和ちゃんのキャラソン『ひだまりLiving』を寝る前に聴くと
めちゃくちゃ心地よく眠れます。今日も気付いたら朝でした。
こんなに聴いてるのにまだ涙腺が揺さぶられます。パネェ。

今日、なんとなーくけいおんクラスメイツプロフを見ていて
気付いたんですが、「起こると意外に怖く」って誤字よね。
今更気付くなんてってか私風ちゃん大好きなんだよ。
初めて見たしたときに恋に落ちちゃったと言ってもいい。
修学旅行で和ちゃんとトランプやってるシーンなんて神よね。
もっとこの子の活躍が見たかったなと思ったんですが。
それは映画に期待しときます。
あ、あとまたローソンとタイアップするそうですな。
ストラップデザイン見たけど私的にドストライクです。
あれなら普通に付けててもいいなーって感じしますし。
さて、話は変わり。今日は嬉しいことがありました。
こないだから3学期が始まり、私は1年生の国語も担当する
ことになりました。というのは私今まで2年生担当だったんです。
でも1年生もやってみたいなーとお願いしたところ、了承して
もらってね。んでつい昨日から1年生と授業始めました。
そして今日、めあてを書いてるときに子ども達が
子「○○せんせいのじゅぎょうすっごいたのしい!」
私「ほんと?うれしいなぁ」
子「うん、おもしろいですもん」
子「だってなんかへんなんだもん」
私「わぁ〜嬉しい・・・って」
変って何だ。
面白いって言いなさい!と窘めたんですがまあ・・・自分でも
自分のことなんとなく変だと思います。うん、変態だしね。
まあ授業は楽しくなきゃダメだと思ってる節があるんで私。
色々大袈裟にやるからね。恥なんて当の昔に捨てました。
ダイナミックに演技すればこちらの本気が届く気がして。
とにかく笑わせる笑わせる。でも授業に関係ないのは速攻
注意しますけど。その加減がやっと掴めてきた段階です。
でも楽しくして肝心の大切な部分を教えられなきゃ最悪です。
ほんと、教えるって難しいです。でもそう言ってもらえると
凄い嬉しいし、また頑張ろうって思えるんですよね。
あと2年生に対し、国語はこれから1年生に行くからって
説明したときが大変でした。算数が終わって子どもが、
子「先生、つぎの国語ってなにやるんですか」
私「あ、先生これから1年生の国語に行くから」
全員「え・・・・」
一斉フリーズにハンパなく笑っちゃって。本当に呆然としてて。
私は副担なので担任が担当することになるんですが、それに
してもそれからの反発が凄かったー。
子「先生がいい!」
子「なんでですか!」
子「先生の方がおもしろいのに・・」
子「すてるなんてひどい!」
捨ててはいないwwwwwwww
まあとにかく担任の先生に失礼にも程がありすぎる言葉を
連発しまくって私は・・・逃げました←
でも、担任の先生には悪いけど・・・めっちゃ嬉しかった・・・(ノД`)
私にとって「面白い」が最高の褒め言葉ですから。
それ+今度は分かりやすいって言われたい(`ω´*)ふんすっ
あ、でも最近子どもたちにはやたら怖いって言われます。
それがちょっと悩みです。先生怒ると怖いって真顔で言われ
たらちょっと、ね。しかも怒る前に泣かれるんですよ・・・もう・・
そんなに怖いのかな。ちょっと自分じゃ分からないわ・・うぐ。
あ、でも風ちゃんと同じじゃん!怒ると意外に怖いって!!
ヒャッハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
ちゅーこって明日も頑張るぞよさこい!
以下、このせつ未来SS第9弾とコメへんです!
