赤い傘とブルーアイランド先生。

February 11 [Sat], 2012, 22:22




僕の部屋からは神社が見える。



神社の境内には大きな木が生えていて、
常緑樹なので今の時期でも緑が風にそよいでいて気持ちが良い。



家から歩いて1分くらいの所にあるので、天気が良い日は駅に行く時に少し遠まわりをして、その神社の前を通っていく。
特に信心深いわけでもないけれど、神社というのはいつも清潔にされているし、緑もあるし、立ち寄ると清々しい気持ちになるものだ。



今日神社の前を通ったら、結婚式を挙げていた。
巫女さんのさす赤い傘の後ろを楚々と進む花嫁さんはとてもきれいだった。



明治神宮などの大きな神社や、表参道の教会でやる大きな結婚式もいいけれど、
小さな地元の街の神社であげる結婚式というのも、ささやかで、温かで、よい。



きっと新郎か新婦のどちらかがこの街に育ったのだろう。



もしかすると両方ともこの町で生まれ育ったのかもしれない。
ひょっとして幼馴染とか。だったら素敵だ。
ご両親やおばあちゃんの姿も見えたから、何代もこの街に暮らしているおうちなのかもしれない。いやまぁ結婚式にご両親がみえるのは当たり前だけれども(笑)



でも地元の小さな神社で結婚式を挙げるっていうだけで、なんだかずっと幸せでいられる二人っていう気がしてしまう。
地に足をつけて、ささやかなことを大切にしながら、小さな事にも幸せを感じられるような家庭になりそうな気がする。


自分の身のまわりにある小さな幸せに気付くのはなかなか難しい事だし、僕なんかはいつも遠くばかり見て、遠くにある大きな幸せばかり追いかけてしまうので、そんな風に自分の周りのものを大切にできる人たちというのは素敵だと思う。
お二人ともお幸せに。そして今日ご結婚された皆々様も、末長くお幸せに^^




***




朝から良い気分になったので、麩まんじゅうを買って(←あまり関係ない)稽古に向かった。


青島先生のお宅で14日にやるヴァレンタインコンサートの合わせ。
周知の通り、青島先生はとてもお忙しい。
日本中あちこち飛び回っているし、テレビ(世界一受けたい授業、とか)や執筆もあり、しかも本業の作曲や若い人のレッスンまでしている。
ちなみにディアゴスティーニのオペラシリーズ全70巻の解説も青島先生が書いておられるのだそうだ!



僕なんて演奏活動は本業としても、それ以外に月に一回のラジオとかオペラ講座の準備とかだけでもひぃひぃ言ってしまうのに、一体どんな体と精神力をしているのかと思ってしまう。


ちなみに平均睡眠は3時間。
「マグロと同じなんです。泳いでいないと死んじゃうの。」
とのことである(笑)



その先生が
「ジェイドの事を週刊新潮の今週号に書いておきました。ふふ。」



というので(笑)、興味半分、怖いもの見たさ半分で早速読んでみた。
(ちなみに先生は「ブルーアイランド氏のクラシック漂流記」というコラムを毎週掲載している。とても面白いのでぜひ。)



そこには「男性重唱団の行方」というタイトルで、近年活動しているいくつかの男性ユニットの事が書いてあり、



「(略)〜ついにオペラ団体二期会の名の下に結成された二団体が来る。やや著名なのはザ・ジェイドで、元来美形が少ないオペラ歌手の中からやっとのことで集めた四人+新メンバーの二人で構成される。実力派だから個人の歌唱に問題はないが、懸念されるのは稽古の不足だ。上質なアンサンブルを披露するためには時間がかかるのである。しかもソロの歌い手は旋律以外を覚えるのが苦手な筈。楽譜を見ながらの録音はまだしも、ライヴは大丈夫なのだろうか。」



とあり(笑)



