エヴァの匂い 

September 21 [Sun], 2008, 0:16
監督;ジョセフ・ロージー
1962年 フランス

朝から『エヴァの匂い』を見て来たのです。
ダイスキなジャンヌ・モローの若い頃の映画です。

冒頭で流れてくるあまりに粋なジャズでノックアウト・・・
っていうかミシェル・ルグランやったの・・・チェックしてたはずなのにすっかり忘れてた(爆)
ちょっとキラキラめの ルグランっ気満載のサントラでした。

内容は・・・ジャンヌ・モロー扮する魔性の女にすっかりはまってしまう男性のお話です。
所謂ファム・ファタル系。見事に堕ちていく男性。

貢ぎに貢いで,お金を注いだことを主張するんだけど・・・
それってなんかもう 居た堪れないや・・・

ストーカーめいた行動までとっちゃってさ・・・
まだ手中に出来たら良かったかもしれないけどさぁ・・・
鞭で撃退されちゃうんだよ・・・(ここちょっと笑う・・・)
諦めればいいものをそれでも待ってるし・・・な 情けない・・・(爆死)
《美しくて 残酷で 不道徳で 破滅的だ》・・・って解ってるのに・・・。

なんかもう 完璧だった。
サントラもジャンヌ・モローのファム・ファタルっぷりも,映像も。
途中でサングラスに写る景色にものを言わせている辺りとか,
最初と終わりがちゃんとループしてる辺りとか。

というか もう ジャンヌ・モロー。かっこ良過ぎる。
絶世の美女って云う訳じゃないと思うのね(正直でスイマセン)
なんかでも・・・品と大人の色気と たまに垣間見せる少女っぽいところがね,
あかんのよね(は?) なんか 引き込まれてしまうのよね。蠱惑的。
また・・・煙草があれほど似合うひとは居ないと思う。
そして 眼。コレに尽きます。
ワイングラス片手に伏目がちにしただけでなんであないに素敵なのかー。
バラを片手に遊んでみたり,暖炉の傍で憂鬱な顔で座り込んでみたり・・・。
思わせぶりだったりアンニュイだったり・・・ああー もう憧れます。絶対無理だけど。
『ぼくを葬る』のお婆ちゃん役もほんとにかっこよかった・・・。
《今夜 あなたと死にたい》(爆死)

因みにファッションも素敵やなぁと思ってたら・・・
全部ピエール・カルダン だそうです。婚約してたんだっけ。や でもでも素敵。
モノクロに映える服装,メイクも多分そうなんだけど(カラーにするとかなり濃い目だと・・・)
きゅっと目尻が上がってるアイラインはなんとも印象的です・・・。
うーん・・・ほんとに いいなぁ・・・(そればっかりですが)

とにかくファム・ファタルといえば わたしの中ではこの人なので,
もう動いてるの見るだけで楽しかったです(え?)。

因みに最初の冷たい感じが『ランジェ公爵夫人』の《ツン》期の公爵夫人と被ったのですが。
なんかね・・・公爵夫人は所謂《巴里女の典型》,らしい。
自分が上位にいるうちはとことんあしらってしまうのだけど,
一転してしまうと コロッと《デレ》になってしまう というか。
ついついそういう危険な恋愛をしちゃうという。
(こういうこと書ける鹿島茂さんってほんと凄いと思う・・・)
ファム・ファタルもなんか・・・誇張してるけどそんな感じする・・・。
でもエヴァが違ったのは 絶対堕ちないって云うことなのでしょう・・・。

夫が居るとかほんとは居ないとか,そういうのなんてどうでもいいねん。よ。多分。
誰でもいいっていうよりどうでもいいねんよね。
沢山の贈り物だってなんかどうでもいい。感じがする。
なんか・・・もっと別の何か・・・。

