夢の話。『The lotus detach squadron【26】』

August 13 [Mon], 2012, 13:53
夜の風が、庭に横たわる屍達の血の匂いを運んで来る。
微かに香る硝煙が、若かりし頃に駆けていた戦場を思い出させられる。
昼間の銃撃戦から数時間。
辺りは闇に呑まれようとしていた。
遠く響く雷鳴は、あの糟uコが死を振り撒いている音だろう。
それにしても。
あの方は大変ようございました。
隠し扉を潜る時、一瞬ではありましたが敬礼をいただきました。
オオハマは無いのかと言っていたあたり、平時も戦時の沿岸警備の駆逐艦乗りなのでしょう。
ユナお嬢様と違い、普段から戦場に立つ者でしょうから、我々の変化を感じ取っていたのでしょうね。
なればこそ。
若者の成長を守ることこそ老兵の務め。
弾薬も少なくなりましたが、最後は店もろとも爆破といきましょうアドラー。
俺だ、オネガだ。
邪魔してるぜぇおや。
これはこれはオネガ様。
少し見ない内に立派になられましてつい先日も聞いた台詞だぜぇいえいえ。
手に持つ短機関銃や、腰に装備された弾薬類。
シャツに着いた血痕。
負傷兵を救われましたね勇気と親愛の証ですよ、ご立派になられました乞われて運んだだけサ。
言う程立派じゃねぇぜ褒められるとすぐ憎まれ口を。
幼少期と変わっていません。
誤解されがちですが、根は素直な子なのです。
してオネガ様。
どのような品をお求めで当店は閉店しておりますが、本日は特別に用立ていたしますが手に持った短機関銃をカウンターに置き、腰に装備した弾薬ポーチも上乗せしていく。
噂に聞いた、兵士の個人装備にしては火力の大きすぎるフルオートの機関銃。
拳銃弾を豪雨のように浴びせかけられる、誠に頼りのある代物です。
人を殺せる業物をよこせ。
代金はコイツだかしこまりました深々とお辞儀し、店の壁の隠しレバーを引く。
音無く開いた壁には、オネガ様が感嘆する程の刀剣類。
ここから好きなだけお取り下さい代金は、結構です。
ドクターが、今まで使っていたライフルを下げて、歩兵が使うようなライフルに持ち替えた。
弾が、無くなったんだ物凄い爆発音の後、数回射撃して持ち替えた。
先程の銃より細くて華奢に見えるけれど、普通のものより銃身が長く、照準眼鏡が装着されているのが目を引く。
炎を反射した瞳が紅く燃え、新たな敵を求めて貪欲に細められる。
やっぱり、見間違えだったみたい。
瞳の色が変わるなんて、有り得ないものジャガッチャキンボルトPCMAX 攻略を操作して、弾薬を薬室に押し込む音。
私達柳の兵隊が扱う物とほぼ同じ。
派手な花火が上がりましたね。
これから第二地唐ヨ移動しますが、身体の方は如何ですかライフルを肩に掛け、私の前でしゃがみ込んだドクターが、具合を聞いてきた。
辛いようでしたら大丈夫です私が無理だと言ったら、この人はここで戦い続けることは出来ると思う。
この人が移動するって言う事は、この場所では射撃に不安が残るって事なんだ。
不安を残したままでは、サンドラ様や皆が生きて帰れなくなってしまう。
では参りましょう、移動先は堅牢な店舗です身体を起こす時に鈍痛が走ったけれど、オネガさんより優しく抱き抱えて貰ったお陰で痛みはすぐに無くなった。
やっぱり、この人に銃は似合わない。
そんな、気がした。
こんばんはおや。
ついさっきオネガ様を送り出したというのに。
今晩は千客万来ですね。
いらっしゃいませ。
本日は特別に夜間営業を行っております爪先から頭のてっぺんまで、入念に施された擬装。
目深に被ったフードで顔は見えないが、肩に掛けた照準眼鏡付きのライフルが、持ち主の素性を物語っていた。
昼間の糟aAとても見事でした。
私一人では防ぎ切れなかったでしょう。
御支援、感謝いたします踵を鳴らし、背筋を伸ばす。
私は、退役したとは言え元は軍人挙手の礼にて賛辞を示す。
すっと、腰を折る礼。
軍人ならば、敬礼で返すところなのですが。
無理もありませんね。
彼は今、女の子を抱えているのですから。
失礼ですがお客様。
こちらの方はこの人はね、ドクター。
大砲も撃てる軍医さん。
私の傷を縫ってくれたんですそれはそれは良うございました。
この娘はリディア。
屋内での静養が必要と判断し、連れてきましたほぅ意外に若いようですね。
オネガ様のおっしゃっていたことと合致します。
曰く最強の若輩者が、来るだろうから便宜を計ってやってくれ。
ドクター様、本日の御来店誠にありがとうございます。
当店は旅館営業も行っております。
なんなりとお申しつけ下さい一先ずリディア嬢をソファに寝かせ、ゴソゴソとポーチの中を探るドクター様。
本名で無いのは明らかですが、リディア様が頼りきっている御様子なので、私もドクターと呼ぶことにします。
取り出したのは、古い勲章。
十数年前に滅んでしまった滅ぼされてしまった、とある部族の紋章が刻まれてコレと引き換えに、彼女の保護を願いますかしこまりました深々とお辞儀し、彼女を奥の座敷へと運ぶ。
微笑んでいるような寝顔が、とても愛くるしい。
血の滲んだ包帯が痛ましいですが、乾いている所を見ると出血は止まっているようですね。
オネガ様は、敵増援部隊のトラックを奪いに、先程出て行かれました。
貴殿の幸運を祈ります代金は、結構です。
むぐふっひゅぅザギュッ歩哨をサボって、煙草を取出そうとしていた間抜けの口を塞ぎ、喉を掻き切る。
噴き出した血を浴びないように敵兵を突き倒し、足を掴んで茂みに隠す。
どうしか、ハァッ倒れ込んだ音を聞き付けて、様子を見に来た敵兵の首を、背後から締め上げ、鎖骨の上から刃を突き刺す。
長く鋭いナイフは、皮膚や筋肉を引き裂きながら心臓へ到達した。
くっ、くはは銃もいいが、隠密性ではやっぱ刃物が一番だなぁビクビクと痙攣する兵を、同じく茂みに引っ張り、刃を抜いて転がす。
力の抜けた手は、最早煙草すら掴めないだろう。
右、順手に握った片刃の鎧抜き。
左、逆手に握った両刃の骨斬り。
さぁて次は、てめぇだ戦鬼が、闇夜を駆けるつづく
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