24. El Paso - Martiy Robbins #1 [2] (1/4/60)
60年代最初の#1ソング。ここからポップミュージック史上最も変化に富んだ重要な10年がスタートするわけだが、最初の1曲が60年代にはあまりふるわなかったカントリーだというのも面白い。舞台は西部開拓時代、メキシコとの国境の町エルパソ。主人公はそこでメキシコ系の美しい娘と出会い恋に落ちる。しかしその恋を横恋慕する男が現れ、主人公はその男を殺し、お尋ね者になってしまう。このまま逃げ続けるか、それとももう一度あの娘に会うか。結局娘を選んだ主人公だが、町に戻ったところを撃たれてしまう。しかし最後は愛する娘の腕の中で幸せに包まれながら死んでいくという物語。ストーリーとの関係からか、マリアッチのエッセンスも入っている。
25. Runing Bear - Johnny Preston #1 [3] (1/18/60)
「Chantilly Lace」のヒットを持ち、Buddy Holly と同便の飛行機事故で亡くなった Big Bopper の作品で、プロデュースもしている。インディアン風のバックコーラスが入るのんびりしたヴァース部分と、一転して激しいロックンロールになるコーラス部分との違いがユニーク。この曲の展開は The Beatles「The Continuing Story of Bungalow Bill」の元ネタになっているのではないだろうか。
26. Teen Angel - Mark Dinning #1 [2] (2/8/60)
列車に轢かれ死んでしまったハイスクールのボーイフレンドを偲ぶ女の子の視線から書かれた哀しいカントリーバラード。(この曲はメロディもとても美しいが)この時代には曲と同じくらい歌詞がヒットの大きな要因となっているものも多い。
27. The Theme From "A Summer Place" - Percy Faith & His Orchestra #1 [9] (2/22/60)
第3回のグラミー最優秀レコード賞受賞曲にしてこの年最大のヒット曲。タイトル通り『A Summer Place』という映画用に書かれたインストルメンタルナンバー。いわゆるイージリスニングと呼ばれるジャンルを確立した一曲で、その意味ではそれなりに重要。今では歯医者かホテルのエレベーターなどでしか流れていないような曲だけれど、当時としては美しいメロディでその場の雰囲気を作ってしまうこの手の音楽の需要が大きかったのだろう。このあたりからアダルトコンテンポラリーの変遷を辿っていくのも面白いかも。
28. Stuck On You - Elvis Presley #1 [4] (4/25/60)
兵役を解かれた Elvis の復帰第1作で、ここから彼の第2の黄金期が始まる。待ちに待ったシングルということで、彼らしいロックンロールに仕上げられているが、ただ激しいだけではなく、少し大人になった余裕あるヴォーカルも聞かせてくれる。
29. Cathy's Clown - The Everly Brothers #1 [5] (5/23/60)
"Cadence"というマイナーレーベルから大手の"Warner Brothers"へと移籍した彼らの第一弾シングル。"Cadence"時代にあった素朴さこそ消えてはいるが、この曲での美しいハーモニーとキャッチーなメロディ+重厚なリズムセクションとの結合はそのまま初期 The Beatles へと受け継がれている。兄の Don Everly の娘が Guns N' Roses の Axel Roseと一瞬だけ結婚したのは豆知識。
30. Everybody's Somebody's Fool - Connie Francis #1 [2] (6/27/60)
この時代の Britney Spears 。この当時ではもっとも成功した女性シンガーでありアイドルだった。人気に押されて#1になったのか、この曲自体にはそれほど魅力は感じられない。どうでもいいが、彼女を初めて聞いた時、松田聖子はきっと彼女がモデルなんだと思ったもの。
31. Alley Oop - Hollywood Argyles #1 [1] (7/11/60)
この曲は、この年のヒット曲の大きな特徴であるノベルティ・ソングとダンス・ミュージックの両方の面を持っている。原始人の最強伝説を歌った歌詞はありえないほどナンセンスだけれど、ミディアムテンポのグルーヴはそれなりにカッコ良い。The Beach Boys がこの曲をカヴァーしている。
32. I'm Sorry - Brenda Lee #1 [3] (7/11/60)
