野菜が煮える

January 16 [Fri], 2009, 10:50
女子部屋は玄関側なので、窓から駐車場や天体望遠鏡のドームが見える。森がざわざわと揺れ、木洩れ日が地面を照らしている。早速今夜にも観測できそう。早く夜にならないかしら。

今日の夕飯当番を決めるじゃんけん大棗で、美晴は一番最初に負けてしまった。

 更に智ちん先輩と小竹くんが当番に決まり、金山さんからうやうやしくエプロンを渡される。「なんで負けた人が作る係なの?おかしくない?」そう言いながらメニュー表を眺める美晴。作るのはカレーライスとマカロニサラダ。さすがにあたしでも作れるメニューだわ。「早めに当番になった方が楽じゃない?」司く
胖大海んが、慰めのように付け足しながら笑った。

「あたしも皮むきとか手伝おうか?暇だし・・・」

 智ちん先輩たちに何やら指示を出している美晴に声を掛ける。

「いいよ、こういうのはなあなあでやっちゃうと後からトラブったりするんだから・・・智ちん先輩?8合ですよ?」

 美晴のぴしりとした一言に、智ちん先輩が慌てて手を止め胖大海蟻力神る。「あれ・・・?多かった?」智ちん先輩が手にしているカップには、お米が山盛りになっている。

「カップにすり切りですってば・・・習わなかったんですか?」美晴はカップを取り上げて袋に戻した。「これじゃ正しく量れませんよ。もうひとつボウル持って来てください」「え〜?そんな固いこと言わずにさぁ・・・」

「固いとかじゃないんです!」なんだか必要以上に忙しそう・・・でも手伝うな、って言われちゃったし、邪魔にならないように食堂を出る。「時間あるならお風呂入っちゃえば?後から混むよ」

 ホールをうろうろしていたあたしを見て、司くんが言「左の方、小さなバスタブがついているんだけど、順番待ちになるとしばらく使えないし」 気分的にはまだ早い時間だけど・・・

「そうですね・・・じゃあお風呂入って来ます」司くんが『バスタブ』って言うから普通のお風呂だと思ってたの曲美に、実は小さな温泉になっていた。

 確かにこれは混むわよね。換気扇を回す代わりに窓を開けて風を通すと、セミの声も一緒に入って来る。

 窓の外ではまだ午後の陽射しに木々が輝いていた。「なんだか贅沢な気分ね・・・」

 お湯に浸かりながらあたしはつぶやく。こんな所に住めたら・・・毎日何回もお風呂に入ってしまいそうね。

ホールの方が何やら騒がしい。湯上りの髪を拭きながら荷物をまとめMaxMan(MMCII代)ペニス増大、ドアを開けると同時に歓声が上がる。

「坂下くんの勝ち!これで3連勝ね!」金山さんが笑いながら叫んだ。ホールにはいつの間にか卓球台が広げられていた。

 向かい合う司くんと坂下先輩。手にしてるのは・・・何故かスリッパ。「ラケット、なかったんですか?」金山さんに訊くと、笑いながら首を振った。「あるわよ。でもそれじゃ普通でつまんないでしょ?」

 司くんが苦笑しながら付け足す「普通の卓球なら、僕もそこそこ勝てるんだけどね。それじゃ駄目らしいんだ」

「そう・・・なんですか・・・」

 何が駄目なのかわからないけど。さやかさ男宝んもやってみるといいよ。意外と面白い」
坂下先輩がにこやかに誘ってくれるけど・・・できれば観客の方がいいわ。

 野菜が煮える匂いが漂って来たので、金山さんたちの歓声を後にして食堂の様子を見に行く。「美晴ぅ?どう?」
声を掛けると、テーブルに突っ伏していた美晴が起き上がってこっちを見た。

「まさかお米の量り方から教えることになるとは思わなかったわ・・・」
「でも智ちん先輩って、去年も合宿日本秀身堂救急箱に出てるわよねぇ?」
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