。
「赤芋狩りをしていたのですが、FWの縦置きに失敗してこの通り…。おまけに回復アイテムもなくなって、あまりの痛さに道具屋にも行けず、ここで自然回復を待ってるんですよ。でも傷が回復しないんですよ」
右腕を押さえながらそのマジシャンは言った。
国境都市アルデバランはマジシャン系の人々にとって、効率のよい狩場が近くにある為、マジシャン系の人口が集中している街だ。その街の南側の人気のないベンチに彼は座っていた。
「回復しないのは…重量が50%を越えてるからじゃない??」
彼の話を聞いた私は、思った事を口に出して言った。
「うわっ!!ホントだ!!重量が赤くなってる!!…ッ!!、イタタ…」
とっさに手を上にあげてしまい、右腕にできた傷が開き赤い血が流れ出すと、彼は再び右腕を押さえながら、顔を歪めた。
「ちょっと…!!大丈夫!?」
職業柄か、私はとっさに彼の右腕にヒールをかけた。傷はみるみる塞がり、彼の表情から歪みが消えた。
「お手数かけてすみません」
ペコペコと頭を下げながら彼は御礼を言った。
「まぁ、私はアコだし、ヒールするのは当たり前よ。これが仕事だし」
乱れた髪を直し、ずれた看護帽の位置を元に戻しながら私は言った。
「それよりアコさんがどうしてこんなところに?」
「臨港に行って、セブがアルデのままになったまま天津に狩りに行って死に戻り。アルデまで来たからついでに観光してたら、あなたに会ったのよ」
傷ついた彼を治療しながら、私は彼の質問に答えた。
「お名前を伺ってもいいですか?」
少し会話に間を置いて、彼は私に尋ねた。
「mariaよ、あなたは?」
ヒールを唱え終わり、彼の傷が全て塞がった事を確認して、私は言った。
「綾瀬って言います。わざわざ回復までありがとうございます」

ヽ(・ω・)ノ 

May 02 [Mon], 2005, 3:38
というわけで本文にいきずまった為に、こんな短文置き場を作ってしまいました;;
まぁ、駄文ばかりですがね_no
とりあえず、まず始めるのはRO創作小説「星屑寮シリーズ」
というわけで、まずは「綾瀬とmaria」のお話でもUPしますね〜
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