当時15歳のカントリーシンガー。63年の Peggy March まで最年少#1記録を持っていた。早熟系シンガーで、大人顔負けのハスキーで表情豊かなヴォーカルを聞かせる。「ごめんなさい。私がバカだったわ。愛がこんなにも残酷だとは知らなかったの。ごめんなさい。私を許して。愛とは盲目。私は何も見えてなかったの…」。
15歳のくせに。
33. Itsy Bitsy Teenie Weenie Yellow Polkadot Bikini - Brian Hyland #1 [1] (8/8/60)
この Brian Hyland も当時16歳。あまりに小さなビキニを着ているため、恥ずかしがって更衣室から出て来られない女の子を冷やかすノベルティ・ソング。一度聞いたら忘れられない「パッパッパッパッ、パラパッパパパ」のイントロからヴァース〜コーラスまで メロディもコミカルで実にキャッチー。この曲の二番煎じを狙ったイントロの「Baby Face」は、我らがタモリ倶楽部「空耳アワー」のエンディング曲としてお馴染み。
34. It's Now Or Never - Elvis Presley #1 [5] (8/15/60)
復帰作「Stuck On You」に続くシングルで連続#1を記録している。「Volare」でブームとなったカンツォーネの影響を多大に受けたナンバーだが、大人のシンガーを目指す Elvis のスタイルによく合っていて、これ以降はむしろこちらのイメージの方が強くなる。ちょっと大げさな感じもするけれど、アメリカ西部の乾いた土地をイメージさせるサウンドには味があって人気も高い。つい最近も、ラスベガスでの独身パーティーでハメを外しすぎたために起こった災難を描いた大ヒットコメディ『Hangover』のオープニングに使われていた。
個人的にはこの曲を聞くと西田敏行を思い出す。
35. The Twist - Chebby Checker #1 [3] (9/19/60)
ダンスブームだったこの年を代表する大ヒットナンバー。大流行となった、いわゆる体をひねらせて踊る「ツイスト」というダンスの由来となった。歌っているのは当時の Flo Rida こと Chebby Checke r。チャートマニアには、1年半越しでもう一度#1に返り咲いた凄い記録でも知られる。最初はティーンエイジャーに、2度目は大人達の間に大流行したそうだ。Chebby の人の良さそうなヴォーカルやキャラクターも人気の秘密だったのかもしれない。
36. My Heart Has A Mind Of It's Own - Connie Francis #1 [2] (9/26/60)
最初の#1ヒット「Everybody's Somebody's Fool」よりは、こちらの方が彼女の魅力が生かされているような気がする(この曲にもカンツォーネの影響が感じられる)。コーラスは彼女の一人ツイン・ヴォーカルなのだけれど、ハイパートでの彼女の声がふっと裏返る瞬間が切ない感じでいい。基本的にはスタンダードな伝統的女性ヴォーカルなのだけれど、その辺の個性が人気だったのではないだろうかと想像してみる。
37. Mr. Custer - Larry Verne #1 [1] (10/10/60)
この曲もノベルティソング。コメディにダンス。アメリカがまだそれほど音楽にシリアスさを求めていなかったことがよく分かる。曲は、インディアン戦争時、カスター将軍に「自分は戦いたくありません」と嘆願するへたれ兵隊のコントが勇ましいマーチの間に挟まれているというもの。この年の「El Paso」など、アメリカの勇気ある武勇伝をテーマにした曲が続いていたことへのアンチテーゼの意味もあったかもしれないし、これから登場することになるヒッピー的な気分を先取りしたものと読むことも出来るかもしれない。
38. Save The Last Dance For Me - The Drifters #1 [3] (10/17/60)
お気楽な60年だが、この年の後半にはその後も聞かれ続け、やがてクラシックとなっていく曲がいくつか登場する。The Platters に代わるアメリカの国民的人気ヴォーカル・グループとなった彼らのこの曲もそう。The Drifters は Ben E. Kingを中心として、以前から存在したグループの名前だけを借りて結成された。Ben E. King の暖かみのあるヴォーカルとクオリティーの高い楽曲でヒットを連発した後、この曲でついに#1ヒットを記録する。ダンスブームのこの年に「最後のダンスは僕のためにとっておいてくれ」と歌うのが憎い。Ben E. King はこのヒットの後、ソロ活動のためグループを脱退し、翌年クラシック「Stand By Me」を発表する。
