僕がかわったのか、それとも。

April 16 [Sun], 2006, 23:53

HOLGA 120FN V+Kodak PORTRA800
(岐阜県中津川市)


期待が大きいと、その分だけ、
裏切られた時の落胆も大きくなる。

心に響かない歌ばかりとともに過ごす、
3時間のコンサートは、本当に辛かった。

途中で帰ろうかと何度も思い、
でも踏みとどまって最後まで居たけれど、
きっと僕は一度も笑顔になれなかった。

6列目という恵まれた席、
でも、歌声ははるか遠くから聴こえてくるような気がして、
アンコールの拍手をする気も起きず、
ただ寂しさと、気持ちが離れてゆく怖さを感じながら、
時間が過ぎるのを待っていた。

ハートにファイア!

October 21 [Fri], 2005, 0:16

Polaroid SX-70 ALPHA SE,Polaroid 600 Film
(山口県萩市)


高校生になって最初の春。
古ぼけた寮の3階の端っこの3人部屋で、
僕は暮らしていた。

同時にその高校に入学した、
中学時代からの友人と、
ひとつ上の学年の先輩との3人部屋。

正直言って共同生活なんて大嫌いだった僕は、
ひとりの時間の取れないその状態が嫌で嫌で仕方なかった。

成績は下から数えた方が遥かに早く、
彼女もいなければ友達も少ないその先輩は、
ただひとつ年上と言うだけで無意味に威張り倒し、
同級生の方は消灯後、毎晩のように
シモネタをさんざん言っては僕の眠りをさまたげ、
自分が眠たくなるとさっさと眠ってしまって、
ひどい歯軋りといびきでこれまた僕の眠りをさまたげた。

その先輩が毎朝、身支度をしながら聴いていたが、
ビリー・ジョエルの「Storm Front」というアルバムで、
僕は知らず知らずにその中の何曲かを
口ずさめるようになっていた。

歌っている意味はよく判らなかったけれど、
軽快なメロディーはいつまでも僕の耳に残り、
高校2年に進級して部屋が個室になっても、
先輩が大学も決まらないままに卒業しても、
僕は時々その歌を口ずさんだ。

僕の高校生活は、
だいたいにおいてとても楽しかった。
甘美な思い出に彩られた時間は、
今思い出しても、胸がきゅ〜っとなる。

高校時代の嫌な思い出なんて、
この寮で生活の記憶ぐらいだ。

そんなわけで僕は大学に進学し、
真新しい生活と真新しい彼女を手に入れる頃には、
あれだけ口ずさんだメロディーも、
寮生活の嫌な記憶と共に、
すっかり忘れ去ってしまっていた。

大江千里「ゴーストライター ミーツ Senri」ツアー 福岡公演レポA(ネタバレ注意)

May 30 [Mon], 2005, 23:05

Polaroid SX-70 model2,Polaroid SX-70 Film
(福岡市西区)


F ペルセウス座流星群

ここでMCの間にメンバーに黄色のレインコートが配られる。
次の曲まるわかり(笑)

G 黄色のレインコート
H 黒のオルフェウス

アップテンポなイントロで客席、いっせいに立ち上がる。
イントロですぐわかる情熱的なこの曲は、
ラテンのテイストを残したままジャズっぽくもアレンジされていて、
文句なしにカッコ良かった。

歌い方に癖が強くなり、
昔からのファンの間では否定的な意見が多いという
アルバム「ROOM 802」に収録されている曲だけど、
僕は大好きなアルバムだ。
まさかこのアルバムの曲が
ここで出てくるとは思っていなかったので嬉しい。

I PIANO MAN
J 未来乗車券

続けて、昨日も盛り上がった曲が続く。
この2曲が入っている「first class」も好きなアルバム。
PIANO MANはセットの雰囲気とも合っていて、
まるで「ゴーストライター」のために書かれた曲であるかのように
しっくりとこの場所におさまっている。

謎のピアノマンのニュースがあったり、
それがきっかけでビリー・ジョエルの「ピアノマン」が
急なチャート上昇を見せたりと言ったニュースがあったり。
まさかそれを予知したわけでもないだろうに、見事な選曲だ。

