変人ガリレオの1ページ−No3−続編 

December 26 [Wed], 2007, 19:55
2人きり・・・のクリスマス



「ねぇ、あの後どうなったのよ?」

監察医の城之内桜子は、内海に近づいて話を聞こうとしていた。

「な、何がですか?」

「あら、忘れたとは言わせないわよ。昨日のクリスマスのこ・と!」

「えーっと・・・」

城之内と目を合わせないように必死な内海。

「白状したらどう?ガリレオ先生と2人きりだったんでしょ?言わないと署内に言いふらすわよ」

「言います!言いますから、署内に言いふらすのだけは、ご勘弁を・・・」

とうとう内海は自分から折れた。

「一回しか話しませんからね」

内海は少し恥ずかしそうに、話し始めた。



クリスマスだった昨日、内海は城之内の元を訪れていた。

「本当に、このシャンパンもらってもいいんですか?」

「ええ。構わないわよ。ただし・・・」

城之内は内海に携帯を渡す。

「これで、ガリレオ先生を誘って2人で飲んでらっしゃい!」

「・・・湯川先生とですか?なんで・・・」

城之内からもらったシャンパンは、巷では手に入らない代物。
内海は一度は飲んでみたいと思っていたものだ。

「嫌ならいいのよ。無理してもらわなくても・・・」

「えっ、あっ・・・分かりました。でも、湯川先生今どこにいるんだろう?」

「聞けばいいでしょ、何のための携帯なのよ」

「そうですね」


電話する内海・・・


「湯川先生・・・研究室にいた」

「あら、良かったじゃない」

「8時に来るようにって・・・」

「ふふふ。早く行きなさい」

「・・・はい」

内海はもらったシャンパンを手に持って、部屋を後にした。

「明日はどんな話を聞かせてくれるのかしら?」






がちゃ

内海は研究室のドアを、そっと開ける。

「失礼しまーす・・・えっ」

内海はその場で固まってしまった。

目の前には、いつもテーブルの上にあった道具はすっかり片付けられ、1枚の真紅の布がテーブルに掛けられていた。
その上には、グラスが2つ置いてあり、それと一緒に綺麗にデコレーションさせたチョコレートケーキが2人分置いてある。

「これ・・・湯川先生が?」

「待たせてしまって申し訳ない」

湯川は、立ち止まっている内海をエスコートするように椅子に座らせる。

そのあと向かい側に座る湯川。

「湯川先生・・・シャンパン、開けましょう!」

「・・・そうしよう」

湯川は慣れた手つきで、シャンパンの栓を開けて2つのグラスに注ぐ。

シャンパンで満たされたグラスを持ち、乾杯する2人。

「メリークリスマス!」

「メリー、クリスマス」

シャンパンを一口飲む。

「おいしい!こんなシャンパン久しぶりです」

「うん、なかなかのものだ。フルーティな口当たりで、ケーキといい相性だろう」

「チョコレートケーキ、いただきまーす」

内海は、ケーキを口に運ぶ。

「このケーキおいしい!湯川先生、これどこで買ったんですか?」

「近くのケーキショップだ。いつも買っている」

「いつもって・・・湯川先生、毎年クリスマス1人なんですか?」

「・・・」

無言でシャンパンを飲み干す湯川。

「・・・そうなんだ」

「言っておくが、僕はずっと1人だったわけじゃない」

「あ、彼女居た頃があったんですね」

「そんなに昔ではない」

「・・・大学までじゃないですか?彼女いたの」

ぎくっ

「・・・」

「あ、図星・・・」

湯川はそっぽを向いてしまう。

「湯川先生って、どこか子供っぽいですよね」

内海の方を振り向く湯川。

「君に言われたくないな」

湯川は、すっと立ち上がると内海に顔をぐっと近づける。

「なな、何ですか!」

いつものことかと思っていた内海は、変に不意を突かれた。

シャンパンが入った湯川が、いつも以上にかっこよく見えたのと、それ以上に顔を近づけてきたからだ。

「ゆ、湯川先生、ちかーい」

湯川自身、何かが吹っ切れた様子。

「え、え、え・・・」

あと、1センチ・・・








がちゃ
がんっ






「忘れ物しちゃった。・・・・ん?刑事さん、どうしたんですか?・・・あれ、湯川先生・・・何をしてるんですか?」


内海は、ぜーはー言いながら顔を真っ赤にしていた。

湯川は・・・机に顔をぶつけていた。

「ちょっとした実験・・・いたっ」









湯川は、変人ガリレオとしてまた新たな1ページを刻んだ。



いいかげん終われ。

□あとがき□
続いちゃいました。ははは・・・

リクエストしてくれた方がいらっしゃいまして、私もノリで続編つくっちゃいました。
えー、こんな感じです。(どんなだ)