39. I Want To Be Wanted - Brenda Lee #1 [1] (10/24/60)
Brenda Lee のこの年2曲目の#1ヒット、これもイタリアの曲。当時メロディに関してはかなりイタリアに依存していることが分かる。この状況が翌年から次々と登場するアメリカの新しいタイプのソングライターによって打破され、やがてそれがイギリスへと飛び火していく。
40. Georgia On My Mind - Ray Charles #1 [1] (11/14/60)
これもこの年を代表するクラシック。伝説的レーベル"Atlantic"でソウル・ミュージックを発明した Ray Charles はこの年、多額の移籍金で大手"ABC"へと移籍する。そして白人のアダルト層にも十分にアピール出来るこのバラードで初の全米#1を獲得した。映画『Ray』の中でQuincy Jonesがこの路線の彼を「セルアウトした」と批判するが、ゴスペルとブルースをブレンドしてソウルを作った彼は、そこにジャズとカントリーのエッセンスを加え、この曲を作ったのだろう。胸を焦がしているのは田舎のジョージアなのにこの洗練さ。言うまでもないが、この曲のスタイルを借りて Billy Joel が作ったのが「New York State Of Mind」。
41. Stay - Maurice Williams & The Zodiacs #1 [1] (1/21/60)
これもドゥーワップのクラシック。1分40秒。#1ソング史上もっとも短い曲としても知られる。一切の無駄を削ぎ落とした、これ以上ないミニマルなナンバーだが、バックコーラスやファルセット・ヴォーカルのさりげない挿入など、細部はよく計算されている。
42. Are You Lonesome Tonight - Elvis Presley #1 [6] (11/28/60)
Elvis のこの年3曲目の#1ヒット。デビュー時には及ばないものの、60年は彼の年だったと言ってもいいだろう。「Love Me Tender」タイプの、初期の彼が得意としたスタイル。間奏には彼の長い語りが挿入されている。ファンにはさぞ有り難かったことだろう。
60年代最初の#1ソング。ここからポップミュージック史上最も変化に富んだ重要な10年がスタートするわけだが、最初の1曲が60年代にはあまりふるわなかったカントリーだというのも面白い。舞台は西部開拓時代、メキシコとの国境の町エルパソ。主人公はそこでメキシコ系の美しい娘と出会い恋に落ちる。しかしその恋を横恋慕する男が現れ、主人公はその男を殺し、お尋ね者になってしまう。このまま逃げ続けるか、それとももう一度あの娘に会うか。結局娘を選んだ主人公だが、町に戻ったところを撃たれてしまう。しかし最後は愛する娘の腕の中で幸せに包まれながら死んでいくという物語。ストーリーとの関係からか、マリアッチのエッセンスも入っている。
25. Runing Bear - Johnny Preston #1 [3] (1/18/60)
「Chantilly Lace」のヒットを持ち、Buddy Holly と同便の飛行機事故で亡くなった Big Bopper の作品で、プロデュースもしている。インディアン風のバックコーラスが入るのんびりしたヴァース部分と、一転して激しいロックンロールになるコーラス部分との違いがユニーク。この曲の展開は The Beatles「The Continuing Story of Bungalow Bill」の元ネタになっているのではないだろうか。
26. Teen Angel - Mark Dinning #1 [2] (2/8/60)
列車に轢かれ死んでしまったハイスクールのボーイフレンドを偲ぶ女の子の視線から書かれた哀しいカントリーバラード。(この曲はメロディもとても美しいが)この時代には曲と同じくらい歌詞がヒットの大きな要因となっているものも多い。
27. The Theme From "A Summer Place" - Percy Faith & His Orchestra #1 [9] (2/22/60)
第3回のグラミー最優秀レコード賞受賞曲にしてこの年最大のヒット曲。タイトル通り『A Summer Place』という映画用に書かれたインストルメンタルナンバー。いわゆるイージリスニングと呼ばれるジャンルを確立した一曲で、その意味ではそれなりに重要。今では歯医者かホテルのエレベーターなどでしか流れていないような曲だけれど、当時としては美しいメロディでその場の雰囲気を作ってしまうこの手の音楽の需要が大きかったのだろう。このあたりからアダルトコンテンポラリーの変遷を辿っていくのも面白いかも。
