「鴨居玲 死を見つめる男」 長谷川智恵子

March 06 [Mon], 2017, 20:57

画家鴨居玲さんの作品を扱っていた
日動画廊の長谷川智恵子副社長が
執筆した、ドキュメンタリー。
描く画家と売る画廊、というだけでなく、
公私ともに深い付き合いだったからこそ
知りえた素顔を書かれていて、
改めて鴨居玲という画家のかっこよさが
わかりました。

容姿は顔、スタイルともに抜群で、
明るさと暗さを併せ持ち、
話がうまく、人にやさしく、
臆病で子供っぽく、
寂しがり屋で、
一度話すと男女問わず誰でも惚れてしまう、
独特のオーラがあったという鴨居玲。

親しい人が異口同音に、
「呼ばれれば何をおいても付き合う」
というほど、人を惹きつけてやまない人だったそうです。

画壇とも一線を画し、
一匹狼だったというところも、
弟子を取らない方針だったところも、
一か所に定住しなかったところも、
人前ではいつもおしゃれだったところも、
全部かっこよかったそうです。

アメリカの美術評論家からは、
ホモへの誘いもあったとか。

最初に結婚した奥さんとは、
籍を抜かずに別居し、
実際に亡くなるまで一緒に暮らしたのは、
富山栄美子さんという写真家でした。
だから、残っている写真がまた、
とてもかっこいいのです。

57歳の時、残念ながら自殺。
躁うつ病を患っていたそうですが、
それまでも自殺騒動は何度も起こしており、
本当に死ぬ気はなかったのでは、
とも書かれており、
そうだとすればとても残念です。
でもその反面、
おじいさんになるまで生きるのは、
この人には似合わない、という気もします。

絵に対してはとてもストイックだったようで、
デッサンの勉強は終生続けており、
たくさんある自画像は、
魂を削って描いたように感じられ、
心をえぐられるような感じがします。

近年、若い人たちにも人気があるそうで、
没後30年を経過しても、
回顧展が開ける歴史的画家の
仲間入りを果たしているようです。

一度会ってみたかったなあ。
そのかっこよさを、間近に見てみたかった。
写真を眺めながら、そう思いました。




はんこけし展

February 24 [Fri], 2017, 20:33

明日から、pieni..ではんこけし展が開催されます!
これなんと!私が今まで少しずつ作ってきた
はんことこけしグッズの展示です。

今日、搬入しましたが、
やっぱり広いところに展示すると、
ちゃんとそれらしく見えて嬉しい

よろしければ見に来てください。

2/25〜3/8 12:00〜20:00
私は土日の午後、在廊しようと思っています。
あと、日曜日は消しゴムはんこのワークショップもやろうと思ってます。

映画「エゴン・シーレ〜死と乙女〜」

February 20 [Mon], 2017, 21:09

土曜日に観てきました。
世紀末のウィーンにあって、
世紀末らしい、不安を煽るような退廃的な
雰囲気がシーレの絵からは感じられますが、
映画では、絵に対する情熱とは裏腹に、
女性は絵を描くための要素としか見ていない、
とても非情な人物として描かれていました。

これがまた憎たらしいほどイケメンなので、
余計にひどい男に見えます。

でも本当にそうだったのか?

愛のない人間だったなら、
なぜ人の内面をさらけ出すような絵が描けたのでしょう?
ただ絵を描きたいだけなら、
風景画だってよかったはずなのに。
やっぱり、人への執着は強かったんだと思いますが、
それよりなお強かったのは、
自分の絵に対する愛だったのでは。

画家の伝記的な映画をよく観ますが、
だいたいにおいて好人物はいないような…。
そうでないと描けないのかもしれないな
と思いました。




2人の先生を偲ぶ

February 11 [Sat], 2017, 23:05
昨年末に、私にとっては大切な存在だった恩師が、
お二人続けて亡くなりました。

一人は有名な渡辺和子先生。
私が入学したときは、すでに学長は代わられていましたが、
集中講義で受けた人格論の授業で教わった考え方が、
その後、生きる上で大きな支えになったことは間違いなく、
そのためだけにでも、この大学に行ってよかったと思うほどです。