私の中で変人ガリレオは、自分からは何も出来ない鈍感ヘタレです。
事故が起きない限り、キスひとつ出来ません。
お酒入っても、なぜか邪魔が入ります。

恋愛の神ではなく、笑いの神が降りてます。
湯川先生、ドンマイ!(笑)

感想は随時お待ちしてます。
人気があるナンバーは、まとめてコピ本にしようか検討しているところなんです。

そのためにも、どんどん伝説作らないと!
リクエスト、ご質問がありましたら、メールフォームでお願いします。




次回をお楽しみに!

コメントありがとうございます! 

December 26 [Wed], 2007, 8:53
○通りすがりな奴様

初めまして。
美月千草と申します。
ご指摘、本当にありがとうございました!
コメントを見た後、すぐ探しまして発見いたしました。
即効で直しました。

今後このようなことが無いように、注意してまいります。

こんなにきちんと読んでくれた上に、間違いを見つけて下さってありがとうございます。

これからも小話は続けていこうと思いますので、暇でしたら覗いてみてください!

コメントありがとうございました。






○獏(←PCでは漢字が読みづらくて、なんと読むのか分かりませんでした。そのため、こちらで代用させてもらいました。)様

初めまして。
美月千草と申します。
感想のコメントが、本当に来るとは思いませんでした。
それも、毎日来てくださっているとは驚きました。
コメントと言えば、毎回意味不明なものばかりで、今回も連絡のメールが来てまたか・・・と思っていたら、感想のコメントで朝から心臓に悪すぎです。(笑)

でも、すごい嬉しかったです。
更新を待っているなんて・・・恐縮です。。。

No3の「1人だけのクリスマス・・・?」
この続きですね、分かりました。

どんな形で話が進むかは、更新をお待ちくださいませw

コメントありがとうございました!






このような形で、皆様から頂いたコメントのお返事をさせてもらいます。
どうぞ、お気軽にコメントをお書きくださいな!
質問、ご希望など何でもいいですよ。
ガリレオトークなら是非!(笑)

変人ガリレオの1ページ−No3− 

December 25 [Tue], 2007, 0:17
1人分のクリスマス・・・?


今日はクリスマス。
そんな日に、湯川は1人で街を歩いていた。

「・・・あった」

そこは街では人気のあるケーキショップ。

「いらっしゃいませ」

「すいません。このチョコレートケーキを一切れ下さい」

湯川の注文に応えて、チョコレートケーキを箱に入れる店員。

「お待たせいたしました。商品でございます」

店員から、ケーキの入った箱を受け取る湯川。

「良い、クリスマスをお過ごしくださいませ」

店員は深く頭を下げた。

「ありがとうございます」

湯川も軽く会釈をすると、ケーキショップを出た。

湯川が出て行った後、入り口の近くに置いてある看板には、こんな言葉が書かれていた。

[本日限定!!チョコレートケーキをお買い上げの方に限り、1切れ無料でプレゼント!]

