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■プロフィール■1954年北海道北見市生まれ。1978年東京芸術大学卒業。在学中、第24回文化放送音楽賞ピアノ部門において「音楽賞」を受賞。78年ポーランド政府文化芸術省給費生として国立ワルシャワ音楽院(現ショパン音楽院)に留学、カジミエシュ・ギェルジョード教授に師事し、80年同音楽院修了。同年、第10回ショパン国際ピアノコンクールに出場し、ディプロマを授与される。81年「帰国記念リサイタル」を皮切りに現在まで、ソロリサイタルをはじめ室内楽や声楽等の伴奏、内外のオーケストラとの協演など北海道から沖縄に至るまで全国各地で積極的な演奏活動を行っている。  99年から「あじがさわミュージック・フェスティヴァル」の副プロデューサーを、また「かながわ音楽コンクール」「ピティナ・ピアノ・コンペティション」「ヤング・アーティスト・ピアノ・コンクール」「旭川市新人演奏会」「茨城県新人演奏会」「オールスガナミピアノコンクール」などの審査員をつとめている。現在、昭和音楽大学音楽学部助教授。スガナミ音大受験コースおよびYAミュージックアカデミー講師。(社)全日本ピアノ指導者協会正会員。
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教わるということ / 2005年04月26日(火)
 私が学生だった頃は、先生というのは絶対的な存在で決して反抗など出来るものではありませんでした。次はこの曲をやっていらっしゃい、と言われればイヤでも勉強していかなければなりませんでした。しかるに最近の学生はその曲はイヤです、あの曲がやりたい、この曲が弾きたいと、一人前に主張するようになりました。これは昔は考えられないことでしたが、今のご時勢これが当たり前になりつつあります。
 これはあながち悪いことではありません。言いたいことが言えるようになったというのは良いことです。しかしそこで一つ問題があります。教える側は学生たちの遠い未来まで見据えて、今何をしなければならないかを考え、曲を与えています。ところが学生達は好きな曲を弾きたがるというわけです。つまり刹那的なのです。今を楽しみたいのです。そこで衝突があるのですよ。しかし、今は学習権という言葉もあるとおり、学習者の側がともすれば強いという時代なのです。
 これから先教育はどうなっていくのでしょう。教育はサービス業という考え方もあります。一方教育とはあくまでも人間を育てることだ、という考えもあります。どちらも一理あります。
 最後は哲学です。それが抜け落ちているのが今の日本のような気がします。教える側にも教わる側にも哲学がなければ始まらないのです。この問題は本が何冊も書けるくらいの大きな問題ですよね。

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コメント

Posted by:ekdeaj at 2008年06月15日(日) 02:34

川染先生、お久しぶりです。井ノ崎葵です。
10年近く経ったでしょうか。今、私は寝ても疲れのとれない大学院生になってしまいました。この「気ままトーク」を拝見させていただいて、音楽だけでなく哲学、生物の脳に至るまで先生の博学さに今さらながら感心しています。小さいころ、レッスン中の雑談で陸上競技の話から発展して生物の筋肉の話をしていただいたことがあるのですが、そのころから先生は何でも知ってるなーと感心していました。今、生物の脳について研究しているのですが、もしかしたらレッスン中での雑談が原点かも知れません(笑)
今ではなかなか時間がとれませんが、週に1回はピアノを弾いています。技術的なこともあって思うようには表現できませんが、ピアノを弾くことがとても楽しいです。これからも細々と続けていきたいと思っています。
先生がご活躍されているのを知って、つい嬉しくなってしまってこんなに長々と失礼しました。関西にいらっしゃることがあれば、ぜひお知らせください。それでは、失礼します。
Posted by:井ノ崎葵 at 2005年06月23日(木) 21:57

大分のね、覚えていますよ。鰺ヶ沢の音楽祭にも来てくれましたね。「明解ピアノ上達法」は自分で言うのもおかしいですが、なかなか良く出来ているでしょう。それにわかりやすいし。ピアノは是非続けて下さいね。弾けば弾くほど何かを与えてくれる楽器ですよ、ピアノは。ピアノを弾くということは職業的な意味だけでなく、人を育てていくという意味があります。お元気で。
kawasome@mta.biglobe.ne.jp
Posted by:川染 雅嗣 at 2005年05月08日(日) 21:05

実家が大分の朋です、、、。
さっそくアマゾンから取り寄せて拝見しました。
私にでもとってもわかりやすく書かれていて、これから将来娘に教えてあげるときに、何度も開いて勉強させていただくことになりそうです!
本の中の「〜頭の中ではすっかりキレてしまっている〜」のところでドキドキしてしまいました。
絶対当時の私も「ペダルどこで、、、。」と質問してしまっているわ〜!!ごめんなさいm(__)m
卒業以来はじめてピアノが弾きたくなって、
ショパンのエチュードの簡単そうなのに挑戦してみています。
譜が読めないし、ギシギシと音がしそうな手にびっくりしています。(涙)

Posted by:橋本です。 at 2005年04月30日(土) 18:37

   
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