それにしても なんかほんとよかったです・・・。

《幸せにしてみせて でも恋はしないで》
名言。


二重の鍵 

September 21 [Sun], 2008, 0:13
監督;クロード・シャブロル
1959年 フランス

軽めに御飯を取って『二重の鍵』鑑賞。
母は初の仮設映画館だったので なんか終始ドキドキしてました・・・。

それにしてもね・・・今日もちょっと不思議なお客さんが居はりました・・・。
うーん 最近多いなぁ・・・。

さて 内容は・・・南仏を舞台に,ブルジョワ一家のちょっとドロドロミステリィ。
隣人の美女と不倫してる父,知ってるけど別れるつもりのない母,
音楽好きの長男,純情な長女とその婚約者のならず者(何故・・・),セクシーな家政婦・・・

あのおおっぴらに不倫しちゃう辺りは流石フランス なんですかね。
しかも父親全然悪びれてないねん・・・逆に感心する・・・(え?)
奥さんが年を取って醜くなったからさよならって・・・ちょっと酷すぎ。
美貌と才気のある若い女性には何も勝てないのだろか。

ただ ふたりが花畑歩いて戯れるシーンと,
不倫相手のおうちの妙に日本趣味な辺りが面白かった。し 綺麗。

そして・・・一応ミステリ です。一応。
題名が合ってる様な合ってないようななんだけど。

久しぶりにジャン=ポール・ベルモンドを見たよ。若かった。
あのひと なんかこう うーん・・・味が有るよね。上手いス。
・・・私的に,お母さんのほうが不倫相手より美しかったんだけどな(え?)

それから・・・ブルジョワ家庭の裏側って なんかこういうの多いなー・・・
まあ・・・映画の話にならないけどね そういうのじゃないと。
ほんとだったら少し寂しくなってしまいそう。
誰かと家庭を作って,年を重ねてもここまで崩壊したくないな。

あとね 予告編で『大人は判ってくれない』が流れたのです。
JPLはほんと端正な顔だ・・・と思いつつ,予告編見てて
なんで当時絶賛されたのか なんか妙に納得してしまった・・・。

今更ですが。
如何に中2病だったかってことよね・・・(爆死)。


ランジェ公爵夫人 

September 21 [Sun], 2008, 0:11
監督;ジャック・リヴェット
2006年 フランス=イタリア

朝から『ランジェ公爵夫人』見て来ました。
ジャック・リヴェット監督の前作がすごくスキだったのと,
あとは その作品に出ていた女優さんが主演だったので気になって。

今回は,19世紀のフランス社交界が舞台の文芸作品の映画化。
バルザック原作ということで台詞の格調高いこと・・・。
小説の一説を字幕で出して来てて,すごく原作を大事にしてる感じでした。
最初無声映画かと思ったし。多分台詞もそのままなんじゃないかと。

舞踏会で出会った公爵夫人と,将軍の・・・恋の駆け引き のお話。
気高く 美しく・・・ツンデレ(え?)な公爵夫人・・・
(っていうか そもそも旦那さん居るんですよねぇ?)
激しく 熱く 愛を伝えてくる将軍・・・
最初 将軍が夫人の・・・思わせぶりさに翻弄されてて(ちょっと哀れ),
夫人がしきたりやら信仰を理由に愛を拒むんだけど・・・
でも ある時点から逆転しちゃうというか・・・。

彼女が立場も世間体も省みないようになって来ちゃったのを,
伯母さんやその旦那さんがいさめるんだけれど,その時の台詞が深い・・・。
っていうか『夜顔』のふたりやねん・・・アタシ毎日ミシェル・ピコリ氏を見てるような・・・
それにしても ビュル・オジェさんといい ほんと名優さんです・・・。

とりあえず 最後がなんとも・・・。
将軍の行動が わたしにはまさかでした(笑)。

貴族社会のお話なので とにかく衣装やセットが素晴らしかったです。
夜会衣装たちと あとパジャマ(?)も。とにかく可愛いの。
さまざまなエンパイアドレスたちがめっちゃ素敵でした。色もいい感じー。
ダンスシーンも優雅・・・うーん 目の保養。