「・・・あのお客さん、看板に気づかれていなかったようですね」

店員は、湯川の後ろ姿を見ながら話している。

「いいじゃない。これは、この店からのクリスマスプレゼント。もしかしたら、あの人にも気になる女性の1人くらい、いるんじゃないの?」

店長らしき女性が裏から現れて、店員と話す。

「うーん。荷物を見る限りでは、1人分のチキンとシャンパン持っていたし、プレゼントなんか持ってなかったですよ」

「じゃあ、彼の顔はどんな感じだった?」

「顔?うーん・・・」

店員はふっと、湯川の顔を思い出す。

「・・・あっ!品定めしていたとき、すごい楽しそうな顔してました。やはり、彼女がいたんでしょうか」

「そうねぇ、まだ片思いなんだけど、そのことに彼自身が気づいていない。疎いのよ」

「まだ、告白もしていないってことですか?」

「だって彼、去年もここに来てケーキを買っていったわよ。その時は、普通に選んで買っていったけど、今年は違うようね」

「毎年来ているんですね」

「そうなの。さて、今年のクリスマスはどうなるんでしょうね?」





がちゃ

研究室のドアが開く。

「・・・ふっ。今年も1人、か」

湯川は部屋の電気を付け、買ってきたものをテーブルの上に乗せる。

ちらっと携帯を見る。

「・・・はぁ、僕は何を期待しているんだ」

湯川は自分用のグラスを探し始めた。

「内海君は今仕事中だというのに・・・・」

グラスを見つけ、テーブルに置く。

「・・・ん、なぜ内海君の名前が出たんだ?」

ふと止まった湯川は、テーブルの上を見て自分の中で、思考が一時停止するのが分かった。

「そして・・・なぜ、グラスが2つあるんだ?」

テーブルには、グラスが2つ並んで置いてある。

「・・・」

湯川は腰に手を当てて、はぁっとため息を付いた後、またちらっと携帯を見る。


ヴーッ、ヴーッ

「!!!」

いきなり携帯に着信が入り、驚いた湯川は後ろに退いてしまった。

恐る恐る取った携帯の小さい表示版には、[内海薫]と表示されていた。

意を決した湯川は、その電話に出た。

「・・・ゆ、湯川だ」

「内海です。あの、今何処にいるんですか?」

本当に内海が電話に出たもんだから、湯川は動揺を隠しきれなかった。

当の本人である内海は、気づいていないようで・・・

「け、研究室だ。何か用なのか?」

「えっ、その今日はクリスマスです!それで・・・」

「それで?」

「シャンパンを買ったんですけど、1人じゃ飲みきれないので、湯川先生と飲もうかなぁ・・・なんて」

「・・・」

「湯川先生?」

じっと2つのグラスを見つめる湯川。

「・・・8時だ」

「えっ」

「8時に来てくれ。少し、片付けるから時間をくれ」

「はい、分かりました」

「じゃ、待ってる」

「はい!」


ピッ


湯川は携帯を閉じて、フッと笑顔を見せる。

「クリスマスを、少しは楽しめそうだ」

と言うと、湯川は恐ろしいスピードで、研究室を模様替えするのであった。












こうして、また変人ガリレオの1ページは刻まれていく・・・





□あとがき□
久々に書きました。もうこの話を作るのがストレス発散ですよ(笑)
この後、どんな会話が行われたのか・・・

ご要望があれば、書きます!
無ければ・・・これで終わるのかな・・・?

小話ですので、続きがある内容で終わらせています。
1日の中の部分的な話って感じです。
なので、続きがあって当たり前なんです。

他の話も、そんな感じで終わらせているはず・・・




さて、次はどんな1ページが刻まれるのか、お楽しみに!

久しぶりのオフ 

December 21 [Fri], 2007, 15:12
今日はのんびりと宇都宮を、ぶらぶら。

本当は学校行って、課題とかやりたかったのに別のコースの人達が来ていて、全然集中出来ず、お昼頃に切り上げた。

あの部屋は、元々そのコースの人達の部屋だし、しょうがないか…と思っている。

私たちアニメコースには、教室という名の部屋がない。

いつも、マンガコースかイラストコースの部屋で作業をしている。

アニメ制作をしようと思っていても、いつもどこかのコースの人達がいて、アニメコースだけでの作業は、授業中しかできない。

今年は、文句を言いつつも頑張ってきた。
そして通常の作画枚数の、3、4倍の枚数でアニメーションを作り上げた。

こんなに頑張って、ひとりも欠けずに一年間を過ごした。

なのに、学校側は何も対応してくれない。
アニメコースの担任はマンガとイラストと一緒の人。


アニメのことを全く知らない先生に、担任になって欲しくない。

特に来年。


私達は二年になる。
就職活動をしなければならない。
アニメに関する職に就きたいと思っているのに、それを知らない担任はないと思う。

もし同じ先生なら、就職活動の相談や報告は自分からはしたくない。


アニメーションを教えてくれる、ちゃんとした先生がいる、それが私達の本当の先生なんだと思ってしまう。







そんなこんなで、100均に行って色々購入。


S字フックは必需品になりそうだ(笑)

変人ガリレオの1ページ−No2− 

December 17 [Mon], 2007, 0:01
ため息の正体は一体・・・?


