[untitled] 

2005年02月07日(月) 1時36分
久しぶりにあの道を通ったよ
商店街を抜けて一本奥に入った小道
あの時と違って風は冷たかったけど
他は何ひとつ変わってなかった
自転車を二人乗りした坂道
ふざけて遊んだブランコ
初めてキスしたベンチ

いや、嘘だ
何ひとつ変わってないなんて

だって肝心のあなたがいない

[untitled] 

2004年12月18日(土) 11時53分
あの夏の夜風のような
ちょっと湿り気のある甘い匂いは
どこからくるんだろう

香水は苦手だけど
あんな匂いの香水なら欲しい

あなたに抱きしめられたときも
同じ匂いがした

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2004年11月07日(日) 23時22分
好きよ
好きよ
あなたが好きよ

何回言ったら気付いてくれる?

[untitled] 

2004年08月26日(木) 4時04分
どうしたらいいのか分からなくて
それでも無意識のうちに
あなたの肩に手を回していた


目を閉じる
ムスクの甘さの混じった煙草の匂い
煙草は嫌いだったけど
この匂いは妙に落ち着いた


[untitled] 

2004年08月25日(水) 2時07分
「しばらく会えないから
俺のこと忘れないように」って
あなたはいつもより
深くて長いキスをした


本当に忘れられないキスだったから
逆にあなたのことが恋しくなってしまう


早く 会いたいな

[untitled] 

2004年05月01日(土) 4時19分
私はもうすっかり
きみに依存している


きみはとても楽しいから
早くきみに会いたいと思う
きみがいるとほっとするから
いつもきみの近くにいたいと思う
そして
きみの一番になりたいと思う


完全にきみに頼りきってる自分が情けない
ごめんね
でもきみは本当にステキなんだもの

[untitled] 

2004年04月27日(火) 5時09分
きみと初めて行った海は
真夜中の暗くて黒い海だった


真夜中に海に行くのは初めてだった
何でよりによってきみと行くときだったんだろう
一緒に海に行くときは
よく晴れて水面がきらきら光ってるときにしようと思ってたのに


予想以上に真っ暗で
少し怖かったけど
満天の星を無邪気に数えてみたり
灯台の光をぼーっと見つめてみたり
顔が見えない分手を握ってお互いを確認したり
実は結構楽しかったんだ


真っ暗で少し怖くて
それ以上に楽しくて
きみが一緒にいる
それが僕の中での「真夜中の海」っていうもの全てになった


うれしいんだ
きみと一緒に海に行けたことが
きみと「はじめて」を共有できたことが


これからもずっとずっと
真夜中の海のなかには
きみがいるんだ


きみが僕のスタンダードになったんだ

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2004年04月23日(金) 3時07分
きみの住む街で
当たり前のように缶コーヒーを買って
当たり前のように駅前のコンビニで立ち読みをして
当たり前のようにぶらぶらしていたい


きみはまたきっと鼻で笑いとばすだろうけど
きっとすごく楽しいと思うんだ

[untitled] 

2004年04月13日(火) 4時34分
小学校のとき
1年生だっけか
2年生だっけか
とにかくどっちかのときに
クラス全員でチューリップを植えた

1人ずつ鉢と球根をもらって
それぞれ1本のチューリップを育てるのだ

「いっしょうけんめいお世話をすれば
赤くてかわいいお花が咲きますよ」
先生が言った

それからしばらくして
花が咲いた

仲良しのあの子のも
隣の席のあの子のも
いつも掃除をさぼるあいつのも
先生が言ったとおり
赤い花が咲いた

でも何故か
私のだけ白い花が咲いた

いっせいに咲いた34本の
赤いチューリップの中で
1本だけの白いチューリップは
明らかに場違いに見えた
そして嫌でも目立って見えた

「みんな赤の球根を買ったはずなのに
おかしいわねえ」と
先生も不思議そうな顔をした

「何で私のだけ」
すごく悲しくて悔しくなって
その日の宿題の観察日記は
赤いチューリップを描いた
本当は白なのに
赤いチューリップを描いた
赤いクレパスでしっかり塗った
クレパスが折れるほど
力を込めてしっかり塗った

次の日学校へ行ったら
チューリップはみんな赤かった
数を数えたら34本しかなかった
1本あるはずの白いチューリップは
どこにもなかった

学校内を探したけど
どこにも見当たらず
いろんな人に聞いたけど
何もわからず
白いチューリップは消えてしまった

わざと赤いチューリップを描いたから
怒ってどっか行ったのかな
白いチューリップを喜んでくれるところを
探しに行ったのかな

次の日の観察日記は
白いチューリップを描いたけど
何も起こらなかった
34本の赤いチューリップが
ただ同じように咲いていた

[untitled] 

2004年04月13日(火) 4時05分
ずっとずっと
きみのことを待ってたんだよ
きみだけじゃない
みんなのことも待ってた

電話もかけた
大声で呼んだ
でも誰もこなかった

ずっと待ってた
ドアの前で
でもドアを開ける人はいなかった

待って待って待ち続けて
ものすごく疲れたし
お腹もすいたし
外に出ることにした


あれ


おかしい


あかないよ


何で


どうして






そうだ
内側から鍵をかけたんだ

でもいつ
どうして
鍵をかけたんだ
それに鍵は
どこにやったんだ


思い出せない

思い出せない

思い出せない

わからない


とにかくわかるのは
誰も来ない
どこにも行けない
ずっとひとりきりだってことだ
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