約束された場所で―underground 2 (文春文庫)

June 06 [Sun], 2010, 15:24
約束された場所で―underground 2 (文春文庫)

村上 春樹

約束された場所で―underground 2 (文春文庫)

定価: ¥ 550

販売価格: ¥ 550

人気ランキング: 3447位

おすすめ度:

発売日: 2001-07

発売元: 文藝春秋

発送可能時期: 在庫あり。



1Q84ブームの中、ぜひ読んでもらいたい本
まず初めに申し上げますが、私はオウム真理教信者ではありません。

まして特定の宗教に傾倒してもおりません。



ものすごい村上ファンではありませんが、同氏が地下鉄サリン事件以後

この手の問題に力を注いでいるように感じる。

その手の本を手に取った方には読んで頂きたい本。



内容はなんてことないオウム真理教元信者との対談がメイン。



対談も大体はのんびりとしたものでテロ事件の事は知らなかった人が大半のようです。(この内容が真実か、それが本当かどうかはまた別の話として。)



はたして1Q84の「さきがけ」グループと「あけぼの」グループのように

穏健派と過激派のグルーピングがあったのか?





その背景には何があったのかを考えさせられる本。





なんだかみんな似てる
前作「アンダーグラウンド」で、事件の被害者になるということが

どんな意味なのかをに気づいてショックを受けましたが、

それ以上に感銘を受けたのが、

「村上春樹って、なんて人を興味深く描くことが出来るんだろう」

ということでした。

平凡な経歴の普通の人たち、私ならそういう括りで気に留めなくなる人も、

村上春樹はそんな人たちの持つ個性をきちんと掴んで、小説の人物のように興味深く見せてくれる。

どの人もそれぞれの個性が強く感じられました。

村上春樹の小説が面白い理由がわかった気がするし、

インタビューが上手だったんだなと理解できるし、

彼の世界は豊かな気がした。

相手に好意を持つことが出来る心の広さっていうか、狭くなさを感じました。



けど今回は、インタビューを受けた人がみんな似てるな、という感想を持ちました。

今回は(元or現)オウム信者ってことなので、前回の不特定な人達とは違い

ある程度人間性の傾向がにてくるものだとは思いますが、

本当に大体おんなじな感じです。

現社会に対する思いとか、そんな社会でのオウムの存在は自分にとってどうだったのか、

今のオウムに対する思い、昔のオウムに対する思い、

割と全部同じ感じでした。

唯一違ったのは、幽体離脱を体験したことがあるという女性の話かな。



似たような話&インタビュー数は少なめと言うことなので、

それ程の興味はもてなかったけど、

河合氏との対談やあとがきで述べられている、村上春樹の「悪」や宗教団体についての

考えが興味深かった。

「悪」についての記述は、過去の作品を読み解く手掛かりになるし

宗教団体への記述は、1Q89を読むのに役に立つと思う。

彼らは本当に、怪物なのか
小説家・村上春樹による、オウム真理教の信者、元信者へのインタビュー。

筆者と心理学者・河合隼雄の対話も収録されている。



筆者は彼らの人間としての本質に迫り、メディアの報道を通じて「異物」「怪物」のレッテルを貼られた彼らの内面を浮き彫りにしている。

そこには程度の差こそあれ、決して人間の域を逸脱していない――ある意味では、より人間らしい――人々の声が聞かれる。



地下鉄サリン事件に遭遇した人々の人物像にスポットライトを当てた『アンダーグラウンド』とは基本的なスタンスこそ変わっていないが、

本書での筆者は話し手の言葉に耳を傾けるだけでなく、率直な疑問を投げかける場面もある。



断絶した二つの世界に橋を渡す一冊。



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