ワイワイ・・・
大学内は、昼休みで賑わっていた。

「あのさ、俺すっごい気になっていることがあるんだけど・・・」

「湯川先生だろ?」

湯川の研究室にいる、村瀬健介、小淵沢隆史、森 英太は食堂で昼食を取っていた。
話し出したのは、森からだった。

「最近の先生は、ため息ばかりつくようになった。僕らが入った頃はそんなこと無かったのに・・・」

「俺がレポートを提出しに行った時なんか、「はぁ、こんなに忙しいはずなのに、なぜ暇だと思ってしまうんだ」ってぼやいてたよ」

「さっき研究室覗いてみたら、携帯をじーっと見ていたよ。あの湯川先生が・・・」

ジェスチャーをしながら話す小淵沢。
そんな湯川をイメージする3人。

「・・・ありえない」

「変人ガリレオだぞ・・・?」

「携帯をじーっと見ていても、なんも起きないっつーの」


「分かってないわねぇ」

3人は背後から聞こえた声の方向に振り返ると、そこには渡辺美雪と谷口紗江子が昼食の乗ったトレーを持って立っていた。

「そこの空いている席、座っていい?」

「ど、どうぞ・・・」

男3人の向かい側に座る渡辺と谷口。

「・・・で、何が分かっていないと言うんだ?」

話を切り出したのは、やっぱり森だった。

「湯川先生は・・・」

「・・・恋してるのよ」

渡辺と谷口が交互に喋る。



「「「・・・はぁ?」」」



同じような反応を表す男3人。

「ありえない、ありえない」

「あの湯川先生が・・・」

「恋?・・・」

またもや、同じように順番に喋る男3人。

「はぁ。見てれば、なんとなーく分かるものよ?」

「内海さんが来るのを、一番に感知するんだもん。「また、問題がやってきた」ってね・・・」

「大学内じゃ、今年一番の大ニュースよ。女子は皆知ってるんじゃないかな」

渡辺と谷口は交互に喋りながら、器用に食事を進めている。

「ってことは、知らないのは俺たちだけ!?」

落ち込む小淵沢。

「大丈夫よ」

「男子はあんまり興味もってないようだし」

「あれ、この前内海さん、生徒に間違われてサークルの勧誘されてなかったっけ?」

「あぁ、あれね。実はあの後、湯川先生が生徒から聞いたんだって。「どこのサークルだ?」って。
そしてそのままそこのサークルまで行って、「君たちは勧誘の対象が間違っている。彼女は君たちのようなジャンルのサークルには、興味を示さない」って言った。
それに対して、サークルの生徒が「じゃあ、あの人は一体何に興味があるんですか?」って聞いた。 
湯川先生は、フッと笑ってこう言った。
「彼女は、事件にしか興味を示さないさ」ってね・・・。
それを聞いた後、そこのサークルは一ヶ月活動を自主的に停止したそうよ。
相当、堪えたのね。打ちのめされたって顔していたし・・・」

渡辺の話を聞いて、顔を強張らせる男3人。

「こ、こわっ・・・」

「俺、大人しくしてよー・・・」

「なんか、生気吸い取られた感じ・・・」

「はぁー、これだから男どもは使えないのよ」

昼食を食べ終えた渡辺は、ため息を漏らす。

「でも、湯川先生は分かっているのかな?自分の行動がとっても分かりやすいってこと・・・」

谷口も食べ終えて、考え込んでいる。

「大丈夫よ」

「何で?」

「内海さんと湯川先生は、揃って鈍感だから」




「「「「・・・あー、なるほど・・・」」」」











変人ガリレオの歴史は、奥が深い(笑)





終わる。





□あとがき□
シンプルな話になりました。
研究室の生徒さんを使って、ガリレオの歴史を作ってくれと友人に言われまして・・・
上手くいかんわ、ボケッ!(笑)
実は、これを書いているときは2つのバイトが終わってその2時間後に書き上げました。
正直眠い!でも今はランナーズハイな・・・はず・・・だ(はははっ)

やる気をくれるのは、アクセス数が日に日に増えているから!
こんなブログを一日数名だけでも、見てくれている。
それが本当に嬉しくて、泣けてきました。
この話も、自己満足のような感じですが、読んでくださった皆様が楽しんでくれたら、それこそ感謝感激です!!

アニメ製作も原画作業で、そこにあの課題をえいって出されたもんだから、私にとって冬休みの一日一日がランナーズハイの感覚でいかないと、終わりゃしない!

でも、思いついたら書き出すことを止めようとは思っていません。
これからも、続けますよ!


次回をお楽しみに~!!!