てかもう9弾なの!?びっくりしたー。
※子ネタが入るのでお気を付けください。
※未来SSを初めてお読みになる方はこちらをご覧になることをお勧めします。
いってきます、いってらっしゃい。
〜あるおつかいの光景〜
「せっちゃんせっちゃんせっちゃんせっちゃんせっちゃん」
「なんだ」
「せっちゃん。あんな、こはねな、あしたなぁ、ゆうちゃんといっしょにな、おつかいにいくんよ」
水鉄砲を止め、突然思い出したかのようにまくし立てる木羽に私は一瞬呆気に取られてしまった。何しろ初耳だ。幼稚園のイベントだろうか。いや、明日は確かお休みのはずだ。ならいったい…とりあえず嬉々としている木羽や夕羽を放っておけず「へえ」と生返事を返す。
「そうなのか。何しに行くんだ」
「おつかいにいくの」
「いやいや、どこに何買いに行くんだって聞いてるんだよ」
「しらーん」
「おかあさんがな、あしたになったらゆうって」
それから二人は再び水鉄砲で遊び始めた。
私は髪を洗いながら考えていた。おつかいとはどういうことだ。まさか二人だけで行くなんてことは……いやいやあり得ない。あり得るはずがない。だってまだこんなにも小さいのだから。
湯船ではしゃぐ二人を振り返る。この間買ってやったお揃いの水鉄砲をかけ合って本当に楽しそうだ。その脇には先ほどまで当てっこをしていたアヒルのおもちゃがぷかぷか浮かんでいた。ちょっと前までは私の腕の中にすっぽり収まって手足をバタバタさせるだけだったのに。それがいつの間にか湯船の中でジャブジャブ跳んだり暴れたりしているのだから驚きだ。
不意に二人と視線がかち合った。どうやら水鉄砲の目標が変わったらしい。
「せっちゃんくらえー!」
「くらえー!」
「うわ、ちょっ…やめろって――」
ひゃひゃひゃと甲高い笑い声が風呂場に響き渡る。お湯だと思っていたそれは何故か冷水だった。いつの間に補給したのか。いや、それよりもそんな悪知恵どこで身に付け、
「っていい加減にしろー!!」
「きゃーッ」
「きゃーッ」
ざぶんと二人の間に思い切り入り込む。いや、飛び込んだと言ってもいい。二人は頭からお湯を被ったがものともしない。前はちょっと顔に水がかかっただけでギャンギャン泣いてたくせに。いつの間にこんなに……
私は冷たい顔や体を温めようと湯船のお湯を、そして二人をぎゅうっと抱き締めた。アヒルがひっくり返り、二人の嬉しそうな悲鳴がまた響き渡った。
「――本気なんこのちゃん!?」
「しー、起きてまうやろ」
「でで、でもっ…二人はまだ四歳ですよ。只でさえ小さい方なのに二人だけで行かせるだなんて」
「とりあえず居間に行こ。話はそれから、な?」
う、と思わず言葉に詰まる。困って二人の寝顔に目をやった。二人は気持ち良さそうに眠っていた。その頭をそっと撫で、それから私は仕方なくお嬢様に従って居間に向かった。その足取りは重く、そして不安で一杯だった。
ソファに力無く座り込む私に対しお嬢様はいつも通りだった。ホットココアを二人分用意して私の隣に腰を下ろす。
「コーヒーが良かった」まるで子どもだな、思いながらもぶつくさ言う私に対しお嬢様は「眠れないやろ」とやんわり窘める。そんなの分かってる。そしてお嬢様には何を言っても敵わないことも初めから知っている。
押し黙っているとお嬢様はココアを一口啜った。あったかい、そう呟いてた。
「せっちゃんが夜勤でおらんかったときやったかな、あの子らとたまたま録画しといたおつかいの番組見たんよ。そしたら自分達も行きたい言うて聞かへんかってん。ほんで行かせることにしたんよ。近所のスーパーやし、行き慣れとるから大丈夫やろ」
「でもやっぱり子どもだけで行かせるのは」
「んもう、せっちゃんは昔っから心配性なんやから」
「だって――」
顔を上げた途端唇を塞がれた。あまりに不意のことだったので目を瞑ることも忘れた。しばし固まる。私から静かに離れるとお嬢様は満面の笑みを浮かべた。
「絶対ついてったらあかんよ?」
「………はい」
よろしい。お嬢様の眩しいくらいの微笑みに涙が滲んだ。
♪
「と、いうわけなんだ」
「帰れ」
んな。ショックを隠しきれず顔を上げると龍宮は冷徹な眼差しで私を見ていた。
「お前のノロケを聞いてる暇なんかない。さっさと帰るんだな」
「目の前で茶と団子を貪り食ってる奴になんか言われなくない。それにこれはノロケじゃない! 一大事なんだ」
「何が一大事だ。お前の頭の方が一大事なんじゃないのか。あいつらだってもう立派な大人だ。お前なんかより余程かしこいしな」
