国試問題(専門)続き

July 17 [Sat], 2010, 23:59
問題57. 脊髄損傷の合併症と理学療法との組み合わせで誤っているのはどれか。

1. 起立性低血圧―――――弾性包帯
2. 深部静脈血栓症予防――斜面台による立位
3. 呼吸障害―――――――呼吸筋筋力強化
4. 異所性骨化予防――――愛護的関節可動域練習
5. 核・核下障害型膀胱――トリガーポイント刺激による反射性膀胱

問題58. 頸髄損傷(第5頸髄節まで機能残存)の残存筋で適切でないのはどれか。

1. 前斜角筋
2. 後斜角筋
3. 広背筋
4. 前鋸筋
5. 横隔膜

問題59. 脊髄損傷について誤っている組み合わせはどれか。

1. 第4頸髄損節――環境制御装置の利用
2. 第5頸髄損節――横移りによる移乗
3. 第6頸髄損節――改造車の運転
4. 第6頸髄損節――車椅子での3cmの段差越え
5. 第7頸髄損節――車椅子のキャスター上げ

問題60. 脊髄損傷の機能残存レベルと可能な動作との組み合わせで誤っているのはどれか。

1. 第4頸髄節まで機能残存――顎で電動車椅子が操作できる
2. 第6頸髄節まで機能残存――体幹の部分的回旋により起き上がりが可能である。
3. 第8頸髄節まで機能残存――標準型車椅子の平地走行が可能である。
4. 第5胸髄節まで機能残存――骨盤体付き長下肢装具で屋外実用歩行が可能である。
5. 第3陽髄節まで機能残存――両松葉杖と短下肢装具とで交互歩行が可能である。

問題61. 脊髄損傷で正しいのはどれか。2つ選べ。

1. 強制的な関節可動域運動は異所性骨化の原因となる。
2. 起立性低血圧は四肢麻痺よりも対麻痺で起こりやすい。
3. 自律神経過反射は第5胸髄節以上の損傷で起こりやすい。
4. 呼吸機能では1秒率は低下するが、%肺活量は正常である。
5. 高位頸髄損傷では消化性潰瘍は生じにくい。

問題62. 40歳の男性。交通事故による第3胸髄節損傷(第3胸髄節まで機能残存)。受傷後6カ月経過。
  呼吸運動に関与する筋で筋力低下がみられるのはどれか。

1. 腹直筋
2. 胸鎖乳突筋
3. 横隔膜
4. 内肋間筋
5. 外肋間筋



問題63. 頸髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)患者のできる動作はどれか。2つ選べ。

1. 自助具による食事
2. 松葉杖歩行
3. 上肢による身体挙上(プッシュアップ)
4. 寝返り
5. 側方移動でのトランスファー

問題64. 脊髄損傷のレベルと運動との組み合わせで誤っているのはどれか。2つ選べ。

1. 第2腰髄節まで機能残存
2. 第3腰髄節まで機能残存
3. 第4腰髄節まで機能残存
4. 第5腰髄節まで機能残存
5. 第1仙髄節まで機能残存

問題65. 図は脊髄損傷患者が車椅子上でプッシュアップを行う動作を示している。損傷レベルの
上位から下位への順序で正しいのはどれか。

1. A―B―C―D
2. B―D―A―C
3. C―A―B―D
4. D―A―C―B
5. B―A―D―C

問題66. 脊髄損傷の機能的予後で正しいのはどれか。

1. Frankelの分類は機能再建を考慮する上で有用な運動の評価法である。
2. Zancolliの分類は神経学的症状による評価法である。
3. 日常生活障害の評価にはASIA(American Spinal Association)の評価法が用いられる。
4. 中心性脊髄損傷は頸椎の過屈曲により発生する。
5. 前脊髄症候群では障害部以下で両側性の音痛覚が障害される。

問題67. 脊髄損傷患者の排尿訓練について誤っているのはどれか。

1. 外尿道括約筋は排尿時に弛緩する。
2. 脊髄ショック期には排尿反射が消失することがある。
3. 排尿反射中枢は第5腰髄節に存在する。
4. 核上型の膀胱機能障害ではトリガーポイントの叩打による排尿反射を指導する。
5. 第6胸髄節まで機能残存していれば自己導尿訓練を行う。

問題68. パーキンソン病の歩行訓練で誤っているのはどれか。

1. メトロノームによる音刺激を利用する。
2. 障害物による視覚刺激を利用する。
3. 下肢を大きく振り出すように声をかける。
4. トレッドミルを利用し歩行速度の向上を図る。
5. 靴の踵部を補高し重心を前方に移す。



問題69. 72歳の男性。パーキンソン病。ヤールの重症度分類ステージV。すくみ足と突進現象が目立つ。
    歩行訓練で誤っているのはどれか。

1. 歩行開始時に姿勢を矯正する。
2. 足踏みをしてから歩く。
3. 手拍子に合わせて歩く。
4. 歩幅に合わせた横線を床上に引く。
5. 足首に重錘バンドを装着して歩く。