今日から冬休み 

December 13 [Thu], 2007, 23:20
・・・という、戦いが始まる。

なんていったって、課題が壮絶だ。

□顔(アオリ、目高、フカン)・・・50体
□全身モデル人形(アオリ、目高、フカン)・・・50体
 
↑を1月7日に提出

毎日、フリーハンドでやること

□真円、直線(長く、1枚にびっしり)、立方体、球(赤道とかつける)

↑を10~20個描く

□原画作業

□振り向き(好きなキャラで、真横から振り向く)←休み明けに同じものテスト

原画作業を最優先にする。


このほかに・・・

□サイトを新設
このための、小説を作る。
ノルマ・・・10個

イラスト・・・描けたら、10枚

□1月のイベント参加(予定)
このためのラミカ作成。
ノルマ・・・5種類


書き出したら、きりが無い・・・



□シナリオの課題
 話を完成させる。
 絵コンテ(残り2つ)完成させる。
 
□研修旅行旅日記、完成させる。

・・・ふはははははっ!!!



・・・実に、面白い。



これに合わせて、バイトが午後から入る日が・・・ある。

不規則な生活で、体に悪いとか言ってられない。
まず、課題が終わらない可能性が遙かに高い。

冬休みのバイトは、どんなスケジュールで発表されるのか・・・

明日が、怖い。

メモ帳とスケジュール帳を買いに行って、書類を記入して・・・

ははは・・・

先が見えない。

変人ガリレオの1ページ−No1− 

December 13 [Thu], 2007, 23:16
思いがけないクリスマス・・・プレゼント・・・?

「うわっ、携帯の充電あと1個じゃん!」

内海は携帯を時計代わりにしている。
充電はどうにか持つだろうと、あまり気にしなかった。

内海はいつものように、研究室のドアをノックする。
コンコンコンッ

「失礼します。湯川先生、いますか・・・」

いつもなら、湯川先生の声が聞こえるのに・・・静かだ。

「留守・・・かな?」

内海は近くの椅子に座った。

「・・・待つか。そのうち来るだろうし・・・今回の事件の相談・・・しないと・・・」

テーブルにうつ伏せになり、内海はそのまま寝てしまった。

15分して、研究室のドアが開いた。
ガチャ

湯川が午後の講義を終えて、研究室に戻ってきた。

「・・・」

内海は静かに寝ていた。

湯川は何かを思い出したのか、自分のデスクに戻り、引き出しから何かを取り出した。
内海のほうに振り向き、歩いていく湯川。

内海に気づかれないように、湯川は何かを身につけさせる。
そして湯川は静かに、自分の椅子に腰掛ける。


「・・・ん?」

物音に気づいたのか、内海は目を覚ます。

「・・・あっ、湯川先生、いつ帰って来てたんですか」

湯川は何食わぬ顔で、学生のレポートに目を通していた。

「・・・丁度、今帰って来たところだ」

下がったメガネを直す湯川。

「そうでしたか。・・・それより、今回も奇怪な事件が起きまして!」

「その前に、聞きたいことがある。どうして君は、ここで寝ていたんだ?」

「あ。・・・すいません。湯川先生がいなかったので、ここで待たせてもらおうかなと思って・・・。
そしたら、寝ちゃったようで、ごめんなさい。最近、事件が続いていて・・・」