「それはまあ…って言い過ぎだぞ龍宮ッ」
「とにかくだ。あいつらがいないと話にならん。お前は帰れ。あーあ、せっかく用意した茶菓子が台無しだ」
「くっ…お前と言う奴は……」
ダメだ。龍宮じゃ話にならない。私がいつノロケなんてした? 私が何をしたって言うんだ。私はただあの子達のことが心配で心配でたまらないだけで。でも心の奥底では二人の背中を押してやりたいと思ってる。あの子達の親としてそれを見守ってやりたい。お嬢様はそれが分かっていたから敢えて私に言わなかったのだ。
龍宮が立ち上がる音がした。はあ、帰るか。重い腰を上げようとしたときだった。
「御守りだろ」
「え」
「二人分、ちゃんと用意してある。お前の考えは丸分かりだ」
ふんと龍宮は鼻で笑った。
ありがとう、私は素直に頭を下げる。
「それじゃあ不審者滅の御守りを頼む」
「お前な、普通そこは交通安全だろうが。それにそんなもんはない。相変わらず馬鹿だなお前」
「だだ、だっていつ何時攫われたっておかしくないくらい可愛い子達だぞ! 親として心配じゃないか。だからこうやって御守りをだな」
「それを親馬鹿って言うんだ」
心底呆れた風に龍宮は御守りを二つ私に投げて寄越した。そこには『交通安全』と書かれてあった。
「二千円」
「金取るのか!?」
「当たり前だろ。夕羽と木羽が来たんならタダでも良かったが、お前だけなら話は別だ。ほら、さっさと出せ」
「お前は相変わらず守銭駄だな」
「ふっ」
ちなみにその御守りは一つ八百円で、本来ならば二つで千六百円払えば良かったのと後に分かった。龍宮の奴め――素直に頭を下げた私が馬鹿だった。
幸いなことにおつかい当日は快晴だった。でも風が冷たかったので子ども達にはとことん厚着をさせた。一番下にはキャラクターシャツ、それから厚手のTシャツにタートルネックのTシャツも着せ、その上にはセーターとフード付パーカー。っと、カイロを忘れてた。慌てて背中に貼っつける。そうしてようやくモコモコしたポンチョを着せて…よし、準備完了!
「はい、ゆうちゃんばんざーい」
「何故!?」
「いくら何でも着せすぎやってせっちゃん。苦しそうやし、かえって汗かいて風邪引いてまうやん。ほら、こうちゃんもそれ脱ぎぃ」
「はぁい」
お嬢様も子ども達も冷たかった。というか三人共普段と変わらない様子でそのままいつもと同じような買い物に行くような、そんな感じがした。私だけが張り切っている。不意に虚しさが込み上げた。
「いつも通りにせんと、緊張してまうやろ」
お嬢様が笑って言った。あ、そっか。不安なのは私だけではないとそこで初めて分かった。何て大馬鹿なんだ私は。よく見ると口元は笑っているが眉毛は二人共ハの字だった。ああ、もう……
ほら、にっこり笑って。小声でお嬢様が言う。はい、頷いて私は自分でも分かるくらいぎこちなく笑う。
「買うものが分からなくなったらお店の人に聞けば大丈夫だからな。携帯の番号もリュックに入ってるし、困ったらいつでも連絡しなさい。あ、変な人には絶対近付かないこと、絶対ついて行かないこと。それから道が分からなくなったら歩いてる人がちゃんと教えてくれるからな。あと、あとはだな」
「せっちゃん」
お嬢様が私の肩をぽんと軽く叩いた。
私はポケットから御守りを取り出した。それをそっと子ども達に握らせる。
「龍宮神社の御守りだ。これで小羽も夕羽も絶対大丈夫だ。だから、とにかく楽しんでくるんだぞ。お母さん達、ずっと待ってるから。ちゃんと見てるからな」
「ほんま?」
「ほんまや。ずっと見てる」
「どうやってみとるん」
「魔法で」
お嬢様がくすっと笑った。大丈夫。大丈夫だよ。
最後にぽんと頭を撫でると二人は満面の笑みを見せてくれた。そういえばと、今日はまだ笑顔を見ていなかったことに気付く。私はダメな母親だな、自分ばかり気にして――いけない、これが私の悪い癖だ。自分を責めてそれを隠せない。私はお嬢様に言われた通り、口元を緩めた。二人を見ていたら自然とできたのだ。これでいいんだ。後悔するのはまだ早い。
そうして私達は小さな二人を見送った。
「いってきまーす!」
「いってきまーす!」
いってらっしゃい、いつも言われる言葉――それもいいな。なんて、今更思った。二人の背中が遠ざかるのは寂しいが、その先にある未来を見つめるのも私の仕事だ。
「大きくなったんやね」
「はい。本当に…」
ずっと見守ってるよ、私達は。だから安心して行っておいで。そう、お嬢様とその背中を見つめ続けた。
おわり
って書いたけど続いた方がいいのかしらこれ。
つづく
以下、コメへん!