それから夫人役のジャンヌ・バリバールさんはやっぱり素敵・・・。
なんかね こう ナチュラルな感じの美人さん・・・?(は?)
前作でも ほんといい雰囲気の方でしたが 今回もたがわず。
そして・・・細い。羨まし過ぎる(え?)。
あとは・・・ギョーム・ドパルデュー・・・パパに似て来てました・・・は 鼻が(涙)
なんか30半ばとは思えないくらいの貫禄でした。すご。

うん まぁ そんな感じで。
なんだか・・・今回も年齢層高かった・・・。
そしてお婆ちゃんが気になった・・・。


昼顔 

September 21 [Sun], 2008, 0:10
監督;ルイス・ブニュエル
1967年 フランス

『昼顔』見て来ました。
なんか・・・今日を皮切りに多分今週結構通うんですけど(爆死)

とりあえず,以前(今年4月?)この映画の38年後の設定の『夜顔』を見てから気になってて,
ビデオ借りて来てハードに落としたものの,見られてなかったのです(家人が気になって)。
今回も 意外に ほぼ満席。パイプ椅子席が出てました・・・。

えっと,簡単に言うと・・・
裕福な外科医を夫に持つ貞淑な若妻が,昼間だけ娼婦として働く話です。
外科医の夫,めっちゃ寛大で優しいねん・・・ほんまにいいひとっぽいのに・・・
なんかね・・・すごく矛盾してるんだけど 多分娼婦になることで巧く均衡が取れて,
だんだん奥さんが明るくなっていくのがまたなんとも・・・。
そして 奥さんはあくまで旦那さんを愛してる のですよ。それはそれは《快楽を超越して》。
でも・・・結局のところ何か足りてない,埋まってない感じ・・・なのかな・・・。
多分ちょこっと出て来る回想シーンで考えるしかないのだけども・・・。
快楽が満たされ,あとは背徳感から少しハイになっている・・・のかも。

あとはなんかこう 最初から吃驚させられる妄想シーンが。
ほんまに吃驚した(爆) きっとあれが彼女の願望・・・。
ちょこちょこ鈴の音が印象的に鳴るんですが・・・鈴の音共に,現実なのか妄想なのか・・・。
妄想で有っても妙にクリアで現実味溢れてドキッとします(爆)

そして若妻役のカトリーヌ・ドヌーヴさんが・・・若いぃ(涙)
ほんまに品のある美しさというか・・・うぅ スキ(爆死)
シニヨンにしてても 下ろしててもなんかね,気品がある感じ・・・。
あの雰囲気だからこそ,
全編通してクルクル変わる衣装(全てイヴ・サン=ローラン)が似合う・・・。
ドヌーヴじゃなかったら全然違う映画になってそう・・・。
あえて魔性の女,でなくてよかったような。
なんだか 個人的には ファッションショーとしても楽しかったです。
ワンピースとかニット帽とか ほんとに可愛いねんけど・・・エレガント。

そして・・・話の流れもなんか納得。うん。
最後まで・・・夢か現か・・・。

・・・なんかね 牛の群れが出て来るところがあるんですけど,
何故か旦那さんが友達に《名前は有るのか》って聞いて,
友達が《殆どが「後悔」,ある一匹だけ「贖罪」という名前だ》って答えるのね・・・。
なんか すごく 印象的。ある種・・・多分如実過ぎて。

『夜顔』で出て来た小ネタたちが全部解消されて嬉しかったのと,
時々面白いシーンが出て来て笑えました・・・。
娼館にやって来るお客さんが面白いの。拘りが有って(爆笑)
特にドMの婦人科医・・・ホール内かなりの人が笑ってたよ(爆)。

それにしても今回も年齢層高かったです。
しかし『夜顔』の後に見ると一層深い・・・。深いな・・・。
まさに 《女性という存在は自然が生んだ,最大の謎だ》。

まぁそんな感じで。
・・・なんかちょっとかなり見てよかった(意味不明)。
いろいろ云いたくなって電話してしまうほど。

真剣に寝るかもって思ってたのに 全然眠気も来なかったし。
しかし・・・思ったほど過激じゃなかったなー・・・良かった・・・

・・・うちで見ても大丈夫だったかも(え?)



