MACへの感謝の映像作りました。

2013年05月05日(日) 9時57分
Beastie BoysのMCAの一周忌。

MCAが亡くなったというNEWSを聞いてから2013/05/04で一年経ちますが、
まだ信じたくない気持ちでいっぱい。

47歳、若すぎる。

未発表音源は出てくるだろうけど、本当の意味でのBeastie Boysの新譜が聴けなくなるのは
オーバーじゃなく、本気で、音楽の楽しみ半分を失った。

今では珍しくもないけど、
HIPHOPミュージック初のビルボードチャート1位をとったのは彼らのデビューアルバム。
1986年のことで。
リリースの間隔が長いから26年でアルバムは数は7枚(インストアルバムもあったけど)。

Licensed To Ill(1986年) - デビューアルバム。全米1位 :トータル930万枚
Paul's Boutique(1989年)- 全米14位 :トータル210万枚
Check Your Head(1992年)- 全米10位 :トータル220万枚
Ill Communication(1994年)- 全米1位 :トータル340万枚
Hello Nasty(1998年) - グラミー賞受賞アルバム 米英豪独ほかスウェーデンとニュージーランドでも1位 :トータル350万枚
To the 5 Boroughs(2004年)- 全米1位、カナダ1位 :トータル130万枚
The Mix-Up(2007年)- 彼ら初の全曲インスト作品
Hot Sauce Committee Part 1(2009年)- MCAの耳下腺腫瘍(癌性)治療により無期限延期中
Hot Sauce Committee Part 2(2011年)

こうして見るとアルバム数やっぱり少ない。


時には間隔が5年近く空くから、(遂に間隔は永遠になっちゃった)ファンとしては解散でもしたんじゃないかと、
やきもきさせられてきたけど、
リリースされるとそんな不安を一掃してくれる。

頭がリセットされるような新しすぎる音で時代の横っ面を張り飛ばしてくれた。

俺はRAPが馬鹿みたいに好きだから、
BeastieBoys以外も沢山聴くので、
Beastiのアルバムリリースの間隔が長い時は、その時の流行のRAPの音が好きになってるんだけど、彼らの音を聴くとまた軌道修正されると言うか、音楽を初めて聴いた14歳くらいの気持ちに戻れる。
もう40にもなるおっさんが14歳に戻れる。
ファーストアルバムを聴いた時は中学生、次は高校生、次は大学生、ってな感じだからこっちの状況も心境も全然変わっているんだよね。
なのに、ビースティーに対峙すると少年になる。


初めてビースティーを聴いたのが今から25年前14歳の頃。
全然音楽に興味ない弟を心配していた姉に無理矢理深夜TVで流れているビースティーのプロモビデオをみせられた。
Fight For Your Right!て叫びながら、ビールをまき散らして、ケーキ投げまくって、乱交パーティー?に興じるアメカジ姿の白人のKIDSたち。
もう、一発で文字通り魅せられた。
それまでは高校卒業したら吉本に行ってお笑い芸人になるんだ!って非現実的な事考えていたけど、
そんなことは消えちゃった。
当時の感覚でいうとネルシャツに太いゴールドチェーンぶら下げてがなっている10代のガキの方が非現実的でお笑いっぽかった。
86年当時の日本には無い音とファッションで、どこをどう切り取ってもフレッシュな果汁が溢れていたのがRAPでありHIPHOPであり、俺にとってはBeasti Boysがそれを形にしてみせてくれた最初の人たちだった。

それはその後の時代も変わらなかったような気がする。
ミックスチャーというジャンルを作ったのも彼らだし、
ミュージシャンが洋服ブランドを作って成功させたのも彼ら、
ご存知X-LARGEです。


高校生になってハードロックなんかのバンドブーム全盛期の頃にバンドマンの友達に誘われてビースティーのカバーバンドを始めたのが最初の最初。
MCAは声が低くて真似できないから俺はAD ROCKのパート歌ってた。
DefJamというかっこいいレコード会社も大学生だったリックルービンとビースティーのADROCKが始めたって知ってからは、「俺もレーベル作る」と決めて、大学でサークル作って、学内じゃおさまらないからってNo1Blockという仙台で一番初めのHIPHOPチームを作ったりした、
レコード(アナログ)だって、ラップのレコードリリースは東北では初だったと思うし、ラジオのパーソナリティーもやらせてもらった。

なんでも初めてのように見えてたけど、
全部アメリカでビースティーがやっている事を見本にやって来ただけなんだよね。
たぶん俺は世界で一番ビースティーが好きなんじゃないかと思う程狂ってた。

まぁ、真似して来た事を胸を張ってもしょうがないんだけど、
ビースティーがいなかったら今の俺の人生はなかったと言う事は100%真実。


91年にリリースしたCheak Your Head以降は「ビースティーいいよね」って、したり顔で言うやつが増えた。
リリースのない期間もずっとBeastieばかり聞いていたコアファンとしては面白くない気もしたけど、
ビースティーが受け入れられたのは嬉しかったかな。
そのおかげで日本にもライブで来るようになったし。

好きが高じて、98年のアルバムリリースの時は直接会ってインタビューまでさせて貰った。
(当時ビースティーのCDを日本で発売していた東芝EMIさんのご好意でした、感謝です!)

