頑張らなくてもいいよ 

2006年08月09日(水) 9時24分
Bank band「to U」より
かなり前のことになってしまいましたが、「頑張ろう神戸」というフレーズが流行った時期がありました。そう、「阪神淡路大震災」の直後のことです。このフレーズによって、多くの人が勇気を与えられ、「頑張ろう神戸」は全国的に有名なフレーズとなりました。

もし、自分がこの震災にあったら、どのようなことを思うだろう、と考えてみると、いろんなことを思うにせよ、結局は、「この地震には、どんな意味があるのだろう」、もっといえば「この地震に自分はどんな意味づけができるのだろう」ということだ、と思います。何らかの目的や意味を見出ださなくては、あんな大震災の後、生きていくことはできないだろうな。多分神戸でも、多くの人が、新たな目的を見つけ、自分のなかで無意識にでもこの地震を意味づけ、位置付けして進んで行ったのだろう
確かにそんな人々に「頑張ろう神戸」は温かく響いたのかもしれない。でもきっとその言葉をつらく、きつく受け取った人達もいたと思う。つまり、自分のなかでその地震を、位置付け、意味づけがどうしてもできなかった場合、自分がどの方向に向かって頑張ればいいのか、自分はなぜ頑張らなくてはならないのかわからなくなる。

キー・ポイントは弱さなんだ 

2006年08月03日(木) 17時19分
名作小説シリーズ第2弾。「羊をめぐる冒険」内の「鼠」のせりふです。「弱さ」というと、いかにもマイナスイメージと考えられがちですが、最近はどうでしょうか。逆に「弱さのない人間はいない」とか「弱さがあるからこそ人に優しくなれる」など、ずいぶんとその存在が正当化されてきた気がします。
この物語の主人公も、自分の弱さを語る鼠に呼びかけます。「人はみな弱い」、「弱くない人間なんていないぜ」。
鼠はいいます。「一般論だよ。」「弱さというのは体の中で腐っていくものなんだ(中略)自分のなかで何かが確実に腐っていくというのが、またそれを本人が感じ続けるというのがどういうことか、君にわかるか?」
その後彼は、その「弱さ」の影から逃れようと、町を逃げだし、またその途中でその「弱さ」につけこまれ、ある「強大な」力に操られるようになってしまった経緯を話します。しかし、彼は最後の最後で、自らの命とひきかえに、なんとかその魔の手から逃れます。そうできた理由を彼はこう語ります。
『「俺は俺の弱さが好きなんだよ。苦しさや辛さも好きだ。夏の光や風の匂いや蝉の声や、そんなものが好きなんだ。どうしようもなく好きなんだ。君と飲むビールや・・・」

君は世界で一番タフな15才の少年になるんだ 

2006年07月29日(土) 17時59分
はいはい、お久しぶりです(笑)貯金はやっぱり難しいなあ。ついついサボってしまいますね。

ブログのタイトルからもわかる(わかんないか)とおり、僕は村上春樹さんの作品が大好きです。最近も何冊か読み返してみたりしたので、少しそのことについて書いてみようかな、と思います。
「海辺のカフカ」を読みました。あの作品で特に心に残ったのは主人公カフカ君の「タフさ」ですね。まさしく「世界で一番タフな15才の少年になる」のセリフ通りでありました。彼をはじめ、村上作品のキャラクターはタフな人物が多い。もちろん部分的には弱い部分もあるが、その弱さと対峙する強さをも併せ持っているのだ。
もちろんこれは小説の「登場人物」にすぎないのだが、最近、彼らと自分を比べ、自分のタフ度の低さに愕然とすることがある。自分にはあまりにも情けない弱みが数え切れないほどあり、それらに気付きつつも、対峙する勇気はなく、自分自身に言い訳ばかりしていることに、我ながら嫌気がさす。しかしそれでも、自分の中に、他人にはない何かがあるのではないかという思いも捨てきれない。
「現実」はいつでも、カッコ悪く、情けなく、醜い。そして、それを「美しい」とは今はまだ言えない。