問題70. 脊髄小脳変性症の理学療法について適切でないのはどれか。

1. 複雑な動作は単位動作に分解して段階的に訓練する。
2. フレンケル体操は視覚によるフィードバックにより運動を制御する。
3. 弾性緊縛帯により四肢遠位部の固有受容器へ刺激を与える。
4. PNF手技は近位部の固定性を高めるのに効果的である。
5. 歩行訓練では四肢遠位部へ重錘により負荷を与える。

問題71. 多発性硬化症の理学療法で適切でないのはどれか。

1. 感覚障害の有無を確認する。
2. 翌日に疲労が残らない程度に筋力増強訓練を行う。
3. 痙縮が強い筋に対しては温熱療法を用いる。
4. 関節可動域練習は穏やかに行う。
5. 25℃の温水プールで歩行訓練を行う。

問題72. 筋委縮性側索硬化症に見られない症状はどれか。

1. 感覚障害
2. 遠位筋の萎縮
3. 呼吸筋麻痺
4. 構音障害
5. 嚥下障害

問題73. ギラン・バレー症候群で誤っているのはどれか。

1. 予後は比較的良好である。
2. 男性より女性に多く発生する。
3. 弛緩性麻痺が進行する。
4. 前駆症状として感冒様症状を呈する。
5. 主に脊髄神経根が障害される。

問題74. 寒冷の生体に及ぼす影響で誤っているのはどれか。

1. 浮腫の抑制
2. 疼痛域値の低下
3. 末梢神経伝導速度の遅延
4. 末梢血管の収縮
5. 代謝の抑制



問題75. ランバードの法則を考慮する必要があるのはどれか。2つ選べ。

1. 極超短波
2. 低周波
3. レーザー
4. ホットパック
5. 紫外線

問題76. ホットパックの局所への効果で誤っているのはどれか。

1. 結合織の伸張性増強
2. 代謝の亢進
3. 筋痛域値の低下
4. 神経伝導速度の上昇
5. 結合組織弾性の低下

問題77. 筋電バイオフィードバック療法について誤っているのはどれか。

1. 麻痺筋の促通に使用する。
2. 過緊張筋のリラクセーションに効果がある。
3. 呼吸筋の機能を改善する。
4. 筋委縮の予防に効果がある。
5. 知的能力に関係なく用いることができる。

問題78. 20歳の男性。交通事故による腓骨骨折。総腓骨神経麻痺を合併している。
前脛骨筋は部分的変性反応を示す。低周波電気刺激で正しいのはどれか。

1. 関導子は不関導子より大きなものを用いる。
2. 不関導子の位置によっては不必要な筋の収縮を起こす。
3. 関導子は前脛骨筋金腹中央に置く。
4. 関導子を陽極、不関導子を陰極で使用する。
5. 不関導子はモーターポイント上に置く。

問題79. 35歳の男性。前腕骨折でプレートを用いた観血的整復固定術後、前腕から手指にかけて浮腫と
    手関節の拘縮を認める。物理療法で適切でないのはどれか。2つ選べ。

1. 筋皮的電気刺激(TENS)
2. 超音波
3. 過流浴
4. 間歇的機械的圧迫
5. 極超短波

問題80. 図BのX点に照射される極超短波強度は図Aの何%か。

1. 66%
2. 50%
3. 44%
4. 33%
5. 22%


問題81. 極超短波療法の適応でないのはどれか。

1. 変形性膝関節症
2. 肩関節周囲炎
3. 転移性脊椎腫瘍
4. アキレス腱炎
5. 頸椎捻挫

問題82. 大腿義足の歩行で、外側ホイップが起こる原因として誤っているのはどれか。

1. 膝継手が内旋している。
2. トゥブレークが内側に向いている。
3. 断端の以下脂肪が多くて柔らかい。
4. 大腿部を内側に振り出す。
5. 義足が長すぎる。

問題83. 図に示す義足足部のうち、エネルギー蓄積型足部でないのはどれか。2つ選べ。

1. SACH足
2. 単軸足
3. シアトル足
4. FLEX足
5. SAFE足

問題84. 誤っている組み合わせはどれか。

1. 腰椎症――――ソーミー(SOMI)型装具
2. 側湾症――――ミルウォーキー型装具
3. 頸椎脱臼骨折―ハロー・ベスト(ハロー頸胸椎装具)
4. 腰椎骨折―――ナイト型装具
5. 胸椎圧迫骨折―ジュエット型装具

問題85. 足関節で内反捻挫が起こりやすい理由はどれか。2つ選べ。

1. 背屈位で不安定になる。
2. 内果に比べ外果の骨性制限が小さい。
3. 内側の靱帯が外側に比して脆弱である。
4. 底屈に伴い回外が生じる。
5. 外がえしに作用する筋が少ない。