たくさんの拍手ありがとうございます!!
亜美さま>
このせつはちょっとお久しぶりですw
お仕事お疲れ様です!そんなときはせっちゃんケーキを←
そんな中SSも読んでくださってありがとうございます!
ふと敬語じゃないせっちゃんが見たくってw意外と悶えますww
ちゅープレは流行ってますからね←
このちゃんは正確にはちゅーするきっかけをプレゼントしたんですw
では、コメントあじゅじゅしたぁ(*´Д`*)ノ
春雪さま>
このせつはどうも!
過去の拍手は3人称で書いてたんですよね。
今は1人称でしか書けませんがw
もうこの時期のはどのように書いたのか覚えておりませんwww
周りは周り、二人は二人でいい部分もあるので、そこらへんは
振り回されないように二人には頑張ってもらいたいですね。
>さっちゃんさまとにの字さまのやりとりにウケましたww
コメントは本記事より面白いことが結構ありますよwwww
澪誕生SSですが、澪には不安なときりっちゃんがいつもそばに
いましたからね。普段から離れてるけど、センターとか一大
イベントのときはやっぱり依存度が増しそうですよね。
この2人はファーストキス以前の問題じゃないでしょうかww
スキンシップは当たり前みたいなw
>この感じですといつか流れで…
私本気出したら17禁で済みませんからね←
では、コメントあじゅじゅしたぁ(´ω`*)
めちゃくちゃ心地よく眠れます。今日も気付いたら朝でした。
こんなに聴いてるのにまだ涙腺が揺さぶられます。パネェ。

今日、なんとなーくけいおんクラスメイツプロフを見ていて
気付いたんですが、「起こると意外に怖く」って誤字よね。
今更気付くなんてってか私風ちゃん大好きなんだよ。
初めて見たしたときに恋に落ちちゃったと言ってもいい。
修学旅行で和ちゃんとトランプやってるシーンなんて神よね。
もっとこの子の活躍が見たかったなと思ったんですが。
それは映画に期待しときます。
あ、あとまたローソンとタイアップするそうですな。
ストラップデザイン見たけど私的にドストライクです。
あれなら普通に付けててもいいなーって感じしますし。
さて、話は変わり。今日は嬉しいことがありました。
こないだから3学期が始まり、私は1年生の国語も担当する
ことになりました。というのは私今まで2年生担当だったんです。
でも1年生もやってみたいなーとお願いしたところ、了承して
もらってね。んでつい昨日から1年生と授業始めました。
そして今日、めあてを書いてるときに子ども達が
子「○○せんせいのじゅぎょうすっごいたのしい!」
私「ほんと?うれしいなぁ」
子「うん、おもしろいですもん」
子「だってなんかへんなんだもん」
私「わぁ〜嬉しい・・・って」
変って何だ。
面白いって言いなさい!と窘めたんですがまあ・・・自分でも
自分のことなんとなく変だと思います。うん、変態だしね。
まあ授業は楽しくなきゃダメだと思ってる節があるんで私。
色々大袈裟にやるからね。恥なんて当の昔に捨てました。
ダイナミックに演技すればこちらの本気が届く気がして。
とにかく笑わせる笑わせる。でも授業に関係ないのは速攻
注意しますけど。その加減がやっと掴めてきた段階です。
でも楽しくして肝心の大切な部分を教えられなきゃ最悪です。
ほんと、教えるって難しいです。でもそう言ってもらえると
凄い嬉しいし、また頑張ろうって思えるんですよね。
あと2年生に対し、国語はこれから1年生に行くからって
説明したときが大変でした。算数が終わって子どもが、
子「先生、つぎの国語ってなにやるんですか」
私「あ、先生これから1年生の国語に行くから」
全員「え・・・・」
一斉フリーズにハンパなく笑っちゃって。本当に呆然としてて。
私は副担なので担任が担当することになるんですが、それに
