子供にナイフを贈るということ2

February 07 [Sat], 2009, 8:49
「弱い市民」というのは、国や企業から情報をコントロールされ、一見快適で便利に
見えても、その代償に大切なものを失っていることに気がついてない人たちの
ことだと思っています。肉も魚も加工され、植物の栽培方法も知らず、製品を摂取
することしか知らない。直接、炎に触れることも、動物に触れることもなく「消費」
していく。それが間違っていることで、拒絶すべきであるとは思わないが、自分の
子供には、命を頂くということや、植物の育成方法、足りないものを自分で作り出す
力を多少は身につけて欲しい。
そういった意味も含めて、親は子供にナイフを贈り、それを使うフィールドに出かけ
不自由を楽しむキャンプを何度も経験させるべきではないかと考える。
もちろん使用方法、メンテナンスも教える。日常の管理は親が行い、「課外授業」の
道具として渡す「特別なもの」として位置づけられれば良いのではないかと考える。

そんな私は、今、子供にプレゼントするナイフをどれにしようか、それとも作ろうか
迷っている。


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お気に入りのジャックモンジャンフランスで買った思い出の一品

子供にナイフを送るということ

December 25 [Thu], 2008, 16:21
私は高校生の頃から、純粋にナイフを作るということに興味がありました。
肥後守で育った環境からなのか、モノを作るということに興味があったのかは
定かではないですが、ファクトリーナイフを数本持ち、ナイフメーキングを趣味とする
変わった学生だったと思います。

ナイフを使った少年犯罪のニュースを聞くたびに、売った側責任や親の管理責任を
問う声や、規制を強めなければ、という声を聞きます。
果たしてそれは正しいのでしょうか?いつも疑問に思います。
包丁は100円ショップに行けば手に入るし、人を傷つけるならカッターも同じことが
できるでしょう。クルマも傘も使い方によっては人を傷つけますし、そういう報道も
されます。でもそれを規制する動きは起きません。ですがナイフはナイフの存在
そのものの是非が問われます。明らかに殺傷用のものは規制対象になるのは理解
できますが、アウトドア用のものまで対象になるのはどうかと思ってしまいます。

メーキングの種類

December 21 [Sun], 2008, 16:00
カスタムナイフは好きな作家さんに作成を依頼すればいいのですが、自分で作る楽しみを
味わうのもすばらしいことだと思います。

まずは、手軽に始められるというところで「カスタムナイフキット」をお勧めします。
作家さんに頼むよりはかなり安価です『マトリックスアイダ カスタムナイフキット

ブレードの削りだし、焼入れなど手間のかかる工程はすべて終了しているので、
根気よく磨いて、コツコツあせらず作れば、すばらしい最初のカスタムナイフとなるでしょう。
フィールドにもって行き、使い込んでいけば、最高の相棒になると思います。
想像するだけでも楽しいですね。

カスタムナイフメイキング

December 19 [Fri], 2008, 0:41
1954年に25歳のR,W,ラブレスナイフがプロのカスタムナイフメーカーとしてデビューし、現代のカスタム
ナイフの礎となったストック&リムーバル法を生み出し、「カスタムナイフの神様」とも呼ばれている。
その方法が開発されるまで、鍛造技術のない人にはナイフを作ることができなかった。
カスタムナイフメイキング「ストック&リムーバル法」は既製の鋼材を使用する。
高度、耐摩耗性、耐蝕性などを重視し、用途に合った鋼材を探さなければならない。

ナイフ自体に使用する材料以外に、ナイフを作成する道具をそろえることが先決だが、最初から
意気込んで高価な道具を購入せず、最初の1本は手作業で作成されることをお勧めする。
固定するバイス、電動ドリル、金のこぎり、ヤスリ程度の道具でも、根気と情熱があれば作れます。
まずは挑戦してみてすばらしい世界を体感してください。それから道具をそろえても遅くは
ありません。

11年前に武蔵野金属工業所まで行き、注文して作ってもらったものです。

ナイフの種類

December 12 [Fri], 2008, 0:04
ナイフは石で作られたナイフをルーツに、世界の民族が生活文化、職業などの利便性の追求や
必要性から機能的に改良されてきた。
ヨーロッパで作られていたポケットナイフは銀でできており、暗殺を恐れていた貴族が毒検査用に
使っていたと言われている。映画などで登場する羽ペンを削る専用の物もあった。

ナイフ進化を飛躍的に高めたのは「戦争」である。は、アメリカの独立戦争の時にフォールディングナイフ
(折りたたみ式)を兵士に持たせ、南北戦争の時には多得ナイフをもっていた。世界の軍隊は、
さまざまなポケットナイフを開発した。ナイフの覇権争いは、スイス軍のアーミーナイフが勝利を
収めている。
移民と一緒にアメリカ大陸に渡ったナイフは、移民の開拓、狩猟、侵略、戦いの中で、多種多様な
ナイフを作り出した。W.D.ランドール ボウイナイフに代表される大ぶりなファイティングナイフ、
ハンティングで仕留めた動物の皮を剥ぐように作られたスキナーナイフ 、ギャンブラーやギャングの
護身用にダガーナイフなどの対人用のナイフなど、新しい時代を築こうと野心に燃えている時期は
さまざまな新しいモノが作り出されている。
肥後守(ひごのかみ)と鉈(なた)の国はドイツ ゾーリンゲンナイフに驚き、シルクロードと反対の
太平洋ルートのカスタムナイフがハンティングユースで日本にやってきて20年以上たっている。
これからの時代、どんなカスタムナイフが出来てくるのでしょうか、期待したいです。

学生時代(1933)に作った2本目(ラブレス意識・・・)

社会人になってから作った4本目(調理用を強く意識したモデル)

カスタムナイフ

December 06 [Sat], 2008, 10:43
人類と、そのほかの動物との違いは?と聞かれたとき、何を考えるだろうか。

人間以外の動物が環境にそれぞれに適応して進化したが、人間は異なる。というのも
違いの一つにあげられると思う。
草食動物はそれに適した、噛み切る前歯、すり鉢のような奥歯、反芻できるいくつもの
胃袋、長い消化器官など。肉食動物は鋭い牙やツメ、生肉から効率よく必要な栄養を
摂取できる内臓。寒さ、外敵から身を守る皮革など、どれをとっても理にかなって
進化しているというか適応している。
では人間はどうか。
産まれてから、身体的に独立可能なまでの時間は恐ろしいほど長くかかり、口に入れ
るものは切ったり砕いたり、火にかけないと直接摂取できないものばかり。暑さ、寒さに
弱く、とても他の動物同様に環境に適応しているとは言い難い。
それはなぜか?
機能(道具)を体外化し、必要に応じて身に着けることによって逆に他の動物にできないような
汎用性を持つことに特化したからである。牙のかわりにナイフを持ち、環境に応じて服を着て、
自己完結ができない弱さを補うために助け合い、社会化してきた歴史がある。
多種多様な道具を使えるように、立ち上がり、さらに器用に進化した2本の手がさらなる道具を
生み出し、細分化され派生していく。
それらのルーツとも言えるナイフは切る、裂く、剥ぐ、削るなどを多彩にこなすことができる。
その存在自体の魅力に加え、大量生産品とは異なるオーダーメイドナイフ、カスタムナイフの
放つ魅力は多くの人を虜にしている。

私が学生時代(1993年)に最初に作ったナイフ(ランドールタイプ)