ホテルの一室でインタビュアの質問にフロントマン的なMIKE Dが淡々と答えて行くって感じで。

俺は緊張し過ぎてガチガチになってて、いざ、「仙台のカズシックさん」と自分の番が来たときは頭が真っ白。
「あああ、好き過ぎて、質問は特にないんですけど、最近なにが好きですか」
みたいな最低の出だし。

そしたら、それまでほぼ無言で無関心を装っていたMCAが突然話しだしたんだ。
「今君は質問は無いっていったけど、俺たちも日本に答えを用意して来ている訳じゃないんだ」って。

そこから逆質問が始まった「仙台ってどこ?北の方?雪は?スノーボードは?」

等等、そしたらAD ROCKまで乗って来て「お前のソックスは俺と同じメーカーだ!」とか「今日メッツは勝ったか知ってる?」などなど凄く盛り上がった。
最後に自分のCDとTシャツを渡したら喜んでくれてた。
本当に至福の瞬間だった。

後日譚があって、
インタビューから一月後にビースティーが雑誌「宝島」のインタビューに答えているのを読んでいたら、
Q:日本で気に入っているアーティストはいますか?
A:仙台のやつさ!
って答えてくれていた。
軽いノリだったと思うけど、あれを読んだ時はまさに天に昇った。

あれからもう15年以上経つんだなぁ。
ビースティーは毎回忘れた頃にアルバムを出して、出す度に格好良かった、悪ふざけの美学だね。
けど、俺はと言えば、毎回迷いが出ているCDばかり出して来たような気がする。
いつもCD出す度に。
「次は初心を貫いて、ビースティーのようなCD作りを目指そう!」って心に誓うのに、、いざ作り出すと世間の流れを意識し過ぎちゃう、、みたいな。。
ああ、自分の凡人ぶりに嘆く日々を送って来ましたよ。

世間で流行っている音は全然好きくないのに、意識しちゃう。。

日本でアングラと言われてる洒落ている感じのRAPも好きじゃないから、
どっち付かずなことは間違いない。
ってか、聴くのはバリバリの黒人RAPだけど、
自分でやるならロックラップがしっくりきたんだろうな、と今更ながら思う。
ただ、ビースティーはロックラップではないし、HIPHOPをリアルに表現できる数少ないアーティストだった。

余談ですがロックラップ系でまともに聴けるのはRage Against The Machineくらい。
解散したけど。

結果俺はアーティストというよりかは、
世間の流れとか意識しながら仕掛けて行く、格好良く言えばプロデューサータイプで、
時代を切り拓くような、
アーティストになんてなれっこないという事は分かった。
けど、幸いな事に地元仙台では今でもプロデュースすることが仕事になっていて、
いつも何か考える時の基本はビースティー的な格好良さを意識している。

子供の頃にこの世界に入るきっかけをもらって、今でも恩恵を受けている、
ビースティーは親みたいなもんかな。

んでもって、今でも「もし次ぎCD出すならビースティーみたいな・・・」という野望はしつこく持ち続けているという、、。

もう、BeastieBoysとしての新譜は出ない事が確実になって寂しいけど、
不幸中の幸いとしては、
アメリカと日本、ということで、
MCAが亡くなったと言う雰囲気は俺の世界の回りには充満していないので、
生きているつもりで曲を聴き続けられる事。

他にも、

最後?にリリースしたアルバムに収録されている、
Make Some Noiseが俺の中の
BeastieBoysソングランキングの上位に入る位カッコいい事。

そのMake Some NoiseのPVが
FightForYourRightで始まり、終わるのは、
なにか、意味深くて感慨深い上に、そのPVを
制作したのは亡くなったMCAだと言う事。


諸々の感謝の気持ちを込めて
今の自分に出来る最大級の力を注いで
トリビュート映像を作りました。

観て、聴いてください。












  • URL:http://yaplog.jp/cuzsickmessage/archive/2365
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:カズシック.
  • アイコン画像 誕生日:3月10日
  • アイコン画像 血液型:B型
  • アイコン画像 趣味:
    ・音楽-HIP HOP/長渕剛
    ・野球-楽天イーグルス
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我が街大好きお国自慢緩急自在のマイクマン
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