【中国】宇宙ステーション「天宮1号」を2011年に打ち上げ

March 05 [Fri], 2010, 5:11
 3日付新華社電によると、宇宙開発技術の専門家である戚発〓氏は同日、中国初の宇宙ステーション「天宮1号」は2011年に打ち上げられる見込みと述べた。(〓は車へんに「刃」)

 天宮1号は打ち上げ後2年間で、有人宇宙船の神舟8・9・10号と、3回のドッキング実験を行う。ドッキング実験後は、有人宇宙実験室として使用する予定。ただし、人が滞在する時間はそれほど長期ではないという。

 戚氏によると、宇宙ステーション・宇宙実験室では、まず船外活動の技術が必要になる。中国は2008年の神舟7号で成功。次に必要なドッキング技術を、天宮1号を使って獲得する。その次には、推進剤・空気・水・食料などを地上から運ぶ技術が必要。さらに人間が長期間にわたり宇宙に滞在するためには、物質循環により地球からの補給が少なくてすむ生命維持システムの確立を目指す。

 天宮1号はこれまで、「早ければ2010年に打ち上げ」とされていた。計画を急がず、着実に進めることに力点を置いているとみられる。続く天宮2号は2011年の打ち上げとされてきたが、遅くなる可能性がある。

 中国が開発した打ち上げ用ロケットの長征シリーズは、毒性の強い四酸化二窒素や非対称ジメチルヒドラジンなどを推進剤としている。戚氏によると、宇宙開発でも環境問題に配慮する必要があり、石油系のケロシンや液体酸素が使えるよう、研究を進めているという。(編集担当:如月隼人)

【3月3日15時54分配信 サーチナ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100303-00000057-scn-sci