明日、先生の追悼ミサとお別れ会があるとのことで、
私も行こうと思っていましたが、
やはりやめることにしました。

理由の一つは、風邪が治ったばかりだからですが、
もう一つの理由が、シスターより先に亡くなられた
もう一人の恩師、O先生です。

O先生は、小学校2年生の時の担任の先生で、
私たちを最後に退職されました。
その後、ずっと手紙をやりとりしていただきました。
入学、就職など、様々なステージを、
ずっと見守ってくださっている、
私にとっては3人目のおばあちゃんのような存在でした。

なのに、亡くなられたことは、
1カ月経って親族の方からの寒中見舞いで知りました。

どちらも大切な恩師。
でもより身近だったのはO先生でした。

でもO先生はお一人で暮らしておられたため、
お葬式のことも知ることができませんでした。

うまく言えませんが、シスターのお別れ会に行くのは、
なんだかO先生に申し訳ないような、
複雑な気持ちになってしまいました。

比べる必要はないのかもしれませんが、
時期が同じだったので、どうしてもそう思ってしまいます。


だから明日は、お二人の先生を、自宅で一緒に追悼したい、
そんな風に思っています。
きっとわかってもらえると思うのです。
会に参加しなくとも、教えていただいたことは
ずっと心の中にあるのですから。





大阪こけし教室60周年

January 29 [Sun], 2017, 19:15

今日は大阪こけし教室でした。
60周年の記念の回ということで、
今日は会費も高め、おみやげこけしも豪華でした。

右から荒川洋一工人の善吉型、
北山盛治工人の藤吉型、
西山敏彦工人の辨之助型。
善吉と藤吉はこけし教室のT氏の、
辨之助はY氏の所有のこけしを、
今回のために復元してもらったものだそうです。

すごい!なんてすごい!
ちなみに、えじこの復元は皆勤賞で、
私もいただいたのですが、
一緒に撮り忘れてしまいました



福引こけしもたくさんありました。

…ん?過去にもらったおみやげこけしも混ざっているような…
余ってたのかしら?



今日我が家に連れて帰ったこけしです。

吉野誠二工人の平頭ちゃんは、2人一組でした。
奥瀬陽子工人は、たった4体を
じゃんけんで勝ち抜いたんです
そして右前は、これは酒田のこけしではないですか
前列真ん中の佐藤伝喜工人のも好きなこけしです。


そして今回はこのTシャツと、
会員さん手作りの風呂敷もいただきました!

満足満足





うみねこ社のこけし万博

January 24 [Tue], 2017, 20:52

21日土曜日は、広島のうみねこ社へ行ってきました。

住宅街の中の、ふつうの住宅。
いや、普通ではないか…。
緑が多く、猫がたくさん!

ここでこけし万博があったのです。

ひそかに。


1時間前でいいかしら?
と思って行ってみたら、意外に誰もいなかった…。
ちょっと早すぎました。
みんな開店5分前くらいに来られました。
唯一、私と同じように早く来られていた
愛媛の2人組とお話ししながら待ちました。



お店の前には、顔ハメパネル



ディスプレイもよく見ると笑えます


激混み!というほどでもなかったので、
意外にゆっくり見られてよかったです。

戦利品〜!



弟の家に近かったので、
寄って遊んで帰りました。




瀬本容子展

January 15 [Sun], 2017, 21:16

昨日、コンサートの前に県美の企画展に行ってきました。
「瀬本容子展 美しき金地テンペラの世界」という展示です。
瀬本容子さんは岡山出身のようです。
板に金箔を貼り、ピカピカに磨いて、
その上にエンボスなどを施して、
テンペラで絵を描いています。

板のほかにガラスや羊皮紙も使っていて、
マチエールにとてもこだわっていることがわかります。
額縁も、手描きで作られていて、
独特な美しい世界観がありました。
好みは分かれると思いますが…。

県美に行くと、常設展の金額で観られます。
しかも、ミニ画集ももらえます。





そして、常設展会場では、
涅槃図の特集をしていました。
こちらも、フルカラー8Pの解説がもらえます。

誰がどこにいるのか、というようなこともわかって、
涅槃図の見方がわかりますよ。



ベートーヴェンピアノソナタ全曲連続演奏会

January 15 [Sun], 2017, 20:40

昨日は暴風の中、ルネスホールへ
ベートーヴェンのピアノソナタの演奏会シリーズ
最終の第9回を聴きに行ってきました。
演奏者は松本和将さん。

ルネスは全席自由で並ばなくてはならない、
椅子が普通の椅子で、背中の支えがなくて辛い、
しかも隣と密着していて、肘置きもないので手が当たる、
などよくないこともたくさんあるのですが、
雰囲気と音響はいいホールです。


