ビル・ワイマンは、「ステージ上で全く動かない」「マネキン置いといても誰も気づかない」といった定評を得ていたが、実際はそこまで酷くはなく、まあ、ちょっとは動く。
でも、
体のどの部分でも全くリズムを取っていない。
「ミスユー」を弾きながら、無関係にブラブラ歩いたりする。
それは、一応ベーシストのわたくしから見ると、
絶対、無理だ。
ビル、もしかしたら、天才かもしれない。
と、いうことを、昨日「シャイン・ア・ライト」と一緒に購入した「Let's Spend The Night Together」を見て思う。
ちなみに「シャイン・ア・ライト」はまだ再生してません。
「レッツスペンド」は、当時、スタジアムのデカさや観客の多さと派手な演出に圧倒された、
はずだったが、今見ると、めちゃめちゃシンプルなステージだ。
最近のような巨大モニターもなく、ステージには「Still Life」のジャケットの人と同じと思われるイラストの壁が立ってるだけ。
編成も、メンバー+鍵盤2名とホーン1名と、今のツアーのようなゴージャス感はなく、ミックの衣装がへんてこりんなことは置いといて、まるで「ロックバンド」だ。キースもちゃんとコーラスを入れている。
カメラワークも素晴らしかった、という勝手な記憶も持っていたが、カメラの台数もあまり多くないようで、たまにずっと引きの映像だったりする。でも、アチコチのステージをブツ切りにコラージュしているので、どうやらそれに誤魔化されていたらしい。
全体的に、派手な印象を植え付けたのは、要は、大量の風船と、最後の打ち上げ花火であったのか。いやぁ、花火はすごいっすよ。花火大会だ、ありゃ。
いや別にクサしてるわけじゃないんです。
逆に、このころから金のかかった巨大なスタジアムツアーをやるエンターテイメントバンドのスタイルが定着したと認識していたものが、実は、まだけっこうちゃんとロックバンドやれてたんじゃん、やっぱ演奏としては今より全然カッコイイよ、と再認識した、ということです。
へっぽこ映像ですが、メンバーそれぞれの表情には、ときおり、とってもチャーミングな瞬間があり、それらも見所となっております。
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しかし、やっぱ一番かっこいいのは、たまーに挟み込まれる、60年代のモノクロ映像ですね。
あれは、「昔はこんなにかっこよかったのに」と思わせるだけ、見せ損だと思う。