K ジェシオ'S BAR

今日はここで来たか。
昨日のアンコールラストよりもずっと
流れの中で曲が生きた気がする。
客席のテンションも物凄い。

客層はやはり30代〜50代が圧倒的に多く、
30代に突入したばかりの僕としては負けていられないなと思う。
ものすごいパワーを貰った。
それにしてもステージ上の千ちゃんは44歳。
文句無くカッコ良い。MCでの言葉に、昔よりもずっと重みがあって、
あんな44歳になりたいと思う。

L 母の手

しんみりとこの曲は、ラストが似合う曲。

大江千里「ゴーストライター ミーツ Senri」ツアー 福岡公演レポ@(ネタバレ注意)

May 29 [Sun], 2005, 22:31

Polaroid SX-70 model2,Polaroid SX-70 Film
(福岡市中央区)


何度も眠りが分断されて、
ぼんやりした頭で降り立った早朝の福岡の街。
とりあえず自宅に戻って死んだように眠って、
お昼過ぎに目が覚めるとずいぶんすっきりとした気持ちで、
まあいいや、チケットもせっかく取ったんだし、
他の曲もやるかも知れないから取りあえず行ってみよう、
そう思えるようになっていた。

Zepp Fukuokaは正直好きな会場ではない。
全国的に展開しているライブハウスのわりには、
音響もそんなに良いとは思えないし、
何かの機会に問い合わせの電話をかけた時に、
電話に出た職員の態度がひどく横柄だった。
でもまあ、それは今日のライブには関係ない。

電話の印象は大事だよ、ただのそういう教訓だ。

Zepp Fukuokaに程近いバス停で
普段はめったに使わない路線バスを降りると、
そこに先日仕事で撮影したばかりの中学生がいた。

向こうも僕を見つけて
「こんなところで何をしてるんですか?」と聞いてきたので
素直にZeppに大江千里のライブに行くんだよと答えた。
今の中学生は大江千里は知らないかな…
と思ったらちゃんと知っていて、羨ましがってくれた。

ポンキッキーズの力は偉大だと思う。

大江千里「まるごと千里ナイト〜VOL6 冷や汁美味いね!宮崎編」レポA(ネタバレ注意) 

May 28 [Sat], 2005, 22:23

Polaroid SX-70 model2,Polaroid SX-70 Film
(宮崎県宮崎市)


一旦舞台からひっこんだ千ちゃんと窪田さんだけど、
アンコールの声が起きるとすぐに登場。
時間が押しているから?
あまりに早い登場過ぎて拍子抜けした感もあり。
ゴーストライターツアーのグッズのTシャツに着替えている。

そういえば会場入り口でもゴーストライターツアーのグッズを
売っていたけれど、僕としては千里ナイトは千里ナイト、
ツアーはツアーで割り切ってやって欲しかったなという印象。

ここからだもんね、はじけましょう、というMCのあと

U1 エールをおくろう

客、総立ち。ようやく火がついた感じ。
これまでの会場とはアレンジを変えて、
あえて原曲に近いアレンジで…ということ。

定番曲だけにみんな盛り上がり方を知っている。
それにしても、さっきまでおとなしく上品に座っていた
女性陣のはじけっぷりが凄い。

もちろん僕も踊る、踊る。

U2 YOU

やっぱり来た定番曲第2弾。
どうせなら、イントロでの「もう時間がな〜い!」聞きたかったな。
客席のボルテージはさらに上がって、
そうそう、ライブハウスなんだもん、こうでなくっちゃ、という感じ。

客のほとんどが僕と同い年くらいか、
僕より上の30〜50代くらいだったと思うけれど、
それを感じさせないノリで、何だかものすごいパワーを貰った。
30になって、疲れが抜けないだとか、
子供たちにお兄さんと言われることがなくなっただとか、
後ろ向きだったり自虐的だったりすることをよく書いてきたけれど、
こんなんじゃあいけないなと思う。

ようやくここで、宮崎まで来て良かったなと思えた。

U3 君

しっとりと最初のアンコール最後の曲。
全員立ったままじっと聴き入っている。
千ちゃんのコンサートはアンコールが長いことで有名で、
もちろん今日のお客さんもそれを知っているので、
当然ダブルアンコールが何曲もあるんだろう、という反応。

WU ジェシオ'S BAR

大江千里「まるごと千里ナイト〜VOL6 冷や汁美味いね!宮崎編」レポ@(ネタバレ注意)

May 27 [Fri], 2005, 23:27

Polaroid SX-70 model2,Polaroid SX-70 Film
(熊本県八代市)


