骨折ではなく捻挫。
2006年11月04日(土) 20時15分
先日、ある人が、 【 うつ 】 の治療(リハビリ)について、
『 骨折で喩えるなら、骨がひっついた(ひっつきかけた?)状態。
んなもんで、鍛錬やら何やらかんやら…云々 』
と、アドバイスしているのを知りました。
これは、間違えた認識だと思います。
確かに 【 骨折 】 の リハビリであれば、
骨が癒合していれば、どんなに痛かろうと、
ガンガン鍛錬し、筋力の増強を計るのが望ましいことでしょう。
仮に 【 うつ 】 を、整形外科領域の疾患に喩えるなら
【 捻挫 】 が、妥当だと思います。
捻挫の治療は、『 痛みが完全に無くなるまで 【 安静 】 』 が 基本です。
痛みは本人にしか分かりませんから、
【 痛くない 】 と 思って 動かしてみても、 【 痛い 】 と 感じたら、
もう 動かしてはいけません。
本人が 【 まだ痛い 】 と言っている段階で、
ガンガン歩いて、ガンガン鍛えるっ!!
と、言っている人がいたら、これは大きな問題でしょう。
ましてや、他者が、
『 それくらいの痛みは 我慢しなければいけない 』
などということは 口が裂けても 言ってはいけないのだと思います。
生真面目な 【 うつ 】 の人は、
『 これくらいの辛さは 我慢しなければ… 』
と、考えて、無理をしてしまいます。
これは、【 捻挫 】 の患者さんが、
『 これくらいの痛みは 我慢しなければ… 』
と、我慢して歩いているようなもので、
せっかく 良くなりかけていた 【 捻挫 】 は、間違いなく悪化します。
【 うつ 】 が 長引く人は、きっと 【 捻挫 】 も 長引くことでしょう…
本人にしか実感できない 【 痛み 】 【 辛さ 】 を、
『 それくらい我慢しなさい 』 と 言っている素人さんを見るにつけ、
僕は とても 腹を立ててしまいます。
【 うつ 】 も 【 捻挫 】 も 回復するには長い時間が掛かりますが、
悪化するのは あっという間です。
安静にしてくれない 【 捻挫 】 の 患者さんは、
患部を ギプス固定してしまうのが 常です。
そうすれば 動かしたくても 動かせない。
けれども、
『 心をギプス固定することはできない 』 わけですから、
むやみに 横槍を入れて 治療の邪魔をして欲しくなかったりするわけです。
… … せっかく良くなりかけていたのに … …
いい加減にしてくださいっ!! と 言いたくなってしまうのでした。