28. Stuck On You - Elvis Presley #1 [4] (4/25/60)
兵役を解かれた Elvis の復帰第1作で、ここから彼の第2の黄金期が始まる。待ちに待ったシングルということで、彼らしいロックンロールに仕上げられているが、ただ激しいだけではなく、少し大人になった余裕あるヴォーカルも聞かせてくれる。
29. Cathy's Clown - The Everly Brothers #1 [5] (5/23/60)
"Cadence"というマイナーレーベルから大手の"Warner Brothers"へと移籍した彼らの第一弾シングル。"Cadence"時代にあった素朴さこそ消えてはいるが、この曲での美しいハーモニーとキャッチーなメロディ+重厚なリズムセクションとの結合はそのまま初期 The Beatles へと受け継がれている。兄の Don Everly の娘が Guns N' Roses の Axel Roseと一瞬だけ結婚したのは豆知識。
30. Everybody's Somebody's Fool - Connie Francis #1 [2] (6/27/60)
この時代の Britney Spears 。この当時ではもっとも成功した女性シンガーでありアイドルだった。人気に押されて#1になったのか、この曲自体にはそれほど魅力は感じられない。どうでもいいが、彼女を初めて聞いた時、松田聖子はきっと彼女がモデルなんだと思ったもの。
31. Alley Oop - Hollywood Argyles #1 [1] (7/11/60)
この曲は、この年のヒット曲の大きな特徴であるノベルティ・ソングとダンス・ミュージックの両方の面を持っている。原始人の最強伝説を歌った歌詞はありえないほどナンセンスだけれど、ミディアムテンポのグルーヴはそれなりにカッコ良い。The Beach Boys がこの曲をカヴァーしている。
32. I'm Sorry - Brenda Lee #1 [3] (7/11/60)
当時15歳のカントリーシンガー。63年の Peggy March まで最年少#1記録を持っていた。早熟系シンガーで、大人顔負けのハスキーで表情豊かなヴォーカルを聞かせる。「ごめんなさい。私がバカだったわ。愛がこんなにも残酷だとは知らなかったの。ごめんなさい。私を許して。愛とは盲目。私は何も見えてなかったの…」。
15歳のくせに。
33. Itsy Bitsy Teenie Weenie Yellow Polkadot Bikini - Brian Hyland #1 [1] (8/8/60)
この Brian Hyland も当時16歳。あまりに小さなビキニを着ているため、恥ずかしがって更衣室から出て来られない女の子を冷やかすノベルティ・ソング。一度聞いたら忘れられない「パッパッパッパッ、パラパッパパパ」のイントロからヴァース〜コーラスまで メロディもコミカルで実にキャッチー。この曲の二番煎じを狙ったイントロの「Baby Face」は、我らがタモリ倶楽部「空耳アワー」のエンディング曲としてお馴染み。
34. It's Now Or Never - Elvis Presley #1 [5] (8/15/60)
復帰作「Stuck On You」に続くシングルで連続#1を記録している。「Volare」でブームとなったカンツォーネの影響を多大に受けたナンバーだが、大人のシンガーを目指す Elvis のスタイルによく合っていて、これ以降はむしろこちらのイメージの方が強くなる。ちょっと大げさな感じもするけれど、アメリカ西部の乾いた土地をイメージさせるサウンドには味があって人気も高い。つい最近も、ラスベガスでの独身パーティーでハメを外しすぎたために起こった災難を描いた大ヒットコメディ『Hangover』のオープニングに使われていた。
個人的にはこの曲を聞くと西田敏行を思い出す。
35. The Twist - Chebby Checker #1 [3] (9/19/60)
ダンスブームだったこの年を代表する大ヒットナンバー。大流行となった、いわゆる体をひねらせて踊る「ツイスト」というダンスの由来となった。歌っているのは当時の Flo Rida こと Chebby Checke r。チャートマニアには、1年半越しでもう一度#1に返り咲いた凄い記録でも知られる。最初はティーンエイジャーに、2度目は大人達の間に大流行したそうだ。Chebby の人の良さそうなヴォーカルやキャラクターも人気の秘密だったのかもしれない。
