スロウ 

2004年08月12日(木) 21時10分
眠りは妨げられ 頬にかかる息を知って 時を止めてた
柔らかに折れた腕絡めてみた

遠く離れてくようで無理に語りかけてみて 答えを待ってた
聞こえていた歌 重ねてみたりして

素晴らしき迷路に舞うメッセージ 見とれては消えた

巡り合うたびに溺れて 見失うたびに胸焦がしてた
願いは波に揺られて まだ見えない明日へ 何も変わらない朝へ

流れ落ちるはやさで 追いつけないわけを知って 深く染まっていく
あざやかに見えた で 何を失くした?

虚しく愛を謳ったってバカにしていられた

探りあうたびに汚れて 「誰かのために」と言い聞かせてた
迷いは波に委ねて 何を犠牲にしても 心が傷つかぬように

素晴らしき迷路に舞うメッセージ もつれては消えた

巡り合うたびに溺れて 見失うたびに 胸 焦がしてた
この身は波に委ねて 何を犠牲にしても
探りあうたびに汚れて 「誰かのために」と言い聞かせてた
まだ見えない 追いつけない明日へ

ふるびたジョーカー 

2004年08月12日(木) 21時02分
なんだか昔話なんかして、お互いの弱さ曝け出して、
私は古びたジョーカーを使った。
墓場まで持っていくはずだったあのこと。

聞いてしまったあなたは苦しげに強い抱擁をした。
どうしていいかわからないと言うように。
男はなぁ、そういうの、けっこう精神的に、くるんだ。
途切れ気味に言った。
欲情したその身体は、はちきれそうになっていた。

君が泣くとき 

2004年08月12日(木) 20時56分
苦しいの?淋しいの?怖いの?
なにを聞かれても大丈夫だとしか答えない私に困り果てて、
困り果てた声で、翔子、と呼びながら私を強く抱きしめた。

泣いていたかもしれない。

理由を言える訳が無いのに。言っていいはずがないのに。
私は口を割った。
愛着のある人がいなくなってしまうので淋しい、と。

「うーん、悔しいけど、でもかなり長い間ずっと居た訳だから、そうだよな、
俺とは違う好きの感情がたくさんあるんだろうし」

あんまりやさしいから。今度は激しく泣いてしまったんだ。

ノックの和音 

2004年08月12日(木) 20時47分
トイレで息をつめて泣く私を心配して、あの人はドアをノックした。
ショコ、翔子、だいじょうぶ?
私は鼻を噛んで水を流す音にまぎれて、まぎれようとした。
大丈夫だとドアを開けながら無理に笑った。

死にゆくラクダ 

2004年08月12日(木) 20時40分
火曜の夜、あの人の部屋で。生春巻きを食べて小林健太郎のビデオを見て、
キューバリバーとピニャ・コラーダを飲んで。GRAPEVINEを聴いて。
最高に幸せだったはずなのに、ふいに、おととい別れた彼氏のことを思い出した。

いつかふたりで見た、毛が剥がれ落ちた死に行くラクダ。

ベンチに座って何も言わず、胸を痛めてそれを見ていたことを突然思い出して、
トイレでひどく泣いた。
今朝も彼はいつも通り、仕事に行くため玄関のドアを閉めた。
私たちの部屋からまるで出て行こうとするようだった。
暖かい腕を失った。
甘えられないのだ。

あの人の隣で、ごめんなさい、別れた彼氏を思い出して泣いた。
あんまりに馴染んだ、大きな身体を。

別れ話 

2004年08月10日(火) 10時36分
彼氏に「別れて」と言った。出ていって、と。
大きくて暖かい身体を失うことがつらい。
一番安心して甘えられる相手であることも確かだけど、
この先ずっと一緒にやっていけるはずがないんだった。

バランスが崩れないことをひたすらに願う。

夏の夜の夢 

2004年08月10日(火) 10時32分
最後の柳、感嘆の声をあげて手をつないだ。
きえないで花火。
流星に見立て願いを何度も唱えて瞼を閉じた。

甘いみずうみ 

2004年07月31日(土) 20時07分
甘ったるい湖のような、おぼれるほどのやさしさをいくらだって注げる。
人生で「愛してる」と言ってくれる人なんて、そうそう居ないのよ。

挑発 

2004年07月30日(金) 20時30分
電車の中でわざと、あの駅の北側をまっすぐな目で見つめた。
あなたは簡単に釣れた。
大きな手が腕をがっしり掴んで睨んだ。
俺だって人並みに嫉妬するんだよって低い声で、言った。

くちずさんだ歌 

2004年07月30日(金) 18時48分
もし私が必要なら、呼んで。
どこにいたって平気だよ。
どんなに遠くてもね、安心して。
ただ私の名前を呼んで。
急いで行くから、安心して。

だって、どんな山も高すぎない。
どんな谷だって川だって越えてゆける、
私をあなたから引き離すものなんて、ないよ。

思い出して、あなたを自由にした日を。
いつだって頼っていいよって言ったでしょう。
あれから誓ったんだ、私が必要なときにはきっと駆けつけると。
どんな手を使ってでもね。

風や雨、冷たい冬も私を止められない。
あなたがゴールだもの。
困ったときはいつだって一言でかけつけるよ。

愛が生きてる。
どんなに離れてたって、助けの手が必要なら
急いでいくから、全身全霊で。

だって知らないの?
どんな山も高すぎない。
どんな谷だって川だって越えてゆける、
私をあなたから引き離すものなんて、ないよ。ないんだから。

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