福岡から高速バスで4時間弱、
かつては毎週のように出張で来ていた
宮崎の街に降り立つ。
今にも雨が降り出しそうな陰鬱な空と、
湿っぽい空気が僕を出迎えた。

ライブ開始までまだだいぶ時間があったので、
宮崎の街をぶらぶらとスナップして時間をつぶし、
開場まで15分というところで会場となるライブハウス
「WEATHER KING」にやって来ると、
すでに開場を待つ列はけっこうな長さに達していた。

チケットに書かれた開場時間から少し遅れて入場開始。

会場内は思ったよりも狭く、
パイプ椅子が横に12脚、縦に10列ほど並べられている。
ステージと最前列はとても近く、
いかにもライブハウス、といった感じ。
凝ったセットなどは何も無く、楽器だけが並べられている。

僕は1人で来ている機動性をフルに生かして、
62番という大していい番号でもない整理番号の割には、
前から3列目のほぼ中央という、
素晴らしいポジションの席を取る。

心地よい音量で最新アルバム「ゴーストライター」から
何曲かがリピートで流されている。
ステージはスモークが少しずつ焚かれ、
ライブ前の独特の緊張感と高揚感が
そこにいる誰の顔からも見て取れた。

ウソツキ。

May 19 [Thu], 2005, 4:21

Polaroid SX-70 model2,Polaroid SX-70 Film
(福岡市西区)


忙しくて忙しくて、
気が付けば眠っているような毎日で。
いつの間にか、aikoの福岡公演の日も
過ぎ去ってしまっていた。

覚えていたら、
ああ、本当なら今頃は
生で三國駅を聴いてる頃だろうとか、
あの曲はやったのかなぁとか、
いろんなことを考えて落ち込んじゃいそうで、
忘れてしまうほど忙しくて、まあ良かったと思える。

嘘。

本当はやっぱり残念で、
当日の日記に書くのが辛かったんだよ。

仕事があるのはいいことだけど…

April 02 [Sat], 2005, 0:53

SONY CYBER-SHOT T3
(大阪府豊中市)


苦労してaikoの福岡公演のチケットを取ったのに、
どうしても外せない仕事入りそうな雲行き。

楽しみにしてたのになぁ…

他の都市の公演も、
もうチケットは完売済みのはず。
オークションでチケット買おうと思えば出来るだろうけど、
それ以前に、仕事と重ならずに行けそうな公演…
東京ぐらいしかないんだよなぁ。

う〜ん…

ちなみに写真はaikoの母校の大阪音大。
僕の出た中学校のけっこう近くです。

青春国道けやき通り

January 20 [Thu], 2005, 16:31

D70+AFAi 28/2.8D
(福岡市中央区)


大ヒットした「愛は勝つ」が入っていた
KANのアルバム「野球選手が夢だった」を
中古CDやさんで買って、久しぶりに聴いてみた。

今から15年くらい前になるのかな?
当時高校生だった僕は、淡路島の高校の寮の部屋で、
一時期このアルバムばっかり聴いていたことを思い出す。

レコードみたいに「擦り切れるほど聴いた」
なんて表現は出来ないけれど、
盤面が傷だらけになるほど聴いたあのCDは
いったいどうしちゃったんだろう?
売り払ったのか、誰かにあげたのか、
引越しの時にでもなくしてしまったのか…

その中に「けやき通りがいろづく頃」という曲があって、
KANがやっていたラジオ番組だか、
KANが書いた何かのエッセイだかで「けやき通り」が
遠い福岡に実在する通りだと知った僕は
ずいぶんとその、まだ見ぬ「けやき通り」に憧れたものだった。

その頃にはまさか僕が、
15年後には福岡に住んでいるなんて思いもしなかったし、
そのけやき通りの渋滞のひどさにイライラして、
そのせいで時にはけやき通りを憎んでしまうだなんて、
もちろん思いもしなかった。

久々に聴く「けやき通りがいろづく頃」は、
その頃のうまくいかなかった恋のせつなさや、
慣れない生活での言いようもない辛さや、
寮の洗濯場の乾燥機で溶けてしまった
ナイロンの靴下の何とも言えない焦げた臭いまで
僕に鮮明に思い出させてくれた。

今日も僕は仕事を終えて、
けやき通りを抜けて家路につく。
今日はずいぶん空いているけれど
いつもは渋滞ばかりのこの道は
僕の家のすぐそばをかすめて、はるか
長崎へとのびる国道202号線。

「青春国道202」なのだ。
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