問題86. 図のような大腿義足歩行の原因はどれか。

1. 健側大腿四頭筋の筋力低下がある。
2. 患側股関節屈曲筋の筋力低下がある。
3. 断端の外転拘縮がある。
4. ソケットの初期屈曲角度が少ない。
5. 義足の長さが長すぎる。




問題87. 靴の補正と適応との組み合わせで正しいのはどれか。

1. 逆トーマスヒール―――内反尖足
2. SACHヒール――――――扁平側
3. 内側ソールウェッジ――内反膝
4. 外側の長い月形しん――外反扁平側
5. メタタルザルバー―――踵部の免荷

問題88. 下腿義足のソケットについて正しいのはどれか。

1. 在来式は全面接触型である。
2. PTBは自己懸垂機能をもつ。
3. PTSは側方安定性に優れる。
4. KBMは膝蓋骨で体重を支持する。
5. TSB(全表面支持)は吸湿性に優れる。

問題89. カナダ式股義足の底号判定で誤っているのはどれか。

1. 股継手は正常股関節より45°前下方に位置する。
2. 股継手から下ろした推薦はトゥブレークの後方を通る。
3. 股継手と膝継手とを結ぶ線は踵の後方を通る。
4. 膝継手は荷重線から後方に位置する。
5. 膝継手は生理的膝関節裂隙に位置する。

問題90. 長対立装具の適合判定で誤っているのはどれか。

1. 前湾長の2/3の長さか。
2. 尺骨茎状突起が圧迫されていないか。
3. 背屈角度は適切か。
4. MP関節の近位か。
5. 三点支持になっているか。

問題91. 下腿義足歩行で立脚後期にひざの急激な屈曲を生じる原因はどれか。

1. 靴のヒールが低すぎる。
2. ソケットの内転角が不足している。
3. 足部が過度に屈曲位にある。
4. ソケットが足部に対して過度に前方に位置している。
5. 足部のトゥブレークまでの長さが長すぎる。

問題92. 正しい組み合わせはどれか。

1. スウェーデン膝装具
2. 伸展制限付膝装具
3. 靴底の外側ウェッジ
4. 膝パッド付き膝装具
5. オフセット継手付き膝装具




問題93. 図の下腿義足素行の異常の原因で誤っているのはどれか。

1. 特に異常はない。
2. ソケットのアウトセット
3. 租っけとの内転角が付けすぎ
4. ヒールバンパが硬すぎる
5. ソケット前部による適合不良

問題94. 片麻痺患者の椅子からの立ち上がり訓練で誤っているのはどれか。2つ選べ。

1. 訓練初期には座面の低い椅子を用いる。
2. 椅子に深く腰掛けて行う。
3. 体幹の前屈から動作を始める。
4. 健側の足を手前に引いてから立ち上がる。
5. 立位からゆっくり座ることを行う。

問題95. ADL評価について正しいのはどれか。

1. Barthel Indexは社会的交流活動の項目を含む。
2. Katz Indexは外出行動の項目を含む。
3. FIMはコミュニケーション能力の項目を含む。
4. ケニー身辺処理評価は服薬行為の項目を含む。
5. PULSESは息切れなしに歩ける距離の項目を含む。

問題96. 麻痺と下肢装具との正しい組み合わせで正しいのはどれか。

1. 弛緩型片麻痺―――骨盤帯付き長下肢装具
2. 痙直型脳性麻痺――交互歩行装具(RGO:Reciprocating Gait Orthosis)
3. 大腿神経麻痺―――PTB免荷装具
4. 腓骨神経麻痺―――靴べら型装具
5. 脛骨神経麻痺―――後方制動足継手付き短下肢装具

問題97. 糖尿病の運動療法で正しいのはどれか。

1. 尿ケトン体陽性時に効果が高い。
2. 食後すぐ運動を開始する。
3. 網膜症がある場合は運動強度を軽くする。
4. 血糖値に備えて常に糖尿を備える。
5. 空腹時血糖値が高いほど運動量を増やす。

問題98. 関節リウマチ患者の日常生活の指導で誤っているのはどれか。

1. 片手なべ
2. ボタンエイド
3. レバー式水道栓
4. 洋式便座の補高
5. 自動洗浄便座




問題99. 理学療法士及び作業療法士で誤っているのはどれか。2つ選べ。

1. 昭和40年に制定された。
2. 守秘義務は退職後も継続する。
3. 外国籍の者は免許を取得することができない。
4. 都道府県知事は免許を取り消すことができる。
5. 免許を紛失した場合再交付を申請できる。

問題100. 在宅障害の入浴に関する指導で正しいのはどれか。2つ選べ。

1. 片麻痺ではループ付きタオルを紹介する。
2. 片麻痺では浴槽の高さをできるだけ低くする。
3. 対麻痺ではシャワーチェアーの高さを浴槽の高さより低くする。
4. 対麻痺では浴槽の出入り用に縦型手すりを取り付ける。
5. 対麻痺では浴槽の縁は滑らかな曲面とする。


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