してもそれからの反発が凄かったー。
子「先生がいい!」
子「なんでですか!」
子「先生の方がおもしろいのに・・」
子「すてるなんてひどい!」
捨ててはいないwwwwwwww
まあとにかく担任の先生に失礼にも程がありすぎる言葉を
連発しまくって私は・・・逃げました←
でも、担任の先生には悪いけど・・・めっちゃ嬉しかった・・・(ノД`)
私にとって「面白い」が最高の褒め言葉ですから。
それ+今度は分かりやすいって言われたい(`ω´*)ふんすっ
あ、でも最近子どもたちにはやたら怖いって言われます。
それがちょっと悩みです。先生怒ると怖いって真顔で言われ
たらちょっと、ね。しかも怒る前に泣かれるんですよ・・・もう・・
そんなに怖いのかな。ちょっと自分じゃ分からないわ・・うぐ。
あ、でも風ちゃんと同じじゃん!怒ると意外に怖いって!!
ヒャッハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
ちゅーこって明日も頑張るぞよさこい!
以下、このせつ未来SS第9弾とコメへんです!
てかもう9弾なの!?びっくりしたー。
※子ネタが入るのでお気を付けください。
※未来SSを初めてお読みになる方はこちらをご覧になることをお勧めします。
いってきます、いってらっしゃい。
〜あるおつかいの光景〜
「せっちゃんせっちゃんせっちゃんせっちゃんせっちゃん」
「なんだ」
「せっちゃん。あんな、こはねな、あしたなぁ、ゆうちゃんといっしょにな、おつかいにいくんよ」
水鉄砲を止め、突然思い出したかのようにまくし立てる木羽に私は一瞬呆気に取られてしまった。何しろ初耳だ。幼稚園のイベントだろうか。いや、明日は確かお休みのはずだ。ならいったい…とりあえず嬉々としている木羽や夕羽を放っておけず「へえ」と生返事を返す。
「そうなのか。何しに行くんだ」
「おつかいにいくの」
「いやいや、どこに何買いに行くんだって聞いてるんだよ」
「しらーん」
「おかあさんがな、あしたになったらゆうって」
それから二人は再び水鉄砲で遊び始めた。
私は髪を洗いながら考えていた。おつかいとはどういうことだ。まさか二人だけで行くなんてことは……いやいやあり得ない。あり得るはずがない。だってまだこんなにも小さいのだから。
湯船ではしゃぐ二人を振り返る。この間買ってやったお揃いの水鉄砲をかけ合って本当に楽しそうだ。その脇には先ほどまで当てっこをしていたアヒルのおもちゃがぷかぷか浮かんでいた。ちょっと前までは私の腕の中にすっぽり収まって手足をバタバタさせるだけだったのに。それがいつの間にか湯船の中でジャブジャブ跳んだり暴れたりしているのだから驚きだ。
不意に二人と視線がかち合った。どうやら水鉄砲の目標が変わったらしい。
「せっちゃんくらえー!」
「くらえー!」
「うわ、ちょっ…やめろって――」
ひゃひゃひゃと甲高い笑い声が風呂場に響き渡る。お湯だと思っていたそれは何故か冷水だった。いつの間に補給したのか。いや、それよりもそんな悪知恵どこで身に付け、
「っていい加減にしろー!!」
「きゃーッ」
「きゃーッ」
ざぶんと二人の間に思い切り入り込む。いや、飛び込んだと言ってもいい。二人は頭からお湯を被ったがものともしない。前はちょっと顔に水がかかっただけでギャンギャン泣いてたくせに。いつの間にこんなに……
私は冷たい顔や体を温めようと湯船のお湯を、そして二人をぎゅうっと抱き締めた。アヒルがひっくり返り、二人の嬉しそうな悲鳴がまた響き渡った。
「――本気なんこのちゃん!?」
「しー、起きてまうやろ」
「でで、でもっ…二人はまだ四歳ですよ。只でさえ小さい方なのに二人だけで行かせるだなんて」
「とりあえず居間に行こ。話はそれから、な?」
