とにかく、素晴らしい映画だった。
ゆるゆるなカメラワークに、大味な編集点。
映画でありながら、映画である事に逆らった、現実との妙な距離感。
それが時間と空間に実感を与え、優れた脚本に血を通わせている。
たぶん、16mm作品。
『イカとクジラ』
監督:ノア・バームバック
製作:ウェス・アンダーソン
あまりに未熟な両親と、それに振り回される兄弟。
一見した内容では、暗く重いものを想像しがちだが、とにかく笑える。
幼稚な両親はまるで子供。
テニスや卓球をすれば、子供相手に本気になり負ければふてくされる。
離婚・別居をすれば「パパの日・ママの日」を決め、子供の為と称しながら、寂しさを紛らわす為に子供を近くに置く。
とにかく自分勝手だ。
それが、強引で我が儘で笑えてくる。
一方子供はアルコール依存症になり、奇行を繰り返す。
アダルトチルドレン(AC)の子供がACになるのだ。
元凶は、親の劣等感である。
鋭い人間観察と、暖かい視点。
決して派手な映画ではないが、スティーブンキングが2005年のNO’1と言うだけあって、ナイスな作品。
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『うつせみ』 監督:キム・ギドク
なんとか、借りたビデオを見終わりました。
その中でも、「うつせみ」が凄かった。
鳥肌がビンビンです。
最後には「この映画スゲェ!」と独り言を言ってしまいました。
キム・ギドクは完全なる心理的ホラー映画ですね。