36. My Heart Has A Mind Of It's Own - Connie Francis #1 [2] (9/26/60)
最初の#1ヒット「Everybody's Somebody's Fool」よりは、こちらの方が彼女の魅力が生かされているような気がする(この曲にもカンツォーネの影響が感じられる)。コーラスは彼女の一人ツイン・ヴォーカルなのだけれど、ハイパートでの彼女の声がふっと裏返る瞬間が切ない感じでいい。基本的にはスタンダードな伝統的女性ヴォーカルなのだけれど、その辺の個性が人気だったのではないだろうかと想像してみる。
37. Mr. Custer - Larry Verne #1 [1] (10/10/60)
この曲もノベルティソング。コメディにダンス。アメリカがまだそれほど音楽にシリアスさを求めていなかったことがよく分かる。曲は、インディアン戦争時、カスター将軍に「自分は戦いたくありません」と嘆願するへたれ兵隊のコントが勇ましいマーチの間に挟まれているというもの。この年の「El Paso」など、アメリカの勇気ある武勇伝をテーマにした曲が続いていたことへのアンチテーゼの意味もあったかもしれないし、これから登場することになるヒッピー的な気分を先取りしたものと読むことも出来るかもしれない。
38. Save The Last Dance For Me - The Drifters #1 [3] (10/17/60)
お気楽な60年だが、この年の後半にはその後も聞かれ続け、やがてクラシックとなっていく曲がいくつか登場する。The Platters に代わるアメリカの国民的人気ヴォーカル・グループとなった彼らのこの曲もそう。The Drifters は Ben E. Kingを中心として、以前から存在したグループの名前だけを借りて結成された。Ben E. King の暖かみのあるヴォーカルとクオリティーの高い楽曲でヒットを連発した後、この曲でついに#1ヒットを記録する。ダンスブームのこの年に「最後のダンスは僕のためにとっておいてくれ」と歌うのが憎い。Ben E. King はこのヒットの後、ソロ活動のためグループを脱退し、翌年クラシック「Stand By Me」を発表する。
39. I Want To Be Wanted - Brenda Lee #1 [1] (10/24/60)
Brenda Lee のこの年2曲目の#1ヒット、これもイタリアの曲。当時メロディに関してはかなりイタリアに依存していることが分かる。この状況が翌年から次々と登場するアメリカの新しいタイプのソングライターによって打破され、やがてそれがイギリスへと飛び火していく。
40. Georgia On My Mind - Ray Charles #1 [1] (11/14/60)
これもこの年を代表するクラシック。伝説的レーベル"Atlantic"でソウル・ミュージックを発明した Ray Charles はこの年、多額の移籍金で大手"ABC"へと移籍する。そして白人のアダルト層にも十分にアピール出来るこのバラードで初の全米#1を獲得した。映画『Ray』の中でQuincy Jonesがこの路線の彼を「セルアウトした」と批判するが、ゴスペルとブルースをブレンドしてソウルを作った彼は、そこにジャズとカントリーのエッセンスを加え、この曲を作ったのだろう。胸を焦がしているのは田舎のジョージアなのにこの洗練さ。言うまでもないが、この曲のスタイルを借りて Billy Joel が作ったのが「New York State Of Mind」。
41. Stay - Maurice Williams & The Zodiacs #1 [1] (1/21/60)
これもドゥーワップのクラシック。1分40秒。#1ソング史上もっとも短い曲としても知られる。一切の無駄を削ぎ落とした、これ以上ないミニマルなナンバーだが、バックコーラスやファルセット・ヴォーカルのさりげない挿入など、細部はよく計算されている。
42. Are You Lonesome Tonight - Elvis Presley #1 [6] (11/28/60)
Elvis のこの年3曲目の#1ヒット。デビュー時には及ばないものの、60年は彼の年だったと言ってもいいだろう。「Love Me Tender」タイプの、初期の彼が得意としたスタイル。間奏には彼の長い語りが挿入されている。ファンにはさぞ有り難かったことだろう。
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