う、と思わず言葉に詰まる。困って二人の寝顔に目をやった。二人は気持ち良さそうに眠っていた。その頭をそっと撫で、それから私は仕方なくお嬢様に従って居間に向かった。その足取りは重く、そして不安で一杯だった。
ソファに力無く座り込む私に対しお嬢様はいつも通りだった。ホットココアを二人分用意して私の隣に腰を下ろす。
「コーヒーが良かった」まるで子どもだな、思いながらもぶつくさ言う私に対しお嬢様は「眠れないやろ」とやんわり窘める。そんなの分かってる。そしてお嬢様には何を言っても敵わないことも初めから知っている。
押し黙っているとお嬢様はココアを一口啜った。あったかい、そう呟いてた。
「せっちゃんが夜勤でおらんかったときやったかな、あの子らとたまたま録画しといたおつかいの番組見たんよ。そしたら自分達も行きたい言うて聞かへんかってん。ほんで行かせることにしたんよ。近所のスーパーやし、行き慣れとるから大丈夫やろ」
「でもやっぱり子どもだけで行かせるのは」
「んもう、せっちゃんは昔っから心配性なんやから」
「だって――」
顔を上げた途端唇を塞がれた。あまりに不意のことだったので目を瞑ることも忘れた。しばし固まる。私から静かに離れるとお嬢様は満面の笑みを浮かべた。
「絶対ついてったらあかんよ?」
「………はい」
よろしい。お嬢様の眩しいくらいの微笑みに涙が滲んだ。
♪
「と、いうわけなんだ」
「帰れ」
んな。ショックを隠しきれず顔を上げると龍宮は冷徹な眼差しで私を見ていた。
「お前のノロケを聞いてる暇なんかない。さっさと帰るんだな」
「目の前で茶と団子を貪り食ってる奴になんか言われなくない。それにこれはノロケじゃない! 一大事なんだ」
「何が一大事だ。お前の頭の方が一大事なんじゃないのか。あいつらだってもう立派な大人だ。お前なんかより余程かしこいしな」
「それはまあ…って言い過ぎだぞ龍宮ッ」
「とにかくだ。あいつらがいないと話にならん。お前は帰れ。あーあ、せっかく用意した茶菓子が台無しだ」
「くっ…お前と言う奴は……」
ダメだ。龍宮じゃ話にならない。私がいつノロケなんてした? 私が何をしたって言うんだ。私はただあの子達のことが心配で心配でたまらないだけで。でも心の奥底では二人の背中を押してやりたいと思ってる。あの子達の親としてそれを見守ってやりたい。お嬢様はそれが分かっていたから敢えて私に言わなかったのだ。
龍宮が立ち上がる音がした。はあ、帰るか。重い腰を上げようとしたときだった。
「御守りだろ」
「え」
「二人分、ちゃんと用意してある。お前の考えは丸分かりだ」
ふんと龍宮は鼻で笑った。
ありがとう、私は素直に頭を下げる。
「それじゃあ不審者滅の御守りを頼む」
「お前な、普通そこは交通安全だろうが。それにそんなもんはない。相変わらず馬鹿だなお前」
「だだ、だっていつ何時攫われたっておかしくないくらい可愛い子達だぞ! 親として心配じゃないか。だからこうやって御守りをだな」
「それを親馬鹿って言うんだ」
心底呆れた風に龍宮は御守りを二つ私に投げて寄越した。そこには『交通安全』と書かれてあった。
「二千円」
「金取るのか!?」
「当たり前だろ。夕羽と木羽が来たんならタダでも良かったが、お前だけなら話は別だ。ほら、さっさと出せ」
「お前は相変わらず守銭駄だな」
「ふっ」
ちなみにその御守りは一つ八百円で、本来ならば二つで千六百円払えば良かったのと後に分かった。龍宮の奴め――素直に頭を下げた私が馬鹿だった。
幸いなことにおつかい当日は快晴だった。でも風が冷たかったので子ども達にはとことん厚着をさせた。一番下にはキャラクターシャツ、それから厚手のTシャツにタートルネックのTシャツも着せ、その上にはセーターとフード付パーカー。っと、カイロを忘れてた。慌てて背中に貼っつける。そうしてようやくモコモコしたポンチョを着せて…よし、準備完了!