奥様ご用心 

September 07 [Sun], 2008, 20:46
監督;ジュリアン・デュヴィヴィエ
1957年 フランス

という訳で,とりあえず『』を見に行って来ました。
エミール・ゾラ原作・・・らしい。原作どんなんやねんろ・・・。
1年ぶりの仮設映画館。今日は結婚式なかったよ(笑)

予告編で見てもっかい行きたくなってしまった・・・
『はなればなれに』『アメリ』・・・あと『8人の女たち』・・・誰か付き合って・・・っ(悶々)

とりあえず,ジェラール・フィリップ氏の出演作を一度見てみたかったのですが。
さて,内容はというと・・・プチブルジョワな人々がお住まいのアパルトマンに
色男が下宿を始めて・・・うーん 奥さんたちがコロリ・・・みたいな。
因みにプチブル世帯の間でも不倫や浮気,或いは外に女の子囲ってたり,
最初から色男に惹かれていた女の子が,意に染まぬ結婚の後も結局付き合いだしちゃったり。
・・・なんかもう いろんな人がいろんな人と出来てヤヤコシイ(爆死)

ブルジョワなのにめっちゃお金目当てで結婚させたり,貰う方も実は当てにしてたり。
お金と色・・・うーん。やらしいなぁ。ドロドロやなぁ。皮肉・・・。

何かで読んだんだけど・・・フランス映画の女性は男性に甘い。らしい。
こういう映画見ると確かにそうだと納得してしまいます・・・
っていうかむしろ女性陣も意外に積極的やろ(え?)。

ただ色男の凄いところは,女性を完璧に理解し切った上での言動っていうことなんかな。
だから心を掴まれてみんな面白いくらいコロっと落っこちてしまうのかなと。
私的にはやっぱり不倫やら浮気やら・・・許しがたいですけどね。
因みに 彼は一流服飾店に就職が決まって巴里で下宿することになるんだけど,
お店の売り上げも凄い・・・口が巧いのか,タイミングが巧いのか・・・恐ろしい・・・。

そして・・・色男だけ有ってなのか,悪気が皆無(笑)
《僕は彼女を幸せにしたんだ》《喜びを与えたんだ》って。すげー(爆)。
見ててもなんだか憎めません。個人的には物腰が結構いい感じ。
なんかこう 品がある ような。そこはやっぱり貴公子ジェラール・フィリップだからですか。
因みに,個人的にはカッコいいとは思わなかったです・・・(失礼極まりなし)
ジャン・ギャバンとか,アラン・ドロンとか その辺と近い感じの顔立ちだったような。
夭逝した分 更に株が上がってるんやろか(ヲイヲイ)。
『花咲ける騎士道』はちょっと見たいなぁ。コメディらしい。

ところで 一応ジェラール・フィリップを見に行ったんですけど・・・
周りの女優さん陣がすごいの。美女揃い。(え?)
アヌーク・エーメさんに,ダニー・カレルさん(知らなかったけどすごくキュート)に
ダイスキなダニエル・ダリューさんまで出てました(涙)。

アヌーク・エーメさんが 若い・・・美しい・・・(爆死)
なんかねー顔だけ見てると たまーに・・・
ちょーっとだけ美輪明宏さんっぽい時があるんだけど・・・(眉毛の所為?←え?)
『男と女』でも思ったけれど,なんか喋り方と雰囲気がすごく素敵。
静かだけど芯のある感じがちょっと憧れます。アンニュイな雰囲気も。

ダニエル・ダリューさん・・・帰って来て調べたら今年91歳らしい・・・驚愕・・・。
でも なんかお年を召されても美しいし可愛らしいのよ。
『8人の女たち』も『ロシュフォールの恋人たち』もなんかこうキュートで・・・。
今回はほんとに最後の最後があまりにも可愛かった・・・(涙)。
母と見に行こうとしてる最近の映画にもご出演なので,ちょっと楽しみです。

ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン 

September 07 [Sun], 2008, 20:44
監督;侯孝賢
2007年 フランス

侯孝賢(ラヴ)監督による,先日見た『赤い風船』へのオマージュ作品。
一応 ちょこちょこ 赤い風船も登場・・・。

わたし,侯孝賢監督の『珈琲時光』がダイスキで。
一青っちもコレ見てスキになったようなものなんですけども。
お話はほんとの日常を切り取った感じだから 眠い人には眠いんだけど(笑),
とても映像が柔らかくて 見てて浸れるというか。光の感じがふんわりしてるのかな。
でも 案外人口建造物も綺麗な構図で撮ってたりもするのだけど(そこもツボ)。
今回も例に漏れずそんな雰囲気の映画でした。
そして映像が・・・『夏至』の人だった・・・道理で美しい・・・(爆死)

いろいろ有って少し情緒不安定な人形劇作家の女性と,その息子,
あとそのベビーシッターをしてる中国人留学生を中心に,パリの日常が綴られます。

親子の住んでるうちのインテリアが面白いの。
ごっちゃごちゃなんだけど(笑),なんか色合いといい雰囲気といい落ち着く・・・(爆)

お母さんが 仕事に人間関係にバタバタしてて,
少しテンションの差が激しいんだけど・・・(不安定だから),
でも きちんと周りの人を気遣ってるのにちょっと感動・・・
で 息子ちゃんもね,すごく 時々支えようとしてるのが見えて ちょっと可愛い・・・。
あと 留学生も,子供ちゃんと打ち解けて来てからかなり巧い距離感で見守ってるのが・・・
ちょっといいなぁと思いました。
映画撮ってるのもほんと楽しそう。子供ちゃんもほんとに可愛い。

それにしても 赤い風船・・・『赤い風船』ほど出て来ないし,
何より・・・題名になるほど出没しない(笑),けど,
たまーにひょっこり顔を出しては,子供ちゃんを暖かく見てる・・・感じ?
ちょっとのら猫みたいな感じもしたけれど。

こういう映画見ると,どうも巴里に行きたくなってしまいます・・・。
ソルボンヌ大学付近とか,多分あの有名な地下鉄の入口とか映ってました。
・・・ほんで 外国のパン屋さんってなんであんな美味しそうなんやろね(爆死)

・・・なんかもう プロジェクタで掛けたいがためにDVD買いそうな感じ(爆死)

しかしジュリエット・ビノシュさんの金髪は意外と悪くなかった・・・
というか あの人なんであんなこう・・・違和感ないのかな。うまいのかな。
ダイスキな女優さんです。

まぁ そんな訳で。


ジャージの二人 

September 07 [Sun], 2008, 20:43
監督;中村義洋
2008年 日本

これがものすごくゆるーく愉快な話。
無職の息子と,グラビアカメラマンの父が,避暑にやって来た山荘で数日暮すお話。
お互いいろいろ有るんだけど,なんかね 見てて微笑ましい。
ちょっと他人行儀に見えて,喋り方も空気感もノリもやっぱり似てる。親子だ。
父が買い物リスト作ってる時のお菓子のリクエストなんか,
あの親子じゃないと成り立たないと思う(爆笑)
ただ ちゃんとそれなりに会話に入れてる奥さんも なんかこう 息子の嫁なんやろね(違)

とりあえず,ジャージに爆笑・・・お母さんのコレクションって・・・(爆笑)
やって来る人が《寒い》と呟くとすかさず着せようとする父が笑える・・・
天気予報見ては東京より涼しいと(有り得ない温度差やねんコレが)
ガッツポーズ(!!!)する親子(と友人)・・・(爆笑)

