ドラムライン 

2004年06月26日(土) 2時50分
『ドラムライン』鑑賞。天才的なスネアドラマーがマーチングバンドという強固な組織をかき乱し組織が揺らぐ。そのとき、だれかが「愛」の一言を口にしたとたん、魔法のように組織に結束が生まれ全てうまくいく映画。天才君も「組織内で」うまくやっていけるようになるあたり他愛ないけど、他愛ないのが青春。結束する方向ね。やっぱり音楽をみんなで作るって言うのはいいねえ。組織適応不全症のぼくはどこかに「みんなでつくる」ことに憧れがあるのかも?それが音楽だと感動的ですね。

『セックス・チェック 第二の性』 

2004年06月26日(土) 2時45分
 性を題材にとって当時としては先進的な作品を作っていった増村の先進性と時代の限界がよく分かる作品。

 安田道代を一年で一流のスプリンターにしようとする元天才ランナー緒方拳。男のほうが足が速いから、「お前は男だ」と言い聞かせる。「毎朝、ヒゲを剃れ。そのうち男と同じようにヒゲが生えてくる」と本気で言う緒方拳。二人三脚で必死のトレーニングを行う。ところが、やっとというときにセックス・チェック(性別検査)を行ったら「半陰陽」であるとの診断。女性とはみなされずオリンピックに出場できない。そこで緒方拳は方針変更をして「お前は女だ! 毎晩抱いてやる!」といって抱くことによって、彼女(?)を女性化しようとする。すると、なんと女性の徴候が出現してまごうことなき女性となるというSF的な展開。

 既成の女性観・男性観を保持しながらも「半陰陽」の問題に踏み込んだ問題作。男性=足が速い、女性=遅いというのは、まあ統計的にそうだしいいとしても、コーチが相手をどう扱うかによって自己意識が変化しジェンダー・アイデンティティも容易に変化するという事態が表象されている。ジョン・マネーの『性の署名』邦訳版出版が1979年だということを考えると、1968年にこのような表現ができたことは驚異的。
2004年06月
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