「はい、ゆうちゃんばんざーい」
「何故!?」
「いくら何でも着せすぎやってせっちゃん。苦しそうやし、かえって汗かいて風邪引いてまうやん。ほら、こうちゃんもそれ脱ぎぃ」
「はぁい」
お嬢様も子ども達も冷たかった。というか三人共普段と変わらない様子でそのままいつもと同じような買い物に行くような、そんな感じがした。私だけが張り切っている。不意に虚しさが込み上げた。
「いつも通りにせんと、緊張してまうやろ」
お嬢様が笑って言った。あ、そっか。不安なのは私だけではないとそこで初めて分かった。何て大馬鹿なんだ私は。よく見ると口元は笑っているが眉毛は二人共ハの字だった。ああ、もう……
ほら、にっこり笑って。小声でお嬢様が言う。はい、頷いて私は自分でも分かるくらいぎこちなく笑う。
「買うものが分からなくなったらお店の人に聞けば大丈夫だからな。携帯の番号もリュックに入ってるし、困ったらいつでも連絡しなさい。あ、変な人には絶対近付かないこと、絶対ついて行かないこと。それから道が分からなくなったら歩いてる人がちゃんと教えてくれるからな。あと、あとはだな」
「せっちゃん」
お嬢様が私の肩をぽんと軽く叩いた。
私はポケットから御守りを取り出した。それをそっと子ども達に握らせる。
「龍宮神社の御守りだ。これで小羽も夕羽も絶対大丈夫だ。だから、とにかく楽しんでくるんだぞ。お母さん達、ずっと待ってるから。ちゃんと見てるからな」
「ほんま?」
「ほんまや。ずっと見てる」
「どうやってみとるん」
「魔法で」
お嬢様がくすっと笑った。大丈夫。大丈夫だよ。
最後にぽんと頭を撫でると二人は満面の笑みを見せてくれた。そういえばと、今日はまだ笑顔を見ていなかったことに気付く。私はダメな母親だな、自分ばかり気にして――いけない、これが私の悪い癖だ。自分を責めてそれを隠せない。私はお嬢様に言われた通り、口元を緩めた。二人を見ていたら自然とできたのだ。これでいいんだ。後悔するのはまだ早い。
そうして私達は小さな二人を見送った。
「いってきまーす!」
「いってきまーす!」
いってらっしゃい、いつも言われる言葉――それもいいな。なんて、今更思った。二人の背中が遠ざかるのは寂しいが、その先にある未来を見つめるのも私の仕事だ。
「大きくなったんやね」
「はい。本当に…」
ずっと見守ってるよ、私達は。だから安心して行っておいで。そう、お嬢様とその背中を見つめ続けた。
って書いたけど続いた方がいいのかしらこれ。
つづく
以下、コメへん!
たくさんの拍手ありがとうございます!!
亜美さま>
このせつはちょっとお久しぶりですw
お仕事お疲れ様です!そんなときはせっちゃんケーキを←
そんな中SSも読んでくださってありがとうございます!
ふと敬語じゃないせっちゃんが見たくってw意外と悶えますww
ちゅープレは流行ってますからね←
このちゃんは正確にはちゅーするきっかけをプレゼントしたんですw
では、コメントあじゅじゅしたぁ(*´Д`*)ノ
春雪さま>
このせつはどうも!
過去の拍手は3人称で書いてたんですよね。
今は1人称でしか書けませんがw
もうこの時期のはどのように書いたのか覚えておりませんwww
周りは周り、二人は二人でいい部分もあるので、そこらへんは
振り回されないように二人には頑張ってもらいたいですね。
>さっちゃんさまとにの字さまのやりとりにウケましたww
コメントは本記事より面白いことが結構ありますよwwww
澪誕生SSですが、澪には不安なときりっちゃんがいつもそばに
いましたからね。普段から離れてるけど、センターとか一大
イベントのときはやっぱり依存度が増しそうですよね。
この2人はファーストキス以前の問題じゃないでしょうかww
スキンシップは当たり前みたいなw
>この感じですといつか流れで…
私本気出したら17禁で済みませんからね←
では、コメントあじゅじゅしたぁ(´ω`*)
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