カップルのセックス頻度と長続き度の、不思議な関係

October 21 [Mon], 2013, 15:07
は、WEBに配属されるかもわからないのに、和久井さんのためになることをきちんと言ってくれてるよ?」
 和久井南は視線を下に落として唇を引き結んだ。
「佐久間主任があんなキツいこと言ったのは、和久井さんにとってのWEBの悪印象を一手に引き受けるためだと思う。手塚さんね、昇進試験受けるの。新入社員とゴタゴタしてたってわかったら、印象悪くなるものね」
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「そうだったんですか……」
「優しさにもいろいろあるよね」
 神妙な面持ちで彼女は鏡の中の自分を見つめた。泣きはらしてどんよりとしていた目に光が灯る。「あとね」と付け加えると、鏡の中で目が合った。
「私をここに寄越したのも主任だよ」
 目を見張ったその顔に赤みが差す。まだ腫れた目元に手をやると、和久井南は思いきったように顔を洗い始めた。


 連休前の最終日。この日は和久井南にとってWEB事業部での研修最終日でもある。 
 あの後、手塚さんに謝罪した彼女は残った数日の研修を真摯な態度で臨んできた。そのため、時折ぶりっ子が出現するのは大目に見てやろうという空気が、女性陣の間には広がっていた。
 この日も一日手塚さんの元で指導を受け、最後に彼女と達也さんから「お疲れさま」と声をかけられて、自然な笑顔を見せた。そしてWEB事業部全員の前で、お世話になりましたと礼を述べる。それを見て皆がやれやれとほっと一息をついたとき。
「佐久間主任!」
 和久井南がツカツカと歩み寄り主任の正面に立った。手は両側に下ろして緊張した面持ちだ。
「わたし、もう泣いたりしませんから! 主任に認めてもらえるように次の営業部の研修、頑張ります! それでWEBに来いって言わせてみせますから!」
「へ……?」
 ぽかんと間抜け面なのは佐久間主任だけではない。WEB事業部の全員が呆気に取られて和久井南を見つめている。これもまた彼女なりのパフォーマンスなのか、しかし続けて口にした台詞は一同を仰天させるものだった。

「わたしのやる気をわかってもらうためにも、今夜一緒にお食事でも行きませんか?」 
「はあ?」
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「明日から連休だし、デートするにはちょうどいいですよね」
「デ、デート?」
「わたしのこと知ってもらうとこから始めないと。あ、メルアドと番号交換してくださいねっ」
 小柄だが勢いと熱意は充分な彼女に押され、主任は逃げ腰で達也さんに救いを求めた。
「せ、瀬尾、今日俺ら男だけの飲み会があったんだよなっ? な?」
「そんなのあったっけ」
「あっただろ、ほら思い出せよ! 行くぞ瀬尾!」
 そう言うと、今にも裏切りかねない友人を無理やり引っ張ってこの場から逃げ出した。佐久間主任を怖じ気づかせるとは、やるな、和久井南。

 残された彼女はすっきりとした顔つきで私を振り向いた。
「諦めないですよ、長期戦で行きますから。わたし、頑張ります!」
「そ、そう……頑張ってね……」
「はい、それでわたしも越智さんみたいにラブラブになるんです」
「へ……?」
「とぼけなくたっていいですよ〜。こないだストールの下に……フフフ、隠してるの、見ちゃいました〜」
 同僚たちの視線が一斉に私の首に集まった。次いで「えええーっ」という鼓膜を突き破りそうな叫び声。
「あ、あれ? わたし、マズイこと言いました?」
 言ったともさ! お、恐るべし、和久井南……

 お姉サマ方がじわじわと迫ってくる。ジョーズのBGMが流れてこないのが不思議なくらいだ。しかし私はすんでのところでサメの群れから逃れ出た。

「お疲れさまでした! 皆さん良い連休を!」
第五十九話 萌芽

 世間的にはゴールデンウィークであっても仕事をしている人はたくさんいる。日本国民全員が一斉に休んだら文明的生活は麻痺してしまうだろう。
 我が家にも一人、国民の生活に貢献するべく休日出勤をする人がいて、敏腕弁護士らしく外見を整えるため鏡に向かっている。
 しかし口を開いて出てきた台詞は、およそ敏腕弁護士とは程遠いものだった。
「今日はどこに行こうかな
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