2007/8/27 バネパ→ナガルコット

July 16 [Thu], 2015, 21:38
あー寒い。
ホットシャワーが付いてるって言ってたのに水しか出ない。

まあ、水シャワーには慣れているから別にいいんだけども。


***
今日でバネパでのワークキャンプは終了して、解散になった。
朝起きて、パッキングして、簡単な解散式をしてキャンプハウスを後にした。

サヨナラのプレゼント、ほんとうにあげたい人にしか用意してなくて(つまり、アニタとイサとクスミタの分なんだけど)
喧嘩とかになったらどうしようかとか考えていたんだけど、
今日、見送りに来てくれたのはこの3人だけだったの。

奇跡っていうかそんな大したもんじゃないかもだけど、
やっぱりお互いに想いの強さっていうのは、分かってしまうものなのかもね。

アニタにもう会えないのは寂しいな。

気が強くて仕切り屋のアニタ。
小さな体でパワフルに頑張っていて、
私が他のこどもにカメラ取られたりして困っていると、眉毛をつり上げて取り返してくれたっけ。

おてんばだけどちゃんと場の空気を読める子で、
お祈りの場では私の膝の中でおとなしくしてたな。

また会いたい。覚えていてくれるだろうか。


バネパまでの道、スガールが言った。
「次はいつ来るの」って。

いつも答えに詰まっていたけど、
「多分もう来れない。来年から働くから」
ときっぱり伝えた。

いろんな国で出会いと別れを繰り返し、
敏感になった部分と鈍感になった部分がある。

後者のほうが、多いのかもしれない。



***
以前はワークキャンプ自体にも疑問を感じてた。

わたしたちはボランティアとして来るのに、
結局地元の人がほとんどの仕事をしていて、
私たちが役に立てることなんてほとんどなかったりとか、
形式だけのワークにやりがいを感じられず、不満を漏らす人がいたりとか。

でも今は思う。

たった2週間やそこらのワークで何かを残そうったって難しい話。
自分の中に何かは確かに残るけど、
その土地にも自分の何かを残したいと思うのは、おこがましいように思う。

どうしてわたしはワークキャンプに参加したのか?

それは現地の文化をより知るために、観光よりも働きながら現地の人や他の国の人と生活したほうが得るものが多いと思ったから。
あるいはただの観光よりも良い写真が撮れると思ったから。

それだけ。たったのそれだけ。
全部自分のため。
誰かのためなんかじゃなかった。

昔は自分の考えを言葉にして、理論だてて主張するのが得意だった。
でも今は苦手だ。
正しいものなんて何もないと知ってしまったから。



***
やっぱりわたしは屋根の上が好き。
アジアのバスが好き。
空が見えるのと、風を全身に感じられるのがいい。
気を抜くと落ちてしまいそうな緊張感も悪くない。


バネパからバスでジャガティまで。
そこからバクタプルのカマルビナヤクというバス乗り場まで歩き、ナガルコット行きのバスに乗り換えた。

今日はものすごく快晴。
朝の大雨がうそのよう。

座れる室内でなく、でっかい荷物を背負ってふらつきながら、あえてバスの屋根の上へ。
じりじりと照りつける太陽をじかに浴びながら、ナガルコットへ向かう。

徐々に上がっていく高度と反比例するように、気温はどんどん下がっていく。
約1時間、ゴトゴト揺られながら、山頂の村へ。

尾根道、青空、マリファナの群生。