映画「HOME 愛しのざしきわらし」

May 08 [Tue], 2012, 2:04
和泉聖治監督作品。
水谷豊主演。
こう書いちゃうと、つまりは、和泉監督+水谷豊相磨vという図式がちらついたが、でも、そんな恐れは全く杞憂でした。
左遷になって、東京から岩手の奥地の古民家に引っ越してきた高橋一家。
楽観主義の晃一水谷豊に内心不満を抱える妻、史子を安田成美、晃一が同居を申し出て付いてきた晃一の母、澄子を草笛光子さん、思春期で微妙なお年頃の長女、梓美を橋本愛ちゃんが演じる。
古民家になんとか落ち着いた一家。
しかし、どうもおかしい。
誰も居ないのに階段を下りる音。
いろりの自在鉤が揺れたり、鏡に幼子の姿が写ったり。
隣家といっても、かなり離れた秤ニの老婆から、この辺には、座敷わらし、という、家に居着く守り垂フ話があるんだよと聞かされる。
最初はちぐはぐで、家族の思いがばらばらだったのが、座敷わらしが本当にいるということが見えたことがきっかけに、だんだんとまとまっていく。
これから先後何年、家族が一緒に暮らせるか分からない。
子どもたちにしたって、成長して家を出て行くそんなことを考えてたら、大きな古い家にみんなで住みたかったんだと水谷豊が訥々と語るシーンがとても美しい。
座敷わらしの女の子も、最後まで無言で、しかも無邪気そのままで、実はそのルーツはつぶされた口減らしされた子どもだという、東北の悲しいhttp://www.swap-play.info/歴史を背負っていることが、無言のうちに語っているところ、とてもよかった。
だから遊び方も食べ方も知らないんだねというところが、最後まで貫かれていて、例えばアリエッティの話のように、変に交流するなんてことにならなくて、よかった。
だんだん、晃一の仕事も認められ、あたかも座敷わらしがいたから、幸運が舞い込んできたというのではなく、実は、彼らの人となりが自然に伝わって認められたという持って行き方も、できすぎでないってところが上手いなぁと思った。
一番この家に住むことに執着していた晃一水谷には、結局最後まで座敷わらしが最後まで見えずじまいだったというのもね。
絆、絆という言葉は使わず、でもそれを強く意識させ、ほっこりと心が温まるファンタジーで、終わり方もとても美しかったです。
祖母の澄子が、自身が抱えている心の傷、幼い弟が東京で空襲で死んでしまったという傷が、座敷わらしのことで逆に、よみがえってしまい、それが痴呆の表れみたいになってしまうところ、彼女にとっては想い出がよみがえり幸せなのかもしれないが、周囲には悲しい現実と写るというところ、もっと掘り下げてもよかったかな。
橋本愛ちゃん、背が伸びてきれいになってきたなぁ。
顔立ちが大人びてきたなぁ。
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