ハウルの動く城 後編 

2006年07月23日(日) 21時29分
てなわけで、前回の続きで、ハウルの動く城について書きます。(ネタバレあり)
前も書いたけど、この作品は観客に、想像の余地をたっぷり与えてくれる作品でした。ので、僕なりに、このストーリーを考えていきたいな、と思います。これはあくまで、僕の個人的な感想なので、「絶対こういう意味なんだよ!」て言ってるわけではないため、あしからず。
主人公ソフィーは、自分の生活や、自分の容姿、自分の人生、つまりは自分自身に対して、自信がない一面があると思う。それは最初の妹との対面シーンからもわかると思う。そこに魔法をかけられたわけだが、この魔法を解くキーがここにある。つまり、この魔法は、ソフィーの内面にある「自分の容姿、生き方に対する自信のなさ」を「老婆になってしまう魔法」として具現化したもの、なのではないか。たんなる呪いではなく、それがソフィーの内面の闇と深く関わっているからこそ「とんでもなく複雑」な魔法になったわけだ。しかし、ソフィーはハウルに恋をした。恋する、ということは、自分のことを考えるより、まず必死に相手のことを思うことだ。だからこそ、ハウルを必死に想っている瞬間は、ソフィーの魔法は解け、老婆から少女に変身するのだろう。

ハウルの動く城 前編 

2006年07月22日(土) 22時10分
「ハウルの動く城」をついに観ました。いい話でした。いや、いい話ってのも違うな。なんというか「すごい映画」だった、という表現が一番しっくりくるな。月並みな表現だけどね。
この映画の世の中の評価はわりと2分されてるみたいですね。僕の友達にも「結局何がいいたいのかわからない」、「ストーリーが理解できない」といった意見が多くあります。特に男子ですね。確かに、「これを伝えたい!!」というものは、ストレートに表現されているわけではなかったかもしれないし、主人公の容姿がおばあさんになったり、少女に戻ったりする理由や、主人公にかけられた呪いの正体に関する説明はなかった。しかし、それはこの映画の評価を下げる理由にはならない、と僕は思う。安易に理由づけをするのは無意味であり、むしろ、それはぼくら観客に、想像、思考の余地を残していることにより、僕らがこの映画により入り込めるということにはならないだろうか。それでなくとも世界とは、理詰めで動いているのではないだし。まぁ、「だってつまんなかったんだもの!」といわれたら、もう返しようがないんだけど。要は相性なんでしょうね。たまたま僕にはぴったりの相性の映画だったというわけです。

カツオ君になれる日 

2006年07月20日(木) 22時49分
どうも。2度目の登場、お面男です。読んだ人はなるべくコメントしてってください。張り合いがでますからね。お願いします。
いよいよ夏休みですね。なんかここに来て雨の日が増えてきて、全く夏の気がしませんが。夏休みといっても特に旅行なんてしないんだけどさ、やっぱり「夏休み」って響き、いいよね。虫取り網なんかもって、麦藁帽子にシャツ、短パン。すいかやそうめんを食べ、夜は花火。こんな「the日本の夏休み」みたいな情景大好きです。普段自分では絶対しないけど。だって暑いんだもの。
ところが!祖父母の家にいったら話しは別なんです。こう「田舎だベ。the夏休み、やるべ」みたいな空気が充満してるんですね。(わかるよね?)小6の従兄弟を捕まえて、虫取り、キャッチボール。夜は同い年の従姉妹もまじえて、花火。こういう一日を過ごすと、なぜか妙な充実感が溢れるんだよなー。なにか、決められた役割(サザエさんのカツオ君てところか!?)にきっちりついたような充実感。なんか安心するのかもしれない。「これが正しい台本で、ちゃんとあなたの役は割り当てられてますよ」てな感じで。日々必死に自分の「役」を探してるもんな。と偉そうに分析したけど、やっぱり夏休み大好き。

1円玉貯金 

2006年07月18日(火) 22時46分
祝・ブログスタート!お面男です。よろしくお願いします
まあブログとは言ってもねえ。誰にも教えてないし、当分人の目にはふれないんだろうなあ。ま、恥ずかしいからいいんだけど。ちびちびと、どうでもいいようなこと、でも確かに自分の頭で思ったこと、を書いていけたらいいなあと思います。そう、よくある、1円玉専用貯金箱みたいに。毎日、チャリン、って入れ続けることが大事なんですよね。頑張っていきます。
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