雪解け1(長仙)
2005年08月20日(土) 2時44分
今日の忍たま。土井せんせーん家は駆け込み寺のようだな…。仲良しなとーちゃんとかーちゃんがかわいい。それにしてもおばちゃんにはバレてたなんて…ほんと?いいの?と一人焦ってみたり(余計な心配)私の母には、おばちゃんが綾小路きみまろに見えるそうです、よ…
今日のSS。
季節外れの長仙です。
−雪解け−
新学期が始まって間も無くのこと。
三日三晩降り続いた雪が嘘のような青空が広がっている。久し振りに顔を出した太陽の光を反射して、厚く積もった雪がきらきらと光った。昼休み、生徒達は我先にと運動場へ飛び出して白い絨毯へ足跡を刻む。上級生下級生関係無く、雪合戦をしたり雪だるまを作ったりと思い思いに久し振りの晴れ間を楽しんでいた。
「今の調子じゃ、明日には溶けてしまうかもな」
開け放った窓から外を眺め、枠に積もった雪を指先でさくさくと潰しながら呟く。
カウンター内の長次は依然手元の貸し出し帳簿に視線を落としたまま応えない。さしてそれを気にするでもなく仙蔵は窓を閉めた。途端に外のはしゃぎ声が遠くなる。
長い髪をさらりと揺らして振り返る。暫しカウンターにある姿を眺めてから、大きく溜息を付いた。
「今日は誰も来ないだろうに。図書室と運動場の利用者ってのは反比例するものだ」
その言葉のとおり、後四半解刻で昼休みも終わろうというのに未だに利用者はいない。
「…ま、静かなのは大歓迎だけどな」
口元を僅かに上げてカウンターへ近づき、片膝をつく格好で体勢を落としてにこりと笑みを浮べる。長次は未だに手元へ視線を落としたまま反応を示さない。すいと手を伸ばしてその視線の先の帳簿をとりあげると、眉を顰めたままゆっくりと顔を上げた。返せという無言の訴え。それも仙蔵にはさらりと流されてしまう。
今日のSS。
季節外れの長仙です。
−雪解け−
新学期が始まって間も無くのこと。
三日三晩降り続いた雪が嘘のような青空が広がっている。久し振りに顔を出した太陽の光を反射して、厚く積もった雪がきらきらと光った。昼休み、生徒達は我先にと運動場へ飛び出して白い絨毯へ足跡を刻む。上級生下級生関係無く、雪合戦をしたり雪だるまを作ったりと思い思いに久し振りの晴れ間を楽しんでいた。
「今の調子じゃ、明日には溶けてしまうかもな」
開け放った窓から外を眺め、枠に積もった雪を指先でさくさくと潰しながら呟く。
カウンター内の長次は依然手元の貸し出し帳簿に視線を落としたまま応えない。さしてそれを気にするでもなく仙蔵は窓を閉めた。途端に外のはしゃぎ声が遠くなる。
長い髪をさらりと揺らして振り返る。暫しカウンターにある姿を眺めてから、大きく溜息を付いた。
「今日は誰も来ないだろうに。図書室と運動場の利用者ってのは反比例するものだ」
その言葉のとおり、後四半解刻で昼休みも終わろうというのに未だに利用者はいない。
「…ま、静かなのは大歓迎だけどな」
口元を僅かに上げてカウンターへ近づき、片膝をつく格好で体勢を落としてにこりと笑みを浮べる。長次は未だに手元へ視線を落としたまま反応を示さない。すいと手を伸ばしてその視線の先の帳簿をとりあげると、眉を顰めたままゆっくりと顔を上げた。返せという無言の訴え。それも仙蔵にはさらりと流されてしまう。