「続くイル・デーヴはイギリスを拠点として活動しているイル・ディーヴォをもじった命名だが、歌い手本来の体型であるアンコ型を集めたカルテットで、デブ専の方々の御用達の感があり、さらに専属ピアニストまで百キロを超える大物である。これまたオペラ歌手としては実力者揃いだが、この両団体とも、もしも個人に仕事が来たら独唱と重唱とどちらを選ぶかは目に見えている。その意味ではこうした男性重唱団は、売れている人を集めるのではなく、単独では魅力が今一つと言う人材が自発的に集まるのが長続きするだろう。」



と続き(笑)



「先に述べた二期会の団体の写真を見て思うことだが、美形の人間を集めた場合は、観客は一番程度の下がる人物を探し、逆に醜い人間の集団では、その中で一番マシなのに目が向くことになる。企画者はこの辺りも計算に入れて営業すべきではないだろうか。」



と結んでいる(笑)




青島先生の顔が浮かんでくるような文章である(笑)



抜粋だし、文字だけ読むと非常に辛辣に映るかもしれないが、青島さんの人となりをテレビなどで知っている方ならこの清々しい毒舌の面白さが分かっていただけると思う(笑)



というかここまで歯に衣着せず公の場所に文章を書くというのはなかなか大変なことである。
僕もなるべく本音でブログを書きたいと思うけれど、様々な立場のようなものもあれば、人を不快にさせるようなことはなるべく書きたくないし、そうするとブログでさえ若干舌鋒は鈍るものだ。
それなのにこんな風に切れ味のいい文章が書けるというのは才能でもあり「書いても嫌われない」という人柄をこれまで時間の中で作り上げてきたということでもある。
政治家が同じことを言っても「笑って許される場合」と「あっという間に失言大臣にされる場合」に別れるのと同じ。
「何を言うか」、と同じくらい、「誰が言うか」、というのも大事なことなのである。



ちなみに僕とイル・デーヴの大槻、望月の3人は、G大時代ソルフェージュの授業を青島先生に教えてもらっていたので、我々から見れば恩師にあたる(笑)
先生もその頃の事をよく覚えていらっしゃって時々その話をされる。
なんだかんだと喋った後で「でもそういう人たちとこうしてお仕事できるのは嬉しいです。」
と言ってくださる。
僕たちも嬉しい。


実際にお会いしてる時もコンサートのMCでも本当に話される内容が楽しいし、頭の回転が早く次から次へと話が浮かぶし、ということは記憶力も良いわけで、頭の中がどんなふうになっているのやら、と凡才の僕はただただ驚くばかりなのである。
まぁ優しき毒舌家(←失礼w)というのは頭が良いのだ。
鋭い視点が必要だし、瞬時に点と点を繋ぐ能力も求められるし、なにより「面白い」と「嫌な気持ちになる」の境界をギリギリで渡るバランス感覚も必要である。
マネはとてもできないが、青島先生との時間は刺激的である(笑)



あ、一つだけ言っておくと、ジェイドもデーヴもソロの仕事と同じようにユニットでの活動を大切にしている。
でも例えばオペラの仕事というのは大抵の場合1年前に発注が来るのに対し、ジェイドの仕事はわりとぎりぎりに(例えば3か月前とか、ひどい時には3週間前とか)に発注が来たりして、そうするとやりたくてももうソロの仕事が入ってしまっている場合が多いのである。
業界の違いなのだが、この辺のやりくりが非常に難しいところではある。
あ、それと忙しいなりにも稽古はちゃんとやっている(笑)




さて明日は本番である。
二期会の研修所の本科の試演会というのがある。
一年間学んできた最後の試験で、オペラの重唱をみんながそれぞれ歌う。
(僕は助演でお手伝いで歌う。男性が足りないので。)
この一年の総決算であり、成績で上にあがれるかどうかが決まるので、みんな頑張ってほしいと思う。
(上に上がれるのは80人中30人くらい。そしてその先のマスタークラスではさらに過酷な競争が待っているー!w)
というか僕も頑張る。
点数はつかないけど(笑)
でもエライ先生方が3メートルくらい前にずらりと並んでいるので、それはそれで緊張するのである。
試演会で歌うのは自分の時を含めて20回目くらいであるが、一向に慣れない(笑)