あとはなんとも不思議なご近所さん(?)に女子高生(理由が解るまでがアヤシイ),
安いからノリで買いまくった上にやたらと貰うトマト(爆笑),
ジャージに熊手,片手にスーパーの袋で もう歩いてるだけで笑えて来る息子(酷),
迷ってイノシシに怯えたところでスーパーマンのように現れる父(爆),
そして・・・よもや人数が変わろうとは予想だにしませんでした(爆死)。

・・・とにかくもうノリが絶妙。
もう少し間延びしてたら多分眠くなるんだけど,本当に可笑しくて止まらない。

すごく好きだなと思ってたら,監督さんの前作がまたしても好きな作品だった(『ルート225』)。
雰囲気とは滲み出てくるものなのですね。というか笑いの感じが同じやった気がするのよ。
ちょっと絶望的・悲観的な雰囲気の中で,ついついやってしまう 的な笑いがちりばめられてた。
そういうオカシミって,決して自分を元気付けるためじゃなくて,
なんだろう 何処か飄々とした見方も忘れてないのかな,そういうのすき。

ただね,奥さんはちょっと酷い人だと思ってしまいました。
それでもやっぱり息子は好きなんだろうか。なんだか切ない・・・。

原作が気になるようで,でも・・・
ジャージが視覚化されてる物を見ちゃったから適わない様な気がして.ちょっと悩み中です。
まぁ また気が向いたらねってことで。


闇の子供たち 

September 07 [Sun], 2008, 20:42
監督;阪本順治
2008年 日本

ひとりだと打ちのめされてへっこみそうなので誰か探していたところ,
急遽参戦してくれたSちゃんに感謝。同感だったらしいです流石(笑)。

タイの子供たちの闇ルートを使った臓器提供や人身売買と,
それを追う駐タイ(?)新聞記者さんやNGO団体の女の子のお話。

ものすごく怖い映像なんじゃないかと最初からブルブルしてたんですが,
意外と直接的じゃなかったのでほっとしました。

そういえば 最初予告編がないと係りの方が仰ったのに,
《NO MORE映画泥棒》のCM(?)だけは流れたよ・・・あれ見ると笑ってしまう(笑)

なんかねぇ・・・なんといっていいのか。つらい・・・。
みんなギリギリで生きてたり,可能性にかけたりしてて,
でもその結果として子供たちに皺寄せが行ってしまうのかなぁ・・・
社会的にも弱者なのにね・・・少なくとも いろいろと酷かったです・・・

そして・・・子供が大人になって,結局同じことの手伝いをしてるのが悲しい。
救われた子供は正反対のことをしてるのに・・・

新聞記者さんたちは置いといて,
途中で出て来る日本人のご夫婦の仰ることも辛かった。
だけど それに反発するNGOの子・・・もさぁ・・・うーん・・・
青さゆえの反論なのか,世間知らずなだけなのか・・・痛い・・・

ただ この映画の話を有りのまま信じてしまうのも少し違う気がして,
うん なんかそれってちょっと危険な気がするのね・・・
ドキュメンタリって云う訳でもないみたいだしね
(ドキュメンタリであれ丸々信用出来る訳じゃなし)

で なんだか微妙にもんやりしてます・・・


あと 贖罪だったのかなー・・・と思いました。

因みに たまーに出て来る(後半はちょっと多め)ツマブキくんの着てるTシャツが,
よく見ると 非常に面白くて困りました(爆死)。

それから『カメレオン』撮った人と同じ作品っていうのが驚きですね。
あの藤原竜也主演のやつです。見てないけど。
あ 闇社会って点では同じなのかな。そうかも。

途中で挿入される,タイの緩やかな自然の風景と美しい月明かりが,
過酷な現実とあまりにも対照的でした。


まぁ そんな感じ。



赤い風船/白い馬 

September 07 [Sun], 2008, 20:42

監督;パスカル・ラモリス
1956年,1952年 フランス

早起きして見て来ました。
《風船と少年の友情》というキャッチコピィから
《ありえない》と散々某氏から馬鹿にされてたんですが,
凄いよ。立ち見出てましたよ。侮れないよコレ。馬鹿にすんなよー。
昔の映画のデジタルリマスターなので 何故か年齢層もちょっと高い。