「・・・寝ていないのか?」

「3時間くらいは寝ています。仮眠程度ですけど・・・」

「・・・ちゃんと3食、食べているのか、頬が少しこけているようだが・・・」

「実際、2食いければいい方です。今日は珍しく3食きちんと食べたんですよ」

「・・・体調管理をしっかりするんだな。そのうち倒れる」

「ほっといてください。刑事は不規則が当たり前なんで・・・」

内海は少しイラっとしながら、事件の書類を出すために、バックに左手を伸ばした。

その時、初めて気づいた。

「・・・あっ・・・」

左手首に光るもの、それは・・・

腕時計だった。

「何で、私の腕に時計が、それも着けられてるし・・・」

内海は理解するのに、少し時間がかかった。
でも、その謎はすぐに解明される。

「もしかして、湯川先生が?」

内海は湯川に近づいていく。

湯川はレポートを見続けていた。

「先生、これ・・・」

湯川はチラッと内海を見ると、またレポートに目を移した。

「前から、時計がない、時計がないと騒いでいたのはどこの誰だろうか」

「・・・お、覚えていたんですか」

内海は、ずっと前から腕時計が欲しくて仕方が無かった。
湯川にもぼやいていたことを、すっかり忘れていたことに気づいた。

「・・・」

思いがけないことに、動揺する内海。

「あの、これもらってもいいんですか?」

「欲しくないのなら、返し・・・」

「や、有難く頂きます」

内海は腕時計を見ながら、湯川に視線を移す。

「・・・ありがとう、ございます。湯川先生・・・」

柔らかくて、優しい声が研究室に溶け込んでいく・・・

「・・・」

湯川のメガネがずり落ちる。
あまりにも珍しい、内海の女性らしい声に湯川が動揺してしまう。

「あっ、お返し、どうしよう。お金もそんなに持っていないし・・・」

湯川は椅子から、すくっと立ち上がると内海の腕を引き寄せる。

「お返しなら、君の・・・」

二人の距離は、とても近い。

「湯川、先生・・・」

時間なんか止まってしまえと、湯川はそんな非論理的なことを考えてしまう。



「・・・」



ばんっ


「湯川先生!、レポートやっと終わりま・・・した。・・・何してんすか、そこで・・・」

そこには、ぜーはー言っている内海と、黒板に張り付いている湯川がいた。

「ちょっとした、実験だ」



それは、あるクリスマス・イブに起きた出来事(事件)

後日、大学内で光回線並みの速さで、湯川が内海にプレゼントを渡したことが広まる。

変人ガリレオの1ページに、恋愛の章として刻まれた。





意外と長い話になった。
湯川先生はきっと、いろんな伝説を残しているに違いない。
これは、そのほんの1ページ・・・だったりする(はははっ)
良し!一つ完成!

皆さんの感想が聞いてみたいです。
是非メールフォームで一言ください!
コメントでもOKです!
エネルギー元になります(笑)

データ消えた! 

December 13 [Thu], 2007, 0:50
さっきまで、思いついた小話を打っていたら途中でフリーズしてしまった。

おかげで全滅。

実に面白くない・・・

頑張ったのに。。。くそー!

この後、もう一度トライだ!

我がアニメコースはカオスっ!! 

December 11 [Tue], 2007, 18:16
今日は久々に、中学校の時の合唱コンクールで盛り上がりました。

そこで「思い出がいっぱい」は良かったよねーって話になり、最後は合唱してた。(笑)

大人の階段のーぼるー、君はまだシンデレラっさー

最後まで歌い切りましたよ。
なにしてんだ、アニメコース…まあ、あれですよ。
今卒業制作を二年生がいないのに、私たちだけでやっていて、分からないことだらけで頭が混乱していたし、意外と大変です。

絵柄は全く似ないし、直している本人は愚痴を言いつつ作業しているもんだから、私たちのなかにその人に対して腹を立てるようになる子も現れるわで…

気が休まりゃしない…

合唱して、ある意味正解かも。
すごい楽しかった(笑)


そういえば、朝学校行く時、信号待ちをしていたら、隣に二十歳後半らしき男性が近づいてきて、私に向かってだと思うけど「これから一緒にどこかに行かない?」と言われた。


これは、世間でいうナンパってやつなのか?


あれこれ話していても、私は無視をし続けていて信号が青になる瞬間に男性はこんなことを言い放った。

「君と夜空の星を眺めてみたいな」


信号は青。


真っ先に早足で、歩道を歩き学校に向かった。


こんなこと初めて過ぎて、すごい動揺してしまった。

クラスの人は、あまり気付かなかったようだけど…

ポーカーフェイスを装ってみた(笑)



でも、今日1日ドキドキを抑えることは、はっきり言って辛い。

もう、私なんかを構わないでくれ!(笑)

ガリレオに… 

December 10 [Mon], 2007, 22:53
栃木県が出てきたーっ!!

私もそこに住んでいるぞー!!

龍仁湖って那須塩原の先だったような…詳しいことは調べないと分からないな…

誰かご存知の方、教えて下さい(笑)

まさか、ドラマの冒頭に栃木県 龍仁湖って字幕が出てきてびっくりしたよ!!

内海くんの口から、栃木県警と聞いた時はどんなに感動したか!!
ちょっと自慢したくなる。
だって最終回枠に、栃木県で事件が起こるんだよ!
月9のドラマに栃木県が映ったんだよ!!

栃木県は…実に素晴らしい!!

あっ、月9と言えば木村拓哉主演のアイスホッケーのドラマ「プライド」でも、栃木県の日光アイスバックスが協力してたよ!!
友達がエキストラとして、参加してた(笑)




自分の地元が、また好きになってしまったよ。

いやー、栃木県最高!!

ガリレオ最高!!


…ドラマ感想は後日やります。

では、今日の走り書きは終わり!!
P R
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携帯サイトを新しくするため必死に小話を作ってます。

ここにもいくつか載せて、見に来てくれた方から感想を聞いてみようかなと考えております。

今はガリレオ一色です。

もちろん湯川と内海ペアで!

こんな私ですが、毎日更新していこうと思っています。
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