男はつらいよ

January 24 [Tue], 2012, 19:52
愛してやまない寅さん。「男はつらいよ」シリーズについて。

寅さん=メアリー・ポピンズ!?

「男はつらいよ」は、全48作(番外1作)からなる、日本映画界でも異常な長編作である。
最後の作品にいたるまで、人気を誇ったことでもその尋常じゃないことがうかがえるだろう。

そんな寅さんへの思いを語りたい。

私の一家は、お正月になると「男はつらいよ」、「釣りバカ日誌」を見に行っていた。
年齢からして、私は後半の「男はつらいよ」」しか知らず、つまらない作品だと思っていた。

だが、テレビ東京での一挙放送シリーズで、第1作目を観たとき、度肝を抜かれた。

演劇をかじり、一年間で100本ほどの小劇場の舞台を観た私には、そのすごさは頭の先からつま先まで衝撃を受けるほど、奇跡的な作品だとわかったのだ。

完璧なキャスティング、せりふ運びの尋常じゃないうまさ、脚本の素晴らしさ、何よりも山田監督の才能、そして渥美清さんという一人の俳優の魅力…。

これはすごい。

すごすぎた。

すらすらと演じられているがゆえに、案外気づかないのだが、寅さんの家族は実は複雑だ。
寅さんと桜の両親はすでになく、叔父夫婦が親代わり、寅さんは愛人の子ども。兄がいたのだが、戦死。
その微妙な家族関係が見事に演じられている。
それだけでも奇跡的なのだが、この後、48作を作りきったことがさらにすごい。

寅さんのストーリーの基盤、それは日常と非日常のバランスにあると思う。

寅さんが柴又に帰ってくること、それは家族、柴又商店街の人々にとって、非日常の始まりである。
寅さんは後半になるにつれて、自由の象徴であり、また孤独な人を癒す存在となる。
満夫が主役となるにつれ、それはさらに増す。
満夫によって、語られる存在となっていくからだ。

メアリー・ポピンズのように、非日常をもたらす存在、それが寅さんなのだ。
だからこそ、皆は寅さんを恋しく思う。
夢を見る。
いつか、ずっとここ(現実世界)にいてくれたら…。
嫁をもらい、とらやを継ぎ、現実にとどまってくれたらと。

しかし、メアリー・ポピンズが絶対に行ってしまうように、寅さんも去っていく。

寅さん自身も、とどまることを望んですらいる。
だが、それはできないのだ。

その図式こそが、長年愛され続けてきた理由だろうと思う。

introduction

January 24 [Tue], 2012, 19:50
ここでは、私の思うことを日々綴っていこうと思う。
文章鍛錬の場である。

意味不明でも、誤字脱字が多くてもOK!

すぐに文章化することが大事である。と考える。

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