ほんで内容・・・

『白い馬』は野生の白い馬と少年のお話。
野生の馬の群れを捕まえるべく執拗に追い回す馬飼いたち。
その群れの中の長でもある誇り高い白馬。
白馬に惹かれた少年は 彼を守ろうとするのですが,
最初はなかなか寄り付いてくれません。
で,遂に通じ合えたと思ったら,馬飼いたちがやって来たので逃げ去ってしまいます。
そんな白馬を少年は諦めず,手当てをしたり助けに行ったり・・・
最後が少し悲しいかなぁ。
とにかく映像と馬が綺麗・・・少年も可愛い。というかたくましいです。

『赤い風船』は・・・少年と風船のお話。
ある日少年が登校途中に赤い風船を発見。
ところが風船の所為でバスに乗れずに学校まで走ったり,
下校時間まで学校の近所の小父ちゃんに預けたり・・・
そんなこんなで風船を連れておうちに帰るのですが,
今度はお母さんに窓から放されてしまいます。
でも窓の外には風船が留まってくれてて,
なんともちょっと不思議な友達・・・?可愛い。
で,少年と風船はいつも一緒に出かけるようになるのですが,
周りの子供たちがやっかみ始め・・・

風船の動きを見てるとほんとに人間の仕草に見えてくる。
悪戯を仕掛けてくる子供たちをひょいひょいかわすあたりがコミカル。
ラストシーンが可愛くて,ほんとに印象的。どうやって撮ってるんやろ。

ただ 両方ともなんかこう・・・深い。
根底に有るテーマが結構ジーンと来ます。
人間とそれ以外の共生,というか。やっぱりここじゃ無理なのかなぁって。
同じ人間同士ですらままならないもんね・・・。

『赤い風船』の方は写真絵本と あと
いわさきちひろさん画の絵本があるそうで,ちょっと気になる。
写真絵本の方は多分前に恵文社さんで見た気がする。うん。




ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝 

September 07 [Sun], 2008, 20:39
監督;ロブ・コーエン
2008年 アメリカ

今日1日お休みの父と共に,見たがっていた母のお付き合い。

予告編見たんだけど『レッド・クリフ』がめっちゃ見たい・・・。
金城武氏の孔明もさることながら 梁朝偉氏の周瑜がもう素敵過ぎる・・・。
原作のイメージでは線の細い美男子な感じがするけど,梁朝偉だからもういいです(え?)

それはさておき,相変わらずミイラ・・・
ちゃんと劇場で見たのは初めてです。
インディには適わないし・・・二番煎じだと思ってたので。
インディより全てにおいてコメディチックかなぁという印象。
このタイミングで封切って云うのは,五輪意識なのかインディ乗っかりなのか。
気になるねぇと云う話を以前某氏ともしていたような。

今回は舞台が中国なので,兵馬俑が動く・・・青銅の皇帝像も動く・・・
有り得なさ過ぎて可笑しい。面白い。感動って云うよりは笑える。
映像効果が綺麗で見てて面白かったです。

この映画のご夫婦は なんだか好きだなぁ。
いつまでもラヴラヴで 少し憧れます。
あと 駄目人間のお兄ちゃん・・・今回も駄目っぷり発揮・・・(爆死)

エンドロールのアニメが意表をついて・・・
あまりにも美しく,且つドツボだったので満足・・・見に行ってよかった・・・
暖色系グラデーションの上に,
水墨画テイストで描かれた映画ダイジェストシーンが流れる・・・
こっそり《プロデューサー》等の中国語が篆刻で添えられてたのも可愛い。
こういうのダイスキ。ほんまにいいもの見ました。

因みに冒頭で刑罰めいたシーンが有りました・・・
車裂 かなぁ あれ・・・四肢を馬に引っ張られるやつ・・・施行後写らなくて一安心・・・
あー・・・某だんだんの授業を思い出したよ・・・(ブルブル)