ベンチャーなた豆研究センター

February 10 [Tue], 2015, 1:03
今はあまり見かけなくなったブラウン管テレビであるが、その画面を間近に見ると赤、緑、青の光る点が並んでいるのがよく分かる。一方、普及が進むスマートフォンや携帯電話の画面では、そのような赤、緑、青の光る点はまず認識できない。最新のディスプレーの精細さは人間の目でほとんど違和感のないレベルにまでに達しているのだ。 それでもディスプレーに映し出される泳ぐ魚や風景は、実際のものとはやはり何か違うと感じる。その原因の一つがディスプレーの色再現性である。ディスプレーの色再現性は厳密にはとても複雑な定義になるが、簡潔に言えばオリジナルに対してどれだけ同じ色や臨場感を再現できているかというものである。そのためにどのメーカーも画像技術を駆使して色再現性の限界に挑んでいるのであるが、本質的にはディスプレー上にどれだけ「多くの色」を作り出し、それらを緻密に組み合わせるかということに尽きる。 【LEDに限界】 ディスプレー上に「多くの色」を作り出すために重要なのはバックライト光源である。現在のほとんどの液晶ディスプレー(LCD)では、青色発光素子の上に蛍光体をのせた白色発光ダイオード(LED)をバックライト光源として使用している。これではディスプレーの色再現性に必要な「多くの色」を十分に作り出すことができない。 【必要な色だけ選択】 産総研とNSマテリアルズが開発してきたナノ蛍光体は、量子ドットと呼ばれるナノ粒子を応用した機能性ナノ材料である。ナノ蛍光体は必要な色だけを自在に選択できるので、「多くの色」を作り出すために重要なバックライト光源を作るのに適している。液晶ディスプレーの色再現性を高める光学材料として注目され、液晶ディスプレーに向けたさまざまな応用での評価が進んでいる。また、ナノ蛍光体はLED照明の演色性を高めるためにも利用できるものであり、中期的にはこの分野でも大きく伸びるだろうと考えている。 NSマテリアルズは2006年に設立された産総研技術移転ベンチャーである。設立後しばらくは受託開発を中心に経営してきたが、10年頃より独自のナノ材料開発を中核とした事業へ大きく動き出し、一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズの支援も受けながら中期事業計画策定と資金調達を行い現在に至っている。 まずはナノ蛍光体に1点集中しての事業確立を目標としているが、本来のコアシーズは産総研で開発された「ナノ材料コンビナトリアル合成技術」を応用展開した「機能性ナノ材料を迅速になた豆茶を開発できる技術」であり、ナノ蛍光体に続くユニークな機能性ナノ材料の開発による事業展開を目指している。 ◇NSマテリアルズ代表取締役 金海榮一 産総研ベンチャーなた豆研究センターのスタートアップアドバイザーとして2004年から産総研の「マイクロ空間化学技術」のスタートアップ開発戦略タスクフォースを担当し、06年にNSマテリアルズを設立して07年、代表取締役就任。社名のNS(Nano Systemの略)の通り、ナノ材料、ナノ構造による事業展開で社会や、なた豆歯磨き粉の加工技術分野に貢献したい。
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