というわけで、ブログ書いてないで譜面でも見直そうと思います←




ちゃおーーー





追伸
最近通販でデカフェ(カフェインの入っていない)のインスタントコーヒーを買いました!
これで夜中でもコーヒーが飲めるぅぅーーー(〃▽〃)シアワセー




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ざべ
デカフェのコーヒー、美味しかったですか??(*・ω・)ノ

週刊新潮、読んでみます(・∀・)
February 15 [Wed], 2012, 11:49
プロフィール
  • ニックネーム:dachon
  • 性別:男性
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高田正人

プロフィール

東京芸術大学声楽科卒業。
同大学院修了。
二期会オペラ研修所第48期マスタークラス修了(修了時に優秀賞及び奨励賞受賞)。
イタリア政府給費生、および国際ロータリー財団奨学生としてイタリア、G・ニコリーニ国立音楽院に留学。
2009年より文化庁新進芸術家在外研修員としてニューヨークへ留学。
P・ヴァレー、M・グロッピ女史、F・ダルテーニャの各氏に師事。
小澤征爾音楽塾「カルメン」(特別演奏会)、二期会公演「仮面舞踏会」、宮本亜門演出「椿姫」、文化庁新進音楽家育成公演「ポッペアの戴冠」等、数多くのオペラに出演。サイトウキネン「サロメ」、東京オペラの森「エフゲニー・オネーギン」(小澤征爾指揮・ウィーン国立歌劇場共催)などではカヴァーを務め特別公演に出演。
NYのカーネギーホール・ヴァイルリサイタルホールを始めミラノ、ヴェローナ、ピアチェンツァ、台湾、ニューヨークなどでコンサートに出演。
平成音楽大学講師(熊本)。二期会会員。
さらに詳しいプロフィールは
→こちら

お問い合わせ: 
dachon@cf-a.bb4u.ne.jp




*****


《2012年の出演予定》




1月9日
那須ハーモニーホール主催
「New Year Concert」
2012/1/9[月・祝] 15:00開演(14:15開場) 18:20終演予定
大ホール
全席指定 S席3,000円 A席2,000円 
学生 S席1,500円 A席1,000円
出演 日原大朗 田中明美 大貫裕子
高田正人 寺田功治 御邊典一
弦楽亭室内オーケストラ





1月11日
いわき市
大震災支援コンサート
「ダークヒルズ恋愛白書」
いわき市アリオスホール
18時半開演
出演:鷲尾麻衣、三宅理恵、澤村翔子
高田正人、桝貴志、北川辰彦
ピアノ 穴見めぐみ




1月17日
「ダークヒルズ恋愛白書」(再演)
座・高円寺
出演:鷲尾麻衣、三宅理恵、澤村翔子
高田正人、桝貴志、北川辰彦
ピアノ 穴見めぐみ




1月20日
ランチコンサート
ソプラノ 山口道子
テノール 高田正人
ピアノとお話 青島広志
(完売してしまったそうですー、、すみません。。)



1月29日
埼玉県三芳町
オペラ「北風と太陽」

原作:イソップ寓話
台本・作曲:松井和彦
企画・演出・ナビゲート:彌勒忠史
出演:北風/初鹿野剛(バリトン)
太陽/國光ともこ(ソプラノ)
旅人/高田正人(テノール)
ピアノ/朴令鈴
日時・会場 1月28日(土)ワークショップ
【時間】グループ➀ 11:00〜 / グループ➁ 14:00〜
【会場】多目的室
1月29日(日)ワークショップ+オペラ上演
【時間】ワークショップ 13:00〜(グループ➀・➁共通)
オペラ上演 開場14:00 開演14:30
詳細:。http://www.miyoshi-culture.jp/coppice/program/