今回は、ピアノソナタ第5番、7番、32番。
アンコールにトロイメライ。

松本さんの演奏は前から好きですが、
ベートーヴェンのピアノソナタは特にいいような気がします。
どの曲の時も、緩急自在で壮大で、
聴いたぞーという満足感が大きいと思います。

このシリーズ、有森博さんと川島基さんと3人で、
9回に分けて実施されたのですが、
残念ながらいつも都合がつかなかったり、
天気がひどくて出かけられなかったり、
いろんなことで結局今回しか来られませんでした。
またやってほしいな。

大トリの32番は、最後の曲だから集大成と思われがちだけど、
実はその後にもピアノ曲は書かれているし、
第9や弦楽四重奏なども書かれていて、
実はまだまだ終わりじゃなかった、という
お話も、なるほど、と思いました。

それにしても、コンサート久しぶりでした。
なんだかめっきり、夜が苦手になり、集中力もなくなり、
コンサートに向かない体になりつつあるような…。




「ヴェネツィアルネサンスの巨匠たち」展&「世界の棟方志功」展

January 07 [Sat], 2017, 20:57

あけましておめでとうございます。
(今頃)

今日は新年初美術館で、
大阪に行ってきました。

ヴェネツィアルネサンスの巨匠たち展。
あと残すところ1週間で、かけこみでした。

アカデミア美術館が改装工事をする間だけ、
借りることができたという品々。
本当に観られてよかったです。
ベッリーニ、ティツィアーノ、ティントレット、
ボロネーゼ、バッサーノなどなど。
フィレンツェルネサンスとはまた違った、
色彩の鮮やかな作品が多くて、
思った以上に眼福でした。

イタリアには学生のころ行ったきりですが、
今行けば、学生の頃よりずっとちゃんと観られるのになあ。
絵に含まれる寓意とか、技法とか、表現とか。
印象派などはよく日本にも来るので、
見慣れた感がありますが、
このヴェネツィアルネサンスの絵画、
私にとってはとても新鮮で、それでいてほっとする、
とてもよい展覧会だったと思います。

あと、ヴァザーリの芸術家列伝を読まなきゃ、
という気にさせられました。


この3連休に図録を買うと、
グラスが一つ、おまけでもらえます。
ヴェネツィアだけに…なんて。



ついでに、あべのハルカス美術館で開催中の
世界の棟方志功展にも行ってきました。

棟方はやっぱりすごい。
私は知らなかったのですが、
若いころ、川上澄生の影響を受けて、
似たような作品を作っていたことがあったようで、
私はそれも結構好きでした。
あと、花矢の柵が観られてよかった。
大きな壁画がたくさんあったけど、
一生であれほど作品を作るって、
一体どんな生活だったのか…。

こちらもすっかり満足でした。





オリガミと帽子

December 18 [Sun], 2016, 18:31

今日は初めてのお店にお邪魔しました。
「FRANK暮らしの道具」というお店です。

ト・プローヴァトさんの毛糸の帽子の個展
開催中です。


今日はその一環として、
ミツモリ先生の折り紙ワークショップがありました。
ものすごーーく久しぶり!
今日作ったのは2つ。

一つ目は羊。



そしてもう一つは、

これ!オバケです
オバケというか、オバQに近いでしょうか。
折り紙自体がとても久しぶりで、
あまりきれいにおれませんでしたが、
折り図をいただいたので、なんとか出来上がりました!

以前pieniで教室をやっていたとき、
一緒に参加していた人も来ていて、
みんな懐かしの再会でした


そして、帽子展も品数が多くて素敵




私は、これを買いました↓

これで3つ目〜。
着ている服より帽子の方が高いという…。

かわいいからしょうがないですね






プロフィール
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  • アイコン画像 ニックネーム:ありんこ
  • アイコン画像 誕生日:1月25日
  • アイコン画像 血液型:A型
  • アイコン画像 現住所:岡山県
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ヨーロッパで教会と美術館めぐりをしたい!今行きたいのは、スペイン・バルセロナ、イタリア・ラヴェンナ。
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