二次元に飛び込んだら大変なことになった。5

November 09 [Sat], 2013, 20:02
 今回は現実世界から。
 こんにちは、夢が成り立つと書いて、夢成 璃麻です。
 夢が成り立つとかいておいて、夢がないと読むなんてなんとも皮肉な物ですよね。
 まぁ、実際夢なんてないですけど。
「あのさ、璃麻」
 ふと頭上からそんな困り声。
 さてはて、一体だれの声でしょう。
「何してるの?」
 茶髪に淡い緑の掛った黒い瞳。紳士的で優しくて、ふわふわとした癒し系。
 それだけ聞いただけでも、あの愚か者(紅刃)のことでないことは一目瞭然でしょうね。
「璃麻〜?」
 さて問題です。
 僕はそんな彼のどこにいると思いますか?
 正解は、机の下です。
「下というか、男としてはそこに女の子がこちらを向いていられるとちょっとよからぬことを考えてしまう位置だよね」
 正確に言うと、彼の足と足の間です。
 それは困りますよねぇ。彼の言うとおりです。でも動きません。決して。
「いったい何があったのさ」
 困ったように苦笑を浮かべ、彼、”平安名 憐兎(へあんな れんと)”は僕に聞きます。
「全部紅刃が悪いんです」
「いやその、詳細を聞いてるのであってね」
 実は僕は、あの愚か者から逃げている最中なのです。
 特に内容はお伝えするつもりはありません。本当にくだらない理由なのですが、それがとても気に食わないのでこうして逃げ隠れしているわけです。
 憐兎とは紅刃と同様、幼馴染のような間柄です。
 生まれてからずっと一緒だった紅刃ほど長い付き合いではなく、小学校に入学してからの付き合いになります。
 小学校に入学してからというか、小学校は二クラスしかなく、六年間ずっと同じクラスだったのでただの同小ではありません。かなり深い同小です。
中学校も一緒で、三年間のなか、後半二年が同じクラスでした。高校二年の今は別のクラスですが一年は同じクラスでしたよ。
 僕が紅刃とけんかするたびに仲裁してくれたり、僕の見方をしてくれたり、とても優しいいい人です。紅刃より好きです。大をつけてもいいくらい。
「あのね璃麻。とってもいいずらい理由があるからそこに隠れるのはやめてほしいんだけど」
 そう言って憐兎は椅子をぎこちなく下げる。
「あ、離れないでください。紅刃に見つかってしまうじゃないですが」
 慌てて僕はその椅子の足を持ちそれを阻止する。
「〜っ」
 困らせている自覚はありますか? もちろんあります。でもいつものことだとスルーしてほしいところであります。
「あらぁ?」
 そこにそんな気の抜けた女の声。
 憐兎の足の間からひょっこりとのぞくと、見覚えのある姿があった。
「そんなところでなにしてはるん? かくれんぼ?」
「咲羅……」
 ”春雪 咲羅(はるゆき さくら)”。中学から友人になった相手です。
 中学二年の時に京都から転入してきた関西人で、僕や紅刃よりは、憐兎と似たタイプの人間です。
「あー、わかったわ。また紅くんとなにかあったんやろ? せやな? あたりやろ?」
「……」
 黙秘権を行使。
 彼女はまざりたがりなので、よく首を突っ込んできます。
 ちなみに、紅刃と僕が同じクラス。憐兎と咲羅が同じクラスというクラス分けになっている。一年の時はみんな同じクラスでした。
「それで、なんでそんなところにおるん?」
「オレも早く出てきてほしいんだけどさ」
 不思議そうに首をかしげる咲羅に憐兎もまた苦笑を浮かべる。
「そう言えば、さっきここ来る時隣のクラスに紅くんおったで?」
「っ」
 びくっと肩がはねる。
 憐兎の足にしがみつくように腕を回す。
 なんというか、気にしがみつくコアラみたいな、そんな感じに。
「そんなにいやなの?」
「ヤです……」
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:草薙 翠
  • アイコン画像 誕生日:4月20日
  • アイコン画像 趣味:
    ・妄想小説
    ・ぼーっ。
読者になる
このブログは、小説を主に更新しているWeb小説ブログです!
 システム的には、小説の最後に選択肢を三つ用意するので読者のかたにそれを選択していただいて、最低でも5つ集まったら次回の更新という感じにしていきたいと思っています!
 他は適当な日記などをww
 つまりは、タイトルの通り、読者様参加型小説ブログなわけです!!
2013年11月
« 前の月  |  次の月 »
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
アイコン画像甘夏
» (無題) (2013年11月02日)
ヤプミー!一覧
読者になる
P R
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
http://yaplog.jp/cuo420/index1_0.rdf