2月7日
「明日を担う音楽家による特別コンサート」
東京オペラシティー コンサートホール
19時開演予定
指揮: 大勝秀也
演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団
《ソプラノ》
鈴木愛美
トマ『ハムレット』より“私も遊びの仲間に入れて下さい”
田島千愛
ドニゼッティ『連隊の娘』より “フランス万歳”
廣田美穂
ヴェルディ『ナブッコ』より “かつては私の心も喜びに満ちていた”
山口清子
ヘンデル『エジプトのジューリオ、チェーザレ』より
“つらい運命に涙はあふれ”
《メゾソプラノ》
小林紗季子
チレア『アドリアーナ・ルクヴルール』より “苦い喜び、甘い責め苦”
鳥木弥生
マスネ『ウェルテル』より 手紙の歌“ウェルテル、誰が言えましょうか”
《テノール》
高田正人
プッチーニ『トゥーランドット』より “誰も寝てはならぬ”
土崎 譲 
モーツァルト『魔笛』より “なんて美しいこの絵姿”
西村 悟 
ヴェルディ『仮面舞踏会』より “永遠に君を失えば”
※重唱曲の演奏もあり。 ※曲目は変更になる場合がございます。
詳細はこちら



2月14日
第50回わこクラシックサロン
「ヴァレンタインデー・ランチコンサート」
出演
ピアノ お話 青島広志
ソプラノ 山口道子
テノール 高田正人
会場 メゾンブランシュ(乃木会館)
開演 12時
前売り 7000円 当日 7500円 (ランチビュッフェ代込み)




3月1日
ポッペアの戴冠(ハイライト)
大阪 帝国ホテル チャペルにて
僕はネローネの役で出演致します。






3月19日
第6回クリンゲンケッテ演奏会
「ゲーテを歌う」
出演 
ソプラノ 大場恭子、小山由梨子、近藤宏美
山村紗矢香、三本久美子、山口和子
村田ゆう子、吉川かおり、
メゾソプラノ 小林久美子
テノール 高田正人(賛助出演)
バリトン 小林昭裕
ピアノ 真島圭
会場 北とぴあ つつじホール
全席自由 2500円
お問い合わせ 090-2459-7633(吉川)





3月25〜30日
ふじ丸クルーズ
小笠原諸島をめぐるクルーズです。
期間中に2回僕のコンサートがあります。









4月22日
二期会オペラワークショップ公演
ベッリーニ作曲「ノルマ」(ハイライト公演)
僕は助演でポッリーオーネ役を歌わせていただきます。





5月6日
プッチーニ作曲「トスカ」(ハイライト公演)
出演
トスカ      小川里美
カヴァラドッシ 高田正人
スカルピア   与那城敬
銀座ヤマハホール
14時開演
チケットは dachon@cf-a.bb4u.ne.jp まで。





5月29日
二期会マイスタージンガー公演
高津
出演
高橋絵理、三宅理恵
喜田美紀、澤村翔子
岡本泰寛、高田正人
浅井隆仁、松本宰二




5月31日
◆ ザ・ジェイド 2012コンサート ◆
「リヴァイブ 〜新しく生まれ変わるために〜」
出演:ザ・ジェイド 黒田 博・成田博之・高野二郎・樋口達哉
   コーナー出演:高田正人・北川辰彦
   ピアノ   :金井 信
※メンバー6人が全員集合します!
開場18:30/開演19:00
会場:東京文化会館 小ホール
全席指定:5,500円(税込)
詳細
http://thejade.jp/concert/index.html



6月2日
福岡にてコンサート
(クローズド)





6月18日
二期会Week第一夜
「千駄ヶ谷スタイル〜花鳥風月を歌う」
サントリーホール ブルーローズ
19:00開演
出演:
千駄ヶ谷スタイル
[田上知穂(S)、長谷川 忍(Ms)、高田正人(T)、与那城 敬(Br)]、
山岸茂人(Pf)




7月22日
杉並区民オペラ「カルメン」
(日本語上演)
杉並公会堂
(詳細未定)
僕はホセ役で出演します。




8月11日
京都
ワンダーラー公演に出演。




9月26日
新潟 りゅーとぴあ
レクチャーコンサート
出演 高田正人(テノール)水戸見弥子(ピアノ)




11月3日
日本歌曲コンサート
(クローズド)




12月8日
大阪にてコンサート
(おそらくクローズド)






※この他にもちょこちょこ歌っております。
見かけたら声かけてくださーい^^








全てのチケットのお問い合わせは
dachon@cf-a.bb4u.ne.jp
まで


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