待たせてごめんな…

November 25 [Sun], 2012, 1:09

粉雪が町にふったその日、
君は肩を寄せてきた。
『ねぇ少し寒いわね』
なんて言って甘えてきた。
学校の帰り道の出来事で
甘酸っぱさがなんとも僕には心地よかった。
『あぁ、寒いな』
そう素っ気なく答えるが
君は嬉しそうだった。

僕と君は長い時間を共にしてきたけど
長くいればいるほど
君が僕のことをどう思っているのかわからなくなる。

『なぁ?お前は恋とかどう思う?』
僕は君にそう言った。
『恋は何も失うことなく出来るものかな』
君は意味深な答えを返した。
『なんだよそれ』
と笑いながら返すが君は真剣な顔だった。
『愛は何かを失うの。』
『…失う…って?』
聞き返すと少しうつむいてそれから上目遣いで僕をみつめると
『色々よ』
って答えた。
そして
『何もかも失ってもそばにいたい。そばにいてほしいって思う人と愛をかわしたいのよ』
と、付け加えた。

それからしばらくの沈黙が流れて
お互いの分かれ道がきた。
いつもなら
『またねっ』
って言い合ってそれで終わりだった。

今日の君は
『またね…さっきの気にしないでよね。ちょっと言ってみただけ…』
切な気に僕をみつめたその瞳に
答えを見つけた。
歩き出した君を僕は追いかけて
『まって』
そう言って引き留めると
とっさに腕をつかんでしまった。
『なになに??ぇっ?』
動揺を隠しきれていない君に僕はこう伝えた。
『俺の顔見ないで話聞いてほしい』
君を抱き締めて僕の顔が見えないようにした。
『…』
君は僕のなかにすっぽり収まると
何も喋らなくなった。
『俺の心臓の音聴こえる?』
その問いに君は頷いて答える。
『恥ずかしいけどすげぇ緊張してんだ…ごめんな?』
君の反応を気にする余裕も無くなってきて僕はそのまま続けた。
『おまえ…七奈美とは長い時間一緒にいたけど…もし今日七奈美と出逢っても、俺は七奈美に恋したと思う。
未来に出逢ってもそれが10年先でも同じだ。』
少し抱き締める腕をきつくして
『俺の言ってる意味わかるか…?』
七奈美は小さく
『わかってるよ…太一』
そう呟いた。
それを聞いて
抱き寄せた体をゆっくり離し僕は大切な言葉を君に送った。
『七奈美が好きだ。』
七奈美は何も言わずただ僕に微笑んで
もう一言を待っていた。
『付き合ってほしい。』
七奈美は今までで一番の笑顔で僕に抱きついた。
『どれだけこの言葉待ったと思う?』
そういって僕の胸に顔を埋めて肩を震わせた。
『待たせてごめんな…』

やわらかな夕陽が僕らを照らされて
僕と七奈美をオレンジに染めた。



ちょっと書いてみた*°ω°*
駄作ですなwww
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